スマイルプリキュアIF   作:アンドロイドQ14

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1話 誕生、笑顔満天キュアハッピー!

???

 

???「グオオオン!」

 

 ここは人間が住んでいないある世界だった。その世界に突如として恐竜が現れ、その世界の住人である妖精達は逃げ惑った。

 

恐竜「おい、そこのお前!羊のぬいぐるみみたいなやつはどこへ行った?」

 

妖精A「そんなの知らないよ!」

 

恐竜「本当だろうな?嘘をついたらお前を食べてやるぞ!」

 

 恐竜の凄まじい怖さに妖精は怖気づいて逃げ出した。恐竜が泉を見ると、渋い中年男性が映った。

 

恐竜「キ、キングバトロン兄ちゃん!」

 

Kバトロン「ジャックストーム、あいつは見つかったか?」

 

Jストーム「それが…既に人間界にわたってしまったよ…」

 

Kバトロン「この愚か者め!」

 

Jストーム「ご、ごめん、兄ちゃん!」

 

Kバトロン「だが、いつまで失敗を責めても何も始まらん。直ちにウルフルンを向かわせろ」

 

 泉に自分の姿を映してキングバトロンはジャックストームに指示を出した。その様子をライオンのぬいぐるみのような妖精が見ていた。

 

妖精「破壊大王キングバトロン……。今のバッドエンド王国の実質的なNo1とだけあって泉越しでも威圧感が凄まじかったでござる……」

 

 

 

七色ヶ丘

 ある日の事だった。

 

少女「遅刻遅刻~!」

 

 この、七色ヶ丘である少女が遅刻しそうになっていた。

 

みゆき「あたし、星空みゆき。絵本大好きな中学2年生。今日は転向初日なんだけど、いきなり遅刻で大ピンチ!でも、空はとってもいい天気だし、私は元気だし、ウルトラハッピーな事が起こるかも~!」

 

 途中から楽しそうにして登校していた。曲がり角を発見して行ってみた。

 

みゆき「絵本みたいにはいかないか…。幼稚園の時の一番の友達だったしおんちゃんはどうしてるかなぁ…?」

 

???「クル~!」

 

 幼い頃のみゆきと紫色の髪の少女が一緒に写っている写真を取り出して小さい頃の事を思い出していたみゆきは声がして辺りを見回した。それから上を見上げると、本が羽ばたきながら飛んできた。そして、本の中から羊みたいな妖精が出てきてみゆきと顔面衝突した。

 

みゆき「あっ!」

 

妖精「クル?」

 

みゆき「可愛い!あなたは犬さん?猫さん?狸さん?お名前は?」

 

キャンディ「名前はキャンディクル。絵本の国、メルヘンランドの妖精さんクル」

 

みゆき「ぬいぐるみが喋った!?」

 

キャンディ「こうしちゃいられないクル」

 

 みゆきがよそ見した隙にキャンディはどこかへ行ってしまった。

 

みゆき「私とお友達になろう!」

 

 だが、キャンディは既にどこかへ行っていた。

 

みゆき「夢?」

 

 辺りを見回すと、本が落ちていた。

 

みゆき「夢じゃない!」

 

 すると、チャイムが鳴った。

 

みゆき「学校……なんだろう、これからとびきりハッピーな事が…始まる気がする」

 

 学校へ大急ぎで向かうみゆきであった。

 

 

 

七色ヶ丘中学校

 2年2組の担任、佐々木なみえが転校生のみゆきを紹介していた。

 

なみえ「転校生を紹介します。自己紹介してください」

 

 なみえに言われてみゆきは自己紹介しようとしたが、あがって何も話せず、葛藤していた。

 

赤髪の少女「まだ~?自己紹介~」

 

みゆき「えっと星空みゆきです。あの、私、えっと、私ちょちょ…とにかくよろしくお願いします!」

 

赤髪の少女「あかん。オチないやん。ウチが代わりに自己紹介したる」

 

みゆき「えっ!?」

 

赤髪の少女「そやな~、見た感じおっちょこちょいやけど芯はしっかりしてる。ほんで~星を見るのが大好きな弟がおって、名前はそやな~星空みゆたろう」

 

 赤髪の少女のジョークに周囲も受けた。

 

