そして前回話のことなんですが、あれは本気ではありません。ですが、似たようなものは作ろうと考えております。六学園全てを巻き込んだ物語を描こうとは思っています。
劇場版………ではありませんが、長くなるのは間違いないです。
どうもお騒がせして申し訳ありません。
そして今回は前作の引退ライブ編でとある人物に出会っていたら?というIF物語を書きました。
では、どうぞ!
八幡side
まさかこんな日が来るとはな………もう帰らない、もう過ごす事も無いと思っていた実家で過ごせる日々が来るなんてな。それも俺の彼女が一緒に居るというお釣りが出るくらいのオマケ付きでだ。さて、俺達は今千葉の商店街辺りを歩いている。勿論の事だが周りからはかなり注目されている。それもそうだ、《王竜星武祭》を2連覇した世界の歌姫兼クインヴェール女学園序列1位に、自分で言うと自慢そうに聞こえちまうかもしれないが、シーズン全ての星武祭を制覇した界龍第七学院序列1位が肩を並べて歩いてるんだからな。
こうして2人で町並みを歩いているだけでも良いものだが、やはり何かしないと退屈になってくるものだ。だがこの辺りに暇を潰せそうなものはゲーセンとか公園の遊具くらいしかない。後は意外と駄菓子屋とか?
シルヴィア「♪〜♪〜……ん?ねぇねぇ八幡君、あのお店に入ってみない?」
八幡「ん?あれはマスタードーナツか。懐かしいな……」
シルヴィア「八幡君は入った事あるの?」
八幡「こっちに居る頃はよく行ってたな。新刊が出た本を読む時とかは此処をよく使ってた。静かだし集中しやすいからな。家だとなんか落ち着かないから此処でよくな。」
シルヴィア「そうなんだ〜。」
八幡「中は普通のドーナツ屋だ。飲み物やドーナツの種類も豊富だから味に飽きてきたら他のドーナツを食べるとか、飲み物でお口直しとかも出来るからな。」
シルヴィア「……なんか急に食べたくなって来たよ!ねぇ八幡君、3時のおやつにちょうどいいと思わない?」
八幡「ふっ……3時のおやつか。確かにちょうどいいな。よし、入るか。」
シルヴィア「お〜っ♪」
何年も見てるが、この笑顔はやはり良いものだ。
ーーーマスタードーナツ・店内ーーー
八幡「懐かしいな……この店内も。」
シルヴィア「落ち着いた感じだね。」
さて、俺はいつも頼んでいたものを取るか。シルヴィアはこの店初めてだろうからじっくり選ばせてやろう。なんせマスタードーナツは六花には無いからな。
シルヴィア「うぅん……どれも美味しそうだから迷っちゃうなぁ〜。でも本当に色んなのがあるんだ……うぅ〜目移りしちゃうよぉ〜!」
………面白いから暫く見ていよう。
そして注文も決まって会計に入ったはいいが、此処でもお決まりのパターンだ。ザ・フリーズというヤツだ。俺達が目の前に居ると固まってしまうという俺達の中での店員あるあるだ。もうこれが決まってきてんだよなぁ……
八幡「大分悩んでたな。」
シルヴィア「だってどれも美味しそうなんだもん!本当だったらお持ち帰りしたかったんだから!」
八幡「持ち帰る事も出来るぞ。この店は店内・持ち帰り、どちらもOKな店だからな。」
シルヴィア「そっかぁ〜!じゃあ私、選ばなかった他の美味しそうなドーナツ、お持ち帰りで頼もっと!」
八幡「全部は選ぶなよ?」
シルヴィア「分かってるよ〜!」
???「あれ?比企谷っ!!?」
ん?誰だ?
