比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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販売終了と売り上げ

 

 

八幡side

 

 

さて、今は中央エリアと行政エリアの中間辺りで荷車を引きながら販売している。因みにこの荷車、色々と改造したおかげで人1人なら乗れるくらいの強度があります。何で1人かって?そりゃ1人じゃないと引きながら売る事が出来ないだろ?

 

 

シルヴィア「コォォ〜ロォォォッケェェ〜!コロッケだよ!ホックホクのコロッケだよ♪」

 

 

………サツマイモ販売の真似しないの。

 

 

「あっ、兄ちゃん!コロッケ5個下さい!」

 

「俺にもっ!」

 

「さっき同僚からアンタ達の事聞いてさ、此処に居るからラッキーって思ったよ。俺にも5個頂戴っ!」

 

八幡「はい、どうも。シルヴィア、コロッケ5個入り3つ用意してくれ。」

 

シルヴィア「は〜い♪」

 

 

中央エリアに来る前に作り置きしといて良かった。ある程度余裕がある方がシルヴィの負担も少なく済む。油も多めに持ってきてるから問題無いだろう。

 

 

シルヴィア「♪〜」

 

八幡「店長ー、もうすぐ行政エリアに入ります。」

 

シルヴィア「了解〜♪」

 

 

まぁ行政エリアならまだ仕事してる人も多いだろうから、そこまで人は多くないだろう。

 

 

ーーー行政エリアーーー

 

 

「コロッケを5つ頼む!」

 

「僕にもっ!」

 

「私にもお願いします!」

 

「私にも売ってはくれないかね?」

 

 

………さっきの言葉を撤回しよう。ヤバい、人多い。これじゃあパンクしちまうよ。まだ作り置きあるからなんとかなるが、無くなったらシルヴィがヤバい。

 

 

八幡「……シルヴィ、交代だ。」

 

シルヴィア「八幡君、お願いね!」

 

八幡「おう。」

 

 

さて、揚げまくるか。

 

 

シルヴィア「八幡君、コロッケ5個入り4つお願い!交代早々ごめんねっ!」

 

八幡「いや、気にするな。」

 

 

これくらい簡単に捌いてやるよ。

 

 

ーーー10分後ーーー

 

 

シルヴィア「ありがとうございました〜♪ふぅ〜、なんとか乗り切ったね!」

 

八幡「あぁ……もう具材も心許ない。後は外縁居住区に行って売ろうぜ。」

 

シルヴィア「そうだね、時間も予定より遅くなっちゃってるし、その方が良いかも。」

 

 

ーーー外縁居住区ーーー

 

 

このエリアに来てからは、俺とシルヴィアで屋台を押しながら声をかけての販売をやる事にした。コロッケはもう全部揚げた状態で出来立てのままの状態をキープする為に朱雀の力を使っている。こういう時の朱雀の能力は本当にありがたい。

 

 

シルヴィア「出来立てホックホクのジャガイモコロッケで〜すっ!1個50円で販売してます!最大5個詰めで250円で〜す!出来立てのジャガイモコロッケは如何ですか〜?」

 

 

「あら、じゃあ5つもらおうかしら?」

 

シルヴィア「ありがとうございます!もし良かったら、家族に内緒のつまみ食いでもどうですか?」

 

「ふふふ、じゃあ頂こうかしら。」

 

 

シルヴィア、驚異のコミュ力だな。俺にはこんなこと出来ない。

 

 

「っ〜〜!美味しいわ!これを買って正解ね!本当はもうちょっと欲しいけど、我慢ね。」

 

シルヴィア「すみません。」

 

「いいのよいいのよ!これだけ美味しいんだもの、大切に食べるわ!どうもありがとう。」

 

シルヴィア「ありがとうございました〜♪」

 

八幡「しかし、こんなにも売れるもんなんだな。」

 

シルヴィア「私達の知名度もあると思うけどね。でも、私達が料理上手という情報なんて出回っていないと思うけど、どうしてこんなに買ってくれたんだろうね?」

 

八幡「シルヴィアの心ある接客のおかげだろ。」

 

シルヴィア「そ、そうかなぁ〜///」

 

 

当たり前だ。でなけりゃお客が寄ってくるわ無いからな。無愛想な奴が何もせずに料理作ってても来る奴なんて居ないだろう。俺1人じゃあ今日みたいにはなってねぇだろうしな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「おいおい、美味そうな匂いにつられて来てみたと思ったら、比企谷に【戦律の魔女】じゃねぇか!久し振りだなっ!」

 

???「お久しぶりです、比企谷さん!そして初めまして、シルヴィアさん!」

 

 

目の前に現れたのは、レヴォルフ内でも屈指の強さを誇る序列3位のイレーネとその妹のプリシラが居た。持っている荷物から察するに買い物帰りだろう。

 

 

八幡「よう、今帰りみたいだな。」

 

イレーネ「まぁな。プリシラの料理は美味いからな!今日も楽しみだぜっ!」

 

八幡「相変わらずだな。」

 

プリシラ「あはは……ところでお2人は何をしていらっしゃるんですか?」

 

シルヴィア「私達は移動販売をしてるんだ。見ての通りコロッケを売ってるんだ。1つ50円!もしよかったら試食も出来るけど、どう?食べる?」

 

イレーネ「いいのか!?じゃあ1つもらうぜ!」

 

 

イレーネは食いつくように爪楊枝で刺してあるコロッケを手に取った。

 

 

プリシラ「あぁもうお姉ちゃん!行儀悪いよ!」

 

シルヴィア「いいよいいよ、気にしないで。それよりもプリシラちゃんもどう?」

 

プリシラ「じ、じゃあ……頂きます。」

 

イレーネ「うおっ!すげぇ美味ぇぜコレッ!!」

 

プリシラ「………っ!本当だ!凄く美味しい!どうやったらこんな味が作れるんだろう?」

 

八幡「それは企業秘密だ。俺特製、一子相伝の作り方だからな。」

 

シルヴィア「それだと1人にしか教えられないことになっちゃうよ……」

 

プリシラ「でも、このコロッケのレシピって比企谷さんが?」

 

八幡「あぁ。」

 

イレーネ「マジかよっ!なぁプリシラ、これは買わない方が勿体ねぇぜ!買って行こうぜ!」

 

 

まぁイレーネならそんな反応をするだろうとは思っていた。プリシラはどうする?

 

 

プリシラ「そうだね!買って行こうか!じゃあ6つ下さい。」

 

シルヴィア「どうもありがとう♪」

 

 

よし、ウルサイス姉妹もお買い上げだ。

 

 

 

プリシラ「どうもありがとうございます〜!」

 

イレーネ「また売ってくれよな〜!」

 

 

2人はコロッケを購入した後は、自身達の家へと帰って行った。

 

 

シルヴィア「………私達も帰ろっか。」

 

八幡「そうだな。」

 

 

私達も販売をストップして、そのまま帰路へと着いた。因みに残ったコロッケの数はちょうどよく10個くらいだったから、半分ずつ食べながら帰った。

 

 

帰って売り上げを数えたら、なんと約30000円という数字になった。個数で表すならおよそ600も販売したという事になる。

 

 

よく考えたら600個も揚げたんだな、俺達。

 

 

 

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