スマイルプリキュアIF   作:アンドロイドQ14

2 / 7
2話 チーム結成、スマイルプリキュア!

七色ヶ丘

みゆき(ナレーション)「私達プリキュアが5人揃ったので、私達は私の家でお祝いをしていました」

 

みゆき「祝!」

 

全員「全員集合!(クル~!)」

 

 掛け声とともにくす玉からキャンディが出てきた。

 

キャンディ「プリキュアが揃ったクル!嬉しいクル~!」

 

れいか「では、改めて質問です。プリキュアとは何なのですか?」

 

キャンディ「伝説の戦士クル」

 

なお「なんであんなにすごい力があるの?」

 

キャンディ「伝説の戦士だからクル」

 

あかね「それじゃあわからへんやん」

 

やよい「あの怖い人達は何者なの?」

 

キャンディ「クル?」

 

みゆき「目的は何なのかな?」

 

あかね「うちらは何したらいいの?」

 

キャンディ「………伝説の戦士クル」

 

 答えられないキャンディはひもをよじ登ってくす玉の中に隠れた。

 

キャンディ「キャンディよくわからないクル」

 

 みんながショックを受けていると、本が羽ばたいて飛んできた。そして、みゆきの顔面に直撃してみゆきは倒れた。

 

???「おっと、すまんでござる」

 

 声と共に本からライオンのぬいぐるみみたいな妖精が出てきた。

 

あかね「何か出た」

 

みゆき「あなたは?」

 

妖精「邪魔するでござる。拙者は…」

 

キャンディ「お兄ちゃん!」

 

 くす玉を貫いてキャンディは妖精にダイブした。

 

みゆき達「お兄ちゃん?」

 

 

キャンディ「お兄ちゃん、会いたかったクル~!」

 

妖精「キャンディ、相変わらず泣き虫でござるな~!」

 

みゆき「あの~…」

 

ポップ「失礼いたした。拙者はポップと申す。妹が世話になっているでござる」

 

みゆき「こちらこそ」

 

キャンディ「お兄ちゃんあれやってクル」

 

ポップ「へっ、よしよし。ターバン巻きでござる」

 

 ポップはキャンディの耳をターバン巻きにした。

 

あかね「へぇ、お兄ちゃんもかわいいやん」

 

 ポップの頭をなでるあかねだったが、耳に手を弾かれた。

 

あかね「何や」

 

ポップ「拙者は男、かわいいなどとは…無礼でござる」

 

 なぜか荒海を背景にポップは決めた。

 

やよい「かっこいい!」

 

ポップ「へ…かっこ…いい?」

 

やよい「男らしくてかっこいい!」

 

ポップ「いや…あの…」

 

 気が動転したポップは後ずさりしすぎて窓のレールに引っかかってこけた。

 

れいか「でもポップさん、ちょうどよかったです」

 

ポップ「うむ、プリキュアについての話なら、拙者が引き受けるでござる。キャンディ、伝説のプリキュアの絵本をここに」

 

キャンディ「あれ?どこいったクル?」

 

ポップ「まさかなくしたのでござるか?」

 

キャンディ「えっ、ちょっと待ってクル。えっと…みゆきとぶつかるまでは確かにあったクル」

 

みゆき「思い出した!あの本、ふしぎ図書館に置いたままだった」

 

ポップ「図書館?そなた、まさかあの図書館に?」

 

みゆき「えっ?よくわかんないけどおっきな木の中だった」

 

ポップ「なんと…、あそこに人が迷い込むとは…。実はあの図書館は本棚さえあればどこからでも行けるのでござる」

 

みゆき「へぇ、じゃあ絵本を取りに行こう」

 

やよい「ここからそこに行けるの?」

 

ポップ「まぁ見てるでござる」

 

 かつてみゆきがやったのと同じようにポップも本を動かした。すると、本棚が光り出した。

 

みゆき「あの時と同じだ」

 

ポップ「さぁ、行くでござる!」

 

 5人と2匹は引きずり込まれていった。

 