???「やっぱり比企谷じゃん!!超ナツいね!」
………まさかコイツと鉢合わせるなんてな。
八幡「……久しぶりだな、折本。」
かおり「おひさー!」
シルヴィア「ねぇ八幡君、この人は?」
八幡「あぁ、折本かおり。簡単に説明すると俺の中学ん頃の同級生だ。」
かおり「えっ!?もしかしてシルヴィア・リューネハイム!?何で此処に居んのっ!?」
シルヴィア「それは隣に居る八幡君の彼女だからだよ。大分前だけど、記者会見は見てなかった?」
かおり「見てたけど、まさか本当だったなんて……」
???「凄いね、本物のシルヴィアさんだよ。私生で見たの初めてだよ!」
今紹介されたが、隣に居る女子は中町千佳という名前らしい。それはさておき、なんか段々ギャラリーが増えて来たな……あまりこういう奴らは好きじゃないんだがな……特に後ろに居る男2人、コイツ等も俺にとっては見知った奴等だ。
???「え、コイツあのナルガヤだろ?マジで付き合ってんの?」
???「嘘、マジかよ?俺てっきりまた告白してフラれてたのかと思ってたぜ!」
そう、俺が人を疑うようになった原因とも言える奴等、永井と中島だ。
後から折本に聞いた話だが、コイツ等は俺が折本に告白をした後に折本が相談したら、学校に俺が折本に告白した事をバラした張本人たちだ。まぁ今となっちゃあどうでもいいが、折本の奴はまだコイツ等とつるんでんのかよ………別に構わねぇけど。
永井「おいナルガヤ、お前どうやって誑かしたんだよ?あんな目に遭ったのに何でこんな事ができんのか教えてくんない?俺告白なんてした事無いからさ〜。」
中島「あっ、俺にも頼むわxち!」
八幡「………自分の思いをぶつけるだけだ。」
……俺は本心を言った。だから今の俺は居る。だからシルヴィとこうした関係を持てている。
永井「……ぶっ!!あっははははははは!!!おいおいおいおい、マジで言ってんのか!?お前それでフラれてんだよ?」
中島「そーそっ!そんな事でシルヴィアちゃんがお前みたいな陰湿そうな奴なんかに惚れるわけないでしょ?偶々会っただけだろ?どうせ?」
折本「ちょっと、言い過ぎだって!」
千佳「そうだよ、彼に謝りなよ!」
永井「へぇ?何で?事実を言っただけだろ?」
折本「そ、それは……」
シルヴィア「ねぇ八幡君、君の前の高校もそうだけど、中学校も凄いんだね。」
八幡「………」
すると笑っていた2人と折本と中町さんが一斉にシルヴィの方を見た。
シルヴィア「私は初めて見たよ。人が勇気を振り絞って秘めた想いを伝えた言葉を、こんな風に笑う人が居るのを。八幡君は昔から不憫な立場だったんだね。」
八幡「もう過ぎた事だからどうでもいいけどな。けど、確かにシルヴィの意見には同意だ。告白をバカにするような奴に出会ったのは俺も初めてだし、こんな風に蔑んだ笑いをした奴も初めてだ。品格の無い奴等だ。」
永井「んだとナルガヤッ!!」
中島「やるかゴラァ!!?」
八幡「誰がやるか。此処は食事をする場所だ。暴れたいんだったら大学にでも公園にでも行け。まぁ、俺達はこれで失礼するけどな。」
これ以上、シルヴィを不快にさせたくないしな。また今度来て持ち帰りにすればいいか。
さて、帰るとしまーーー
永井「待てやこのヤローッ!!」
バコッ!!
折本「っ!!比企谷!!」
千佳「比企谷君っ!!?」
俺は店を出ようとしたら、永井に殴られた。それ自体はどうでもいい。だが、シルヴィを不快にさせた事は後悔させてやらなくちゃな。
八幡「ぶち殺すぞコラ。」
八幡sideout
ーーーーーー
八幡がそう言った後に店の空気が一気に重くなり、永井と中島は八幡に睨みつけられている。2人はそれだけで震え上がっていた。それも全身ガクブル状態だった。
八幡「そんなに構って欲しいのか?なら少しだけ構ってやるよ。一方的にな。」
2人「…………」ガクガクブルブル
八幡「お前らが星脈世代、または俺が人間だったらお前等の顔面を迷わずぶん殴ってたところだ。星武憲章がある以上はそれが出来ねぇからこうして気だけで相手してやってる。掛かって来ないのか?」
2人「…………」ガクガクブルブル
はぁ……情けね、本当に男かよ。
八幡「まぁいいわ。会う事は無いと思うが言っておくぞ。次こんな事してみろ、この程度の殺気じゃ済まねぇからな、分かったかトサカ頭。」
2人は震えながらも首を上下に振った。
八幡「折本、お前にも1つ忠告しておいてやる。つるむ奴はちゃんと選べ。コイツ等と一緒にいても楽しい事なんてなんもねぇぞ?まぁ、それはお前次第だけどな。」
折本「比企谷……」
八幡「んじゃもう行くわ。あっ、お騒がせして申し訳ありませんでした。」
そして八幡とシルヴィアは店を出て行き、かおりと千佳も永井と中島を放って店から出た。何故なら、2人は八幡の殺気によって失禁してしまったからである。
中学の八幡の告白は少しだけ私のアレンジを入れてます。
史実通りではございませんので、その辺はご了承ください。