赤髪の少女「あー、受けた受けた。ほな、次は」

 

緑髪の少女「あかね、星空さんも困ってるでしょ?」

 

青髪の少女「そうですよ。それに、挨拶は自分でしなければなりません」

 

あかね「はいはい、ちょうどいいからあの2人を紹介するわ。あっちは緑川なお。スポーツ万能で義理堅く情にもろい女番長」

 

なお「ば、番長?」

 

あかね「ほんで、こっちのお嬢様が青木れいか。クラス委員で生徒会副会長、勉強もできて男子にモッテモテ」

 

れいか「モテモテ…?」

 

あかね「ほんで、ウチは日野あかね。去年、大阪から引っ越してきたから転校生の気持ちはようわかんねん」

 

なみえ「はい、そこまで」

 

あかね「えっ?」

 

なみえ「日野さんありがとう。席へ戻って」

 

あかね「えへへへへっ、お後がよろしいようで」

 

みゆき「あははっ…」

 

???「気にしないでくださいね」

 

みゆき「えっ?」

 

黄色髪の少女「あかねちゃんは星空さんの緊張をほぐそうとふざけていただけだから」

 

あかね「その子は黄瀬やよい。めっちゃ泣き虫でちょっと突っ込んだだけですーぐに泣いてまうね~ん」

 

やよい「よ、余計な事言わないでよ!泣いたのは…たったの3回だけだもん…」

 

 その光景にクラスメイトは全員笑った。

 

みゆき「みんなありがとう、皆さんのおかげで緊張が解けました。改めまして、星空みゆきです。私は絵本が大好きで小さい頃からたくさん読んでいます。絵本のお話って必ずハッピーエンドになるのが素敵だな~って思ってて私も毎日そんなハッピーを探しています」

 

あかね「それってどんなん?星空さんのハッピーってどんなんかなぁって?」

 

みゆき「えっと、口では説明しにくいんですけど、この辺がキラキラとか胸がワクワクしてとにかくウルトラハッピーって感じの事なんです」

 

あかね「なんやようわからんけど」

 

れいか「でも、何だかわかります」

 

みゆき「そんなわけでよろしくお願いします」

 

 無事に挨拶を終えたみゆきに拍手が送られた。

 

なみえ「それでは星空さんの席は…」

 

あかね「はいはーい、私の後ろ空いてまーす」

 

なみえ「そうですね。星空さんの席はあそこです」

 

みゆき「はい」

 

 指示に従ってみゆきはあかねの後ろに来た。

 

みゆき「日野さんよろしくね」

 

あかね「こっちこそよろしくな」

 

なみえ「それでは、ホームルームを始めます」

 

みゆき「はぁ、緊張した…。挨拶頑張れてよかった…。ん?」

 

 緊張が解けてふと窓を見ると、キャンディが見えた。

 

キャンディ「早くプリキュアを見つけるクル!」

 

みゆき「キャンディ!?」

 

あかね「えっ?」

 

みゆき「キャンディだよ、ほら!」

 

 再び外を見たが、もうキャンディはいなかった。

 

あかね「あれ、何もおらんで?」

 

なみえ「星空さん」

 

みゆき「あっ!すいません…」

 

なみえ「締切も迫っているので早く決めましょう」

 

 キャンディがどこへ行ったのかわからなくなって不満なみゆきだった。

 

 そして、下校時刻になった。

 

あかね「もう帰るん?だったら、学校の中案内しようか?」

 

みゆき「ありがとう。でも、日野さん部活でしょ?あたしは1人で大丈夫」

 

あかね「ああ、そうか。なら、また明日な」

 

みゆき「さよなら」

 

あかね「バイバーイ!」

 

 その後、みゆきは学校中を歩き回っていた。

 

みゆき「キャンディは夢じゃなかった。はっ、もしかしたら学校のどこかにいるかも。おっしゃー、学校の中を探検だあっ!」

 

 張り切って大声をつい出してしまったため、周囲に注目されたため逃げ出した。それから、音楽室と理科室を周ったが、キャンディはおらず、最後に図書室に来た。

 

みゆき「ここが図書室か…。誰もいない図書室って何だか不思議」

 

 すると、光る本を見つけた。

 

みゆき「何?」

 

 本をとると、本棚の奥が光っていた。

 

みゆき「何だろう?この光。本棚の奥から…?」

 

 光を追いかけて本を動かしまくると、本棚が光り始めた。

 

みゆき「え、何?本が光って、うわあぁっ!」

 

 そのままみゆきは本棚に吸い込まれていった。

 

 

 

 一方、キャンディはプリキュアを探していた。

 

キャンディ「プリキュア、どこクル~!あっ!」

 

 上を見上げると、狼の獣人がいた。

 

狼「ウルッフッフッフ」

 

キャンディ「狼が来たクル……」

 

 

???

