鎮守府怪事件ファイル   作:ビーグル

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練習巡洋艦「香取」は 数日の漂流を経て在籍する鎮守府へ帰還した

多数の敵の襲撃により随伴艦は全て沈没

動かなくなった艤装を放置し
電気が消え 真っ暗な鎮守府の中を進み たった一人で執務室へ報告に向かった


提督も秘書艦も 他の艦娘も居らず
机の上に一冊の日誌だけが残されていた



『肉』

 

【戦艦「長門」の日誌】

 

 

私はそこで不可解なものを目撃した

 

大きさは人間の成人男性と同等

幅は二抱えはあるかという

巨大な 肉槐

 

適当な表現でない事は判っている

だがそれ以外に表しようが無い

 

表面が赤く濡れたそれは

今朝 海岸で発見された

 

 

 

 

 

第一目撃者は地元の漁師

毎朝 漁に向かうため この海岸を通るらしい

 

普段はごみひとつ落ちていない浜辺に 昨日までは無かった肉の塊が現れた

とにかく慌てた漁師は 手当たり次第にこの事態を知らせて回った

 

その時 直接話を聞いたのが

哨戒中の駆逐艦「皐月」だった

 

「皐月」はすぐに秘書艦である「大淀」に連絡

他の駆逐艦たちを呼び 警官隊が集まるまでの間

挙って現場の維持に努めたらしい

 

未知なる物に興奮する住民たち

彼らが思わぬ事故に見舞われるのを防いだ

その功績は称えられるべきだろう

 

 

既に地元警察による交通規制と現場検証が行われ

周囲1キロ圏内は関係者以外の立ち入りが禁止されている

しかし少し離れた上空では

テレビ局のヘリが旋回しながらこちらの様子を撮影している

 

だがもうじき彼らも空母たちの艦載機に追われ

この空域から離れざるをえなくなるだろう

 

それだけこの事態が異様であることは誰の目にも明らかだ

 

 

 

 

 

 

 

 

【調査機関による不明物体の検証結果について】

 

肉槐は表面温度は低いらしいが

内部は異常なまでの高温であるという

研究機関の調査結果が伝えられた

 

また調査中に 肉槐が動いたという証言が挙がっている

それもわずかに揺れただとか 痙攣したというものではない

 

まるで蛇がうねるような動きで 表面の形が変わったらしい

確かに発見当時の写真と 形が異なるように思える

 

 

疑問)この肉槐は生きているのか

 

 

 

 

 

 

 

【調査機関による不明物体の検証結果について2】

 

肉槐はその大きさも然る事ながら

重量が大変重いものであるという調査結果も挙がった

 

有機生命体で換算した推定重量を 大きく上回っており

比重は金(もしくは白金)と同程度の重さであるらしい

 

そのためこの場所から移動させることは 非常に困難である

公安機関から正式に公表されたものの

不気味な肉槐に怯える住民たちは 鎮守府に対し焼却処分を要請した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発見から十日目

 

肉槐が移動した

 

 

それまで浜辺にあった超重量の塊は

すぐそばの側道の上に乗っているのを 仮眠から醒めた警官が発見した

 

数十トンはあると言われた肉槐は

粗末なアスファルトを傷付けることなく

およそ百メートル離れた場所に移動したのだ

 

誰かが動かしたのか それとも強風に煽られ転がったのか

可能性として挙げられたそのどちらもが

現実的に有り得ないことであった

 

翌日にでも改めて再調査が行われる事が決定した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日 肉塊が姿を消した

 

 

道路にも浜辺にも ましてや海中にも移動した形跡が無い

それどころか引き摺られた跡や 重機を設置した痕跡すらも無く

文字通りに消えた

 

鎮守府を挙げての捜索も 実を結ぶことはなく

結果として 始めから何も無かった状態に戻っただけだった

 

しばらくはメディアによる聴取を受ける事になるだろうが

所属する艦娘には応じないよう周知徹底が成された

 

 

追記)捜索に当った艦娘の1人が帰還していないと報告があった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 

 

 

 

 

【艦娘失踪に伴う班編成及び捜索実施について】

 

肉塊騒動と時を同じくして 艦娘が失踪する事態が発生している

(私用日誌のため艦名は伏す)

 

駆逐艦を中心に 軽巡洋艦 重巡洋艦にも被害が出ており

本日も正規空母(艦名は伏す)が部屋に戻っていない事が判明し

これまでに十人を超す艦娘が行方不明となっている

 

深海棲艦による襲撃や拉致を疑うも 鎮守府敷地内での失踪も有り

脱走と自沈の両面から捜索を実施している

 

