スマイルプリキュアIF   作:アンドロイドQ14

4 / 7
4話 うそ~!やよいちゃんが転校!?

七色ヶ丘

 プリキュアの協力者になったしおんは学校で他の生徒ともよく話すようになった。そして、帰りにみゆき達と話していた。

 

しおん「なるほど、みゆきちゃん達は人々を守るだけでなく、キュアデコルっていうアクセサリーを集めてロイヤルクイーンを復活させるためにバッドエンド王国と戦ってるんだね」

 

みゆき「そうだよ。プリキュアは全部で5人らしいけど、6人目とか出たりしないかなぁ?」

 

やよい「6人目?」

 

しおん「どうしたの?やよいちゃん。6人目にかなり反応したけど…」

 

やよい「スーパー戦隊シリーズでは物語が進むと6人目のヒーローが現れるんだけどヒーローのピンチに颯爽と現れる6人目の戦士って燃える要素だよ!みゆきちゃんの言う通り私も6人目のプリキュアが出たら嬉しいよ!」

 

あかね「やけど、現実にそんな夢物語みたいな事は簡単には起こらへんで」

 

なお「それに、近頃のスーパー戦隊シリーズでは6人目の戦士は完全に定番になってるけど、ジェットマン辺りまでは6人目の戦士なんて出なかったよ」

 

れいか「メルヘンランドの伝説ではプリキュアは5人だけです。6人目が出る可能性はありません」

 

やよい「そ、それはわかってるよ。もしも6人目のプリキュアがいたらなぁって思ってただけで…。ところで、しおんちゃんは世界名作劇場は何が好きなの?」

 

しおん「私はペリーヌ物語や七つの海のティコが好きよ。でも、小公女セーラは嫌いよ。お母さんがいじめは悪い事だという事で見せてたんだけど、あれはとても見てられるような内容じゃないわ」

 

あかね「そん気持ちはウチもわかるで。ウチも初めて見た時は腸が煮えくり返るほど腹が立ったんや!」

 

なお「せめて、セーラをいじめていた人全員に何かしらの罰があたった方がよかったけどね」

 

やよい「しおんちゃんってヒーロー物とかよく見るの?」

 

しおん「テレビではそんなには見ないけど、DVDでなら見てるわ」

 

やよい「じゃあ、どんなヒーローが好き?」

 

しおん「私はウルトラマンコスモスかな」

 

やよい「えっ、暴れる怪獣や宇宙人をバンバン倒す他のウルトラマンは好きじゃないの?」

 

しおん「他のウルトラマンも嫌いってわけじゃないわ。でも、コスモスは他のウルトラマンよりも安易に怪獣を殺さないっていうスタンスが好きよ」

 

みゆき「コスモスの映画はとっても感動したよ。しおんちゃんも私もぽろぽろ涙が出ちゃったし」

 

なお「しおんちゃんってどうしてこの学校に転校してきたの?」

 

しおん「前の学校ではみんな私を才女と煽てたり妬んだりしてトラブルが絶えなくて1年通ってもほとんど馴染めなかったから黒金さんが前の学校の担任の先生とよく相談した上でここに転校する事が決まったの」

 

れいか「その気持ちは私もわかります。しおんさんは大企業の社長令嬢でしかも文武両道なので他の人に羨ましがられたり妬まれたりするのも無理はないと思います」

 

みゆき「でも、この学校ではかなり馴染んで来たから大丈夫だよ」

 

しおん「私もそう思うわ。だって、心を許せる友達がいるんだから」

 

 

 

 次の日、やよいはまだ寝ていた。

音声『良い子のみんな、おはよう!君の目覚めを世界中の人が待ってるぞ!さぁ起きるんだ。よい子のみんな』

 

 目覚まし時計をやよいは止めた。

 

???「やよい、早く起きなさい」

 

やよい「もうちょっと…」

 

???「今日の朝食はホットケーキよ」

 

やよい「ホットケーキ!」

 

 母親のちはるに呼ばれてやよいは起きた。

 

やよい「ママ、おはよう!」

 

