比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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オーフェリア編の最終回です!


お兄さんのおかげで

 

 

オーフェリアside

 

 

お兄さんから毒素を撒くのを打ち消す校章を貰ってから、もう1ヶ月が過ぎた。あれから私は色々な事をした。行った事の無い商業エリアに行って、ご飯を食べたりお洋服を見たりお花屋さんでお花を見たりした。他にも私がやった事の無い事をたくさん経験した。でもまだ私が怖い人は多いみたい。仕方ない事だけど、自分が異質のように見られるのはちょっぴり悲しい……

 

でも、そんな私にもお友達が出来ました!同じ学院のプリシラちゃんにイレーネ!学院外ではお兄さんと同じ学院のお姉さんの冬香さんと雪ノ下さん、同級生の(フー)君とセシリー、星導館には幼馴染のユリス、クインヴェールには《王竜星武祭》の決勝で戦ったシルヴィアさん、学院外でもこんなにたくさんの友達が出来ました!

 

後は何があったかなぁ〜……報告する事は……あっ!そうそう!!私ね、序列1位だから1位用の部屋を貸してもらってるんだけど、そこに買ってきたお花を飾ってるんだよ!私が24時間いても全然枯れないのっ!!これってやっぱり凄いよね!この6年間で出来なかったことが今では当たり前のように出来る……それが何よりも嬉しい。これも全部お兄さんのおかげだよ。

 

 

そんなお兄さんは今、また物作りに励んでる。なんでかって言うと、私の毒消しの校章をアクセサリーに出来ないかって私が相談してみたら、よく分からないけどやる気が出ちゃったみたいなの。だから今は私の為にアクセサリーを製作中です!頑張って、お兄さん!

 

 

シルヴィア「あれ、オーフェリアちゃん?1人こんな所でどうしたの?」

 

 

後ろを振り向くと、栗色の長い髪に帽子を深くかぶった女の人が立っていた。私はもうこの人の正体を聞いてるから別に驚かない。

 

 

オーフェリア「シルヴィアさん!今日はこの辺りをお散歩してるんです♪まだ春だから風とか気持ち良くって♪」

 

シルヴィア「そっか。」

 

オーフェリア「そういうシルヴィアさんは?」

 

シルヴィア「私?私も似たようなものかな。この仕事をやっていると息抜きもしたくなってくるからね、リフレッシュ出来る合間があったらすぐにしないと、ガス欠になっちゃうからね。」

 

 

おぉ、流石は世界一の歌姫様!歌も一流だけど、考えている事も一流だ~!

 

 

シルヴィア「それでさオーフェリアちゃん、八幡くんを貸してよ〜。彼とっても良い人だから私も自然体でいられる数少ない人なんだよ〜。」

 

オーフェリア「うぅ〜お兄さんは私のじゃないですけど、あんまり他の女の人と関わって欲しくないのが私の本音なんです。お兄さん優しいから無意識に女の人落としてないか心配で………」

 

シルヴィア「あぁ〜それは分かるよ。八幡君って天然の女誑しだと思うんだよね。あの目が特徴的だからあんまり人は寄り付かないとは思うけど、あの目が少しでも改善されちゃったら、彼の周りは女性で溢れるかもね。」

 

オーフェリア「うん、だから今の内にお兄さんが私の事をもっと好きになるように頑張らないとっ!」

 

シルヴィア「(オーフェリアちゃん、ちゃんと理解してるのかな?)そうだね、八幡君を取られないようにしないとね!」

 

 

シルヴィアさんみたいにお兄さんの事を分かっている人なら良いけど、見た目だけで判断する人とお付き合いするのは絶対ダメだもん!私が許さないもんっ!

 

 

シルヴィア「オーフェリアちゃんは八幡くんとお付き合いしようとは思わないの?」

 

オーフェリア「お兄さんは確かに大好きですけど、お付き合いとか男女交際っていう風に考えると、ちょっと違うというか……私とお兄さんはなんか義兄妹みたいなのが一番合っているような気がします。」

 

 

シルヴィア(成る程、オーフェリアちゃんはそういう考えなのかぁ……)

 

 

オーフェリア「私はシルヴィアさんとお兄さんがお付き合いするのは全然構わないと思います。だってシルヴィアさんはお兄さんの事よく分かってるから。」

 

シルヴィア「あ、あはは……これは1本取られちゃったなぁ……気付いてたの?」

 

オーフェリア「シルヴィアさんのお兄さんの見る目が女のアレだったので!」フンスッ!

 

シルヴィア「そ、そうだったんだ///」

 

 

私、こう見えても意外と鋭いんですからね!趣味はお兄さんと同じで人間観察だから!

 

 

オーフェリア「あっ!そういえばシルヴィアさんは大丈夫何ですか?私はお散歩だからいいですけど、息抜きに来たんですよね?」

 

シルヴィア「ふふふっ、大丈夫だよ。オーフェリアちゃんとお話する機会もあんまり無いから、こういう時間があるのって私にはありがたいんだ。充分息抜きになってるから大丈夫だよ。」ナデナデ

 

オーフェリア「えへへ〜良かったです♪」

 

 

その後は近くの喫茶店に入ってお兄さんの話で盛り上がった。でも楽しい時間っていうのはあっという間……シルヴィアさんは次のお仕事があるから2時間くらいでお開きになっちゃった。

 

私ももう少しだけお散歩したら、学院に帰ろっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「……オーフェリア?」

 

オーフェリア「っ!あっ、お兄さん!!」

 

 

本当にお兄さんだ!!今日は会えないって思ってたのに思わぬ奇跡だよ♪

 

 

八幡「散歩か?」

 

オーフェリア「うん!お兄さんは?」

 

八幡「俺も似たようなもんだが、少し息抜きも兼ねてな。前に言ってたアクセサリーは大体20個は作ったから。」

 

オーフェリア「そんなに作ったの?別に2個とか3個とかで良かったのに。」

 

八幡「いや、ちょっとハマっちゃってな。変なところで熱が入っちまった。」

 

オーフェリア「あははっ!変なの!」

 

 

お兄さんってば本当に変なのっ!

 

 

八幡「………楽しんでるみたいだな。」

 

オーフェリア「勿論だよ。これも全部お兄さんのおかげ。お兄さんと此処でまた出会えてなかったら、私の人生はきっと真っ暗だった………でも、お兄さんは約束を守ってくれただけじゃなくて、私の毒まで消してくれた。あれはきっと人生で一番嬉しかった瞬間だと思う。」

 

八幡「……そうか。」

 

オーフェリア「……お兄さん。」

 

八幡「ん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーフェリア「これからもずっとずっと仲良しでいようね、お兄さんっ♪」ニコッ!

 

 

 





オーフェリア編、これにて完結です!

いやぁラストが可愛らしい終わり方で良い!(自画自賛しちゃってるよ………)

さて、お次はどなたが来るのか?明日のお楽しみです!
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