日付が変わって3時間ほど、寝てから4時間ほどたったころ私は目を覚ました。
(トイレ・・・昨日寝る前に超行くの忘れてました・・・行ってれば超こんな時間に起きることもなかったでしょうに...朝までぐっすり寝てたかったです...)
そう思いながら寝ぼけ眼のままトイレへとのっそりと移動した。
(ふぃー スッキリしますねー ・・・でもこんな時間から寝て明日起きれるでしょうか...?・・・いやまあ最上が起こしてくれますか)
案外彼のことを信用してるなーなんて思いながら、ふと彼の寝顔を見てみたくなった。
(最上の寝顔を撮っておけばちょっとしたときに反撃だったりいじったりするときのための超弱みになりますね よし、間抜け顔をこの私が超とっておいてあげましょう)
そう思いながら彼が変えておいてくれたのであろう温水の洗面台の水で手を洗って撮影用のケータイを持ってから彼の姿を探し始めた。
(あれー?超おかしいですね?ソファに寝てるもんだとばっかり・・・じゃあどこに寝てるんでしょう... まったく、超寒くて超早く寝たいのにこんなとこで超手を煩わすとか超使用人?失格です)
彼の職業はいったい何になるのだろうと考えながら、妙におびえていた彼をその恐怖感のまま連れ去ってここに彼を連れてきた私は携帯の明かりで彼の姿を探し始めた。
(んー?好きなところで寝ていいとはいいましたけれど、いざ場所がわからないとなると超面倒ですね...こんなことならソファに寝ろと命令するべきでしたね... どうせ超最上のことですし私が座っていたソファに横になるのは...とか考えたんでしょうけど)
しっかり考えればわかることだったな、と彼の単純さと気弱さを再認識しながらキッチンまで見てみると、壁にもたれながら寒そうに寝ていた彼を見つけた。
(超何してるんですかって感じです... 餓死の次は凍死チャレンジですかこのバカは...といってもあまりの毛布とか超ないんですよね 私も超寒いですし... リビングのソファに移動させてエアコンつけておいてあげるぐらいはしてあげますか 死なれたら困りますし)
面倒くさいと思いながら彼をわざわざ運び、つけるとすぐに部屋を暖かくし始めた学園都市製エアコンに頼もしさすら感じ始めると当初の目的を思い出した。
(おっと、寝顔...というか本当によく寝てますね... あんな場所で超寝ていたとは思えないほど超安らかというか・・・こんな面倒かけられなければ可愛らしいとすら思うほどのものなんですけどね...)
携帯を横に縦にと傾けて、いい感じの写真を撮ることで満足したので移動されても身じろぎ一つしない彼を尻目に寝室に向かうことにした。
(30分も立ってないですけど目が冴えて寝れるか少しだけ心配ですね・・・眠くはあるんですけど...)
数時間前と比べれば遅いが起きた後のこと考えているといつのまにか眠りに落ちていた。
朝はかすかに聞こえてくる何かが焼ける音とほんのりとしたいい匂いに起こされた。
(ほぁ...うぅ...夜起きたときは全然活動できる気がしたのに・・・超眠いです...)
疲れは残っていないが眠気は残っている体をだらだらと動き、寝るとき用の服から着替えて洗面台にいくためにいったん私室を出ると今すぐにでも食べたくなる何かのいいにおいが廊下にも少し漂っていた。
(うぅ...まだ超身支度できてないのに...起きたこと伝えるためにも超顔出したほうがいいんでしょうけど、顔出したら今すぐにでも食べたくなっちゃいそうです...)