ちはる「おはよう」

 

 やよいが見てみると、ホットケーキはなかった。

 

やよい「えっ、ホットケーキは?」

 

ちはる「うふふっ、ごめんなさい、今日は4月1日でしょ?だから」

 

やよい「そっか。今日はエイプリルフールだから嘘をついてもいいんだ」

 

ちはる「でも、後で嘘って正直に言わないとね」

 

やよい「当然だよ。ところでママ、私ボーイフレンドができちゃった」

 

ちはる「えっ!?」

 

やよい「な~んちゃって、早速騙されてる~」

 

ちはる「もう、やよいったら!」

 

やよい「おあいこおあいこ。よーし、せっかくだから今日は楽しい嘘をついちゃおう」

 

 

 

バッドエンド王国

 その頃、アカオーニは何やらクレヨンで自分の絵を描いていた。

 

マジョリーナ「おや、珍しいだわさ。まさか絵描きにでもなるつもりかい?」

 

アカオーニ「今日はエイプリルフールオニ。鬼が桃太郎を倒す嘘の紙芝居を子供達に見せてやるオニ」

 

ウルフルン「それはおかしいぜ、やがて世界はバッドエンドになる。つまり、鬼が桃太郎を倒すという話はほんとの話になるから嘘じゃねえ」

 

アカオーニ「ん?嘘がほんとで、ほんとが嘘で、うわ~~っ、わからんオニ!」

 

Jストーム「おい、アカオーニに難しい事を言うな」

 

アカオーニ「ああ、とにかく嘘は最高オニ!今日は嘘で人間共を困らせてやるオニ」

 

Jストーム「いい心意気だ、期待しているぞ」

 

 出撃しようとした時、アカオーニは何かを思い出した。

 

 

 

七色ヶ丘中学校

 登校時、みゆきとしおんは上履きを履いていた。

 

やよい「みゆきちゃん、しおんちゃん、おはよう」

 

みゆき「おはよう」

 

キャンディ「おはようクル」

 

みゆき「聞いてよ、今日キャンディがお母さんのドーナツ食べちゃって」

 

やよい「(そうだ、今日はエイプリルフール、みゆきちゃんとしおんちゃんを驚かせちゃお~)」

 

しおん「やよいちゃん、さっきからどうかしたの?」

 

やよい「あのね、みゆきちゃん、しおんちゃん、実はずっと言えなかった事があったの」

 

みゆき「え、何?」

 

やよい「私ね、私…、転校する事になったの」

 

みゆき「え~、ほんとに!?」

 

やよい「(やった~)」

 

みゆき「いつ転校するの?」

 

やよい「それも、本当に突然の事だけど…明日」

 

みゆき「ええ~~っ、明日!?」

 

やよい「(うふふ、面白い!でも、この辺で)はい、嘘でした!今日はエイプリルフールだから嘘をついて…あれ?」

 

 気付くとそこにはみゆきとしおんの姿はなかった。

 

しおん「ちょっとみゆきちゃん、待ってよ!」

 

みゆき「あかねちゃん!」

 

あかね「みゆき、おはよう」

 

 慌ててみゆきを追いかけていたしおんはみゆきとあかねのやり取りを聞きながらある疑問を持っていた。

 

しおん「(本当にやよいちゃんは転校するのかしら…?黒金さんにその手続きが既に行われているかどうか確かめてみるしかないわね…)」

 

 鞄に入れていた通信機を取り出したしおんは黒金に連絡した。

 

 

 

紫東家の屋敷

黒金「お嬢様、どうなされましたか?」

 

しおん『黒金さん、今すぐやよいちゃんのお母さんに転校の手続きをしているかどうか確かめてください。それを確かめたら昼休みの時間の時に連絡してください』

 

黒金「承知しました」

 

 通信が終わった後、黒金はすぐにちはるに電話で連絡を入れた

 

ちはる『はい、黄瀬です』

 

黒金「ちはるさんですね?私は紫東家にお仕えしています黒金と言います。お聞きしたい事がありますが、娘のやよいさんは明日転校するそうですけど、手続きの方は行っているのですか?」

