七色ヶ丘
花畑の前でやよいは何かを捕まえてにっこりしていた。
あかね「何してんねん、やよい?」
なお「帰るよ~」
やよい「ねえ、見て見て、かわいいダンゴムシ」
ダンゴムシを見て、なおは顔が引きつっていた。
みゆき「ほんとだ、かわいい」
れいか「とても小さいですね」
やよいが見せたダンゴムシが開いた事でなおは怯えて後ずさりした。
しおん「ひょっとしてなおちゃんって…」
その際に何かに引っかかって転んでしまった。
れいか「だ、大丈夫?」
あかね「どないした?」
なお「いってて…何これ?」
引っかかったのは小さな木槌だった。
あかね「何か、打ち出の木槌っぽいな」
キャンディ「なーにそり?」
みゆき「昔ばなしの一寸法師に出てくる不思議なアイテムだよ」
しおん「一寸法師は小さな体で、大きな鬼と勇敢に戦って、最後にお姫様が大きくなぁれって打ち出の木槌を振ると、一寸法師は大きくなるのよ」
キャンディ「クル~~ッ!キャンディもやりたいクル!」
なお「ま、お伽噺だけどね」
キャンディ「クルルッ、大きくなあれ!」
木槌を受け取ったキャンディが木槌を振り上げるとみゆきの顔面に命中し、辺り一面に金色の光が放たれた。光が収まった後、みゆき達の視線の先には大きいキャンデイとしおんの姿があった。
なお「大きくなあれって…」
みゆき達「キャンディとしおん(ちゃん)が大きくなっちゃった!」
あかね「何やねん…ちゃう、これって…、ウチらが小さくなったんや!」
みゆき達「ええ~~っ!」
唖然とする中、なおの後ろをダンゴムシが通り過ぎた。
バッドエンド王国
その頃、マジョリーナは何かを探していた。
マジョリーナ「ない…、ないない、ないだわさ!」
慌てていると、鼻にハエが止まり、それを見たアカオーニは棍棒を振り下ろしたため慌ててマジョリーナは逃げた。
マジョリーナ「何するだわさ!」
アカオーニ「すばしっこいハエオニ!」
マジョリーナ「ハエなんかよりチイサクナールを知らないかだわさ?」
アカオーニ「チイサクナール?」
マジョリーナ「こういうのだわさ」
マジョリーナはチイサクナールの見本を見せた。
アカオーニ「ああ、それなら」
チイサクナールをどこかへ捨てた事をアカオーニは話した。
アカオーニ「どこかへ飛んでいったオニ。全く使えないハエ叩きオニ」
マジョリーナ「あれはハエ叩きじゃないだわさ!あれさえあればプリキュアなんて一捻りだというのに…、探すだわさ!」
七色ヶ丘
一方、キャンディとしおんはみゆき達を探していた。
キャンディ「あり…みんないなくなっちゃったクル」
しおん「どうしちゃったんだろう…?キャンディ、下手に動き回ると正体がばれちゃうから私と一緒に探しましょう」
キャンディ「わかったクル」
キャンディを抱えてしおんはみゆき達を探し出した。
やよい「私達、一寸法師になっちゃった」
あかね「ってか、何でウチらちっちゃくなったんや?」
なお「多分、あの小槌が原因だろうね」
しおん「みんな、どこ行っちゃったの?」
みゆき達「キャンディ、しおんちゃん!」
5人がかりで大声で呼びかけたが、1人と1匹には聞こえなかった。
キャンディ「どこクル~?」
しおん「どのなの?」
しおんに踏まれそうになったため、5人は慌てて回避した。
あかね「デカイわ!」
その後もしおんは歩き回ってみゆき達は踏まれそうになった。衝撃で吹き飛ばされたなおは草の下敷きになった。草をどけると、正面にバッタがいた。
なお「いぃ~~や~~~っ!!バッタ!」
みゆきを揺らしてバッタがいると指差したが、既にいなかった。
あかね「バッタ?」
なお「えっと、これはその~」
その間にもしおんはキャンディと共に別の場所に向かった。
やよい「あっ、キャンディとしおんちゃんが行っちゃう!」
れいか「追いかけましょう!あの小槌を調べれば元に戻る方法がわかるかもしれません」
なお「おほん、張り切って追っかけるよ、みんな!」
