接物語   作:貝木

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現実世界では『接物語』と予告された続編が『愚物語』として世に出てしまいました。でもこの創作の世界では『接物語』のままとさせていただきます。(2025年戦物語のあとがきで再度、次は接物語かな。とされましたが、もっとファミリーシーズンぽい感じの題名になって、また騙されると思います)


【4】接物語 -プロローグ- (Bルートの愚物語)

あの貝木ストライドで軽々と神原を凌駕し、不思議の世界に生きる貝木だが、実状を僕はちゃんと知っている。

(あれでさすがに生身でのままでの生還というわけにはいかなかったようだ……)

 

恋物語ラスト、瀕死の貝木を助けた者は――――誰もいませんでした。あっさり死にました。恋物語以降は幽霊としての登場です。

アニメでは貝木の嘘語りに騙されたらしく、山を下りきって道路に出たあたりで攻撃されてるが、あそこに血だまりがあったのでは、後から撫子を背負って下山した僕が発見していたはずなのだが、僕はそんなもの見なかったし、そんな気配もなかった。

入試が終わった後になってから羽川に教えられ、僕は詐欺師、貝木泥舟の本当の顛末を知った。

 

実際は以前の尾行のこともあり、下山中の待ち伏せを危惧した貝木が、通常ルートを避けて下山したはずが、それを扇ちゃんに見抜かれ、彼女に操られた中学生に襲われたのだ。それで僕に発見されなかったのだ。貝木の上には無情にも雪が降り積もり、春になって探しに出た羽川が変わり果てた彼を発見したが、貝木は「待ちくたびれたぜ」などというふざけた言葉を発し、「ブラック羽川になって肩を貸してくれないか?」「強引にあの世に行かず留まったので、パワーも足りず、頭をずいぶんひどく殴られて、思うように体を動かせない。」とのことだった。

そんな状態で常時エナジードレイン発動型のブラック羽川と接触したら昇天してしまいそうなものだが、貝木はドレイン返しのお札を、所持しないほどの素人ではないということで、その場で元気な姿に戻ったということで、まあ、さすがと言っておこう。

 

羽川は世界中のNGOを知るにつれ、その長所と短所を目のあたりにし、怪異現象も扱える人助けのNGOを模索していたのだ。

忍野は筋金入りの風来坊で、一か所に留まることはない。

貝木のピンチは結果的に、羽川の模索の助けになったようだ。

 

花物語で神原にゴーストバスターの名刺を出しペンで修正していた貝木だが、

今は、羽川の仕事にもときどき関わるようになったと聞いている。

 

高校3年生の時、忍野を探しながら世界中回ったこともあり、春に旅立った羽川は初夏、帰国した。そして、卒業した高校が所在する市に、事務所兼自宅を借りたが、まだ、正式には活動していないようだ、活動資金が羽川のバイト的なものしかないからだろう。一般常識的なバイトとは違う気がするので、僕は詳しく聞いていない、その辺はまだなぞに包まれた彼女なのだった。

 

知らないこと以外、なんでも知っていて、その気になれば、ジェット戦闘機も手配してしまうほどの羽川だが、得意分野は貝木と、全く違うと言っていいのだろう。貝木が動くしかない状況もあるらしい。

貝木の出動が必要になった時には、多少の金銭の動きはあるようなのだが、必要経費ほどしか受け取らないのは貝木らしくないと言えるだろう。

 

正式なメンバーではないが、僕は頼まれなくても動くし、斧乃木ちゃんも本来の監視の目的から逸脱しない範囲なら、僕が頼めば助けてくれる。そんな状況で羽川の模索は続いていてた。

八九寺神の能力はまだ不明なので、頼めば何とかしてくれるかもしれないくらいに思っていたのだが、まさかあんなことに………………という事態はまだだいぶ先のことになる。

 

 





※2015年7月6日
アニメ憑物語放送終了あたりから、今年の7月7日には何か発表がとの憶測が飛んでおります。
いよいよ明日です。楽しみ。

※2015年7月7日
なにかセレモニー的なものを、うっかり期待してしまったのですが、15時50分時点では尾石さんの短冊の写真だけです……
金色の短冊に「激闘中」……アア……傷……

※2015年7月8日
ファイナルシーズン「終物語」のTVアニメ化が決定!2015年10月より放送開始予定!です。

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