将棋の世界に身をおく俺がいるのはまちがっている。 作:Sオメガ
何かと至らぬ点がございますが、よろしくお願いいたします。
誤字脱字、文の間違い等を指摘して貰えたら嬉しいです。
「弟子にしてください!!!」
目の前の彼女は綺麗なお辞儀をきめた。
本当に美しい。彼女ほどの美人がお辞儀をすると普通の人間とはここまで違うのかと
思い知らされた。
ただ腰を90度に折りながら手を出して言うのはやめて欲しい。
だって告白してるように見えちゃうじゃん?
いや、ね?俺だって男の子だからこんな美人さんに告白されたら嬉しいよ?うん。
でもね、こんな公衆の面前ってないと思うんだー
ほらー。美人さんがこんなことするから注目集めちゃってるよ。
うん。何でこうなったのだろう。
一回振り返ってみよう。
…
……
………
桜が咲き乱れ、春の気持ちの良いポカポカとした太陽の光で思わずウトウトしてしまいそうになる。そんなある日、俺は国語教師である平塚先生に呼び出されていた。
「比企谷…君が呼び出された理由は何故だかわかるかね?」
「いえ…分かりかねますが」
「じゃあこれを読んでみたまえ」
『高校生活を振り返って』
俺の高校生活の殆どは将棋である。
比企谷 八幡
「何か問題でも?」
「何か問題でも?じゃない!!!逆に何故これに問題がないと思える!?」
「そこに書いたように将棋が全てなんで書くことがないんですよ」
「じゃあその将棋について書けば良いじゃないか。確かに君はプロでしかも史上五人目の中学生プロ棋士だ。
仕事も忙しいのだろう。君はあれか?将棋界にも友達がいなく、思いでもないのか?」
「友達と言えるのかは分かりませんが、仲良くさせてもらっている人達は何人かいますよ」
「じゃあその人達との事を書いてこい。再提出だ」
「分かりました」
「全く関係ない話なのだが、君は学校に友達はいるか?」
「……いませんが……」
「そこで提案なのだが、学校でも友達と言える存在は作るべきだ。だから比企谷、私が顧問をしている部活に入らないか?」
「確かにそうですが、生憎俺は仕事があるんで…」
「ああ。勿論そこについては分かっている。比企谷が仕事の日には休んで良いし、部活中の勉強も許可しよう。
パソコンが必要なら持ってきても良い。それに内申的にもプラスになるぞ。君は仕事上学校を欠席することが多いのだから重要だろう?」
「取り敢えず今日は仮入部で、実際行ってみて決めます」
そうだ。ここであんな事を言わずに帰っていれば…
まあ、もう少し考えてみよう。
「そうかそうか!では、ついてきたまえ」
平塚先生と共に職員室を出て、その部活へと行く。
「所で、どんな部活なんですか?」
「行ってみてからのお楽しみだ」
そして部室と思われる部屋に着いた。
平塚先生がドアを開ける。あの人ノックもせずに開けやがった。
「先生、ドアを開ける時はノックを、と言ったはずですが」
「まあまあ、気にするな雪ノ下」
雪ノ下?ということは雪ノ下雪乃かよ。あの自称才色兼備の完璧美少女かよ。
スッゲー冷たそうだなー。
とか思っていたが、
「雪ノ下、今日は入部希望者を連れてきた。入って来てくれ」
「先生、おれは入部希望者じゃなくて仮入部しにきたんです。今日行ってみて決めるって言ったじゃないですか」
「まあまあ、細かいことは気にするな」
全然細かくないと思うんだけどなー
「ひっひっひっひらつか先生…そっそこにいっいららっしゃるのはもっももしかしてひっひ比企谷ろっろ六段ですか?」
「ん?君は比企谷の事を知っているのか?雪ノ下、君のいう通りここにいるのは史上最年少プロ棋士にしてB級2組の比企谷 八幡六段だ」
「わっ分かりました。比企谷 六段歓迎します」
「よし、自己紹介も終わったことだし私はもういこう!」
いや、平塚先生…なんで俺の事を一人にしたんですか?まずあっちの名前聞いてませんよ?
「比企谷 六段はやめてくれ。なんかムズムズする」
「では………比企谷先生?」
「普通に比企谷で良いし、敬語もやめてくれ」
「分かったわ。それで比企谷君。突然なのだけれどサインを貰えないかしら!」
「えっ!?俺のか?」
「そうに決まっているじゃない?」
「んじゃあ、明日で良いか?今日、会館で書いてくるから」
「ありがとう。とっっっっっても嬉しいわ」
次の日に渡した扇子を泣いて喜んでたなー
ここから今日まで繋がったんだよなー。
その日からアホの子がきてクッキーの焼き方聞きにきたり、そのアホの子こと由比ヶ浜 結衣が部員になったり。
それで今日、その由比ヶ浜の誕生日プレゼントを買いにららぽに雪ノ下と行ってみれば。
「あっれー?雪乃ちゃん?」
どこかから声が聞こえてきた
「あ、やっぱり雪乃ちゃんだぁ!」
「姉さん⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
「こんな所でどうしたの?───あ、デートか!デートだなっ!このこのっ‼︎うりうり」
「ねぇねぇ、雪乃ちゃんの彼氏?」
「違うわ。同級生よ」
「まったまたぁ!照れなくてもいいのにっ!」
「照れてないわよ!それに姉さんも知っている人物よ」
「ん?誰々?」
「はじめまして、比企谷 八幡です」
「ゆっゆっゆ雪乃ちっちちゃん。ひっひひきがや六段!?」
「落ち着きなさい。姉さん」
スーーフー
「雪乃ちゃんが前見せびらかしてきた比企谷 六段のサイン扇子って本人から貰ってたんだーうらやましい」
「姉さんも貰えば良いじゃない?」
「うん。そうだね。でもまず、弟子にしてください!」
俺のサイン扇子がそんなに彼女ら姉妹にとって価値があるということに驚いたが
でも嬉しいものだな。人にとって自分の何かが価値のあるものだと。
たっだねー弟子?なんの弟子だろう?
う~ん。腐り目?いや、腐った魚の目?
悲しくなってきた。
あっあれか?習字か?
皆さん、メリークリスマス