比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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星導館へ

 

 

綺凛side

 

あれから2年が経ちました。時が経つのが早いと感じるのはこの事かもしれません。あれからは特に変わった事は起きず、平穏な日々を過ごして来ました。朝に稽古をしてそのあとに朝食を食べて学校へと通う。学校が終わった後は道場で稽古をしてから夕食、勉強、お風呂を済ませてから就寝につきます。私はこの生活サイクルが出来ているので苦にはなりませんでしたが、一時だけ別の期間がありました。

 

そう、八幡先輩が来てくれるからです。八幡先輩は六花の夏期休暇や冬期休暇を利用してこっちの刀藤家に来てくれるので、この生活サイクルは乱れてしまうのです。わ、悪い意味でではありませんからね!?理由はお話や稽古をしたいという類ですが、1番は一緒に居て落ち着くからでしょう。

 

そして何故八幡先輩が私たちの刀藤家に来てくれるのかというと、八幡先輩の家族が先輩を嫌っているからです。理由は簡単です。先輩が星脈世代だから。たったそれだけの理由で八幡先輩は家族から迫害され続けていました。私が知るのはこれくらいなのですが、他に理由があれば話してほしいと私は思っています。

 

 

さて、暗いお話はこれくらいにしておきます。今日は私、刀藤綺凛は星導館学園に入学します!

 

 

ーーー講堂・入学式ーーー

 

 

「節度を守り、学生として正しい生活を心掛けて下さい。さらにーーー」

 

 

……やっぱりどこの学園も理事長や校長の挨拶は長いです。少しだけ待ちくたびれました。私は早く八幡先輩と一緒に稽古をしたいのですが………そういえば私の伯父様は星導館学園の運営母体で働いていたんでした。少し立ち寄って挨拶するのも良いかもしれませんね。

 

 

ーーー入学式終了ーーー

 

 

「これにてHRを終了する。今日はゆっくり休んで明日から元気よく投稿するように。」

 

 

ガヤガヤ……

 

 

「この後どうする?」

 

「商業エリア気になるから行ってみねぇか?」

 

「やっぱりかっ!俺も気になってたんだよ!」

 

「んじゃ行こうぜ!」

 

 

「この後暇?なら学校探検しない?」

 

「あっ、それ良いね!行こっか!」

 

「よしっ、決まり!じゃあ早速行こっか!」

 

 

一部の方々はもう溶け込んでいるみたいですね。私は人と話すのがあまり得意ではないので羨ましいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え、えぇ!?ええぇ!!?」

 

 

教室内生徒「「「???」」」

 

 

「ら、ら、ら、【雷閃】様ァァァァ!!?」

 

 

………【雷閃】?一体何でしょうか?それに今の方は様と言っていたので人なのでしょうか?

 

 

………って、えぇ!!?

 

 

八幡「よう綺凛。」

 

 

は、ははは八幡先輩!!?

 

 

綺凛「な、何で此処に!!?」

 

八幡「いや、お前が居るからに決まってるだろ。」

 

綺凛「ど、どうやって調べたんです?」

 

八幡「端末で。」

 

 

………そ、そうですよね、端末を使えばあっという間ですよね。

 

 

八幡「綺凛、この後予定が無いのなら、稽古を一緒にやらないか?模擬戦場の許可は取ってあるから久し振りに打ち合いをしたい。」

 

綺凛「ぜ、是非!よろしくお願いしますっ!」

 

 

八幡先輩がいつもやっている稽古法、とても気になります。ここで少しでも八幡先輩の技術を得て行ければっ!

 

 

ーーー廊下ーーー

 

 

綺凛「まさか来てくれるなんて思ってもみませんでした。」

 

八幡「暇だったからな、稽古しようにも1人だと退屈だから誘おうと思ってたんだ。それにほぼ座りっぱなしの状態だったろ?なら丁度良い運動になるだろ。」

 

綺凛「は、はい!」

 

 

その気遣い、凄く嬉しいです。早くも八幡先輩から学ぶところが出来ちゃいました。それと、さっきから気になっていた事を聞いてみましょう。

 

 

綺凛「あの、八幡先輩。さっきクラスの人から【雷閃】って呼ばれてませんでした?」

 

八幡「あぁ〜その事か。あれは俺の2つ名だ。綺凛とか師匠には言ってなかったが、俺、この学園の序列1位を任されていてな、一応この学園で最強って事になってるんだわ。」シレー

 

綺凛「最強っ!?それじゃあ1番強いって事ですか!?」

 

八幡「数字上はな。俺よりも強い序列外もいると思うから人前で最強だなんて言えないが、形上は俺が1番という事になっている。教えてもらったからといって師匠や琴葉さんに告げ口するなよ?帰省したら絶対うるさくなるから。」

 

綺凛「わ、分かりました……いつから序列1位に?」

 

八幡「中2の時だな。それから何回か挑まれたりしたが、諦めがついたのか知らんが最近は何も無いな。多分次は新入生あたりが勝負をふっかけて来たりするかもな。」

 

綺凛「先輩なら余裕で勝てると思いますけど……」

 

八幡「俺の隣に超一流の腕を持つ剣士が居るんだけどなぁ………まさか恥ずかしくて自分から勝負を挑めないとか?」

 

綺凛「そ、そんな!超一流だなんて……私なんてまだまだですよ!八幡さんに比べたら米粒程度です!」

 

八幡「ふぅ……お前はもう少し自分に自信を持て。確かにお前は俺より少しだけ実力面で劣るが、それでも充分過ぎるくらいだと思うぞ?俺が女だったらお前に負けているだろうしな。」

 

 

自分に自信を……

 

 

八幡「今すぐには無理だろうが、もう少し自分の評価を上げても良いんじゃないか?俺だってそれなりには強い、っていう評価を自分でつけてるからな。実際は知らんからなんとも言えねぇけどな。」

 

綺凛「……八幡先輩からそう言われると、少しだけ自信が持てます。これからも頑張りますので、よろしくお願いします!」

 

八幡「何をよろしくされるのかは分からないが、とりあえずは任された。」

 

 

 

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