しおん「みゆきちゃん、みんな、どこなの?」
キャンディを抱えてしおんは探し回っていたが、しおんを追いかけていたみゆき達は水たまりで立ち往生していた。
みゆき「こ、これは…湖だ!」
あかね「水たまりや」
試しにやよいは足を水の上に置いた。
やよい「おお!あれ?水が…水がぷよぷよしている」
れいか「多分、これは表面張力ですね」
みゆき「おお!わかった。こういう時は!」
みゆき達は葉っぱの船で渡った。
みゆき「葉っぱの船」
あかね「なるほどな~」
やよい「あ、アメンボ」
アメンボを見てなおは怯えた。
しおん「あかねちゃん、どこにいるの?」
その後、階段を上るしおんを追いかけていたが、小さくなったみゆき達からすれば階段は絶壁だった。
みゆき「うお~~っ、なんて高い山」
なお「階段でしょ」
あかね「よっしゃー、肩車大作戦や!」
肩車で登ろうとしたものの、全員ふらふらして崩れた。その脇を野球部員が通り過ぎていった。
しおん「やよいちゃん、どこ~?」
ようやくみゆき達は教室に来た。
やよい「うわぁ~~っ!いつもの教室が全然違う!」
あかね「感心してる場合ちゃう、しおんを追いかけるで!」
みゆき達はなんとか登り切った。
やよい「よいしょっと、うわぁっ、広い~~!運動場みたい!」
れいか「あっ、しおんさん!」
しおん「なおちゃん、どこにいるの?」
みゆき達「しおん(ちゃん)、キャンディ!」
探しているしおんとキャンディの名を呼んでみゆき達は走ったが、机の端でストップした。
れいか「高いですね」
あかね「高い所」
なお「怖い…」
やよい「おー、そうだ!」
やよいが閃いたのは定規を橋にする事だった。それを5人は渡った。
みゆき「うわぁ、高い!」
やよい「凄いね」
あかね「足元めっちゃ透けてる…。下見たらあかん下見たらあかん下見たらあかん…」
だが、下を見て2人は絶叫し、なおは気絶した。その後、なんとか5人は渡り切った。
みゆき「キャンディ、しおんちゃん、あれ?」
既にしおんとキャンディはいなかった。
やよい「いない?」
その後、窓を見て見ると、しおんとキャンディは外にいた。
しおん「れいかちゃん、どこ?」
みゆき「どうしよう…」
れいか「あ、そうだ、いい考えがあります」
早速、れいかは傘デコルをパクトにセットした。その傘を持って5人は降りた。
みゆき「おーい、キャンディ、しおんちゃん!」
しおん「!?これはみゆきちゃんの声!どこ!?」
しおんが振り向いた際に起こった風でみゆき達は吹き飛ばされて草むらに墜落した。
しおん「さっきのは空耳だったのかしら…?」
疑問に思ったしおんはキャンディを肩に乗せたまま一旦その場を離れた。一方、墜落したみゆき達はトノサマバッタと遭遇した。
みゆき「あ、トノサマバッタ」
なお「い~~や~~~っ!!」
慌てて逃げたなおは今度はアゲハチョウの幼虫に激突した。それから、なおは逃げ惑う先々で様々な昆虫と遭遇してはまた逃げるを繰り返した。
みゆき「なおちゃん、どうしたの?」
なお「だって…」
そんな中、みゆきの後ろにテントウムシがいた。
なお「テントウムシ~~っ!来ないで…」
みゆき「なおちゃん?」
れいか「なおは虫が大の苦手なんです」
みゆき&あかね「えー」
なお「虫だけはダメなの、絶対ダメなの」
あかね「以外やな」
やよい「こんなにかわいいのに」
なお「かわいくなんかないよ」
なおの暴言に怒ったかのようにテントウムシはなおを追いかけた。
なお「うわぁ~~~っ、ごめんなさ~~~い!!」
慌てて逃げるなおは草に登ったが、途中で落ちてしまい、ダンゴムシの上に落ちた。
なお「びっくりした…うわ、な、何?ああ~~っ!」
みゆき達「なお(ちゃん)!!」
自分がダンゴムシの上に乗っていた事を知ったなおはもう振り切れたかのように気絶した。
その頃、マジョリーナは交番を見つけた。
マジョリーナ「あ、確かここは…」