 いきなり知らない世界に来たみゆきだったが、辺りを見回すとそこは木と本がある世界だった。

 

みゆき「凄い…、どこだろここ」

 

 周りの壁に本が並んでいてみゆきは感心していた。

 

みゆき「あれっ?でもこれって、さっきの本と同じ」

 

 空いたスペースに本を入れるとまた光った。

 

みゆき「あっ!また光った」

 

 その時、キャンディの声が聞こえて光を覗くと、キャンディが移動していた。

 

みゆき「どどどどうなってんの!?本の向こうにキャンディ!?」

 

 キャンディが見えない事にみゆきが本を動かしまくると、また図書室の時のように本棚が光って本棚に吸い込まれてしまい、今度は商店街の書店に来てしまった。

 

みゆき「ここって、商店街の本屋さん…。ど、どうなってるの!?キャンディ!」

 

 キャンディを探していると、すぐにキャンディを見つけた。

 

キャンディ「狼が、狼が、クル~!」

 

 屋根から滑り落ちたキャンディをみゆきはキャッチした。

 

みゆき「キャンディ」

 

キャンディ「ク~ル~!」

 

みゆき「待ってよ」

 

キャンディ「空から狼が来たクル!」

 

みゆき「そんなのくるわけない。ホントに何かいるし!」

 

狼「早速この町からおっ始めてやる。世界よ!最悪の結末、バッドエンドに染まれ!」

 

 左手に本を、右手に黒い絵具チューブを持った狼はチューブを握りつぶした。

 

狼「白紙の未来を黒く塗りつぶすのだ!」

 

 黒い絵具を白紙の本に塗ると、空が夜空になってしまった。

 

みゆき「何?」

 

キャンディ「ウルフルンが世界をバッドエンドにしようとしてるクル」

 

みゆき「バッドエンドって?」

 

キャンディ「悪い未来の事クル」

 

 夜空になってから、人々は皆絶望していた。

 

キャンディ「大変クル!皆からバッドエナジーが出ているクル!」

 

みゆき「バッドエナジー?」

 

 バッドエナジーはウルフルンの持つ本に集まっていった。

 

ウルフルン「ウルフフッ!人間共の発したバッドエナジーが悪の皇帝ピエーロ様を蘇らせていくのだ!」

 

 すると、どこかでピエロの口にある22までの数字がある時計のカウントが1進んだ。

 

キャンディ「やめるクル!」

 

みゆき「ちょ、ちょ、ちょっとキャンディ」

 

 キャンディの声に反応して降りてきたウルフルンの衝撃でみゆきはコケ、キャンディも落ちた。

 

ウルフルン「ジャックストーム様とキングバトロン様の命令で探していたが、やはりお前もこの世界に来ていたか」

 

キャンディ「世界をバッドエンドにしちゃダメクル~!」

 

みゆき「何それどういう事?」

 

ウルフルン「ウルフフッ、未来は全てバッドエンドになる。頑張っても無駄なだけだ」

 

キャンディ「違うクル!無駄なんて絶対にないクル!頑張ったらきっとハッピーになれるクル!」

 

ウルフルン「ほざいていろ!」

 

 近寄ってくるウルフルンに怯えるキャンディだったが、みゆきは怯え気味ながらもキャンディを拾い上げた。

 

みゆき「キャンディの言う通りだよ。私だって今日自己紹介上手くいかなかったけど、めげずに頑張ったらクラスのみんなが助けてくれてなんとかできた。どんな事も最後まで頑張りぬくの。そしたら、いつか絶対ハッピーになれるんだから!」

 

ウルフルン「何だお前?グダグダいってないでそいつをよこせ!喰ってやる」

 

キャンディ「クル~~ッ!」

 