わずかに葛藤したのち、いくらなんでも寝ぐせだのなんだのがあるかもしれない状態で顔を見せるのもイヤだしとお腹がすいているのを我慢しながら洗面台に向かった
「ごちそうさまでした。今日も超ありがとうございます・・・でもほんとによかったんですか?これ、あなたの分・・・ですよね?」
彼は先程作っていた料理を準備が終わってリビングに入った私にすぐに出してくれたのだ。
「いえ?自分のじゃないですよ?仕事の時間は知らされてましたし、あの料理が終わったぐらいに起こせば、余裕もてるだろうなーって感じで、起きたらすぐ食べられるようにしておこうと思いまして。」
なるほど、それなら納得だ。出ると伝えた時間の一時間前ぐらいだし確かに丁度いい。
よく考えれば前日に私の分はあるとか言っていたんだから量が多ければ私の分であるほうが普通だろう。
・・・なんだか彼といると頭を使わなくなってきている気がする。
晩御飯はダラダラして待つだけじゃなく多少料理を手伝うことにしよう。
それはそれとして、
(あれ?ということはまさかこの男・・・)
「・・・まさかとは思いますけど朝ごはん、たべてなかったりしますか?」
既に怒られたことをまたやってるんじゃないかと少し呆れた目で彼を見ながら言ってやると、
「それはほんとにまさかですよー 余りものだったんで少なくはありましたけど、ちゃんと食べましたよ? 昼までは持ちます!」
(怒られたことをやらなかっただけでここまで自信満々とは...超能天気です)
ただ、欲を言うなら食べている時に話してくれるだけじゃなくて一緒に食事してほしいと思いながら、朝は忙しくなるかもしれないし別にいいかと自分を納得させた。
「それじゃ私は余裕もって出ていきたいので超確認しておきますけど、ここから出るのは食材を買いに行くための1回だけで、家の中は好きに探索してもらって構いませんし、何を使っても構いません。勿論、あなたの良識を超信じてのことですので勝手すぎる行動を起こしたら超命はないと考えてくださいね?」
「はい!わかりましたー」
(ほんとならPCのパスワードを間違えるとデータ防止用のトラップとかがありますけど、まあ言う必要はないでしょう。)
彼の素性は大体わかった。
彼は置き去りとして学園都市に行きつき、能力開発ののち「必要なし」と判断され、怪しげな研究に参加させられそうになった。
その時に「なにかはわからないが研究に参加させられる」というところで危機感を感じ孤児院のような場所から逃げ出してきた、ちょっとだけ他の人よりいろいろできる一般人といったところだ。
(実際、その判断は超正解でしょうね 参加したら失敗ののちの死か、成功しても私のように暗部に一生縛り付けられるかでしょうし、少し逃げるのが遅れれば実験の詳細を知るものとして追われ続ける、なんてこともあるでしょうし ・・・でも私に拾われなかったら結局野垂れ死にか暗部に超生きていくことになるわけだし・・・本当に幸運でしたね最上は)
まあヘマしたら即バイバイですけど、とさらに頭の中で付け足しながら支度を始めた。
「あっそうだ最上 言い忘れてましたけど買い物のときは超明後日の分ぐらいまで買ってきてくださいね これは追加のお金です」
そう言って玄関まで見送りに来てくれた彼に注文と一緒に私が財布から10万円を差し出すと、彼は引きつった顔をしながら
「・・・まだ全然余っているので多分こんなに使わないですよ?後、なんでそんなに現金持ち歩いてるんですか・・・なくしたら危ないんじゃないですか?」
彼は私の差し出したお金に手を付けないままそう返した。
「そうですか?別に超食事にだけ使えってわけじゃないですから、もらっておいてください それに、あなたも変なのに絡まれたとき用に持っておいたほうが便利ですよ 後、これを持ち歩いているのは仕事で使うことがあるからです なくしたってそれなりに分けてありますから問題ありませんよ?」
とすべて説明してあげると彼は渋々それを受け取った。
「わかりました わざわざありがとうございます しっかりとこの分は返させてもらいます」
「ええ、そうしてください。お昼も期待してますよ?」
靴も履いて立ち上がった私がそう言って彼を見やると、彼は微笑みながら、
「任せてください!あと、いってらっしゃいです!」
といった。
私もそれに合わせて顔に笑みを浮かべながら、
「ええ、いってきます」
と彼に言葉を返した。
「ふぅー やっと着いた」
買い物を終えた最上はマンションへと帰ってきていた。
疲れながらも荷物整理を開始するために扉を開けようとする最上の頭に拳銃が突き付けられた。
「・・・へ?」
最上が手を挙げながら横目で後ろを見るといかにも、といった風貌の黒服にサングラスの男が立っていた。
「貴様、いったい何者だ?あの窒素装甲と生活を共にするとは...」
「・・・うーん」
最上は少し悩んだ後に
「10万上げるので見逃してもらえません?」
と答えた。
私が仕事用に使っている携帯に電話が入った。
(?誰でしょう仕事も超きっちりと終らせたはずなんですけど)
身に覚えのない電話にとりあえず出てみるとこれまた覚えのない声が聞こえてきた。
「お前の同居人を預かった。生きて返してほしかったら・・・「ああそうですか お元気でと伝えてください」は?お」プツッ
(超残念ですね 色々と楽しかったのに)
まあこれも暗部に所属する者の宿命だろうと思いながら自宅の扉を開け、リビングに行くとメモと一人分の料理がラップに包まれて置いてあった。
(なかなか最上も肝が据わってたんですね 一人分ということは連れ去られることがわかってから作ったってことでしょうし)
もう過去形になった彼のことを見直しながらメモを見た。
メモにはこう書いてあった。
(昨日と今日楽しく過ごすことができました。ありがとうございます。)
「だから言ったじゃないですかー無駄だって」
男は訳が分からなかった。
たとえ暗部の人間であっても家に住まわせているということはそれなりの重要性があるということのはずで、いくら後ろ盾がなく、どの世界でも大した価値のない少年でも窒素装甲にとっては紛れもなく必要な人間であるはずで、それを何の戸惑いもなく捨てると窒素装甲のことがまるで分らなかった。
それに加えて、
「そもそも価値が低いってことは代わりがあるってことなんですし、いくらコストが低くってもこんなことやるべきじゃなかったですよー?」
「うるさいっ!!黙ってろっ!!」
さらってきた少年もそれを受け入れるどころか予想していたのだ。
どうせただの出まかせだろうと本人の電話番号をわざわざ情報屋から高い金で入手したのにも関わらずこれだ。
「自分はたまたま昨日拾われて家事役を任されただけの一般人なんですから、それをさらって人質にしたってあの子への宣戦布告ぐらいにしかなりませんよー?理解出来たらこの縄外してもらって逃がしてほしいんですけど」
男の考えが変わらなければ逃げれないことを理解しているからか、半ば生存をあきらめながら最上は説得のような言葉を発しながら考えを巡らせた。
(あの絹旗最愛と会えたのにここで終わるのはイヤだけど、この人拳銃持ってるんだよなー それなりの図体もあるし、喧嘩したこともないような自分がそんなの相手に勝てるわけないよなー・・・あきらめてくれないかなあ...)