しかし艤装はおろか最低限身に着けるべき所持品すら

持ち出した形跡が見られない事から

ある種の神隠しに遭ったのでは と噂されるに至り

艦隊士気に多大な影響を及ぼしている

 

至急の対策を求む

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肉塊が消えてから四十日後

 

鎮守府の至る所に奇妙なラクガキが散見され始めた

 

 

発生場所に規則性はなく 各自の部屋を始め 食堂 工廠

果てには入渠用の浴場にまで及んだ

 

 

追記)当件について妖精達は一切の関与を否定している

 

 

発生時間もまばらであり 目を離した一瞬のうちに出現する事もあった

 

文字の大きさについても指先程度のものから 

駆逐艦2人が手を広げたくらいの大きさのものまで様々で

あまりに統一性の無い文字の羅列が あちこちに現れている

 

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 

 

 

【ラクガキに関する考察について】

 

共通している特徴は二つ

一つは 決まって赤い文字で書かれていること

 

文字の大きさや場所はまばらなくせに 

色に関しては寸分の狂いなく同色が使用されている

しかもペンキやスプレーの類ではないらしく

水で濡らしたり手でこする程度では落ちないため

清掃にあたった者達は 一様に苦戦を強いられている

 

 

もう一つの特徴は 全て平仮名であること

 

上下左右が逆になったものも見受けられるが

全て我々が読むことができる文字(平仮名)で書かれていた

 

 

当初は鎮守府近郊に潜む不逞の輩による犯行と推測された

過去にも被害があったため そう考えれば特段おかしいと思うことではない

 

 

 

 

 疑問)何故 平仮名にしたのか

 

 

こういったラクガキは得てして 不良集団の意思表示や

自らの犯行であることを主張するグループのマークを描くものだ

ほとんどは漢字かアルファベットが多く用いられる

 

それなのに文字の大きさも違えば 単語ですらない

平仮名でありながら 我々は読むことが出来ない

 

 

 

後の調べによりラクガキは鎮守府の敷地内にしか

発生していない事が明らかとなった

 

 

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 

 

 

 

ラクガキが発生し始めてから八日目

 

いよいよ艦隊内部で精神に異常をきたす者が続出している

 

 

無理も無い

不気味な肉槐の出現に加え 意味不明なラクガキ騒動

相手が深海棲艦であればまだ何とでも片付けられるが 今回は勝手が違う

犯人の特定はおろか 狙いすら判らない

 

文字の色からも 心霊現象だと騒ぎ出す者が後を絶たない

このような異常な事態が鎮守府内でのみ発生している事を鑑みれば

船の御霊を宿す存在として 心霊現象という指摘もあながち邪推とは言い切れない

 

 

 

 

 

 

ラクガキ発生から十六日目

 

ラクガキの内容を解読しようとしていた夕雲型駆逐艦の数人が

ある規則性があるかもしれないと報告に来た

 

使用されている文字の種類はあまり多くないのだという

 

彼女らは鎮守府内をくまなく捜査して回り 一つ一つ手元に控えた上で集計を行ったらしい

その集計結果によると 『て』が最も多く 次に『し』 後は『せ』や『め』等だと言う

 

追記)『て』については『ん』が反転している可能性もある(駆逐艦「秋雲」)

 

 

何かの略語か それとも俗称か

アナグラムも考えられたがどれも確実性に欠ける答えばかりだった

 

 

 

調査の間にもラクガキは増え続け もはや被害を受けていないのは執務室だけとなった

執務室については通常 提督と秘書艦 又は特定の艦娘以外は許可がない限り入室ができないため

部外者が容易に侵入することができない場所である

 

もし妖の類によるものだとすれば 執務室のみが無傷であるはずがない

ここにきて人為的な行動と思われる要素が浮かび上がり

必ず犯人を捕まえようと 息巻く艦娘たちが士気を取り戻しだした

 

執務室は艦隊運営の要となる場所である

そこが唯一被害を免れているという事実は 

少なくとも私達にとっても数少ない希望だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラクガキ発生から三十二日目

 

駆逐艦の一人が自殺した

(私用日誌のため艦名は伏せる)

 

 

彼女は騒動が起きてからずっと不安を抱えており

文字が現れるたびに怯え パニックを起こすようになっていた

 

そのため出撃や遠征は控え 鎮守府内の維持活動以外は自室で休ませていた

 

 

その日は同室者が長期遠征に出ており 彼女は一人で部屋に待機していた

あまり刺激しないようにと 他の者達には入室を控えるよう指示が出ていた

 