マジョリーナは情報収集も兼ねてアルバイトを始めようと考えた時に交番に来た時の事を思い出していた。
回想
~
マジョリーナは露頭に迷っていた。
マジョリーナ「う~む、どうすればお金とやらは手に入るのだわさ…」
そんな時、偶然交番を通りかかろうとしていた。
マジョリーナ「そういえば以前、イレカワールを探そうとした時、お巡りさんに聞いたら驚いたから出来立てホヤホヤのニンゲンニナールを使って聞くだわさ」
ワッペンみたいなニンゲンニナールを使ってマジョリーナはスタイル抜群の美女に変身して交番に来た。そこには以前、イレカワールを探す際に交番にいた警官の松原がいた。
松原「どちら様…、あなたは以前、会ったマジョさんに似てますね」
マジョリーナ(若)「はい、私はマジョウ・リナと言います。あなたが以前会ったマジョさんは私の祖母です」
松原「そうですか…ところであなたはどのようなご用件で来たのですか?」
マジョリーナ(若)「どうすればお金は手に入るのでしょうか?」
松原「それでしたら、ハローワークに行って求人に応募し、就職の試験を受けて働いてください。そうすれば給料としてお金は手に入りますよ」
マジョリーナ(若)「そのハローワークはどこにあるのですか?」
松原「それでしたら、この地図を見てください」
七色ヶ丘の地図を松原は見せてどこにハローワークがあるのかをマジョリーナに教えた。
~
マジョリーナ「あの時はお世話になったから今回も聞いてみるだわさ」
あの時のようにマジョリーナはニンゲンニナールを使って若い美女の姿になって交番に来た。
マジョリーナ(若)「すみません、チイサクナールはどこにありますか?」
松原「ああ、この前のマジョウさんですね。最初に名前を聞いた時から思ってたんですか、素敵な名前ですね」
その言葉にマジョリーナは頬を赤くした。
マジョリーナ(若)「この名前の良さがわかるの?」
しおん「みゆきちゃん、みんな、どこなの?」
ちょうどその時にしおんはキャンディを抱えたまま交番を通り過ぎた。
マジョリーナ(若)「今のは、チイサクナール!待ちなさ~~い!」
慌ててマジョリーナはしおんを追いかけた。
松原「マジョウさん、お気をつけて」
一方、なおは寝込んでいて目が覚めた。
れいか「なお、目が覚めました?」
やよい「なおちゃん、大丈夫?」
ようやくなおは起き上がった。
みゆき「よかったぁ」
なお「えっと…あたし…」
あかね「高い所から落ちて、あの子らがクッションになってくれて助かったんや」
あかねが指差した方向にはダンゴムシがいて、なおは怖がった。
あかね「おっ、なんや、どうした?」
子供のダンゴムシは落ち葉をなおの近くに置いた。
みゆき「もしかして、なおちゃんに持ってきてくれたの?君、優しいね」
れいか「きっと、なおを心配してくれてるんですよ」
なお「あ、ありがとう…」
お礼を聞いたダンゴムシはその場を離れた。
みゆき「ありがとう、ダンゴムシさん」
やよい「またね」
あかね「ダンゴムシって大きさ色々なんやな」
やよい「小さいのが子供で、大きいのがお母さんだよ」
なおがダンゴムシを見つめていると、大きな影が通り過ぎていった。
みゆき「うわあっ、ちょうちょだ、大きいね」
やよい「あっちではアリさんが飴を運んで行ってるよ」
みゆき「私も運ぶの手伝う」
ところが、みゆきはアリに餌と間違えられて運ばれた。
あかね「みゆきが運ばれてるやん!」
れいか「なおは知っていました?身近にこんなにたくさんの昆虫が棲んでいたいたこと」
なお「知るわけないよ。虫がいそうなとこには近づかなかったし…」
れいか「私は感動しました。ここは、昆虫たちの街なのですね」
周りにはたくさんの昆虫がいた。
なお「虫たちの街…」
その頃、マジョリーナはチイサクナールを持っているキャンディを抱えたしおんを追いかけていた。
マジョリーナ「すばしっこい小娘、チイサクナールを返すだわさ!」
しおん「悪さに使うんでしょ?返さないわ!」