 

紫東家の屋敷

 ここは七色ヶ丘の外れにある紫東家の屋敷。玄関では、多数の人と女性、そしてセミロングの整った紫色の髪の少女が車に乗り込んでいた。

 

中年女性「しおんお嬢様、今から私達は転校の手続きに参ります。一緒に行かれますか?」

 

しおん「はい。黒金さん、私としても校舎を見ておきたい気分です」

 

黒金「わかりました。では、お乗りください」

 

 乗り込んだ後、運転手は車を走らせた。

 

しおん「(みゆきちゃん、元気にしてるかな?私は七色ヶ丘中学校に転校する事になりました。また会ったらあの時のように遊ぼう)」

 

 

バッドエンド王国

 その頃、バッドエンド王国では3幹部はババ抜きをしていた。

 

アカオーニ「それにしても」

 

マジョリーナ「プリキュアが5人もいるとはね」

 

ウルフルン「まったく忌々しいぜ」

 

Jストーム「はっはっはっ!何をそんなに悩んでいるんだ!?あの戦いの様子を見てりゃプリキュアなんて俺や兄ちゃんなら5人がかりでも余裕で倒せるんだぞ!」

 

ウルフルン「けっ、いつも兄ちゃんの権力にあぐらをかいているてめえに言われたくねえんだよ!」

 

???「んふふふっ、お悩みのようですね~」

 

Kバトロン「この声、あの信用ならん奴か!」

 

ウルフルン「誰だぁ!?」

 

???「私です」

 

 すると、ウルフルンの手のジョーカーの札が光った。

 

 

 

ふしぎ図書館

 みゆき達はふしぎ図書館に到着した。みゆきは墜落し、やよいは着地したが、残りの3人はみゆきの上に落ちていった。

 

やよい「すごーい!」

 

みゆき「そうそうここだよ、久しぶりー!」

 

あかね「ええ感じの場所やな~」

 

れいか「不思議と心が休まります」

 

ポップ「ここには世界中のメルヘンが集められているでござる」

 

みゆき「ほんと?ぜーんぶ読みたーい!」

 

 ぐるぐる回っていると、何かに引っかかってコケてしまった。

 

キャンディ「絵本があったクル」

 

ポップ「よかったでござる」

 

キャンディ「では、お待ちかねクル」

 

ポップ「伝説の戦士プリキュアの始まりでござる。昔々、絵本の国、メルヘンランドがありました。そこは絵本に出てくるような楽しくかわいい妖精達が住む、平和な国でした。でもある日、悪の皇帝ピエーロが手下を引き連れ攻めてきたのです。メルヘンランドの女王、ロイヤルクイーン様は親衛隊と共にメルヘンランドを守るために戦いましたが、力の源であるキュアデコルを奪われてしまいました。そして皇帝ピエーロはそれを赤い絵の具で覆い、手下達に渡してしまったのです」

 

みゆき「それがアカンベェを生み出す赤い玉なの?」

 

キャンディ「そうクル」

 

ポップ「親衛隊も数を減らしていく中、女王様は最後の力でピエーロを封印し、残された手下も撤退したため、戦いは引き分けに終わりました」

 

 話を聞いている最中、絵本に描かれてあるドラゴンと恐竜になおが気付いた。

 

なお「ちょっと待って。絵本に描かれていたあのドラゴンと恐竜は何者なの?」

 

ポップ「ドラゴンはピエーロの右腕、破壊大王キングバトロンでござる。普段は人の姿をしているが戦闘時にドラゴンの姿になる事もできるのでござる。恐竜の方はキングバトロンの弟の破壊大公ジャックストームでござる。弟も同じように普段は人間の姿をしてるでござる」

 

あかね「破壊大王と破壊大公?」

 

れいか「ピエーロよりも過激な肩書きを持っていますね」

 

ポップ「話を再開するでござる。拙者達は女王様を復活させたいのでござるが、それには赤い玉を浄化しキュアデコルを取り戻す必要があるのでござる。そして取り戻したキュアデコルは、このデコルデコールに」