彼女が自らの両目を潰し 血を流しきって死んでいるのを発見したのは

二日ぶりに部屋に戻った同室者が最初だったという

 

 

同室者は床に広がる血溜まりを見て 叫び声を上げそうになるも

壁の それ を目にして一瞬で思考を停止した

 

そこには─

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 け け け け け け け け け け け け け け け 

  て て て て て て て て て て て て て て て

 

 け け け け け け け け け け け け け け け 

  て て て て て て て て て て て て て て て

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夥しい数の『け』と『て』の文字

 

同室者と共に現場を目撃していた「榛名」は

他の戦艦たちに艤装を持ってこさせ 実弾で以って壁を破壊した

 

戦闘以外での艤装使用 それも艦娘寮内部の破壊

本来であれば除籍もしくは解体されても可笑しくないものだが

結果として事態の悪化を食い止めた 勇気有る行動だといえよう

 

同室者の駆逐艦は発狂寸前であり 既に自ら片目を抉り出した後だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事件の翌日

 

自らの死を切望した彼女の意向を汲み 解体が施された

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラクガキ発生から四十日後

 

壁の破片を回収した「秋雲」たちにより さらなる解析が進められた

 

それまで疎らであった文字が 今回初めて文章のように出現したのだ

この並びの意味が解読されれば 実行犯の意図を読み解くことが出来

特定と捕獲につながるかもしれない

 

死亡者が出てしまった以上 この騒ぎの張本人は何としても捕まえなければならない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

「秋雲」が部屋に閉じこもったと報告があった

 

 

他の駆逐艦と共に様子を見に行くと 

「秋雲」はベッドの上で布団に包まった状態で居た

話しかけても会話を拒絶するような呻き声を発するばかりだった

 

同室者である「巻雲」が言うには 

昨晩の「秋雲」はあの文字について何かを読み解いたような様子だったという

 

疲労により「巻雲」が先に就寝

今朝 起床してから「秋雲」はずっとこの調子だという

 

 

彼女の机の上には 赤い『け』と『て』が書かれた壁の破片があった

そして彼女が解読用に使用していたと思われるメモが 無造作に散らばっていた

メモには文字の様子が精密に模写されており 以下のような記載があった

 

 

 抜粋)『け』の左上に不自然な空白が有る

 

 

この文章についての真意を「秋雲」に問うが反応は得られなかった

 

一旦執務室へ戻ろうとした所へ 「巻雲」が何かに気付いた

以下がその時の発言である

 

 

 追記)この空白には別の文字が入るのではないでしょうか

    平仮名かもしくは漢字が

    例えば─

 

 

そこまで言いかけた「巻雲」の首に 「秋雲」が手をかけた

それ以上言うな 口に出すな と騒ぎ立てる彼女を取り押さえ

「巻雲」を部屋の外へ避難させた

 

 

その場に丁度居合わせた「武蔵」に拘束され 大人しくなった「秋雲」に対し

何を読み解いたのかを問い質した

 

彼女はしきりに周囲を警戒していた

その場に居た他の艦娘たちに目配せし 怪しい者はいないと落ち着かせる

 

「秋雲」は重い口を開いて 昨晩思い至った仮説を話し始めた

以下がその時の会話である

 

 

 「秋雲」)巻雲の言うとおり、『け』と『て』は右下に向かってナナメに並んでて

      『け』の左上には一文字分だけ文字が入るような空白が有ります

 

      そこへ何が入るのかを考えている内に ある言葉に思い当って─

      それからは恐くなってベッドから出られなくなりました

 

 「武蔵」)ある言葉とは

 

 「秋雲」)『 助 』『 け 』『 て 』

 

 

 

そんな言葉が壁一面に敷き詰められているのだと想像したとき

彼女の類稀な空想力は 凄惨なシーンを脳内に映し出したのだ

 

確かに壁の破片を確認すると それらしい文字が入るような空白が有る

しかし故意に消されたような跡は無く 彼女の想像の域を超えないという結論に至った

 

 

「秋雲」はその日のうちに除隊希望を提出し 鎮守府を去った

 

 

 

 追記)「秋雲」「巻雲」の部屋を出た後 ある艦娘の一人が(艦名を伏す)

    『助けて』だけでなく『開けて』『除けて』等の可能性も有ると指摘してきたが

    余計な混乱を招く恐れが有ったため箝口令を敷いた

 

 

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 

 

 

【遠征中の艦隊からの報告】

 

重大事故に繋がる恐れのある事態が発生

 ・搭載火器の不具合

 ・発動機の不具合

 ・羅針盤の消失

 

