八幡side
ーーー界龍第七学院ーーー
っと、着いた。入学2日目にして女の子を、それも序列1位を連れてきたなんて奴は初めてだろうな。だが、オーフェリアを連れてきたのはあくまで事情説明をしてもらう為だ。それに、今俺がレヴォルフに行ったらマズいからな。なら安全な界龍で聞いた方がいい。まぁ、他の生徒はかなり警戒するだろうが、俺から言えば大丈夫だろう。
オーフェリア「……ねぇお兄さん、本当に大丈夫なの?私毒が出てくるのにこの中に入っちゃって………」
八幡「あぁ。俺が俺とお前の周りに星辰力の壁を正方形に張る。そうすれば漏れ出ないと思う。」
オーフェリア「お兄さんは外に居なくてもいいの?」
八幡「ん?あぁ、大丈夫だ。だって今もその中に居るからな。界龍の入り口あたりで。今で平気だから多分大丈夫だろう。」
大丈夫じゃなかったら今頃、八幡の毒漬けになってるから。身体から紫色の液体出てきちゃってるから。
八幡「んじゃ入るか。確かパスポート作ってもらうんだよな。それから……」
俺は手順を何度か見直しながらパスポートを作ってオーフェリアを界龍に入れるようにした。
ーーー界龍第七学院ーーー
オーフェリア「わぁ…界龍の中ってこんな風になってるんだ。なんか面白い形の何かがいっぱいあるよ!」
八幡「そうか……オーフェリアは東洋文化を知らないんだよな。だったらこういうのは珍しいか。」
オーフェリア「うん、何だかヘンテコな形だねっ!」
いや、その言い方はちょっと………
???「比企谷君、これはどういうつもり?」
???「八幡、僕からも同じ問いをします。」
???「これは放っておけないなー。」
まぁ、この学院に居て誰1人にも会わずに部屋に行くのは無理だよな。
目の前には雪ノ下雪乃の姉、雪ノ下陽乃に昨日知り合った虎峰とセシリーが居る。多分聞きたいのはオーフェリアの事だろう。
八幡「……言いたい事は分かりますが、今回は見逃してくれませんか?今はコイツの話を聞きたいので。」
虎峰「幾ら通行パスポートを発行したとしても他学園の、しかも序列1位であれば見過ごすわけにはいきません。それに、その相手が史上最悪の魔女【孤毒の魔女】であれば尚の事警戒が必要です。」
陽乃「そうだねぇ……虎峰君の言う通り、事情を説明してもらわないとこの先には通せないかな。」
セシリー「事によっては比企谷諸共潰す事になるけどー?」
参ったなぁ……こりゃ通してくれそうにないぞ。俺とオーフェリアの関係は話してもいいが、それ以外の事は他人であるコイツ等に話す道理は無い。どうしたものか……
オーフェリア「……お兄さん、戻ろ?」クイクイ
八幡「っ……オーフェリア。」
オーフェリア「あの人達、私を入れたくないみたいだから。だからお外でお話しよ?」
この子は本当に良い子だ……こんなに優しい子に育ってくれてお兄さん嬉しいよ………涙が出てくる。
八幡「分かった。じゃあお茶くらいは用意す「ね、ねぇ比企谷君?」……何です雪ノ下さん?」
陽乃「その子って本当にレヴォルフの序列1位【孤毒の魔女】のオーフェリア・ランドルーフェン……なんだよね?」
八幡「そうですが……それが何か?」
セシリー「なんか私達の知ってる彼女とは全く違うイメージだなぁって思ってさー。」
虎峰「ぼ、僕もです。」
オーフェリア「お兄さん、早く行く。」クイクイ
八幡「あ、あぁ。」
陽乃「待ってくれるかなぁ?どうして比企谷君と一緒に此処に来たのか、理由を教えてくれてもいいんじゃないの?」
オーフェリア「………貴女達には教えたくない。」
陽乃「へぇ……どうして?」
オーフェリア「信用出来ないから。後、目が……貴女達の目が回りの人達の目と一緒だから。」
陽乃「……周りって?」
オーフェリア「……六花に住んでいる人達。」
陽乃「その人達って一体どんな目をしてるのかな〜?」
オーフェリア「………私を化け物みたいに見る目。」
っ!
陽乃「それは当たり前なんじゃないかな?《王竜星武祭》であれだけの戦いをすればねぇ………誰が見てもあれは「少し黙れよ……」……っ!?」
オーフェリア「……お兄さん?」
八幡「悪かったなオーフェリア、もう少しお前の事をもっと配慮すべきだった。外に行って話するか。こんな分からず屋共と話してても時間の無駄だ。」ポンポンッ
オーフェリア「え?あ、う、うん……」
外ならこいつ等も口出しはしねぇだろ。
虎峰「聞き捨てなりませんね。誰が分からず屋共ですか?」
八幡「お前等以外に誰がいる?《王竜星武祭》の戦いを見ただけでオーフェリアを悪人扱いか?随分と偉いんだな、界龍の【冒頭の十二人】様はよ。」
虎峰「なっ……」
八幡「なんか間違ってる事でも言ったか?」
虎峰は何も言い返してこなかった……多分だが、正論をぶつけられて黙ってしまったのだと思う。
八幡「俺はそんな理由で人を悪人扱いしたり、化け物を見るような目をする奴と友人になった覚えは無い。俺は俺の妹分をイジめる奴は許さない。」
オーフェリア「お兄さん………」
八幡「さて、外に行くか。俺外好きだから外で話したい気分なんだ。オーフェリア、ついてきてくれるか?」
オーフェリア「……うん、勿論っ!」
俺たちは来た道を戻り、そのまま校門前の階段の端っこまで行く事にした。後ろで俺を見てる3人はもう知らん。アイツ等がどう思っているかは知らんが、俺からはあの3人に関わる事は無いと思う。
ちょっとアンチっぽくなっちゃいましたけど、アンチじゃないですから!