 

ちはる『転校?その予定は全くございませんが…』

 

黒金「そうですか、わざわざすみませんでした」

 

 そう言って通話は終わった。

 

 

七色ヶ丘中学校

 その頃、学校ではホームルームは終了していた。

 

なみえ「では、これでホームルームは終わります。1時間目の授業の準備をしてください」

 

 その後、なみえは教室を出た。

 

あかね「なお、ちょっと耳貸してや」

 

 みゆきとあかねはなおとれいかにやよいが転校すると話した。それを聞いたなおとれいかは驚き、やよいの様子を誤解して同情した。この光景を見ていたしおんは気まずそうにしていた。

 

 1時間目が終わって次の授業の音楽の準備をやよいはしていた。

 

やよい「みゆきちゃん、あかねちゃん、今朝話した事なんだけど実はね」

 

れいか「やよいさん、話は聞きました」

 

なお「なんでもうちょっと早く教えてくれなかったの?」

 

やよい「え、何が?」

 

なお「転校の事」

 

やよい「え~、なんでそれの事を」

 

なお「遠慮なんかしないで相談してくれればよかったのに」

 

みゆき「その事はもう言わないであげて」

 

あかね「仲いい子には余計言い出しづらいもんやねん。な、やよい」

 

 返事に困ってやよいは俯いた。

 

やよい「(私、何言っちゃってんのよ~早く嘘って言わないと~)」

 

なお「なんで仲のいい子には言い出しづらいの?」

 

あかね「転校するって話したらいつかお別れするって意識してしまうやろ」

 

みゆき「転校するまではなるべく普通に過ごしたいんだよね。いつも通りの仲いい友達で。ねっ、やよいちゃん」

 

やよい「(あ~、また私ったら~!)」

 

れいか「なるほど、胸が痛む話です」

 

なお「そっか…ごめんね、やよいちゃんの気持ちも考えないで」

 

やよい「そんな、いいの(って、何かどんどんまずい方向に行っちゃってる~)」

 

やよい「そろそろ音楽室に移動せんと」

 

れいか「そうですね。次の休憩時間にまた私達だけで話しましょう」

 

やよい「(このままじゃ私、ほんとの嘘つきになっちゃう~!)」

 

 こうして、昼休みの時間になった。しおんは食事をしていると、黒金から通信が入った。

 

しおん「黒金さん、どうでしたか?」

 

黒金『ちはるさんに確認したところ、転校するなんて話は聞いていないそうです』

 

しおん「じゃあ、なんでやよいちゃんは転校するって話題が…」

 

黒金『お嬢様、今日は4月1日、エイプリルフールだから転校するっていう嘘をやよいさんはついたのではないでしょうか?』

 

しおん「エイプリルフール…そうだったわ!だから、やよいちゃんは転校するって嘘をついてみゆきちゃん達に嘘だと明かせなかったのよ!ありがとう、黒金さん」

 

黒金『どういたしまして』

 

 通信を切った後、食事を終えたしおんはやよいを探しに行った。その頃、やよいは屋上にいた。

 

やよい「直接話す勇気はないけど、漫画なら正直な事が言える」

 

 ようやくやよいは漫画を描き終えた。

 

やよい「よーし、これをみんなに見せて」

 

 ところが、風で漫画を描いた紙は飛ばされてしまった。

 

みゆき「やよいちゃん、こんなところにいたんだ」

 

やよい「み、みゆきちゃん。どうしたの…?」

 

 やよいがみゆきに連れていかれた後、しおんは屋上に来た。

 

しおん「まずい事態になったわね…。ここにいないとなると、やよいちゃんがいる所は…」

 

 どこかの保育園ではアカオーニがやってきて鬼が桃太郎を退治してしまう紙芝居を園児達に見せて園児達を泣かせていた。その事にアカオーニは大喜びして空を飛んでいた。

 

アカオーニ「面白かったオニ。子供を泣かせたからちょっとバッドエナジーがたまったオニ」

 

 すると、紙切れが顔に当たった。

 