「決めた...」
「? はい?なんでしょう?」
逃がしてくれるかもしれない男の決断を聞き逃さないように最上は集中した。
「てめぇぶっ殺してあの不義理女への見せしめにしてやる」
最上は呆れかえりそうになり、
(何考えてんだこの能無し男)
という内心を生存のチャンスを勝ち取るために顔には出さないよう(多少出ているが)さらなる説得の言葉を口にした。
「・・・僕みたいな価値のない人間をさらうようなところに見せしめなんて行われたって面倒だからつぶしておこう程度にしかならないのでは?それに結局、金が目的なのにそんな手間がかかることしてたら赤字どころの話じゃないですよ」
「うるせぇ!てめぇの有効活用法をわざわざアタマひねって考えてやったんださっさと死ね!」
と頭に血が上った男がそういって拳銃に手をかけようとしたその時
バァン!という大きな音と共に金髪に眼鏡のこの男よりは幾分かアタマのよさそうな男が扉を壊して入ってきた。
金髪の男は拳銃に手をかけながら焦ったような顔をしている男に向けてこう言い放った。
「やっぱり失敗したじゃねぇか?アァン?だから様子見りゃいいっつったんだよ俺は」
どうやらこの金髪は男の仲間らしい。
まあこんなところにピンポイントで入ってくる時点でそれ以外に答えはないが。
話を聞いているとこの二人の男は一つのグループを作っていて、他にもメンバーがいるらしい。
金髪の男はおそらく金にならないだろうからとバカっぽい(最上の主観)この男の持ってきた話を切り捨てたらしい。
それをバカっぽい男は怖気づいたと捉え、
「俺がやったら全部金は俺のもんだぞ」
と言わんばかりに飛び出してきたらしい。
最上にとっては運のない話だ。
といっても今までの最上の歩いてきた道とあわせて考えれば揺り戻しが来た、という程度のものと言っていいほど今までが幸運だった。
今拘束されている最上は入ってきた男に今自分の出せる最高のカードを出した。
「10万上げるんで見逃してもらえませんか?」
今まさに口論しあっている二人にとっては燃料になりかねないそれをきいて金髪は、
「・・・なるほど それは戻った後も俺たちを見逃してくれるという条件のもと、という認識でいいんだな?」
と条件を付けたした。
意外に金髪は冷静だったようで、もう片方の男からこの騒動にかかった金額を聞き出ししばし考えると、
「よし、ここはそれで済ますことにさせてもらおう すまなかったな・・・おい!早く縄を解けッ!」
とどうにもプラマイゼロぐらいにはなったようでスムーズに開放してもらえた。
最上は監禁されていた罵り合いの声が聞こえてくる部屋を背にして、
(本当に良かった・・・あまりにもバカすぎてあんなのに殺されたりしたら一生成仏できないよ・・・半分成仏してないようなもんだけど...)
と研究が始まる前に逃げ出した日と同じだけの緊迫感があった先ほどまでを思いながら、今後の処遇を聞くために絹旗のいるであろうマンションに歩いて帰った。
(やはり多少むなしさがありますね・・・)
とやけ食いのような感じで、料理をするのが面倒だからと適当に頼んだピザと彼が気を聞かせてくれたのか外に出してあったお菓子を私は食べていた。
(正直もうお腹に入らなそうな感じが超しますけどむしろ全部はいてしまいたい気分です)
と自分でも女の子らしくないなと思う思考で食べ続けていた。
そんなときふと玄関のチャイムが鳴った。
(今度はなんですか・・・最上に関することだったら憂さ晴らしにぶん殴ってやりましょう...)
