比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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2人の時間

 

 

オーフェリア(中身シルヴィア)side

 

 

八幡「じゃあ行ってくる。何度も言ったが、くれぐれもケンカしないようにな?」

 

オーフェリア「分かったってば!八幡君は心配し過ぎだよ。」

 

シルヴィア「………その通りよ八幡。ケンカをしたとしても、私とシルヴィアなら、すぐに仲直り出来るから安心して。」

 

八幡「……あまり信じられないが、取り敢えずその言葉は受け取っておこう。もし俺が帰ってきた時にケンカしてたら、お前等の頭に肌色の丘が出来てるからな?」

 

オーフェリア「は、八幡君ってばやだなぁ〜!そんな事にはならないよ〜!ねっ?」

 

シルヴィア「………そうね。」

 

八幡「………じゃあ行ってくる。なるべくすぐ戻って来るからな。」

 

 

八幡くんは今日のお昼ご飯と晩御飯の買い出しに行ってくれている。昨日行けば良かったって今更嘆いても仕方ないけど、我慢だね。それにしても、本当に変な感じ。能力を使ってもないし、鏡も見てないのに目の前に自分が居るなんて………

 

 

シルヴィア「………当てつけで言うわけではないけれど、何故こうなったのかしらね?」

 

オーフェリア「そうだよね。私もオーフェリアさんも特に変わった事はしていない筈なのに……どうしてこうなったんだろうね?」

 

シルヴィア「………誰かの魔法とも考えにくいわ。こんな摩訶不思議な魔法や能力なんて聞いたことも見た事も無いもの。」

 

 

もしそんな人が居たらすぐ噂になってそうだもんね。他者の中身を入れ替える能力なんて。

 

 

オーフェリア「オーフェリアさんはさ、昨日に限らずだけど、何かいつもと違う事はしなかった?私はいつも通り八幡君と過ごしてたから、変わった事は何もしていないと思うんだけど………」

 

オーフェリア「………特に思いつかないわ。私も学院で生徒会の仕事をしたり、部屋でお花のお世話をして、料理をしたりだから、これといって何も無いわ。」

 

オーフェリア「そっかぁ………原因不明だね。」

 

シルヴィア「………そうね。」

 

 

何かのアイテムの効果ならまだ納得出来るけど、そんなもの出回ってる筈も無いし、羽衣狐の呪いはこんな事にならないし、純星煌式武装の代償も考えられない。だって八幡君のはそんな代償じゃないし、そもそも私は持ってない。オーフェリアさんのは………あれ?そういえば、オーフェリアさんの純星煌式武装の代償って何?

 

 

オーフェリア「オーフェリアさん、君の持っている純星煌式武装の代償って把握してる?」

 

シルヴィア「………勿論。あの子の代償は触れた物を一瞬にして氷漬けにしてしまうというものよ。だからあの子は余程の事が無い限りは持ち歩かない事にしているもの。誰かを氷漬けになんてしたくもないわ。」

 

 

もしかしたらっ!って可能性もダメだったかぁ……あ〜ぁ、何なんだろうなぁ………

 

 

シルヴィア「………シルヴィア、考え詰めても仕方ないわ。今はもっと楽にしましょう。」

 

オーフェリア「………そうだね。うん、その通りだね。大変な時こそ冷静でいなきゃ、だもんね。」

 

シルヴィア「………えぇ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルヴィア「………」

 

オーフェリア「………」

 

シルヴィア「……………」

 

オーフェリア「……………」

 

シルヴィア「……………………」

 

オーフェリア「……………………」

 

 

流石に静か過ぎるよっ!?何もないわけじゃないのに何でこんな雰囲気に!?考え過ぎてもダメだって言われたけど、これは無いよっ!!

 

 

オーフェリア「えっと、オーフェリアさん?」

 

シルヴィア「………何かしら?」

 

オーフェリア「えっと………オーフェリアさんってさ、生徒会の仕事以外で学園で何してるの?」

 

シルヴィア「………何もしてないわね。強いて言うなら見回りくらいかしら。最近は悪さをする生徒も居ないからとても暇になっているのよ。仕事が恋しいって思う日もあるわ。」

 

オーフェリア「そ、そうなんだ………」

 

シルヴィア「だからシルヴィア、八幡を1時間でも、なんなら3時間でもいいから1週間に1度の頻度で会わせてはもらえないかしら?」

 

オーフェリア「うん。それって時間伸ばすところは言わなくても良かったよね?何でわざわざ1時間から3時間に伸ばしたのか、そこのところ詳しく聞いても良いかな?」

 

シルヴィア「………だって今日まで八幡に全く会えてなかったんだもの。流石に寂しいわ。」

 

 

………あぁ、そっかぁ。オーフェリアさんは八幡君に恋愛感情を……抱いているかは分からないけど、八幡君の事好きだもんね。好きな人に会えないのは流石に辛いよね。

 

 

オーフェリア「………私は大丈夫だけど、後は八幡君次第かな。八幡君がオーフェリアさんに会いに行くのなら、私は止める義理も無いからね。」

 

シルヴィア「………ありがとう。」

 

 

ーーー30分後ーーー

 

 

八幡「ただいま~。」

 

オーフェリア「あっ、お帰り〜八幡くん♪」

 

シルヴィア「………お帰りなさい、八幡。」

 

八幡「………なんか、やっぱり違和感しか無いわ。分かってはいるが、お前らが普段と正反対だと。」

 

 

私もそう思うよ。早く元に戻れば良いんだけど……治す方法とかってないのかな?

 

 

 

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