比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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とあるユーザー様のアンケート回答を頂きましたので、そちらを出させて頂きます。誠にありがとうございます。




閑話 ⑤

 

 

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八幡「さて、今回は5人目だ。前回と前々回のように俺を恨んでいる奴じゃないから安心してくれ。いや、何で読者を安心させてんだ?俺は………まぁいっか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京華「はーちゃんありがとう!皆さんお久しぶりです、川崎京華、界龍の中等部1年生です!今回は私のエピソードを話していきます!はーちゃんあの時の美味しい鰻の蒲焼き、また作ってくれないかなぁ〜♪」

 

 

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京華side

 

 

皆知ってると思うけど、私は凄く早い時期から界龍第七学院に入学しています。昔の事はよく覚えてないけど、私も六花に行きたかったから沙希お姉ちゃんに転びながらお願いしていたみたい……今考えるとちょっと恥ずかしい///

 

その事もあって、私は……確か4歳か5歳くらいに六花に来てそこの保育園に通う事になってたんだけど、はーちゃんに沙希お姉ちゃんがやっていた空手の動きを真似てパンチをしたら、何故か保育園の入園が取り消しになって界龍第七学院に入学する事になったの。しかも史上最年少で。今ではその理由は分かるんだけどね。

 

 

それからはいつも沙希お姉ちゃんと柚珠奈さんが遊んだり、お稽古をつけてくれたから、同年代の子の中ではそれなりには強い方だと思っている。まぁその時は同年代の子なんて1人も居なかったんだけどね。けど、ルーお姉ちゃんも私の相手を偶にしてくれたから界龍のお兄ちゃんお姉ちゃん達の実力の高さは小さかった私でもよく知ってる。

 

 

それから私は初等部に入ってお勉強やお稽古を積むようになったんだけど、どっちも簡単過ぎたの……だから、お試しにはーちゃんとお稽古してもらったんだけど、いつもやってるお稽古と違った。私達初等部がやっていたのは基礎中の基礎の動きを布の巻いてある木に当てる事だったんだけど、はーちゃんとやったのは本当に実践的な動きばかりだった。

 

まず木を使わなかった。はーちゃんが言うには『そこに木があると、もう目の前に敵が居る事になってしまうから。動きの予習なら構わないが、相手を想定しての鍛錬をするなら、絶対にしない方がいい。』って言ってた。その時の私にはよく分からなかったけど、今ならよく分かる。だってもう懐に入られてるって事だもんね。

 

目の前で動きの確認をした後は、はーちゃんの前でやる事になって、攻め方と防ぎ方の両方をやった。その時やってみて思ったのは、お兄さんの手が2つ以上あるように思えた。跳ね返しても次から次へと腕が伸びて来るんだもん。今となっては、はーちゃんの腕の回転率が速いって分かってるけどね。

 

 

こんな風にはーちゃんたちやお兄ちゃんお姉ちゃん達と一緒にお稽古をしていたら、段々動きが見えるようになってきたの!だから私は決めましたっ!初等部の3年生になったら、公式序列戦に挑んでみようって!私も凄く緊張する。だって相手は私よりもずっと大きい大人だもん。勿論沙希お姉ちゃんからも反対されたけど、私がやりたいって決めた事だから強く説得した。そしたらお姉ちゃんは渋々了承してくれた。

 

 

として当日。私は出場選手の待つステージに行く途中にはーちゃんに会って話をした。

 

 

八幡「けーちゃん、いよいよだな。」

 

京華「うん、やるだけやってみる。」

 

八幡「あぁ、今はまだそれでいい。だが、2つ言っておく。相手はお前よりもずっと年上で大きい奴だ。それに武術の鍛錬もかなり積んでいる。厳しい言い方をするが、けーちゃんの今までの鍛錬時間が塵同然なくらいにな。」

 

京華「っ……」

 

八幡「だが、だからといって諦めるなよ?自分の力を信じろ。でなければ勝てる試合も勝てなくなる。最後の最後まで自分を信じろよ。」

 

京華「う、うん。」

 

八幡「そしてもう1つ。京華(けいか)……もしもこの試合に勝ったら、お前はこの学院の看板を1つ背負う事になる。大袈裟に言ったが、序列上位になればなる程にその重みは増していく。お前に学院の看板を背負うというその覚悟はあるか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時、初めてはーちゃんが私の事を名前で呼んだ。それもあるけど、はーちゃんの雰囲気がいつもと違うから自然と背筋が伸びた。

 

 

京華「……はい、あります。やらせてください!」

 

八幡「………よし、なら俺は何も言わない。序列戦、頑張れよ。」

 

 

そしてはーちゃんがそのまま歩いて行ったんだけど、その時のはーちゃんの背中はとても大きく見えた。本当に界龍を背負っているかのように。あれが、この学院を代表するって意味なんだって初等部の私でも分かった。

 

そして私はその時初めて思った。はーちゃん……ううん、尊師に近づきたい。追いつきたい。ゆくゆくは追い抜きたいって。

 

 

その後の序列戦は小さい身体を活かしてスピード重視で戦った私の勝ちだったけど、とても疲れた。課題点がたくさんある戦いだったけど、たくさんの人達が褒めてくれた。『年上の人に勝つなんて凄い!』『動きが早くて見えなかった!』『見ていて身体が熱くなった。』なんて言う人も出てきて、同級生の子達も私と鍛錬をするようになった。

 

 

今では中等部の1年で私の序列は46位。まだまだ下だけど、いつかは、あの八幡お兄ちゃんが辿り着いた序列1位になって5代目を継承するのが私の夢です。星武祭にも出たいとは思ってるけど、今は身体作りに専念しています。

 

 

「京華ちゃ〜ん!ほら早く早く〜!鍛錬始まってるよー!」

 

京華「うん、今行くねー!」

 

 

今友だちに呼ばれたから、私のお話はこれでおしまいね。私の夢に辿り着くまでの道はまだまだ遠いけど、諦めずに目指していきます!!

 

 

 





はい、というわけで今回は中等部になった京華ちゃんのお話でした!!

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