比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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綺凛編
2人の後継者


 

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ーーー日本某所・道場ーーー

 

 

ここは日本でも有数の剣道・剣術を基とする道場。その道場から輩出された有名人も多く、数多くの師範代や免許皆伝を輩出している。そして今も尚、門下生の数は衰えを知らずに増え続けている。特にこの流派の宗家からの指導は突出しており、僅か13歳の男の子とと10歳の女の子が後継候補と言われる程でもある。

 

その剣術流派の名は………【刀藤流】である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

師範代「もっと鋭く!型を出す時は僅かな乱れも許すな!」

 

師範代「甘い!それでは次の動きがまた崩れるぞ!」

 

師範代「48ある型の中でもこれは簡単な方だ!これが出来なければこの先の型を覚えるのは不可能だと思え!」

 

師範代「よし、本日はここまで!各自水分補給はこまめに取る事!では解散!」

 

 

ーーー更衣室ーーー

 

 

「あぁ〜やっと終わった〜!しかしあの先生の指導は確かだから段々コツがつかめて来た気がするよ。」

 

「ホントか?俺はまだ全然だ。筋肉を使うタイミングがまだ慣れない。」

 

「あれは仕方ねぇよ、俺だって難しいからな。」

 

「そんな時は、あの2人のあの動き見ようぜ!今日は丁度打ち合いの日だろ?」

 

「それは別にいいけどよ、俺たちが見ても参考にはならなくね?」

 

「いいんだよいいんだよ!見るだけでも勉強にはなんだろ。」

 

 

ーーー道場ーーー

 

 

「居るか?」

 

「いるいる!もう始まるんじゃないか?」

 

 

???「よろしくお願いします。」

 

???「よろしくお願いします。」

 

 

2人の子供は腰にあてがっていた竹刀を抜き正眼に構えた。

 

 

???「はぁっ!」

 

???「ふっ!」

 

 

そこから剣の打ち合いが始まり、どちらも刀藤流独自の剣技【連鶴】を繰り出していた。48もの型があるこの剣技を全て見切るのはほぼ不可能と呼ばれている。そしてこうも呼ばれている。

 

『連鶴に果てなし。』と。それ程までに繫ぎ手の数が無数なのであろう。

 

 

???「フッ!」

 

???「っ!?」

 

 

1人が持っている竹刀をもう1人に取られたため、試合はそこで終了した。

 

 

???「ありがとうございました。」

 

???「ありがとうございました。」

 

???「……また負けました。やっぱり八幡先輩は強いです。これで47連敗です。」

 

八幡「けどお前も腕を上げて来たな。少しヒヤッとした場面もあったぞ。隠れて型の練習してただろ、綺凛。」

 

綺凛「は、はい……実はそうです。」

 

八幡「はぁ……やっぱりか。あんまり無理するなよ?強くなりたいという気持ちは良いが、無理し過ぎて怪我でもしたら元も子もないんだからよ。」

 

綺凛「は、はい!肝に命じます。」

 

八幡「さて、俺も着替えて今日は帰る。おつか「あ、あの、八幡先輩!」ん?何だ?」

 

綺凛「この後、一緒に夕飯はどうですか?お母様も是非と言っていましたので。」

 

八幡「琴葉さんの作る料理は美味いからいいんだが、あの人ちょっとスキンシップが激しいんだよな………それにお前の祖母も。」

 

綺凛「すみません。いつも注意しているのですが、軽く受け流されてしまうんです。」

 

八幡「……まぁいい、俺も冗談だって分かってるから。けど今日はやめてもらおうか。」

 

 

ーーー刀藤家ーーー

 

 

琴葉「あら〜八幡くん、来てくれて嬉しいわ〜♪綺凛もちゃんと八幡くんにお誘いできたようね〜。八幡くんが来てくれなかったら、今夜のおかずは鰯だけだったかもしれなかったからよかったわ〜。」

 

八幡「いや、おかずが鰯だけって………幾ら何でも笑えませんって。もっと作りましょうよ。」

 

琴葉「だって八幡くんが来てくれた時じゃないと本気出せないんだもの〜。綺凛だって八幡くんがいつ来るかいつ来るかってソワソワしながら「あ、あぁーやめて下さいお母様!!」あら、ごめんなさい♪」

 

 

八幡(この人全然反省してないな。綺凛の奴翻弄されまくってんじゃねぇか。)

 

 

???「あら八幡さん、今日の夕食はこちらで?」

 

八幡「代志乃さん。はい、お誘いを受けましたので。」

 

代志乃「………まさか婚約の?」

 

八幡「さすがは親子って感じですね。茶目っ気たっぷりの冗談をありがとうございます。」

 

 

八幡(本当に親子だな。代志乃さんが琴葉さんを産んだのは納得できるが、琴葉さんが綺凛が産んだとは思えない。性格真逆だからな。)

 

 

代志乃「私は八幡さんが婿として来てくださるのなら、大歓迎いたしますのに………娘の何が不満なのです?」

 

八幡「いや娘関係ないですから。ただ単に俺にはまだそういう考えを持っていないというだけです。中学生に何を求めてるんですか………」

 

琴葉「良いじゃないの八幡くん、綺凛はかなりの優良物件だと思うわ。年はまだ10歳だけど、その割には育ってる所育ってるし、八幡くん好みの大人しめな性格だから、攻めたい時に攻められると思うわ。1度おっぱいでも揉んでみるといいわ!」

 

綺凛「おおおおおおお母様!!?ななな何を言うんですか!!?む、むむむむ胸を揉めだなんて!!わ、私はまだせ、成長期です!!/////」

 

琴葉「聞いた八幡くん?この子自分で成長期って言ってるわよ!これは自分から揉んでくださいと言っているようなものだわ!さぁ八幡くん、綺凛の胸を鷲掴みにして揉みしだいて来てもいいのよ!」

 

綺凛「お母様っ!!!!//////////」(ボシュー)

 

琴葉「うふふふふ♪」

 

代志乃「これなら刀藤の未来も安泰ね。」

 

八幡「いや何処がですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、というわけで次のキャラクターは刀藤綺凛さんです!

銀髪ロリ巨乳がメインになります!

次もお楽しみに!

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