 

キャンディ「入れるクル」

 

やよい「少しだけもってるよね」

 

みゆき「入れてみよう」

 

 持っているデコルを入れると、光った。

 

ポップ「デコルデコールがキュアデコルでいっぱいになれば女王様が復活するでござる」

 

あかね「へぇ~」

 

やよい「皆で頑張ればすぐだよ」

 

れいか「ところで悪者たちはどうなったのですか?」

 

キャンディ「じゃあ続きを読むクル」

 

ポップ「悪者達は皇帝ピエーロの封印を解こうと考えました」

 

 

バッドエンド王国

 

ウルフルン「お前は?」

 

一同「ジョーカー!」

 

ジョーカー「はい、皆さん、ごきげんよう!水臭いな~私も作戦会議に混ぜてくださいよぉん」

 

Jストーム「気色悪い喋り方はやめろ!第一、お前の階級は俺や兄ちゃんより下なんだぞ!出しゃばるな!」

 

ジョーカー「まあまあ、そう怒らずに」

 

Kバトロン「そんな態度は大概にしろ。ふざけが過ぎれば俺はてめえに対しては容赦せんぞ」

 

ジョーカー「(くっ、ジャックストームはともかく、キングバトロンは油断も隙も無い。ピエーロ様への忠義が疑わしいあの男さえ消えれば私がリーダーになってピエーロ様を復活させる事ができるというのに!)」

 

ウルフルン「ジャックストーム様の言う通りだ!お前如きが参加せずとも答えは出てるぜ!」

 

マジョリーナ「我々がすべきことは」

 

ウルフルン「人間達の世界をバッドエンドにし」

 

アカオーニ「未来と笑顔を奪い」

 

マジョリーナ「人間達から搾り取ったバッドエナジーでピエーロ様を復活させることだわさ!」

 

ジョーカー「イエース!さすがは偉大なる3かーんぶ!」

 

Jストーム「偉大なるってちょっと待て!こいつら下っ端の幹部だぞ!」

 

ジョーカー「細かい事はお気になさらずに。皆さんがいれば地球を…ノンノンノン。宇宙全てをバッドエンドにする日も近ーい!」

 

 

 

ふしぎ図書館

ポップ「そんな悪者達の企みを止めるため、女王様は奇跡の光を地球に送りました。そしてキャンディに」

 

キャンディ「こう言ったクル~。『キャンディ、5人のプリキュアを探しなさいクル』任せるクル。こうしてキャンディは来たクル」

 

みゆき「すごーい!それでそれで!次はどうなるの~?」

 

 次のページにはキュアハッピーが描かれていた。

 

みゆき「私!?」

 

 次はサニーだった。

 

あかね「ウチや!」

 

 次の3ページはピース、マーチ、ビューティが描かれていた。

 

みゆき「やよいちゃん、なおちゃん、れいかちゃん!」

 

れいか「で、では?次のページは?」

 

 だが、次のページは空白だった。

 

みゆき達「真っ白!」

 

やよい「なんで?」

 

ポップ「この絵本の主人公は君達なのでござるよ。だからこの先の物語は君達が作っていくのでござる」

 

みゆき「私達が?」

 

 

 

バッドエンド王国

ジョーカー「そうそう、グレイトな情報があるんですよ?プリキュアは全部でファーイブ!5人だけなんですって」

 

アカオーニ「ふん、たったの5人かオニ」

 

マジョリーナ「100人いようが一捻りだわさ」

 

ウルフルン「俺は1000人いても構わないぜ」

 

ジョーカー「さすが偉大なる3かーんぶ!ワンダフォー!」

 

Kバトロン「おい、本当にプリキュアは5人だけだろうな?」

 

ジョーカー「ほ、ほほほ、本当ですよ。どうして疑うのですか?」

 

