東方影対録 ~Memory of the Opposite Story 作:zakky
-[反転郷]永遠亭跡地前/空中-
スペル
神弓「ミスティルテイン」
放たれた枝は途中で矢へと形を変え
霊夢へと向かっていった
その矢は霊夢の右肩に命中した
[霊夢]
「!?」
[ルナク]
「この矢は攻撃を与える事が出来ない相手に攻撃を通す
そういう力を持つ神器だ
これで無想転生は無敵じゃ無くなったぞ?」
[霊夢]
スペル
夢符「二重結界」
[ルナク]
「...対策されちゃった
なんで障壁は無効化出来ないってしってるの」
[霊夢]
「感」
[ルナク]
「あー...
まあいいや」
距離を詰め霊夢に掴みかかった
[ルナク]
スペル
結界「属性結界・樹」
霊夢の攻撃が近づくルナクに集中し
ルナク結界から凄まじい音が響き始めた
[ルナク]
スペル
「
霊夢の結界を割り肩に刺さった矢を掴んだ
[ルナク]
「霊夢!よく聞け!!
お前がしてる事は」
-永遠亭跡地前/地上-(少し前)
[早苗]
「どうしたんですか?」
[魔理沙]
「あのエネルギーの塊なんだが
見た感じ逃げてくエネルギーが莫大なんだよな
[咲夜]
「と言うと?」
[魔理沙]
「例えばルナクが100のエネルギーを
毎秒注いでるとしよう
でもあの塊は毎秒99のエネルギーを放出しちゃってるんだ
つまり実際のチャージ速度は毎秒1
実際は桁が違うと思うがな
そして次に、あいつは今死ぬ事が出来る
もう分かるな」
[妖夢]
「でもルナクは妖精の血統を持ってますよね
だったら殺せないのでは?」
[魔理沙]
「1回休みがある
あいつの場合数秒で戻るだろうが
10秒で1000エネルギーをロスする
つまり1000秒間戻せる訳だ
さらに言うとチャージにアウトプットの
ほとんどを使ってるみたいで
大技を出すのは避けたいはずだ」
[早苗]
「最後の特異点の魔人を攻略するみたいですね」
[魔理沙]
「...ゲームとやらは分かんないが、
目標はリスキル祭りだ
方法は任せる」
[咲夜]
「作戦...なのかしら...」
-永遠亭跡地前/空中-
[霊夢&ルナク]
「...」
[魔理沙]
「霊夢!!」
霊夢に刺さった矢をルナクが掴んでいた
[ルナク]
「霊夢!よく聞け!!
お前がやっている事は
幻想郷を破滅させる行為だ!」
[魔理沙]
「は?」
[ルナク]
「言っただろ!
これが失敗したら太陽系は無かったことにされる
即ち幻想郷を殺す事になるんだぞ!!」
霊夢の攻撃が止み、無想転生が解除された
[魔理沙]
「騙されるな!!
コイツは紫を殺したんだぞ!!」
[ルナク]
「アイツは記憶を消さなくても
太陽系を消そうとする奴を倒せばいいと引かなかったんだ
他の妖怪賢者全員もだ、
そんな事できるわけが無い、なのに!!」
[魔理沙]
「幻想郷全員でやれば...」
[ルナク]
「無理だ!!
俺を見るだけで殺す事が出来たとしても
瞬殺されるぞ!」
[霊夢]
「...」