みゆき「私、決めた」

 

ウルフルン「あぁん?お前、俺様が怖くないのか?」

 

みゆき「怖いに決まってるでしょ」

 

ウルフルン「じゃあなんでそいつを庇う?」

 

みゆき「わかんない。でも、こんなちっちゃな子が虐められてたら、誰だって守ろうと思うよ」

 

ウルフルン「震えてるじゃねえか。だったらお前から喰ってやる」

 

 突撃するウルフルンにみゆきとキャンディは逃げ出した。

 

キャンディ「キャンディを置いて逃げるクル!」

 

みゆき「そんなのできない!でも怖い!」

 

ウルフルン「走れ走れ、追いつくぞ~!」

 

キャンディ「このままじゃチミも食べられるクル!」

 

みゆき「でもでも決めたんだもん!あたし頑張る!あたしもキャンディの言った事正しいと思うから~!」

 

ウルフルン「てめぇらのやる事、全部無駄なんだよ!」

 

 走っている最中、みゆきはコケてしまった。

 

ウルフルン「ウルフフッ、さ、諦めてそいつをよこしな」

 

みゆき「諦めないよ。あたし、やるって決めた事は絶対に最後までやるんだもん。それが私の、それが私の」

 

ウルフルン「だったら2人で仲良くおねんねしなぁ!」

 

みゆき「ハッピーなんだから~!」

 

 ウルフルンが攻撃しようとしたその時、空から一筋の光が降り注いでウルフルンは弾かれた。

 

ウルフルン「何だぁ!?」

 

 一方、みゆきは光に包まれていた。

 

みゆき「何なのこれ?」

 

キャンディ「もしかしてチミが?」

 

 すると、謎の物体が出てきた。

 

みゆき「何これ?」

 

キャンディ「スマイルパクトクル~。チミは伝説の戦士プリキュアなんだクル」

 

みゆき「何それ?」

 

キャンディ「キュアデコルをスマイルパクトにセットしてプリキュアスマイルチャージって叫ぶクル~!」

 

みゆき「何だかよくわかんないけど、やってみる」

 

 キャンディに言われた通りにスマイルパクトにキュアデコルをセットした。

 

音声『レディ!』

 

みゆき「プリキュア、スマイルチャージ!」

 

音声『ゴーゴー、レッツゴーハッピー』

 

 スマイルパクトをパフパフでタッチした後、それを手や足、体に叩いていった。すると、衣装が装着されていって髪が自動的に変化した。頬を叩き終わった後、空から降りてきた。

 

ハッピー「キラキラ輝く、未来の光、キュアハッピー!」

 

キャンディ「プリキュア見つけたクル~!」

 

 変身した事にはしゃぐハッピーだったが、ウルフルンは唖然としていた。

 

ウルフルン「なんだあいつは…」

 

キャンディ「落ち着くクル。チミは今、伝説の戦士プリキュアになったクル」

 

ハッピー「伝説の戦士、プリキュア?」

 

キャンディ「そうクル」

 

ハッピー「って事はあの狼さんと」

 

キャンディ「戦うクル」

 

ハッピー「え~~っ!無理無理、だって怖いもん!」

 

キャンディ「え~っ、プリキュアなのにクル!?」

 

ハッピー「プリキュアって何?」

 

 突然、ハッピーの前に矢が飛んできて矢にある紙切れをハッピーは見た。

 

ハッピー「嘘~!『プリキュアになったからにはつべこべ言わずに戦え!』って、この紙を書いた人は誰~~!?」

 

ウルフルン「何だか知らんが、返り討ちにしてやるぜ」

 

 走り出したウルフルンを見て、ハッピーは逃げ出した。

 

ハッピー「狼と言えば」

 

キャンディ「どこ行くクル~!」

 

ハッピー「いいからいいから」

 

 ハッピーはとある家のレンガの壁の裏に隠れた。

 

ウルフルン「何だぁ?」

 

ハッピー「3匹の子豚じゃ、狼さんはレンガのお家を吹き飛ばせなくってハッピーエンドよ!」

 

キャンディ「なるほどクル」

 

ウルフルン「……ウルッフッフ、バーカめ。俺様はこんな事もできるんだよ。いでよ、アカンベェ!」

 