Kバトロン「弟のジャックストームが前から調査してたんだが、人間共の世界ではスーパー戦隊シリーズっていう5人組のヒーローが出る番組が流行っているそうだ。その番組では物語がある程度進むと6人目のヒーローが出てくるんだ。だから、6人目のプリキュアが出てくるかもしれないと頭の隅で考えていたんだ」

 

ジョーカー「いくら流行っているとはいっても所詮はフィクション、6人目のプリキュアが現れる訳ないじゃないですか」

 

Kバトロン「だからと言って6人目のプリキュアが出ないという保証は100%じゃないんだぞ!頭脳が冴えているてめえの弱点はその慢心だ!だから、先のメルヘンランド襲撃でピエーロ様が封印され、大半の手下を失った上にてめえもしばらく動けなくなる羽目になったんだぞ!わかっているのか!」

 

ジョーカー「(ドラゴン風情が、言わせておけば!)そういうキングバトロン様の方こそ弟さんがバッドエナジー以外のエネルギーを集めているようですね。まさか、ピエーロ様に謀反を起こそうという考えをお持ちですか?」

 

Kバトロン「他人の心配をするぐらいなら自分の心配をしろ。今のバッドエンド王国のトップはこの俺だ。俺に反抗したいならいつでも反抗していいぞ。だが、ピエーロ様を復活させるために俺の弟やウルフルン達を犠牲にするな。したら命の保証はしないぞ…!」

 

ジョーカー「(おのれ、キングバトロン!)」

 

 キングバトロンにボロクソ言われて怒り心頭のジョーカーをよそにババ抜きをやっている3幹部のうち、マジョリーナの手札がなくなった。

 

マジョリーナ「上がりだわさ!」

 

ウルフルン&アカオーニ「げっ!」

 

マジョリーナ「ジャックストーム様、今日は私が行かせてもらうだわさ」

 

Jストーム「ああ、いいとも。人間共をバッドエンドにしてやれ!」

 

 出撃するマジョリーナをジョーカーは見送った。

 

ジョーカー「お気をつけて~!」

 

 

ふしぎ図書館

れいか「つまり、あの狼さん達が世界をバッドエンドにしようとしていて、私達プリキュアがそれを阻止する」

 

なお「そして、キュアデコルを集めて」

 

みゆき「メルヘンランドの女王様を復活させる」

 

やよい「私達はスーパーヒーローって訳ね」

 

あかね「1人、おかしなことゆっとるで!」

 

ポップ「よろしくでござる」

 

あかね「よっしゃあ、それじゃあみんなで気合入れようか~!」

 

みゆき「あぁ待って!まだ大事な事決めてない」

 

あかね「何や?」

 

みゆき「決め台詞」

 

あかね「何やそれ」

 

みゆき「決め台詞だよ~、せっかくプリキュアが5人揃ったんだもん。変身した後でみんなで言う決め台詞を決めようよ~」

 

あかね「どうでもいい」

 

なお「すこぶるどうでもいい」

 

みゆき「ガガーン…、なぜか冷たい視線…」

 

 すると、やよいが暖かい目で見ていた。

 

みゆき「暖かい目~!」

 

 意気投合する2人の姿にあかねとなおは呆れた。

 

れいか「確かに決め台詞は団結には重要かも知れません」

 

ポップ「よくわからぬが、早く決めるでござる」

 

なお「…よし、仕方ない」

 

あかね「やるならやったろか!」

 

みゆき「閃きました。5人揃って、ゴプリキュア!」

 

 息を揃えて決めポーズを決めた。

 

みゆき「どう?」

 

あかね「ゴプリキュアはないわ」

 

やよい「私も別の名前にした方がいいと思うわ」

 

みゆき「やよいちゃんまで!どうして?」

 

やよい「だって…万一、6人目のプリキュアが現れたらゴプリキュアじゃなくなっちゃうから!」

 

なお「でも、プリキュアは全部で5人って言ってたわよ。6人目が現れるなんて」

 

やよい「万一だよ、万一」

 

ポップ「伝説の戦士のやる事はよくわからんでござる」

 

 

 

公園

 その頃、マジョリーナは公園に来ていた。

 

