比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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カノンの1日

 

 

カノンside

 

 

皆さん初めまして!比企谷カノンです!比企谷家の長女で奏斗の姉、父親が比企谷八幡で、母親が比企谷シルヴィア(旧姓シルヴィア・リューネハイム)の超有名人の間に生まれた娘です!まぁそんな事はどうでも良いんだけどね。

 

今日はお父さんもお母さんも仕事で、私達も学園があるから家は誰も居ないからすっからかん。私の通っているクインヴェール女学園は言わずもがな六花唯一の女子学園。最初は界龍にしようと思ってたんだけど、お母さんがクインヴェールを勧めるからこっちにしました。楽しくやれているから問題はありませんっ!まぁ最初の頃は凄かったけどね〜。

 

やれ『あの2人の娘だからって調子に乗るなっ!』だの、やれ『少し可愛いからって良い気にならないでっ!』だの、やれ『此処では親の七光りなんて通用しないわよっ!』だのと上級生の人達から本当に色んな事を言われたよ。しかも入学して早々に10人くらいの人達から決闘を申し込まれて大変ったらないよ………まぁ全部返り討ちにしたんだけどさ。

 

それから少ししてから序列1位の人からも決闘を申し込まれたから戦ったけど、お父さんやお母さんに比べたら物凄く弱い。なんか相手の人に悪いけど、肩慣らしにもならなかったよ。星武祭にも参加出来る年齢にはなってるけど、あんまり興味無いんだよね〜……別に戦うの好きじゃないし、欲しいものなんてないし、参加する理由が見つからないんだよね〜。

 

 

まぁ学園生活は一生に1度しか体験出来ないから、楽しく過ごしていけば良いよね♪

 

 

???「あっ、カノンちゃん!おっはよぉ〜!」

 

カノン「あっ、リディ!おはよぉ〜!」

 

リディ「ツアーはどうだった?」

 

カノン「楽しかったけど、もう少し観光とかしたかったかなぁ〜。ライブが終わったらすぐに移動なんだもん。何日かは休みあったけどさ。」

 

リディ「あはは……相変わらずみたいだね。でもまぁ元気そうで良かったよ。」

 

 

彼女はリディで、本名はリディアナ。私がこの学園に入って最初に出来た友達っ!私の事を特別扱いもせず、変に態度を変えたり、オドオドしたりしないから1番の親友だと思ってる。

 

 

リディ「あっ、そうそう!カノンちゃんに教えてもらったあの動き、やっと出来るようになったよ!今日の放課後にでも見てくれないかなっ!?」

 

カノン「おっ?出来たの?じゃあお手並み拝見といきましょうかね〜。」

 

 

因みに私の技術を教わりたいって言ってきたから、放課後の時だけ弟子と師匠みたいな関係になってる。普段はちゃんと友達だからね?

 

 

ーーークラス内ーーー

 

 

「カノンちゃん、ライブ見てたよ!やっぱり凄い歌上手だよね!今度私のも見てくれないかな?」

 

「わっ、私のもお願い!」

 

「私にはステップを教えてくれないかな?少し難しくて……」

 

 

クラスに入ればこの通り、周りには自然と人が集まってくる。そりゃ私だって自覚してるよ。この人気も私の両親のものだって。でも最近は少しだけ、自分の努力の成果も出てきてるって思えてきたんだ。だって、周りの皆は最近、私の両親の話をしなくなってきたから。

 

1年前までは、皆揃って『比企谷八幡』と『シルヴィア・リューネハイム』の名前が必ず付いていた。けど今はその2人の名前が段々と薄れつつある。少しだけ私の努力も報われてるのかなって思うんだ。

 

 

ーーー放課後ーーー

 

 

授業とHRが終わって、放課後に突入。私この時間、自分の動きの確認や歌の練習をしているの。後は……なんかあったかなぁ?

 

 

「比企谷カノンは居るかしら?」

 

 

………あぁ、もう1つあったよ。

 

 

カノン「はい、私ですけど。」

 

「貴女ね?あの2人の娘だからって調子に乗っているのは。」

 

カノン「私は両親の名前を着飾るの嫌いなんです。そんなの私じゃないから。それで、何か用ですか?」

 

 

この後の言葉は大体予想できる。だっていつも決まってるんだもん。言う事が。

 

 

「私と勝負しなさいっ!」

 

 

やっぱり。

 

 

カノン「お断りします。先輩はいいかもしれませんけど、私には受ける理由がありませんので。」

 

「あら?逃げるのかしら?」

 

カノン「受ける理由が無いからって言いましたよね?それと、私からも1つ聞いて良いですか?」

 

「何かしら?」

 

カノン「何で私と戦いたいんですか?」

 

「調子に乗っている貴女を叩きのめす為よっ!」

 

 

あぁ〜……面倒だなぁ。今日断っても次の日にまた来るだけだからなぁ……お母さんの時代にはこういうのなかったのかなぁ?

 

 

カノン「……分かりました。その決闘お受けします。何処でやりますか?」

 

「校庭でやるわよ!」

 

 

……多分見せしめのつもりだよね。1番多く人の目に入る場所を選ぶ辺りは。

 

 

まぁ、私には関係無いんけど。

 

 

ーーー下校ーーー

 

 

結局、相手にもならなかったよ。あの先輩って序列入りしてるのかな?ただ挑んで来ただけなら、少し無謀にも程があるよ。

 

けどまぁ、これが私の日常かな。登校して友達と挨拶をしてから学園での1日が始まって、授業を受けて、お昼を食べて、放課後には……今日は決闘だったけど色んな事をしてから家に帰る。

 

 

カノン「それにしても、帰ってすぐの学校で久々の決闘だったからちょっと疲れたかも。家に帰ったらすぐにお父さん成分を摂取しなきゃ。」

 

 

私には欠かせないお父さんパワー。これがあれば何でも出来ちゃうくらいにパワーが漲るのですっ♪

 

 

 

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