比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

1 / 130
いよいよ始まりました!

最初はシルヴィアだと思いました?

残念!!オーフェリアちゃんからでした!!


オーフェリア編
孤児院での出会い


 

 

八幡side

 

ーーーリーゼルタニア・孤児院ーーー

 

 

比企谷父「八幡、お前はこの孤児院でお世話になる。1週間しかないから、シスターの言う事をちゃんと聞くんだぞ。」

 

八幡「お父さん達は?」

 

比企谷父「俺達は行く場所があるんだ。1人でも大丈夫か?」

 

八幡「うん、大丈夫。」

 

比企谷父「よし、良い子だ。」

 

 

……そんなのは子供を騙す為の建前だっていうのを僕は気付いていた。お父さん達は妹の小町と一緒に観光を楽しみたいだけだ。今回はたまたま連れて来てくれたけど、大人しくさせるというのはお決まりのパターンだ。

 

 

シスター「では確かにお預かりしました。」

 

比企谷父「よろしくお願いします。八幡も良い子にするんだぞ。」

 

八幡「うん。」

 

 

ーーー孤児院内ーーー

 

 

シスター「あまり綺麗な所ではないけど、自分の家だと思って使ってね。」

 

八幡「分かりました。」

 

 

その後はこの中の案内を一通りしてもらってから、植物園に行く事にした。

 

 

八幡「色んなのが咲いてるんだなぁ〜。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「………誰?」

 

八幡「……え?」

 

 

俺は気付かなかった。この中に人が居るなんて。そこに居たのは僕と同じくらいの身長と年齢の子で白い肌に白い長髪、赤い瞳をしていてウサギを連想させるような子だった。

 

 

八幡「え、えぇ〜っと……僕は比企谷八幡。今日から1週間お世話になるんだ。君は?」

 

???「………オーフェリア・ランドルーフェン。」

 

 

長い名前だなぁ……ちょっと覚え辛い。

 

 

八幡「うんと、此処で何してるの?」

 

オーフェリア「………お花にお水をあげてるの。」

 

八幡「そっかぁ〜……毎日やってるんだね。お花達も喜んでるよ。」

 

オーフェリア「っ!………分かるの?」

 

八幡「分かるよ、だってお花達が嬉しそうにしてるから。」

 

オーフェリア「………」

 

八幡「1人でやってるんでしょ?えらいね。」ナデナデ

 

オーフェリア「っ………」

 

 

オーフェリア(………初めて頭を撫でられた。落ち着く、それになんだか安心する………)

 

 

オーフェリア「………貴方、何歳?」

 

八幡「え?9歳だけど?」

 

オーフェリア「そう……私は8歳。だから貴方の事は『お兄さん』って呼ぶね。」

 

八幡「別にいいけど……」

 

オーフェリア「っ!やった!」パアァ!

 

 

………あれ?なんかさっきとテンションが違くない?

 

 

オーフェリア「お兄さん……お兄さん……うん、やっぱり良い響き!ねぇ、お兄さんはお兄さんって呼ばれても平気?」

 

八幡「え?う、うん、平気だけど。」

 

オーフェリア「じゃあ私、これからはお兄さんって呼ぶね!なんか本当のお兄ちゃんが出来たみたいで凄く嬉しい♪」

 

八幡「そ、そう?」

 

オーフェリア「うん!あっ、お兄さん!私の部屋に行って本読もうよ!これでも私、難しい本を読むんだよ!」

 

 

ーーー孤児院・廊下ーーー

 

 

八幡「………」

 

オーフェリア「えへへ〜♪」ギュ-!

 

 

この子は何でこんなにもくっついてくるんだろう?妹の小町でもこんなにはくっついて来ない……本当に嬉しそうだな。

 

 

シスター「………あら?」

 

八幡「あっ、こんにちは。」

 

オーフェリア「………こんにちは。」

 

 

他人の前ではこうなんだ………後ろに隠れてる上にいつの間にか腕も離してるし。

 

 

シスター「こんにちは、八幡君にオーフェリアちゃん。2人はもう仲が良くなったのね。」ニコッ

 

八幡「難しい本を読ませてくれるって言われて見に行く事にしました。」

 

オーフェリア「………お兄さん、早く行く。」クイクイ

 

シスター「……お兄さん?」

 

八幡「僕の方が年上だからそう呼びたいって。じゃあ僕達は行きますので。」

 

 

………何だろう、シスターさんからの目がすごく暖かく感じたのは気のせいだと思いたい。

 

 

ーーーオーフェリアの部屋ーーー

 

 

オーフェリア「此処だよお兄さん!此処が私のお部屋だよ!」

 

八幡「………」

 

 

部屋の中は殺風景な感じだけど、決して何もないというわけではなかった。女の子らしい物も置いてあった。

 

 

八幡「………花が好きなんだね。」

 

オーフェリア「うん大好きっ!お花は凄く素直で人の気持ちをすぐに理解出来るとても賢い植物なんだよ!元気な時は上を向いてるし、がっかりしてる時は下を向いてるの。」

 

八幡「へぇ〜!」

 

 

そんなこんなでこの孤児院で過ごす事1週間、とうとう日本に帰る日がやってきた。

 

 

八幡「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーフェリア「やぁ〜だぁ〜!!もっとお兄さんと一緒に居たい〜!!」ギュ-!!

 

シスター「こらダメでしょオーフェリア!八幡くんも困ってるでしょ!」

 

オーフェリア「や〜っ!!」ギュ-!!

 

シスター「はぁ、困ったわね……他人には滅多に関わらないこの子が、八幡君にはこんなに懐くなんて。」

 

 

………オーフェリアは僕が帰るって事を知るや否や、俺にしがみついて離れなくなってしまった。それもシスターがひっぺがそうとしてもビクともしないくらいに。すんごい馬鹿力だよ。

 

 

オーフェリア「うぅ〜!」キッ!!

 

 

………犬じゃないんだからシスターさんに向かって唸ったらダメだよ。

 

 

八幡「……じゃあオーフェリア、約束しよう。」

 

オーフェリア「……約束?」ギュ-!!

 

八幡「うん、約束。水上都市六花の事は知ってる?」

 

オーフェリア「………うん。」

 

八幡「そこのどこの学校でもいいから入学してもう1度会う事!高校1年生になった時がいいかな。どう?僕との約束、やってみない?」

 

オーフェリア「………お兄さん、絶対だからね?約束だよ?」

 

八幡「うん、約束。」

 

 

オーフェリアはそう言うと、ようやく離れてくれた。うん、少しだけ苦しかったから助かりました。

 

 

そして僕は車に乗って窓を開いた。

 

 

オーフェリア「お兄さん!約束だからね!約束破ったら針千本なんだからねっ!!」

 

八幡「うん、約束だよ。」

 

 

そして、僕は孤児院を後にした。後ろを見ると、ポツンと立っているオーフェリアが居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーフェリア「………お、兄……さん。」ポロポロ

 

 

そして月日は経ち6年後、俺は六花の界龍第七学院へと入学して六花へと向かった。

 

 

 




この作品でのオーフェリアの設定

・最初から白い肌に長髪。
・かなりの人見知り。
・八幡大好きっ子。
・運命論者から八幡信者に。

大体はこんな感じです。
何かあれば、遠慮なくどうぞ!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。