マジョリーナ「ここにするだわさ」

 

 早速、本を取り出した。

 

マジョリーナ「世界よ、最悪の」

 

 いつものようにバッドエンドにしようとした途端、上空から矢が飛んできて本を貫いてしまった。

 

マジョリーナ「あ~~っ!せっかくバッドエンドにしようと思ったのに!!!お約束のシーンをぶち壊すとは何事だわさ!?」

 

 

ふしぎ図書館

 マジョリーナの気配をポップが感じた。

 

ポップ「どこかがバッドエンドにされそうになったでござる」

 

れいか「そんな事がわかるんですか?」

 

なお「でも、されそうになったって言ったよね?」

 

ポップ「そうでござる。誰かがバッドエンドにするのを妨害したみたいでござる」

 

みゆき「でも行かなきゃ」

 

ポップ「ここは本の扉を使うでござる」

 

なお「本の扉?」

 

ポップ「まず、行きたい場所を心に思ってください」

 

みゆき「えーっと…」

 

れいか「皆さんが笑顔を奪われそうになった場所へ」

 

 れいかのやり方をみゆき達はまねて心に思った。

 

ポップ「そして、その本を抜くでござる。左の本を右へ、下の本を左へ、最後に上の本を左右に」

 

 指示通りに本を動かすと、本棚が光った。

 

ポップ「これで行きたい場所の近くの本棚に行けるでござる」

 

みゆき「すごい、そうなってたんだ!」

 

なお「行こう」

 

 そのままあかね達は入っていった。みゆきも遅れて入ろうとしたが、しおんとの思い出の写真を落してしまった。

 

みゆき「あっ、しおんちゃんとの思い出の写真!」

 

ポップ「まずい!」

 

 

 

図書館

 あかね達は目的地に着いた。

 

なお「近所の図書館だ」

 

れいか「誰が妨害したかはわかりませんがバッドエンドにするのを阻止してくれたおかげでみんな楽しそうですね」

 

みゆき「あれ?みゆきちゃんは?」

 

 

 

紫東家の屋敷

 一方、みゆきはしおんの家の本棚の前に来ていた。

みゆき「あれっ?ここって…」

 

 

 

図書室

 その頃、キャンディはあかね達の所に来ていた。

 

キャンディ「みゆきは間違って他人の家に行ったクル!」

 

あかね達「誰かの家?」

 

 

 

紫東家の屋敷

 しおんの家に来たみゆきは懐かしさに浸っていた。

 

みゆき「何だかとっても懐かしい雰囲気なぁ~」

 

ポップ「おーい!」

 

みゆき「ポップ!」

 

ポップ「家の人に見つかったらまずいでござる!」

 

 

 

公園

 バッドエンドにするのを妨害されたマジョリーナは憤っていた。

 

マジョリーナ「おのれ~~!こうなったら、人間共に直接危害を加えてバッドエンドにしてやるだわさ!いでよ、アカンベェ!」

 

 召喚されたアカンベェは無差別に公園の人を襲い始めた。

 

マジョリーナ「こんなもんじゃ足りないだわさ、もっと襲うだわさ!」

 

れいか「お待ちなさい!」

 

 声を聞いたマジョリーナは横目で見た。

 

れいか「世界をバッドエンドには変えさせません!」

 

マジョリーナ「プリキュア、待ってただわさ!今日はバッドエンドにするのを妨害されてムシャクシャしてるからお前達を倒してストレス発散するだわさ!」

 

 

 

紫東家の屋敷

 部屋でみゆきとポップは話をしていた。

 

ポップ「みゆき殿、キャンディは迷惑をかけておらぬか?」

 

みゆき「え、キャンディ?キャンディは初めて会った時から、すっごく一生懸命だよ。迷惑なんて何にもないよ」

 

ポップ「左様でござるか…」

 

みゆき「でもどうして?」

 