しおんの足の速さに追いつけないマジョリーナは飛びかかったものの、すぐにしおんは回避した。飛びかかるのに失敗したマジョリーナはちょうどみゆき達の前に来た。
みゆき達「うわああっ!」
マジョリーナ「痛いだわさ…」
ちょうどマジョリーナの視線の先にはみゆき達がいた。
マジョリーナ「あっ、プリキュアだわさ」
キャンディ「クル?プリキュアクル」
しおん「みんな!」
大急ぎでしおんも駆け付けた。
しおん「あっ、みんなが小さくなっている。だから、消えたように見えたんだわ」
マジョリーナ「はっはーん、さてはお前達、あたしのチイサクナールを使ったね」
なお「あの小槌、あんたのだったの」
マジョリーナ「自分達で小さくなるとは、手間が省けただわさ」
マジョリーナは本を出した。
マジョリーナ「世界よ!最悪の結末、バッドエンドに染まるだわさ!白紙の未来を黒く塗りつぶすだわさ!」
空白のページを黒い絵の具で塗りつぶすと、虫たちが絶望してバッドエナジーを放出していた。
マジョリーナ「虫の割にはよいバッドエナジーだわさ。もっともっと絶望するだわさ」
みゆき「そんな事させない。みんな、行くよ!」
5人はスマイルパクトを構えた。
音声『レディ!』
みゆき達「プリキュア、スマイルチャージ!」
音声『ゴーゴー、レッツゴー』
5人はプリキュアに変身した後、降り立った。
ハッピー「キラキラ輝く、未来の光、キュアハッピー!」
サニー「太陽サンサン、熱血パワー、キュアサニー!」
ピース「ピカピカぴかりん、じゃんけんぽん、キュアピース!」
マーチ「勇気りんりん、直球勝負、キュアマーチ!」
ビューティ「しんしんと降り積もる清き心、キュアビューティ!」
ハッピー達「5つの光が導く未来。輝け、スマイルプリキュア!」
マジョリーナが足踏みすると、その衝撃でハッピー達は浮いた。
マジョリーナ「へーっへっへっ、ちっちゃいちっちゃい、まるで豆粒だわさ。いでよ、アカンベェ!」
今回はタンポポをベースにしたアカンベェが出てきた。
ハッピー「あれっ、アカンベェも小さいよ」
ピース「私達に合わせてミニサイズにしてくれたのかな?」
サニー「しっ、マジョリーナは気づいてへん。黙っとこ」
マジョリーナ「行けっ、アカンベェ!」
アカンベェはミサイルを発射した。プリキュアとアカンベェの戦闘にマジョリーナとキャンディが気を取られている間、しおんは目つきが変わった後、キャンディを置いてどこかへ行ってしまった。プリキュアとアカンベェの戦闘が続く中、虫の上に次々と葉っぱが被さっていった。
ピース「やめて。ここは虫さん達の大事なお家なんだよ」
マジョリーナ「虫?へん、そんな虫けらなんざどうでもいいだわさ。アカンベェ、まとめて始末してやるだわさ」
ハッピー「ダメ~~ッ!」
虫たちに放たれたミサイルをハッピーが庇って受けてしまい、アゲハチョウの幼虫に激突した。
サニー「ハッピー!」
マーチが辺りを見ると、バッドエンド状態になっているダンゴムシの子供を見て、助けてくれた時の事を思い出していた。
マジョリーナ「虫けらと一緒にみんなくたばるだわさ!」
攻撃しようとしたアカンベェをマーチは蹴り飛ばしてマジョリーナにぶつけた。
マジョリーナ「何するだわさ!」
マーチ「虫けらって言うな!」
マジョリーナ「は、何だわさ?」
マーチ「私はすごい虫が苦手だけど、小さい虫たちだって一生懸命生きてる。それを踏み躙るなんて、この私が許さない!」
マジョリーナ「ごちゃごちゃうるさいだわさ、アカンベェ、やっつけるだわさ」
アカンベェのミサイルをかわしたマーチはミサイルを蹴り飛ばしてアカンベェに返した。だが、またミサイルが発射された事に驚いたが、ビューティが引っ張ってくれたおかげで回避できた。放たれたミサイルミサイルはピースが破壊した。その隙にサニーは空き缶を持ち上げていた。
サニー「ハッピー!」
