比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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お知らせします。昨日の前書きに記載した事なのですが、正確には13日と14日でした!今日は投稿できましたので投稿しました!

そして、小苑編最終話です!ではどうぞ!


私の宝

 

 

小苑side

 

 

八幡と私が親子になってから早1年、今ではもう当たり前の風景になりつつある家の中での挨拶や他愛の無い世間話、学院の話や武術についてお話するのがとても楽しいです。この風景にも慣れた頃に八幡から報告があり、なんとシルヴィアさんと交際するのを認めて欲しいと言ってきたのです!八幡にあれだけ想ってもらえるシルヴィアさんが羨ましく思えましたが、私も元々賛成でしたのですぐに承認しました。

 

それからシルヴィアさんは偶に家に来るようになり、家事などを手伝ってくれます。最初は不安でしたが彼女の家事能力はとても素晴らしいの一言です。料理もとても美味でしたし、掃除も小まめにして下さり、お洗濯物も許可を取ってから取り込んだりしまったりするのを手伝ってくれます。私が座っていると肩揉みもしてくれます。好感度を上げるためとも思いましたが、彼女はそんな事を考えるような人間には思えないですし、するような人でもありませんから大丈夫でしょう。

 

 

2人は今大学部の1年生。高等部の頃と違って時間割制では無く、個人の受けたい授業に参加するという形式になっています。なので2人は互いに連絡を取り合って相談をしながら決めているそうです。時間が出来た日にはデートをしてシルヴィアさんを送るか、家で夕食を食べてから帰りを送るかのどちらかになっています。とても青春を謳歌しておられますね。

 

八幡も何だか忙しそうにしている時も見受けられますが、そんな時でも充実そうな、楽しんでいるような顔をしています。八幡のあのような顔を見られて良かったと思っています。傍で見ていても分かるのですが、八幡はシルヴィアさんと一緒にいる時には決まって優しい笑顔を作ります。ニッコリとは笑いませんが、シルヴィアさんもその笑顔を見て嬉しそうに笑います。2人の相性は私の見立て通り抜群のようですね。

 

 

そして今、何をしているのかというと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小苑「いつもいつもすみませんシルヴィアさん、手伝わせてしまって。」

 

シルヴィア「いえ、気にしないでください。私が手伝いたくて手伝ってるんですから。それに、何もしないままでいるのはちょっと気が引けますし。」

 

小苑「ふふ、八幡も忙しくなければ手伝ってくれるのですが、最近は弟子達の鍛錬もあってか、鍛錬メニューを作るのにも時間を割いているみたいで。」

 

 

今は私と八幡の家で夕食を食べ終えたところです。八幡は今言った通り、弟子達の鍛錬メニューの作成をしていて、シルヴィアさんはデートの後で家に来て夕食を共にして今に至ります。

 

 

小苑「シルヴィアさん、洗い物まで手伝わなくてもいいですよ。後はゆっくりしていてください。来てくださる時にいつも手伝ってくれていますので、今日くらいは家の中でゆっくりおくつろぎください。もしよろしければ八幡の所に行っても構いませんしね。」

 

シルヴィア「八幡君の邪魔はしたくないので、此処でゆっくりさせてもらいます。すみません。」

 

小苑「シルヴィアさん、今は謝罪の言葉は必要ありませんよ。それに、なんに対しての謝罪なのですか?ふふっ、さっ、ゆっくりしていて下さい。」

 

 

彼女は本当によく気配りが出来ます。ご両親の育て方が良かったのでしょうね。

 

 

シルヴィア「あっ、お義母様!さっきの料理のレシピなんですけど……」

 

小苑「あぁ、そういえば知りたかったのですね。こちらに記載してありますので、どうぞお持ちください。」

 

シルヴィア「あっ、ありがとうございます!」

 

 

そして時間は過ぎていき、シルヴィアさんもそろそろお帰りになる時間となりました。いつもなら八幡が送りに行くのですが、降りてこないという事はメニュー作りにのめり込み過ぎているということですね。

 

 

小苑「ではシルヴィアさん、私は八幡を呼んできますのでお帰りの準備を。そろそろお時間でしょう?」

 

シルヴィア「そうですね、じゃあお願いします。」

 

 

ーーー八幡の部屋ーーー

 

 

コンコンッ

 

 

小苑「八幡、シルヴィアさんを送る時間ですよ。聞こえましたら出てきてください。」

 

 

………

 

 

………………

 

 

………………………………

 

 

聞こえていないようですね、では私が。

 

 

小苑「では入りますよ。」

 

 

部屋に入ると、机の上で画面を開きながらメニュー作成をしている私の息子がいました。

 

 

小苑「八幡、時計を見てください。シルヴィアさんを学園まで送る時間ですよ。」ユサユサ

 

八幡「ん?おぉ、もうそんな時間になったのか……ありがとう母さん、送りに行ってくるわ。」

 

小苑「気をつけて行ってくださいね。」

 

 

ーーー20分後ーーー

 

 

20分もすれば八幡は帰ってきて、また作業に戻ります。八幡も教えるという難しさを理解したのでしょうね。ですが、八幡が師匠とは……ふふ、あまり合いませんね。

 

 

八幡「はぁ……やっと終わった。なんかもう固定メニューでも作って置いておきたいくらいだ。」

 

小苑「この曜日はこのメニューのみという作り方も悪くはありませんよ。八幡も張り切っているみたいですが、張り詰め過ぎでは身体に毒ですからね。」

 

八幡「あぁ、分かってる………そういえば、母さんと出会って家族になってからもう1年になるな。」

 

小苑「早いものですね。私も八幡と出会い、過ごしてきた事により学ばされてきたものも数多くあります。それもこれも大切なものばかりです。」

 

八幡「俺も母さんと暮らして色んな事を学んだし、たくさん貰った。こんな沢山のものをくれた母さんには感謝してもしきれない。」

 

小苑「嬉しいですね………八幡。」

 

八幡「ん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小苑「貴方は私にとって一生の宝です。貴方は私のたった1人だけの息子なのですから。」

 

 

 





というわけで小苑編終了でございます!

いやぁ母性を擽られたり、可愛い母親姿を見せつけられましたね。

さて、次は誰がメインになるのか、15日をお楽しみにしていてください!
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