ポップ「キャンディは頑張り屋でござる。でも、本当は泣き虫で寂しがりやでござる。拙者はメルヘンランドに帰らなければならぬ。しかし、キャンディにはいつも笑顔でいてほしいのでござる。だから」

 

 話してる最中、みゆきはポップの手をとった。

 

みゆき「そうだよね。やっぱりスマイルがいいよね。大丈夫!私達もキャンディの事大好きだもん!笑顔…スマイル…」

 

 何かを閃いたみゆきはポップと共に再びふしぎ図書館へ向かった。

 

 

 

公園

 その頃、あかね達はアカンベェの攻撃に遭っていた。

 

れいか「こうなったら4人で戦いましょう!」

 

やよい「でも決め台詞が!」

 

あかね「それどころちゃうやろ~!」

 

マジョリーナ「へひゃひゃ、変身もしないで」

 

???「待つでござる!」

 

 声を聞いてマジョリーナが動きを止めると、みゆきとポップが来ていた。そして、マジョリーナが唖然としている隙にスクラム会議をした。

 

マジョリーナ「何話してるだわさ!」

 

あかね「ええやんその台詞!」

 

やよい「かっこいいし、6人目が入ってきても大丈夫よ」

 

なお「だから6人目は」

 

みゆき「じゃあ、行くよ!」

 

 そのまま5人はスマイルパクトを構えた。

 

音声『レディ!』

 

みゆき達「プリキュア、スマイルチャージ!」

 

音声『ゴーゴー、レッツゴー』

 

 5人はプリキュアに変身した後、降り立った。

 

ハッピー「キラキラ輝く、未来の光、キュアハッピー!」

 

サニー「太陽サンサン、熱血パワー、キュアサニー!」

 

ピース「ピカピカぴかりん、じゃんけんぽん、キュアピース!」

 

マーチ「勇気りんりん、直球勝負、キュアマーチ!」

 

ビューティ「しんしんと降り積もる清き心、キュアビューティ!」

 

ハッピー達「5つの光が導く未来。輝け、スマイルプリキュア!」

 

ハッピー「決まったぁ!」

 

 決め台詞を決めてうっとりしていると、ミサイルが飛んできている事に気付かずに直撃してしまった。

 

ポップ&キャンディ「みんな~!」

 

ハッピー「不意打ちなんてずるい!」

 

ビューティ「あっ!皆さん、早く立って!」

 

 倒れている間にもアカンベェが迫っていた。

 

マジョリーナ「踏み潰してやるだわさ」

 

 アカンベェが踏み潰そうとした途端、ポップが口に巻物を加えて立ちはだかった。

 

ポップ「ドロンでござる!」

 

 すると、ポップは巨大化してプレス機のような姿になった。

 

ポップ「そうはイカのキンピラでござる!」

 

 巨大化したポップの姿に敵味方関係なく唖然とする中、ポップは張り手でアカンベェを突き倒してしまった。

 

マーチ「何なの?」

 

ビューティ「プレス機かしら?」

 

キャンディ「お兄ちゃんクル!」

 

ハッピー達「えっ!?」

 

キャンディ「お兄ちゃんの変化の術クル!」

 

 そうしている間にポップは腹の上にアカンベェを乗せて挟み込んだ。

 

ポップ「さぁ、反撃でござる!」

 

ハッピー「よし、行くよみんな!」

 

ハッピー達「1、2の、3!」

 

ハッピー「プリキュア、ペチャンコアタック!」

 

 合図とともに飛び上がってヒップドロップで一気にプレス機の姿のポップに挟まれているアカンベェを潰した。

 

キャンディ「ハッピー、今クル~!」

 

ハッピー「気合だ気合だ気合だぁ~~っ!プリキュア、ハッピーシャワー!」

 

 ハッピーシャワーが直撃したアカンベェは消滅した。

 

ハッピー「やったー!」

 

マジョリーナ「もう、今日は本を貫かれたりして散々だっただわさ!覚えてろだわさ!」

 

 悔しがってマジョリーナは撤退した。今回、手に入れたデコルは星だった。

 