 ウルフルンが赤い玉を翳すと、レンガの壁がピエロ顔の怪物になった。

 

アカンベェ「アカンベェ」

 

ハッピー「レ、レンガのオバケ~!」

 

ウルフルン「こいつの名はアカンベェ。ピエーロ様の力でキュアデコルのパワーをバッドエンドに変えて生み出した怪物だ」

 

キャンディ「キュアデコル…」

 

ハッピー「何言ってるの…?」

 

ウルフルン「行けっ、アカンベェ!」

 

 襲い掛かってきたアカンベェに怯えて逃げるハッピーは大地を蹴ると、大空へ大ジャンプした。

 

ハッピー「うわああっ!ちょっとキャンディ、どうやって降りるのよ!」

 

キャンディ「アカンベェが来るクル!」

 

 跳び上がったアカンベェに対してハッピーが両手を突き出すと、アカンベェは弾かれて墜落していった。

 

ウルフルン「なっ!」

 

 ハッピーの方も落ちていった。

 

キャンディ「プリキュアは世界を守る戦士クル~!」

 

ハッピー「お~、わかった。これってテレビのスーパーヒーローね」

 

キャンディ「えー、そんなんじゃないクル!」

 

ハッピー「任せて!私やってみる!で、次は?」

 

 気付くと、足場がアカンベェの鼻の上だったため、慌てて逃げ出した。

 

キャンディ「逃げちゃダメクル!戦うクル!」

 

ウルフルン「何だあいつは?アカンベェ」

 

 命令に従ってアカンベェはハッピーを追いかけた。

 

キャンディ「ハッピーシャワーでアカンベェを浄化するクル!」

 

ハッピー「え、何それ?」

 

キャンディ「プリキュアの癒しの力クル!」

 

ハッピー「カッコイイ!わかった、やってみる」

 

 早速、ハッピーは振り返った。

 

ハッピー「覚悟しなさい!」

 

ウルフルン「今度は何だ~?」

 

ハッピー「ハッピーハッピーハッピーシャワー」

 

 だが、何も起こらなかった。

 

ハッピー「ちょっとどうなってんのよ?」

 

 その後も試行錯誤してみるが、何も起こらなかった。

 

ウルフルン「何これ?」

 

 またハッピーはアカンベェに追われた。

 

ハッピー「何も出ないじゃない!」

 

キャンディ「気合が足りないクル」

 

ハッピー「絶対嘘、私チョーやる気だったもん!だから今チョー恥ずかしい!」

 

 アカンベェの舌攻撃を2発かわしたが、3回目の衝撃でまたコケた。

 

ハッピー「ダメダメハッピー。にげてばかりじゃハッピーも逃げちゃう。それに悪い狼さんなんかに絶対負けたくない!」

 

 自分を鼓舞していると、スマイルパクトが光った。

 

キャンディ「スマイルパクトに気合を込めるクル」

 

ハッピー「あ、そっか。気合だ気合だ気合いだ!力が吸い込まれていってる…。何これ力が抜ける…」

 

キャンディ「休まずに力を込めるクル」

 

ウルフルン「茶番は終わりだぁ、アカンベェ!」

 

 アカンベェが突撃しようとすると、ピンクのエネルギーが辺りに広がる。

 

キャンディ「今クルー!」

 

ハッピー「プリキュア、ハッピーシャワー!」

 

 両手でハートを作ってからそのまま両手を突き出すと、ハート型のビームが発射された。それに命中したアカンベェは何かを残して消滅した。

 

ハッピー「何これ…ものすっごい疲れた…」

 

キャンディ「ハッピーシャワーはとてもパワーを使うクル」

 

ハッピー「先に言ってよ…怖かった…」

 

 すると、空から小さな何かが落ちてきた。

 

ハッピー「何これ?」

 

キャンディ「キュアデコルクル」

 

ハッピー「何…?あれっ?そういえばあの狼さんは?」

 

 視線の先を見ると、ウルフルンは戦闘態勢をとったままだった。

 

ウルフルン「プリキュア…!」

 

 ところが、赤い鬼と魔女が乱入した。

 

ウルフルン「アカオーニ、マジョリーナ!」

 

マジョリーナ「ウルフルン、ジャックストーム様から退けという命令が出ただわさ」

 