アカオーニ「転校はエイプリルフールの嘘なの…」

 

 

 

七色ヶ丘中学校

 一方、やよいはみゆきに連れられて教室に来た。そこでは、やよいのお別れ会が行われていた。

 

れいか「最後まで普通に過ごしたいと言う気持ちも分かります。でも、例え悲しくてもちゃんと御挨拶をした方が良いと思い、お別れ会を開かせて頂く事にしました」

 

やよい「いえ…あの…(まずい!まずいよ~!)」

 

みゆき「やよいちゃん」

 

れいか「急な事だったので学校で育てた花しか用意できませんでした」

 

 れいかの説明と共にみゆきは花束を差し出した。

 

なお「私達の気持ちだよ」

 

あかね「忘れんといてや」

 

やよい「(まずいまずいまずい~!)」

 

男子生徒「これはみんなからのメッセージです」

 

れいか「では、やよいさんからもみなさんにメッセージをお願いします」

 

やよい「(もしも今、正直に告白したら…)」

 

 

れいか「ついていい嘘と悪い嘘があるます!」

 

なお「筋が通ってないよ、筋が!」

 

あかね「バカにせんとてや!」

 

みゆき「もう、やよいちゃんを信用できない!」

 

しおん「やよいちゃんの嘘つき!」

 

 

やよい「(怒られるし嫌われるし、もう誰も話してくれない。プリキュアだってもう一緒にできない)」

 

みゆき「やよいちゃん、頑張って」

 

あかね「泣いたらあかんで」

 

なお「しっかりね」

 

 遂にやよいは耐えきれなくなって泣いて出ていった。ちょうど教室に行こうとしたしおんはやよいを発見して追いかけた。

 

 

 

 その頃、やよいは外で泣いていた。そこへしおんがやってきた。

 

やよい「しおんちゃん…」

 

しおん「探したわよ」

 

やよい「まさか、みんなに頼まれて」

 

しおん「違うわ。私はやよいちゃんが嘘をついているって知ったから取り返しがつかなくなる前にどうにかしようと探していたのよ」

 

やよい「えっ、どうやって嘘を見抜いたの?」

 

しおん「私、この学校に転校する際に黒金さんが転校の手続きをしているのに立ち会ったからよ。だから、やよいちゃんが本当に転校するのかどうか黒金さんに頼んでやよいちゃんのお母さんが手続きをしているかどうか確かめたわ」

 

やよい「しおんちゃんっておしとやかに見えて行動力も高いね」

 

しおん「とにかく、手遅れになる前に正直に嘘だと明かした方がいいわ。いつまでも黙っていると状況が悪くなるだけよ」

 

 そう言ってると、みゆき達が来た。

 

みゆき「やよいちゃん…」

 

れいか「ごめんなさい、私のお節介のせいで…」

 

なお「余計に悲しい思いをさせてしまったみたいだね…」

 

あかね「ごめんな」

 

やよい「ううん、違う、違うの…」

 

 一方、アカオーニはイラストを見て腹を立てていた。

 

アカオーニ「ふん、下らん漫画オニ。俺様が嘘の素晴らしさを教えてやるオニ。世界よ、最悪の結末、バッドエンドに染まるオニ!白紙の未来を黒く塗りつぶすオニ!」

 

 いつものように闇の絵本に黒い絵の具を塗りつけると、夕焼けの空に変化し、生徒達はバッドエンドになってしまった。その異常にみゆき達が気付いた時にはアカオーニがやってきた。

 

なお「あんたは!」

 

みゆき「みんな、変身よ!」

 

しおん「やよいちゃん、大丈夫?私は邪魔にならないように下がるね」

 

やよい「…うん」

 

 5人はスマイルパクトを構えた。

 

音声『レディ!』

 

みゆき達「プリキュア、スマイルチャージ!」

 

音声『ゴーゴー、レッツゴー』

 

 5人はプリキュアに変身した後、降り立った。

 

ハッピー「キラキラ輝く、未来の光、キュアハッピー!」

 

サニー「太陽サンサン、熱血パワー、キュアサニー!」

 

