比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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再会

 

 

八幡side

 

 

あれから6年………やっとだ、やっと約束の場所に来られた。水上都市六花。しっかし日本とはまたエラい文明レベルの違いだな。六花が進み過ぎたんだろうな。まぁ6年っていっても何事も無く過ごして来たから、平凡っちゃあ平凡な学生生活だった。オーフェリアが約束を覚えてくれていれば、この六花の何処かに居る筈だ。

 

オーフェリアのあの容姿ならクインヴェールは楽勝だろうが、性格が合わない。レヴォルフは……まぁ聞くまでもないな。ガラードワースはもっとあり得ない。アルルカントも論外。界龍にも居なかったから……居るとすれば星導館だろうな。

 

 

よし、1回星導館に行ってみるか。

 

 

ーーー星導館学園ーーー

 

 

八幡「此処が星導館か……やっぱ界龍とは全く違うな、現代風だ。」

 

 

いや、別に界龍が古臭いって言ってる意味じゃないからね?

 

 

???「失礼、界龍第七学院の生徒が星導館学園に何か御用でしょうか?」

 

八幡「え?あ、あぁすみません。特に用事ってわけでもないんですが、ちょっとお尋ねしたい事があって。」

 

???「私に答えられる範囲でよろしければお答えしますよ。これでも生徒会副会長ですので。申し遅れました、私当学園の中等部3年のクローディア・エンフィールドと申します。」

 

八幡「エンフィールドさんね。俺は界龍の高等部1年の比企谷八幡です。」

 

クローディア「あら、年上の方だったのですね。これは失礼しました。」

 

八幡「別に気にしてませんので。それで聞きたい事なんですけど……」

 

クローディア「はい、何でしょう?後、敬語は使わなくてもいいですよ。」

 

八幡「……そうさせてもらう。この学園にオーフェリア・ランドルーフェンっているか?俺の………まぁ妹みたいな存在なんだが。」

 

クローディア「………今誰と?」

 

八幡「聞き取れなかったか?オーフェリア・ランドルーフェンって言ったんだよ。」

 

 

まぁ最初は分からないよな。長い名前に家名だからな。俺も覚えるのには苦労……はあまりしてないな。

 

 

クローディア「………比企谷さん、そのお方は星導館には在籍していません。そのお方はレヴォルフ黒学院に所属しています。」

 

 

………は?

 

 

八幡「おいおい、何の冗談だ?」

 

クローディア「冗談ではございません。彼女は3年前からレヴォルフ黒学院に所属しております。学院に行ってみれば分かるでしょう。」

 

 

ーーー商業エリア・花畑ーーー

 

 

………結局あの後は、エンフィールドの話を受け流す状態で聞いていた。俺には信じられなかった。あのオーフェリアがレヴォルフに入った?しかも3年前に?俺は高校生になったらって言った。なのになんで3年も早く?

 

 

いや、それよりもオーフェリアに会わねぇと。事情を聞かないと収まらない。聞き間違いならいいんだが、それ以外に理由があるのならちゃんと聞きたい。

 

 

???「………やっぱりダメだわ。」

 

 

……すると、後ろから声が聞こえた。なんか聞いた事のあるような声だ。だが何でだ?さっきまで小さくだが咲いていた花が枯れている。いや、死んでいる?

 

 

???「………此処には居られないわ。貴方達を傷つけてしまうから。」

 

 

何を言ってるのかさっぱり分からなかった。傷つける?他にも誰か居るのか?でもこの辺りはあまり人が寄り付かない。なんでかは分からないけど。

 

 

八幡「………誰か居るの……っ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこに居たのは黒の制服、所謂レヴォルフ黒学院の制服を着ている少女がいた。髪は長髪で後頭部辺りでポニーテール風に縛ってあり、両サイドに角のようなものをつけている。目は赤色で白い肌。

 

 

………オーフェリア・ランドルーフェンだ。容姿は昔と全く変わっていない。だが雰囲気がまるで別人だった。

 

 

オーフェリア「………誰?」

 

八幡「っ……俺が分からないのか?」

 

オーフェリア「………知ってるわけが無いわ。貴方と私は今が初対面の筈よ。」

 

八幡「……6年前の事も忘れたっていうのかよ。」

 

オーフェリア「………何を言っているのか分からないけど、ナンパなら他所でやってちょうだい。貴方如きに構っていられる程、私は暇では無いわ。」

 

 

そう言ってオーフェリアは去って行った………何でだよ?何で覚えていないんだよ!約束しただろ!6年後に六花で会おうって!

 

 

………はぁ、今激昂しても意味が無いな。今日はもう学院に戻ろう。

 

 

八幡side

 

オーフェリアside

 

 

………もうダメなのよね。私がこんな身体になってから、1度も生きた花に触れていない。触ろうとする瞬間に皆目の前で死んでしまう。

 

………私の周りには誰も居ない。誰も来ない。関わらない。でももういいわ、そういう運命なのだから。もう私は一生この身体でやって行く運命なんだわ。

 

 

オーフェリア「………でもあの男、誰なのかしら?」

 

 

………以前の私の事を知っているようだった。それに6年前って言ってたけど、私がフラウエンロープ系列の研究所に買い取られた事しかめぼしい記憶が無いわ。他に何かあったかしら?

 

………それに彼は……私の傍に居たというのに、平気な顔をしていた。

 

 

オーフェリア「………不思議な人だわ。」

 

 

 





オーフェリアは約束の事を忘れている?

まさかの展開に………
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