ウルフルン「だがよ…」

 

アカオーニ「ちゃんという事を聞くオニ。そうしないと、キングバトロン様がすごく怒るオニ」

 

ウルフルン「……わかったよ」

 

 渋々ウルフルンは2人と共に去っていった。

 

ハッピー「鬼さんと魔女さん…どうなってるの!?あっ!?」

 

 今日、起こった出来事に混乱するハッピーだった。だが、人の気配がして振り向くと、そこにはフードを被った何者かがいた。

 

ハッピー「あなたは誰?」

 

 ハッピーの問いには何も答えずにフードの人物はキャンディと視線を合わせてから去っていった。そして、町は元に戻り、活気が戻った。

 

みゆき「ところで色々と説明してほしいんだけど」

 

キャンディ「プリキュアになってキュアデコルを集めるクル。そして、キャンディの世界を救ってほしいクル」

 

みゆき「ええー!全然わかんないけど、面白そう!」

 

キャンディ「本当クル~?」

 

みゆき「何だろう…、とびきりハッピーな事が始まっちゃったかも~!」

 

みゆき(ナレーション)「こうして、私のプリキュアとしての戦いが始まりました。しばらくしてから、あかねちゃん、やよいちゃん、なおちゃん、れいかちゃんがプリキュアになって私達は5人で戦う事になりました。でも、あの狼さんが言っていたキングバトロンとジャックストームって何の事かな?それに、私の会ったフードの人は敵かな?味方かな?でも、フードの人はきっと味方だって私は信じてるよ」




オリジナルキャラ紹介

バッドエンド王国

破壊大王キングバトロン(イメージCV:小村哲生)
皇帝ピエーロの右腕で封印中のピエーロに代わってバッドエンド王国を率いる実質的なバッドエンド王国の支配者。
外見は30代後半~40代ぐらいの渋い男性の姿をしているが、自由にドラゴンの姿になる事もできる。
戦闘力は極めて高く、性格もバッドエンド王国の実質的な支配者に恥じない悪党そのものだが、部下想いで且つ弟想いな性格であるため、弟のジャックストームやウルフルンらに慕われている。だが、ジョーカーは表向きは忠実であるものの本心では忠誠心を持っておらず、キングバトロン自身もジョーカーを信用していない。
また、弟や部下の任務失敗に関しても寛大であり、仲間殺しをしなければ失敗を犯そうが自身に叛逆しようがいくらでも許す。
他にも弟に命じてバッドエナジー以外のエネルギーを集めているようだが……?
元ネタはビーストウォーズセカンドのガルバトロン

破壊大公ジャックストーム(イメージCV:松山鷹志)
破壊大王キングバトロンの弟で兄の補佐をしている破壊大公。
外見は渋い中年男性の姿の兄に比べると若い上に威厳も怖さも劣るが、兄がドラゴンの姿になれるようにジャックストームも自由に恐竜の姿になれる。
戦闘力はジョーカーに比べてパワーやタフさは勝る反面、頭脳面は劣る。
性格はブラコンで兄の権力を笠に着て威張り散らす上に頭が悪いため、兄にはよく怒られ、ウルフルンらからは煙たがられているが、何だかんだいって兄は大切にしてくれる上にウルフルン達は従ってくれるため、彼等と漫才をよく繰り広げている。
出撃する時は他の幹部と違ってなぜかバッドエナジーを集めず、闇の絵本に光の虹色の絵具を空白のページに塗ってグッドエンド空間を作り出して人々を大いに喜ばせてグッドエナジーを集めたりしているが、これには訳があるらしい。
元ネタはビーストウォーズセカンドのメガストーム

???
フードの少女(イメージCV:宍戸留美)
みゆきが初めてプリキュアになった時からずっとみゆき達を見ている謎の存在。
なぜかキャンディの事を知っているが……?

これで1話は終わりです。
冒頭で名前の出たしおんは近いうちに転校生として出てきます。早く転校生の話を描こうと思っているため、サニー覚醒回からビューティ覚醒回はカットします。
次の話は今回の話でも顔見せしたポップが正式に登場する6話の内容をやります。
ちなみに、今回登場したフードの人物はスイプリのキュアミューズ枠としてしばらくあまり話さない謎の人物として登場します。
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