ポップ「星デコルでござる。ではここに入れるでござる」

 

ハッピー「へ?」

 

 デコルデコールにデコルを入れると、また光った。

 

キャンディ「カワイイクル~!」

 

マーチ「それにしても助かったよ、ポップ」

 

サニー「化けられるなんてな~」

 

ビューティ「かっこよかったです」

 

ポップ「あ、いや、拙者は……、その…」

 

 照れて後ずさりしたポップは誰かの足にぶつかった。

 

ポップ「あ、気付かずにぶつかってしまって申し訳ないでござ…」

 

 謝ったが、ポップがぶつかったのはハッピー達を見ていたフードの人物だった。

 

ハッピー「あの時の人だ!」

 

ビューティ「知ってるんですか?」

 

ハッピー「私が初めてプリキュアになった時に出会ったんだ」

 

サニー「なら、あいつは敵か?」

 

マーチ「あなたはバッドエンド王国の手先なの?」

 

 何も答えずにフードの人物は去っていった。

 

ビューティ「あの人は結局何者だったのでしょうか?」

 

ピース「敵か味方かわからない謎の人物…ますます謎が深まっちゃうよ!」

 

 ピースは目をキラキラさせている様子に一同は呆れていた。

 

 

 

 そして、夕方になった。

キャンディ「お兄ちゃん、帰っちゃうクル?何でクル!?嫌クル!」

 

ポップ「拙者はメルヘンランドの任務があるのでござるよ。寂しくなったら電話デコルを

使えば、デコルデコールから話せるでござる。キャンディ、お兄ちゃんとの約束は覚えてるでござるか?」

 

キャンディ「バイバイする時は……」

 

 両頬を引っ張ってキャンディはニッコリ顔を作った。

 

キャンディ「スマイルクル」

 

ポップ「えらいでござる」

 

 その後、ポップは本の中に戻った。

 

ポップ「皆の衆、妹と宇宙平和をよろしくでござる!」

 

 本に戻ったまま飛んでいった。

 

やよい「行っちゃった…」

 

みゆき「大丈夫だよキャンディ。ほら!」

 

れいか「キャンディには私達がついています」

 

やよい「みんな、友達だよ」

 

あかね「いつも傍にいんで」

 

なお「だから泣かないで」

 

キャンディ「ありがとうクル。キャンディは、キャンディは…、お腹空いたクル…」

 

みゆき「もう、キャンディったら…」

 

キャンディ「笑いごとじゃないクル!」

 

 そんな時、高級車が公園の近くの道路を通り過ぎた。

 

れいか「あの高級車は何なのでしょうか…?」

 

 高級車に乗っていたしおんもみゆきを発見した。

 

しおん「(みゆきちゃん…)」




登場人物設定

???

紫東しおん(イメージCV:皆口裕子)
幼稚園生の頃のみゆきの同級生で一番の友達だった少女。
シトーコーポレーションの令嬢で幼稚園生の時は周囲からは憧れの視線で見られていたため友達がおらず、とあるきっかけで親しくなったみゆきしか友達がいなかった。
性格は物静かで心優しいが、みゆき達に比べるととても厳しい一面もある。勉強面はれいかを上回り、運動面でもあかねやなお以上にスポーツをこなせる文武両道。
みゆきとは小学校に進む時に別れた。だが、進んだ先の小学校ではしおんについてはよくない噂が流れていたらしい。


これで2話は終わりです。
今小説のバッドエンド王国は3幹部はバッドエンドにするのを妨害されたり、間違ってグッドエンドにしてしまったりしてジャックストームと共にギャグ要素の多い悪役にする反面、上層部はギンガマンのバルバンやトッキュウジャーのシャドーラインみたいに嫌味を言い合ったりして陥れようとしたりして仲が悪い悪役として描きます。
なお、今小説では今回のようにバッドエンド空間ができない話も多くする予定のため、プリキュアの存在が認知されるのも描きます。
次の話はオリジナルでみゆきの幼稚園の時の友達だったしおんが転校してきます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。