比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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制裁

 

 

八幡side

 

 

いやぁ、この後が楽しみだ。まさか《鳳凰星武祭》、記者会見に飽き足らず、今度は1学園巻き込んでまで騒動を起こしやがったか……逆に尊敬するよ。1度目は個人記者だったから良かったものの、2度目はお茶の間の中継だから恥を晒したも同然なのに、3度目はいよいよ潰されに来たか。

 

おっ、あれはペトラさんの車だな。

 

 

2人「おはようございます、ペトラさん。」

 

ペトラ「おはよう2人共。催促するようだけど、早速乗ってちょうだい。私としても、こんな面倒な事は早く済ませたいから。」

 

 

俺とシルヴィアは早々に車に乗って、目的地である△△社へと向かう。

 

 

ペトラ「私達が対面する相手は、まぁ当たり前だけど社長ね。八幡君、貴方にお願いがあるのだけど、いいかしら?」

 

八幡「相手の心を読め、って事ですか?」

 

ペトラ「………どうして分かったの?」

 

八幡「シルヴィが貴女に俺の惚気を話さないとでも?多分言ってるんだろうなって思ってましたから。」

 

シルヴィア「は、八幡君……///」

 

八幡「というわけで、心の読む事なら任せて下さい。社長が変な事を考えているようならすぐに言いますので。もしかしたら俺も加わるかもしれないですけど。」

 

ペトラ「その時は寧ろ加わってちょうだい。でも八幡君、何故シルヴィアを連れて来たの?」

 

八幡「今回の、っていうよりも△△社関連ではある意味1番の被害者ですからね。連れてきても損は無いでしょう?」

 

シルヴィア「つまり、私の証言も欲しいって事?」

 

八幡「それもあるが、△△社の記者の特徴や行動を言ってくれれば良い。馴れ馴れし過ぎるとか、丁寧語を使わないとか、そんな感じだ。」

 

シルヴィア「うん、分かった。」

 

ペトラ「もうすぐ着くわ。八幡くん、もし本当に口を出すのなら、潰す気で行っても構わないわ。」

 

八幡「当然ですよ。だって………俺のシルヴィに手を出した会社ですよ?手加減なんかするわけないじゃないですか。」

 

 

ーーー△△社ーーー

 

 

ペトラ「○○社長と面談を申請したクインヴェール女学園の理事長、ペトラ・キヴィレフトです。」

 

受付「お話はお伺いしております。すぐに担当の方を読んで参りますので、あちらの席に座ってお待ちください。」

 

 

ーーー5分後ーーー

 

 

秘書「お待たせ致しました。社長の秘書をしているものです。応接室へとご案内いたしますので、こちらへどうぞ。(あの社長は………また変な事をしたのか?しかも相手はこれまで2回もご迷惑をおかけしているお2人じゃないか。はぁ………)」

 

 

う、うわぁ………この人苦労人だ。心の中で労っておこっと。

 

 

ーーー応接室前ーーー

 

 

秘書「此方が応接室となっております。」

 

 

秘書の人はノックをしてから扉を開けて先に入ってから、俺達に入るように促した。俺達が入り終えると、そこには1人の男が座っていた。そして秘書の人が扉を閉めた。

 

 

秘書「社長、クインヴェール女学園理事長のペトラ・キヴィレフト様、並びにその生徒のシルヴィア・リューネハイム様、そして界龍第七学院の比企谷八幡様、ご入室です。」

 

社長「いやいやこれはこれは遠い所までわざわざ足を運んで頂いてありがとうございます。私が△△社の社長を務めておる者です。」

 

 

………随分と偉そうな奴だな。まさか座ったまま挨拶するとはな。見ろよ、俺達の隣に居る秘書なんてもう溜め息つきそうな顔してるよ。

 

さて、それじゃあ覗いていきますか。

 

 

社長(何でこの男まで居るんだっ!!確かに3人とは聞いていたが、全員クインヴェールだと思っていたのに!!まぁいい、にしても良い身体をしてるなぁ〜シルヴィアちゃんは♪)

 

 

この野郎………もうぶん殴っていいか?

 

 

秘書「皆様、どうぞ席へとお掛けください。只今お茶をご用意させて頂きます。」

 

ペトラ「ありがとうございます。それで早速本題に入りたいのですが、よろしいですか?」

 

社長「えぇ、構いませんとも。」

 

 

ペトラさんは今回の事件の一連の流れを説明した。そして証拠になる写真と記事を提示した。当然社長は知らんふりをしたが、俺の目は誤魔化せねぇよ。

 

 

社長(あのド素人め……カメラで撮る時はこの会社の物を使うなと言っただろう!!何で言う事も聞けないんだ!!おかげで尻尾を掴まれたじゃないかっ!!)

 

 

………もう犯人確定だな。こんな奴が黒幕かよ。

 

 

しかも………

 

 

八幡「すみません、発言よろしいですか?」

 

社長「ん?何だね?今は私とキヴィレフト殿が話しているのだが?」

 

八幡「すぐに済みます。秘書の方、睡眠薬というのはご存知ですか?」

 

秘書「?え、えぇ……知っていますが、あの……それが如何なさいましたか?」

 

八幡「………ふむ、では社長。このお茶、飲んでは下さらないでしょうか?」

 

社長「何故に私が?それは君の茶だ。君が飲むのが「もう分かってんだろ?気付かれてるって。見苦しいんだよ。」っ!?」

 

シルヴィア「八幡君、どういう事?」

 

 

秘書の人も知りたそうにこっちを見ていた。

 

 

八幡「おかしいって思ったよ。俺達が入る前にはあんたの机の前には既に茶が用意されていた。普通なら同じタイミングで両者に渡される筈なのにだ。それにアンタは異常な程ペトラさんに視線を合わせず、茶だけに視線を向けていた。こんなに不自然な事があるかってんだ。もしこの2人が茶飲もうものなら俺が止めていたから、意味は無いけどな。」

 

秘書「っ!!社長!!」

 

 

秘書が怒鳴り散らすと、社長は青ざめた表情でこっちを見ていた。いやもう隠す気ねぇじゃん。今まで会ってきたこの会社の人中の奴で1番小物じゃん。

 

 

八幡「どうせ此処に居る秘書以外の全員を眠らせた後に俺を何処かに監禁でもして、2人にいかがわしい事でもしようとしたんだろう?下卑た男のやりそうな事だ。」

 

 

その後はトントン拍子で話が進み、俺達は帰路に着いた。この事は世間には公表しないが、△△社は当分の間機能しなくなるだろうな。だって親がアレだぜ?

 

 

 

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