サニーが空き缶を上に投げると、ハッピーは蹴り飛ばしてアカンベェに命中させた。その空き缶はアカンベェに当たった後、マジョリーナにも当たった。
キャンディ「今クル!」
マーチ「うん!プリキュア、マーチシュート!」
マーチシュートが命中したアカンベェは浄化されて消滅した。
マジョリーナ「キィ~~ッ、悔しいだわさ悔しいだわさ!」
マジョリーナは悔しがって地団駄を踏むと、揺れにプリキュアは悲鳴をあげた。
マジョリーナ「ん?」
もう一度地団駄を踏むと、再びプリキュアは悲鳴をあげた。
マジョリーナ「ああ~~っ、ちっちゃいからアカンベェ出さなくても倒せるだわさ。まとめて叩き潰してやるだわさ!」
キャンディからチイサクナールを取り返したマジョリーナはチイサクナールを振り下ろそうとした。だが、突然何者かに掴まれて地面に振り下ろせなかった。
マジョリーナ「離せ、離せだわさ」
キャンディ「クル?」
マジョリーナを掴んでいたのはフードの人物だった。フードの人物はマジョリーナからチイサクナールをぶんどった後、優しくプリキュアに振り下ろすかのような動作を何度も行った。すると、黄金の光が放たれてハッピー達は元の大きさに戻れた。
ハッピー「あっ、やった、元に戻った!」
ビューティ「あの光をもう一度浴びると元に戻るという事ですね」
マジョリーナ「ええい、余計な邪魔まで入ったから今日はこれぐらいにしてやるだわさ」
フードの人物が捨てたチイサクナールを回収してマジョリーナは撤退した。
マーチ「よかった」
虫たちが元に戻った事にマーチが安心すると、デコルが降ってきた。
キャンディ「デコルデコールにいれるクル」
新しいデコルが手に入った事に全員喜んだが、マーチはフードの人物がいつの間にかいなくなっていた事に気付いた。
マーチ「あの人…、何者なんだろう…?」
その後、花壇にいる虫たちにキャンディは耳を傾けた。
みゆき「何してるの?キャンディ」
キャンディ「ありがとうって言ってるクル」
やよい「虫さんって喋れるの?」
キャンディ「虫さんもお喋りするクル。とても嬉しそうクル」
みゆき「そうなんだ」
れいか「虫さん達も私達と同じという事ですね」
あかね「ところで、なおの虫嫌いは直ったんか?」
しおん「やっぱりなおちゃんって虫嫌いだったんだ」
みゆき「しおんちゃん、いつからなおちゃんが虫嫌いって感づいていたの?」
しおん「みゆきちゃんがあかねちゃん達を初めて連れてきた時にニジイロクワガタを見たなおちゃんの表情が引きつっていたから虫嫌いじゃないかって思ってたの」
あかね「話を戻すけど、なおは虫嫌いは治ったんか?」
なお「あっ、少し治ったような、治ってないような…」
そんな中、テントウムシがなおの鼻に止まった。
なお「うわ~~っ、テントウムシ~~っ!」
みゆき「あれっ?」
れいか「やっぱり、ダメなものはダメみたいですね」
みゆき「かわいいのに…」
しおん「みゆきちゃん、世の中の全ての人が同じ価値観を持っているとは限らないのよ。なおちゃんのような徹底的に虫が嫌いな人もいれば、普通の人が見たらおかしいぐらい虫が好きな人もいるのよ。他の人の価値観も尊重しないとダメよ」
相変わらずなおは虫が怖くて走り回っていた。
ふしぎ図書館
同じ頃、テーブルに置かれてあったプリキュアの絵本は風で一気にページがめくられた。ハッピー、サニー、ピース、マーチ、ビューティと続くと、ポップが見せた時と違ってビューティの次のページは真っ白ではなく、フードの人物が描かれていた。そして、次のページにはハッピー達とは異なるプリキュアと思わしきシルエットが描かれていた。
これで6話は終わりです。だいたい本編通りにしていますが、本編でもやってほしかったマジョリーナが若い美女の姿でお巡りさんと出会うシチュエーションもやっています。
次の話はレインボーヒーリングが使えるようになる話になりますが、次の話でしおん自身も気付かない裏の顔が明らかになると共にフードの人物のフードの下の姿が明らかになります。