比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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長い1日の終わり

 

 

八幡side

 

 

時間が経って今は夜になった。あれから2人の身体には異変が起きる事も無く、ただ入れ替わったまま時が過ぎて行った。半日で慣れてしまったのか、2人は当たり前のように過ごしている。俺はまだ2人を呼ぶ時に苦労するけどな。

 

そして今は9時。俺とシルヴィにとって寝る時間になったわけだが、問題が発生した。

 

 

オーフェリア「やだよ八幡君っ!!そうして別々に寝なきゃいけないのさ!!」

 

シルヴィア「そうよ八幡。私達3人は一緒に寝た事あるじゃない。どうしてダメなの?」

 

八幡「いや、でもな。もし間違って俺がお前等の内どちらかを抱き枕にしてたらどうするんだよ?」

 

2人「そんなの喜んで枕になるよ!!(なるわ。)」

 

八幡「コイツ等もうダメだ、俺に関してだけオープン過ぎる。」

 

 

今回は心と身体が入れ替わっている状態だから、別々に寝た方が良いと思って提案したんだが、この通り2人からは猛反対。2人は俺の腕に抱き着きながら『断固離しませんっ!』とでも言うかのように離れないのをアピールしている。

 

 

八幡「じゃあシルヴィに聞くぞ。もし俺がお前等と寝たとしよう。朝起きたら中身オーフェリアのシルヴィに抱き着いてたら?」

 

オーフェリア「……………が、我慢するもん!もしかしたら私に戻ってるかもしれないじゃん!それに賭けるもん!」

 

八幡「大博打じゃねぇか………まぁいい。お前がそう言うなら俺はもう止めない。オーフェリア、3人で寝る事になりそうだが、いいか?」

 

シルヴィア「………寧ろ私はそれを望んでいたわ。さぁ八幡、早くベットへ向かいましょう。分かっているとは思うけれど、貴方が真ん中で私達がその隣よ。」

 

八幡「予想通りの答えをありがとう。」

 

 

ーーー寝室ーーー

 

 

………別に考える必要は無い。俺の両隣に居るのは過去にホテル・エルナトで一緒に寝た事のある2人。しかも片方とはいつも一緒に寝てるんだ。何にも考える必要は無い。ただ中身が違うだけなんだ。シルヴィがオーフェリアでオーフェリアがシルヴィ。ただそれだけだ。

 

 

シルヴィア「………やっぱり八幡はとても温かいわ。夏だとしてもこうしてくっついていられる自信があるもの。」

 

オーフェリア「そうなんだよね〜。私、八幡君と毎日一緒に寝てるんだけど、夏でも抱き着いていられるよ。なんかね、包み込まれてるっていうのかな?守られてるって感じがするんだ。」

 

シルヴィア「………何となく分かる気がするわ。」

 

八幡「君達さ、俺の事をベタ褒めしなくていいから早く寝ような?褒めたって俺からは何も出てこないからな?」

 

 

この子達は何なの?人の事を急に褒めたりしてさ。温かいのは人肌ですけど?守られている気がするのは取り敢えず守らなきゃ行けないと思っているからですけど?だって男が女を守るのって当たり前じゃないですか。

 

 

シルヴィア「………八幡、眠れそうかしら?」

 

八幡「逆に寝れそうだと思うか?」

 

シルヴィア「………いえ、あまりそうには。」

 

八幡「だよね?だからさ、もう少しだけ「「イヤだ。」」離れ………せめて最後まで言わせてくれよ。拒否されるの分かって言ったんだから。」

 

オーフェリア「イヤだからね?八幡君も知ってるでしょ?私は八幡君が居ないと寂しくて死んじゃう病なんだから。」

 

八幡「なんか、前にも聞いた事のあるような病名だな、それ。オーフェリアは?」

 

シルヴィア「………貴方と居られるのは滅多に無いのよ?それなのに離れると思っているの?」

 

八幡「あーはいはい、もう分かった。お前ら絶対離れる気が無いって事が。もういいよ、このまま寝よう。」

 

 

そう言って俺たちはこのままの体勢で寝る事になった。まぁ分かってたけどね?

 

 

八幡sideout

 

ーーーーーー

 

 

結局、八幡は2人よりも早く寝付いてしまった。今日1番で神経を使っていたのは彼だから仕方ないだろう。そんな彼の隣に居る美女2人は起こさないようにコソコソ話をしながら喋っている。

 

 

オーフェリア「なんだが懐かしいね、こんな風に3人で寝るのも。もう無いと思ってたのに。」

 

シルヴィア「………そうね。しかも身体が入れ替わってる状態でなんて思いもしなかったわ。」

 

オーフェリア「ふふふっ、確かに。」

 

シルヴィア「………でも、八幡には少し悪い事をしたかしら。やっぱりこの姿でも学院に戻るべきだったかしら?」

 

オーフェリア「そんな事言わないの。八幡君だって言ってたでしょ?この姿で外を出歩くのは危険だって。だから今日はこれで良いの。」

 

シルヴィア「………」

 

オーフェリア「それにさ、今日入れ替わって分かったんだ。八幡君ってね、私とオーフェリアさんに接する時、そんなに意識を変えてないんだ。いつも通りに話してる。」

 

シルヴィア「………?それが?」

 

オーフェリア「八幡君はいつも私達に自然体で話してくれているって事。彼女としては少しだけ複雑だけど、他の人にも自分の彼女と同じように接しているのは、凄い事だと思う。私だったら八幡君は特別だから、絶対に贔屓しちゃうもん。」

 

シルヴィア「………そうね。私も八幡と他の男を比べたくもないと思っているわ。」

 

オーフェリア「あはは……それだけ八幡君は魅力が詰まってるって事だよね、私達にとって。」

 

シルヴィア「………そうね、そろそろ寝ましょう。明日になったら、元に戻ってると良いわね。」

 

オーフェリア「そうだね。じゃあお休み。」

 

シルヴィア「えぇ、お休み。」

 

 

そして2人も八幡に抱き着きながら眠りに就いた。

 

そしてその翌日、2人の身体は無事に元に戻っていましたとさ。

 

 

 

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