比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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趣味は先輩と

 

 

綺凛side

 

 

スバル「それで?綺凛は何であんな所に居たんだい?お世辞にもあの場所は体を休められるようなお店は無いと思うんだけど……」

 

綺凛「実は、武器屋という名前が目に入ってしまって、なんだか気になってしまったので入ってたんです。そしたら思いの外夢中になってしまって……3時間も入り浸っていました……」

 

スバル「さ、3時間っ!?君はあんな物騒な名前のお店に3時間も居たのかい!?耳を疑うよ。」

 

 

そ、そんなに異常でしょうか?私からしてみれば、面白いお店だと思うのですが……品揃えは良いし、店員さんも良い方だったので。

 

 

スバル「それでその後に僕と会って今に至ると?」

 

綺凛「はい、そうなります。」

 

スバル「………綺凛、僕から1つアドバイスを進言するよ。これは真剣に受け止めてほしい。」

 

 

な、何でしょう?スバルさんがこんな風になるのは授業を受けている時くらいです。私も真剣に聞かないといけませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スバル「君はもっと趣味や好きなものを増やすべきだ!」

 

綺凛「…………え?」

 

 

あまりにも予想斜め下の答えだったので、放心してしまいました。趣味や好きなものを増やす?

 

 

スバル「君の頭は刀だけで出来ているのかいっ!?何故リフレッシュするために外出して最初に入ったお店が武器屋なんだい!?君は戦いがそんなに好きなのかいっ!?」

 

綺凛「い、いえ、どちらかといえば嫌いな方で「ならもっと女の子らしい趣味でも見つける事を進言する!今のままだと比企谷先輩は振り向いてもらえないよ!もっと自分に女子力を身につけるべきだ!」な、何で八幡先輩が此処で出てくるんですかっ!!?」

 

スバル「君は知らないだろうから言っておくけど、比企谷先輩って結構モテてるんだよ?面倒見が良いからとかクールだからとかって理由でね。だから綺凛はその女子たちから目の敵にされているんだよ。」

 

綺凛「私、それ聞かされていないんですけど!?」

 

スバル「当たり前じゃないか、秘密にされてるんだから。」

 

綺凛「あの、スバルさんはどう思ってるんですか?」

 

スバル「僕かい?僕はそんな事どうでもいいよ。確かに比企谷先輩は憧れだけど、恋人にしたいって思うほどでは無いからね、僕にだってちゃんとタイプはあるんだから。」

 

 

………スバルさんは大人の人って感じがします。本当に私と同じ中等部なんでしょうか?見た目も何処と無く大人っぽいから本当は大学部辺りの人ではないでしょうか?と疑ってしまいます。

 

 

スバル「とにかく、君はもっと趣味を持つべきだと思うよ。今まであまり気にした事は無かったと思うけど、息抜きする時に趣味が無かったら、何をしていいか分からなくなるからね。」

 

綺凛「趣味、ですか………料理とか裁縫とかですか?」

 

スバル「方向は間違ってないけど、それだと必ずしもリフレッシュ出来るとは限らないでしょ?例えば………スイーツ巡りとかね。六花には色々なスイーツ店があるから先輩を誘って行ってみたらどうだい?」

 

 

スイーツ巡り……

 

 

スバル「カラオケも良いストレス発散になるよ。綺凛はあまり大きな声は出さないけど、カラオケは歌を歌わないといけないからね、ストレス発散も兼ねて先輩を誘ってデュエットでもしてみたらどうかな?」

 

 

カラオケ……

 

 

スバル「映画を見るのも良いね。スタジアムで見るのも良し、借りて部屋で見るのも良し、好きな映画を観れるから暇つぶしには良いと思うよ。先輩と相談してお互いに見たい映画を選んで一緒に見たらどうだい?」

 

 

映画鑑賞……

 

 

綺凛「あの、スバルさん。」

 

スバル「ん?何かな?」

 

綺凛「何で八幡先輩がいる前提で話してるんですか?これって趣味探しなんじゃ……」

 

スバル「おや?僕は『先輩』とは言ったけど『八幡先輩』と『比企谷先輩』とは一言も言ってないよ?あれれ〜?綺凛、もしかしてそうなのかい?」ニヤニヤ

 

綺凛「ち、ちちちちち違います!!!」

 

 

その後も私はスバルさんにからかわれ続けました。私は単純過ぎるのでしょうか?なんだかスバルさんの掌で転がされているような気がします。

 

 

ーーー商業エリアーーー

 

 

スバル「いやぁ、今日は楽しかったよ。思いもよらない休日になったけど、とても充実した1日になったよ。」

 

綺凛「私はからかわれ続けたので………でも、いつもと違う過ごし方をしたので楽しかったです。」

 

スバル「そう言ってくれると僕も嬉しいよ。君とこういう風に話すのはあまり無いからね。僕でよければいつでもいつでも話しかけてほしい。君と話をすると何だか楽しい気分になるからね。」

 

綺凛「はい、約束です。」

 

スバル「うん、約束だよ。じゃあまた学園でね。」

 

 

そう言ってスバルさんは先に帰って行きました。さて、私ももう少しだけ回ってから帰る事にしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな時間まで出歩いたのは初めてです……でも、なんだか楽しかったです。

 

 

綺凛「また行ってみたいです。」

 

八幡「その様子だと、ちゃんとリフレッシュ出来たみたいだな。」

 

綺凛「は、八幡先輩!!」

 

八幡「よう、女子寮まで送るぞ。」

 

綺凛「い、いえ!お構いなくっ!!」

 

八幡「女子が1人で出歩くような時間じゃないからな、学園内とはいえ危険だ。」

 

綺凛「……じゃあ、お願いします。」

 

八幡「あぁ。」

 

 

………

 

 

………………

 

 

………………………………

 

 

綺凛「あの、八幡先輩。」

 

八幡「ん?どうした?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

綺凛「八幡先輩はスイーツ巡りとカラオケ、映画鑑賞、この中でどれが一番好きですか?」

 

 

 





はい、綺凛編の終了です!!

なんだか気になる終わり方になりましたが、これもアリな終わり方だと思いました!

さて、次は誰をヒロインにしようかな?

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