グラブルの世界へ転生したんだけどこれからどうしようか 作:アルザス39
地獄のような鍛練に耐え一通りのジョブを取得したストラは悩んでいた。今まで必死だった彼はゆっくりというかぐったりというかそんな感じの時間をようやく作ることが出来たためか、気になる事もとい知らなければならない、いや知っておきたいことがあった。
転生してから結構な時間が流れている今グラン達はどこで何をしているのか、正確にはメインストーリー的には何話あたりなのかがわからないのだ。
知っていればその時にヤバめでテンアゲな場所には気をつけないといけないからね。
正直言ってもうてきとーに生きていく事を考えているために面倒ごとに巻き込まれたくないのである。
ただ問題がある、あの婆さんがなんかの支度をしている。
あ の 婆 さ ん が な ん か の 支 度 を し て い る
やめてくれよぉ(震え声
あとはもうシェロさんのとこでちょっとしたお仕事もらって毎日ダラダラ生きていくんだからぁ!
「ストラァ!ちょっとこっち来なぁ!」
ほーらお呼び出しですよ、行きたくねぇなぁ……
まぁ行かないと地獄の鍛練パート2が始まってしまうからね、しょうがないけど行くしかないんだなこれが。
「とりあえずこの荷物持ってついてきな」
と言われて渡された大きめなバックパック、なにこれすんげぇ重いんですがいったいなーにが入ってるんですかね。
言われるがままに荷物を持って婆さんについていくとそこは騎空艇の発着場でさらにはシェロさんがいたのだ。
「お久しぶりですねストラさんー、今回ちょっと用があってーその護衛を頼みたいんですよー」
お仕事ですか、それは構わないですけど何故俺を選んだのかコレガワカラナイ。
「ストラ、そろそろ世界を見てきな。きっとお前を誰かが待っているからね力は授けた、あとは見つけるだけさ」
はいぃ?婆さんそれはつまりどういう?
「独り立ちの時さ、これからは傭兵として頑張りな荷物とあの小型の騎空艇は選別さね。頑張りな」
マジか、つまりゲームでいうソロ団設立ですか。
「という事でしてー護衛の依頼、頼まれてくれませんかー?」
えーっとわかりました。依頼、受けます。
「ありがとうございますーそれでは2時間後には出発しますのでー2時間後ここでー準備のほどよろしくお願いしますねー」
そう言ってシェロさんは去っていった。
「とりあえず騎空艇に案内するからついてきな」
婆さんもそう言って歩き出した。俺も妙な気分になりながらついていく。
婆さんから騎空艇の事を色々話された。これから一人暮らしと考えると、自然と真剣に聞いていたらしい。緊張しているのだろうか、それともワクワクしているのだろうか。
「一通り説明は終わったよ、それじゃ頑張りな。」
婆さんはそういうと足早に去っていこうとするけどその背中に向けて
「…ありがとうこざいました!いってきます母さん。世界、見てきます!」
そう言ってあたまを下げた。
その後、シェロさんと合流して俺の始めての空の旅が始まる。
さぁ、冒険を始めよう。
ようやくサイドストーリー的に言う「オープニング」が終わりました。長すぎィ!