練習巡洋艦「香取」以下 5隻の駆逐艦は資材回収を断念

全艦帰還を最優先として 鎮守府を目指す

 

 

 

 追記)遠征艦隊はこの通信報告以後 モールス信号での報告に移行

    意図は不明

 

 

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ラクガキ発生から四十七日目

 

鎮守府に匿名の封書が届いた

 

 

市販の便箋、封筒で作られ 切手も消印も無かった

何者かが直接届けたものと思われるが 目撃証言は挙がらなかった

 

便箋は一枚のみであり 文章は筆跡による特定を避けるためかパソコンで出力されたものだった

(内容については機密に関わる事もあり省く)

 

 

 追記)一部について以下に抜粋・記載する

 

 抜粋) 警告

     其方ノ鎮守府ヲ狙ウモノ有リ

     

     内ナル艦娘ニ注意セヨ

 

 

 

思わず破り捨ててしまう所を 提督に止められた

様々な問題に頭を悩ませている現状をあざ笑うが如く

まるで内部での不和を招くのが目的かのような 無責任な文書

 

気に食わない

 

仮に内容が事実だとして 怪現象のいずれも

艦娘の手では実現不可能であることは まぎれもない事実である

 

 

重巡「(艦名は伏す)」は 当該の艦娘が

外部と通じ合って 犯行に及んだのではと訝しんだ

 

提督は それこそ内部崩壊を引き起こしかねない疑心の種であるとし

封書の存在を部外秘とした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラクガキ発生から六十五日目

 

「榛名」たちによって破壊された壁の修復工事が完了し

今日で三日が経った

 

既にほとんどの壁が赤い文字に埋め尽くされていたが

新たに作り直された壁には 一向に文字が現れない事に「大淀」が気付いた

 

半信半疑のまま 工廠の壁を一部取り壊し

同じ要領で作り直した所 やはり数日経っても文字が出てこなかった

 

 

すぐさま鎮守府内にある赤い壁の撤去と再建工事が開始された

原因と仕組みは判然としないままであったが 事態の好転を優先し

ラクガキ壁の完全撤去を目指す

 

この六十五日間で命を落とした艦娘の数は

既に三十名を超えつつあった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壁の工事完了から十日

 

肉塊の目撃証言が挙がった

 

 

証言者の(艦名は伏す)に箝口令を敷く間もなく

噂が鎮守府に広まった

 

 

前兆も無く 戦艦の二人が発狂

(削除)で命を絶った

 

 

 

 

 追記)「大淀」の遺体が工廠裏で発見された

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肉塊が再出現してから 二十三日

 

提督が大本営へ応援要請のため向かった

 

 

あとどれくらい 艦娘は残っているのか

数える度に 減っている

 

点呼を取りに行った駆逐艦が 戻ってこない

 

 

 

 

執務室から  出ていきたくない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (空白のページが続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうすぐ大本営へ応援要請に出た提督が戻ってくる

うかつな行動はそれまで控えるべきだろう

 

部外に内通している者がいるという封書はあれっきり届いていないが

屋内に忍び込んでいる可能性も捨てきれない

ノーマークであった場所にも新たに偵察を送る必要があるが

中央への応援が期待できない以上

二人以下での行動は 非常に危険だ

 

いまは未だ敷地内に侵入された形跡は確認されていないものの

留守を狙われることも十分に考えられる

 

にわかに信じ難い怪事件も ようやく収束に向かっている

現に肉塊が再出現して以降の目撃証言も無く

ラクガキ騒動も完全に沈静化した

 

霊魂だ妖だと騒いでいた者たちも

なにも臆することなく眠れるようになるだろう

いまは それだけ でいい

 

 

 

 

 

 

 

 




【音信不通となった鎮守府に対する調査結果】

●月 ×日

かねてより調査依頼のあった鎮守府へ調査チームを派遣しました
以下が大まかな調査結果の概要となります

 ・所属記録のある全艦娘が行方不明(それに付随して妖精の存在が消滅)
 ・艦娘数隻分の艤装が巨大な鉄の塊となって工廠内に放置
 ・内外部を問わず通信記録の消失


中でも下記の報告が特に異質であるため更なる解析が必要です

 ・執務室内にのみ無数の赤いラクガキ有り(全てが平仮名)
 ・提督の在籍記録および個人特定情報が皆無



追記1)艦娘の物と思われる手記が執務室に残されていましたが
    全ページが赤く塗られているため解読不可能です

追記2)当該鎮守府から謎のモールス信号が発せされていると報告有り
    明朝に再度調査に向かいます

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