と多少イライラしながら備え付けのインターホンを覗くとそこには
「ハア!?何だってんですかァ!?ちょッ今開けます!」
彼が傷一つなく・・・いや頬にちょっとしたかすり傷をつけて立っていたのだ。
私はインターホンの機能を使って扉の前で待ってるのだからすぐ開けに行けばいいだけの彼に一言かけてから玄関にせわしなく駆けていった。
扉を開けると彼は曖昧に笑いながら
「あはは... あーすいません迷惑かけちゃって...」
と謝罪の言葉をかけてきやがったのでとりあえず一発ぶん殴ってやった。
(偽物の可能性も一応考えましたけど、この超バカさ加減は超間違いなく本物ですね... )
「ふぅ... 何してるんですか?早く入って下さい冬真っ只中なんですから超寒いんですけど。」
「ご・・・ゴメン・・・ナサイ・・・」
フラフラな足取りで無理に立とうとするもんだから私はしょうがなく手を差し出した。
「もうっ!ほらっ! 何してるんですか?まったく...」
そうして文句を言いながら私たちはともに家の中へと入っていった。
「はあ・・・なるほど。超良かったですね生きてて。」
私が淡白に言い放つと彼はまたしてもあいまいに笑いながら、
「あははは... ほんとに申し訳ないです...」
といって落ち込む彼の口に冷めたピザを無理やり突っ込みながら、私は言いたいことをいうことにした。
「あなたは間違いなく一般人なんですから多少巻き込まれたことに文句を言っても私は怒りませんよ?・・・それとなんですかあの料理とメモはさっきも言った通りあなたは一般人なんですから、あまり誘拐犯なんかの行動に反して怒りを買ったらどうするつもりだったんですか?私の家の中を血に染めるつもりですか?」
私がそういうとピザを咀嚼し飲み込んだ彼は口元にピザのソースをつけながら、
「文句なんてそんな・・・ありませんよ?変なことになる前に拾ってもらったことに今でも感謝してますから!そっちに関してはやっぱり・・・感謝も伝えずに死ぬのはイヤだったんです 許してください、あとすいませんでした」
どれだけ罵倒しても反撃の言葉が返ってこなさそうな彼に呆れながら、
「もういいですとりあえずまた家事のほうをよろしくお願いしますね」
と最後に残った一切れのピザに見えないところでピザと一緒に届いたタバスコソースをかけてから彼の口にまたも押し付けた。
何の気なしに言葉を口にしようとした彼はピザを食べ終えてから言い出そうと、育ちに対して妙な行儀のよさを発揮したのか噛んだとたんに涙目になりながら悶えていた。ざまあみろ。
「あれ?返事が聞こえてきませんね?このまま最上をここから追い出してやってもいいんですけどねー?まだですかー?」
私が強情なバカにほんの少しの嗜虐心を見せながらもだえ苦しむさまを見ているとやがて何とか落ち着いたのか言葉を発し始めた。
「ハイ・・・ズイマ・・・ゴホッゴホッセンデズ・・・ヴェッフッ家事ジマス・・・ガ八ッ」
・・・言いたいことはわかるがもう少し治ってからでもよかっただろう。
「ほら... これでも飲んで落ち着いてください?」
未だにこっちへの反撃の気配を見せない悶え続ける彼に流石に可哀そうになって近くにあった飲みかけの缶ジュースを渡そうとすると、
「イヤゾレ・・・ギヌ旗ザンの・・・ゲホッ・・・ノメナイ・・デズア゛ッフ」
(このバカは本当に・・・この私が超飲んだものかどうかわからないで渡してると思ってるんでしょうか? あまりバカにしないでほしいですね さっさと飲めこのバカ)
「あなたのツバが超入ったのでもう飲めません どうしても飲まないなら醤油とかをとってきてあげますけど、超どうしますか?」
そう言ってやると流石に背に腹は代えられないといった感じでタバスコ以外のことであらに顔を赤くしながら半分以上余っていたジュースを口に含んだ。
(なまじ何でもやってくれるせいで弱みを握って同時に主導権を握るという私のスタイルが通用しませんね・・・昨日からわかっていたことではありますけど)
ジュースのおかげである程度回復したらしい彼が改めて、
「えっと・・・その・・・さっきも一応言いましたけどもう一度・・・何でもしますのでどうかここにおいてくださいお願いします!」
さっきのタバスコ会話の中にそんなものがあったとは初耳だ。
なんでもする・・・貴方はずっと何でもやってるでしょう、という言葉を飲み込みながら
「ええ勿論!・・・こちらこそ超これからもよろしくお願いしますね?」
と笑みを浮かべて返すとまたも頬を赤くしながら
「はい!ありがとうございます!」
と彼も満面の笑みで返してくれた・・・すぐに咳がぶり返したが...
クリスマスに全部やるわけじゃないし日付を合わせて投稿するわけでもない(言い訳)