ピース「ピカピカぴかりん、じゃんけんぽん、キュアピース!」

 

マーチ「勇気りんりん、直球勝負、キュアマーチ!」

 

ビューティ「しんしんと降り積もる清き心、キュアビューティ!」

 

ハッピー達「5つの光が導く未来。輝け、スマイルプリキュア!」

 

アカオーニ「出たなプリキュア!今日こそは倒してやるオニ。いでよ、アカンベェ!」

 

 アカオーニはローラーをベースとしたアカンベェを召喚した。

 

アカオーニ「パンチだオニ!」

 

 その言葉にプリキュアは構えたが、パンチではなくキックが飛んできた。

 

アカオーニ「うっそ~!」

 

 想定していない攻撃に5人は蹴り飛ばされた。

 

アカオーニ「次はローラー攻撃だオニ!」

 

 今度はローラー攻撃の言葉を聞いて5人は飛び上がったが、今度はパンチが飛んできて5人は殴り飛ばされた。

 

アカオーニ「騙されたオニ!間抜けオニ」

 

ハッピー「さっきから、嘘ばっかりついて!」

 

サニー「嘘つきは泥棒の始まりって言うやろ!」

 

マーチ「私は嘘は大っ嫌いだ!」

 

ビューティ「嘘ではなく正々堂々と勝負しなさい!」

 

アカオーニ「バーカめ!嘘は最高オニ!そうだよな、キュアピース!これを読んだオニ」

 

 拾った漫画をアカオーニは取り出した。

 

ピース「私の描いた漫画!」

 

アカオーニ「なんでお前、嘘をついた事を謝るオニ?嘘はどんどんちうていいオニ!騙されたほうが悪いオニ!」

 

ピース「やめて!」

 

サニー「ピース、嘘って何の事や?」

 

アカオーニ「お前の嘘に騙された仲間を笑ってやるオニ!」

 

ピース「私の大切な友達を笑わないで!」

 

ビューティ「アカオーニは何を言っているんですか?」

 

マーチ「ピース、何かあるなら正直に言って」

 

ピース「(正直に…でも、もしも正直に話したら…怒られて嫌われて…)」

 

 そんな時、しおんの言葉が過った。

 

 

しおん「手遅れになる前に正直に嘘だと明かした方がいいわ。いつまでも黙っていると状況が悪くなるだけよ」

 

 

ハッピー「私、たとえどんな事があっても、ピースの事、大好きだよ!転校してきた私に優しく声をかけてくれたでしょう?あの時とっても嬉しかった」

 

ピース「ハッピー…ごめんなさい。私、みんなに嘘をついていたんです。転校は」

 

ハッピー「嘘なの!?」

 

サニー「嘘!?なんでそんな嘘ついたん?」

 

ピース「今日はエイプリルフールだからつい、みゆきちゃんに…」

 

マーチ「エイプリルフール?」

 

ビューティ「そう言えば…」

 

ハッピー「嘘をついてもいい日だ!」

 

サニー「こらハッピー!なんでそんな嘘、真に受けたんや!」

 

ハッピー「ごめんなさい…でも、サニーだってわかるわかる、わかるで~って言ってたじゃん」

 

サニー「えへへ~それとこれとは話が違うやん」

 

マーチ「で、つまり転校は?」

 

ピース「転校なんてしないしない。絶対したくないよ」

 

ビューティ「それが1番嬉しいです」

 

ピース「え…みんな、許してくれるの?」

 

マーチ「許すも何も」

 

サニー「ちょっとハッピーのせいやしな」

 

ビューティ「よく正直に言ってくれました」

 

ピース「……よかったよ~!しおんちゃんの言った通り正直に言ったら許してくれた~~!」

 

サニー「泣き虫なんやから~」

 

アカオーニ「おい!ふあ~~っ、終わったかオニか?たかが嘘でうるさい奴等オニ。行くぞ、アカンベェ!」

 

ピース「私、みんなから1杯優しさを貰った。その優しさが私に本当の事を言う勇気をくれた」

 

