比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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お食事デート

 

 

八幡side

 

 

ーーー18:00 商業エリア・噴水付近ーーー

 

 

少し早く着き過ぎたな……集合時間のまだ30分前だ。暇を持て余してんなぁ俺。こんな時本でもあれば便利なんだが、生憎持って来てはいない。普段から持ち歩く奴は居ないと思う。にしてもこの時間はやっぱり人が多いな、仕事終わりの人や飯を食いに行く人、買い物をする人に夜遊びをしに行く人とかなりの人が居る。まぁこの時間にこのエリアを散歩する奴は居ないとは思うけどな。

 

あぁ〜暇だよ〜。本当に本持って来れば良かった。なんかこんな所でただ座ってるだけの俺、すんごい場違いじゃね?異分子感がハンパないんだけど。流石に俺もこの場所で1人30分も待つのはキツいな。何か暇を潰せるものがあれば良いんだが……あぁ端末で見るニュースしか思い浮かばねぇ!しかもそれさっき見たから何にも面白みが無いしっ!

 

 

「あ、あの〜……」

 

八幡「……え、俺ですか?」

 

「は、はい!星導館学園序列1位の比企谷八幡さんですよね!?握手とサイン貰ってもいいですか!?」

 

 

あぁー偶にいるのよねぇ……俺のサインを欲しがる奴。俺なんかのサインよりもガラードワースの【聖騎士】とかの方がよっぽど価値あると思うけどな。まぁ書くけどね。

 

 

八幡「どんな風に書いたらいいですか?」

 

「2つ名の【雷閃】を大きく書いてください!」

 

八幡「………はい、書けました。」

 

「あ、ありがとうございます!これからも頑張ってくださいっ!」

 

 

……あの子、星導館の子だな。あの手のやり口は大体分かる。やり口って言ったらちょっと悪っぽく聞こえてしまうからパターンで言い直すわ。1つ目は自分の部屋に飾る。2つ目はオークションに出す。3つ目もオークションだが、筆跡を真似して偽装を作ってオークションに出す。過去に例もあったから無いとは言えない。まぁ今回は名前を入れてくれとは言わなかったからオークションに出したらすぐに分かるけどな。

 

 

そしていつの間にか、俺の周りには人だかりが出来ていた。何故かというと、序列1位だという事が此処に居る人達に広まってしまったからだ。いや、かなり前から広まってるんだけど、実物を見た事が無いからって理由だろう。あの、これじゃあ身動きが取れないんだけど……皆さん、どいて下さる?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「私が見ない間に随分人気者になったんだね?は・ち・ま・ん・く・ん♪」

 

 

………えぇ〜嘘だろぉ………オメェそれで来ちゃうの?世界の歌姫のまんまで来ちゃったの?変装という名の化粧どうしたの!?

 

 

「え……嘘、も、もしかして……」

 

「シルヴィア・リューネハイムさん!!?」

 

「本物っ!!?嘘、何でっ!!?」

 

 

ガヤガヤザワザワ……

 

 

シルヴィア「皆、私これからそこに居る八幡君とデートなんだ。少し退けてもらえるかな?」

 

八幡「おい、誰と誰がデートだ。俺はお前と付き合ってないぞ。」

 

シルヴィア「えぇ〜じゃあ今から付き合おっか?」

 

八幡「そういう冗談はやめろ、周りや俺の心臓に悪いだろ。彼氏を選ぶならもっとイケメンを選びなさい。」

 

シルヴィア「八幡君も充分イケメンだと思うんだけどなぁ〜。もしかして自覚無いの?」

 

八幡「何でイケメンを自覚しなくちゃいけねぇんだよ。ただのナルシストじゃねぇか。」

 

 

俺はそんな馬鹿野郎でもなければ自惚れ野郎でもありません。

 

 

シルヴィア「相変わらずだなぁ。こうしてお話してても良いけど、時間も勿体無いから行こっか!」ダキッ!

 

 

キャアアアア!!

 

 

八幡「………おい、何で抱き着く?」

 

シルヴィア「いいでしょ?私と八幡君だけのスキンシップだよ〜。八幡君はご褒美に何をくれるのかな?」

 

八幡「………後でな。」

 

シルヴィア「それは期待していいって事かな?」

 

八幡「寧ろ期待しない方がいい。」

 

シルヴィア「じゃあ期待して待ってまーす♪」

 

八幡「………」

 

 

俺は思った、綺凛と飯食いに行けば良かったと。

 

 

ーーー高級レストランーーー

 

 

八幡「こんな所予約してたのかよ……何、お前の外食っていつもこうなの?」

 

シルヴィア「そんな訳無いでしょ!毎日こんなの食べてたら舌が肥えちゃうよ。私だって普通の食事はするよ。というよりも殆ど普通の食事なんだからっ!」

 

八幡「だったら何で今日はこんな高級レストランを予約したんだよ………」

 

 

俺、普通のお店が良かったよ。

 

 

シルヴィア「それで八幡君、新入生はどう?面白い子は居た?」

 

八幡「俺の妹弟子が入って来た。中々の腕だから冒頭の十二人には軽々入れると思っている。」

 

シルヴィア「八幡くんの妹弟子かぁ……ねぇ、その子って可愛い?」

 

八幡「……まぁまだ中等部だからな、まだ可愛いの部類に入ってると思う。」

 

シルヴィア「そうじゃなくて、顔だよ顔っ!英語で言ったらフェイス!」

 

八幡「……可愛い方なんじゃないのか?アイツは割と整っている方だと思う。」

 

シルヴィア「むぅ〜じゃあ私は?可愛い?」

 

八幡「何でそれを俺に聞くんだよ?分かりきった事だろう。」

 

シルヴィア「八幡君の口から答えてもらってないから分からないも~ん!」

 

八幡「はぁ………お前は可愛いというよりも、綺麗な方だと思う。」

 

シルヴィア「っ!………そ、そっか///」

 

八幡「何照れてんだよ。お前が言えって言ったんだろ。」

 

シルヴィア「い、いやぁ〜こういう言われ方をしたの初めてだったから。」

 

 

自分で仕掛けて自分で爆発してやがる。要は自爆だな。それに照れてるっていうのもあるが、顔にやけてるし。ていうか、にやけてる顔は可愛いんだな。能力だけでなく性格やかおまで万能かよ。

 

 

 





あくまでもメインは綺凛ですのでそんなにイチャコラは出していない………はず。
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