アカオーニ「意味わからんオニ。アカンベェ、パンチだオニ」

 

 指示を聞いたアカンベェは構えてハッピー達は防御姿勢をとった。その時、ピースは前に出た。

 

アカオーニ「うっそ~」

 

 今度はローラーで突撃した。

 

ピース「私わかった!みんなを悲しませる嘘なんて、絶対ついちゃダメなんだって!」

 

 ピースは回転ジャンプした後、アカンベェの顔面にキックを喰らわせた。

 

ピース「ほおおおお!プリキュア、ピースサンダー!」

 

 気合を溜めた後、ピースサンダーでアカンベェを撃破した。

 

アカオーニ「俺様が負けるなんて、そんなの嘘オニ!」

 

 アカオーニが去った後、元に戻った。

 

キャンディ「プリンデコルクル」

 

 デコルをデコルデコールにしまった後、ハッピー達は誰かがいる気配がして後ろを向くと、フードの人物がいた。

 

ハッピー「またあの人だ!」

 

ビューティ「あなたは何者なのでしょうか?」

 

 何も答えずにフードの人物は去っていった。その後、みゆき達はしおんと共に戻っていた。

 

みゆき「えっ、しおんちゃんってやよいちゃんの嘘をとっくに見抜いていたの!?」

 

しおん「私はみゆきちゃん程単純じゃないわよ。みゆきちゃんが嘘を真に受けたせいでこんな騒動が起こったんだから、少しは疑ったりしないと将来詐欺で大損するわ」

 

みゆき「そんな~~」

 

なお「どうしてやよいちゃんの転校の話が嘘だってわかったの?」

 

しおん「黒金さんに頼んでやよいちゃんのお母さんが手続きをしてるかどうか確かめてもらったの。そうした結果、手続きはしてないってわかったから嘘だってわかったの」

 

あかね「ほんま金持ちしかできへん事やなぁ~」

 

れいか「こんな発想や行動がとれるなんて…、私ではそういった考えさえ思いつきませんでした」

 

しおん「やよいちゃんも次からはエイプリルフールであってもこんな大げさな嘘はついちゃダメよ」

 

 

 戻った後、やよいの転校は嘘だと聞かされた面々は驚いた。

 

やよい「本当に本当にごめんなさい!」

 

めぐみ「やよいちゃんはエイプリルフールでちょっとふざけただけなのに、私が早とちりして…」

 

あかね「せやせや。大体転校なんて嘘に決まってんのに、大袈裟に騒ぐからや~」

 

しおん「悪ふざけに乗ってしまうあかねちゃんもどうかしてるけど、みゆきちゃんの方こそ人の言った事を真に受けるのをある程度直さないと大切なものをだまし取られたりするわよ」

 

れいか「そういう訳でやよいさんも大いに反省しています」

 

なお「みんな、許してくれるかな?」

 

男子生徒A「なんだそんな事か」

 

女子生徒A「おかしいと思ったんだ」

 

女子生徒B「引っ越しとかいきなりすぎるし」

 

男子生徒B「とにかく転校じゃなくてよかった」

 

やよい「とっても嬉しい…」

 

みゆき「ウルトラハッピーだね」

 

やよい「うん、ウルトラハッピー!」

 

 それを見ていたあかねはみゆき達と内緒話をした。

 

あかね「でもウチ、今回の事でやよいの事ちょっと嫌いになったな~」

 

やよい「えっ!」

 

なお「うん、私も好きじゃないね」

 

れいか「私もやよいさんの事嫌いです」

 

みゆき「えーとえーと、私も」

 

やよい「えー!」

 

みゆき達「なーんて、嘘でーす!」

 

しおん「嘘って事はその反対で、大好きって事よ」




これで4話は終わりです。
この話はやよいがメインですが、事態の収拾を図るべく動くしおんの方もある程度出番を多くしています。
なお、シトーコーポレーションの扱いはドキプリの四葉財閥のような感じで規模の方は海藤グループ以上、四葉財閥以下のような感じにしようと思います。
次は10話のお好み焼き回の話をやります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。