比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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お次はシルヴィアバージョンです!




母親も?

 

 

シルヴィアside

 

 

今日は木曜日。私たちにとっては1日中暇になりつつある曜日である。何故かというと、木曜日は喫茶【ランベリ】の定休日だからである。だからお店の前にはちゃんと《CLOSE》の看板を下げてあるからお客さんは入ってこない。そして今日は界龍もお休みだから奏斗も家に居る。今日は折角の休みだから家で少しのんびりしたいって。まだ初等部なのに………遊びたい時期の筈なのに、どうしてこんなストイックになっちゃったんだろう?育て方間違えちゃった?でも元気に育ってくれたんだから良いよね。

 

あっ、言い忘れてたけど、家とお店の距離はだいぶ近いです。家がクインヴェール周辺だから、お店はクインヴェール側にある外縁居住区にある。だから歩いて2分くらいの距離。ものすごく楽チンだし、何かあった時にはすぐに駆けつける事が出来る。近いって便利だよね。

 

さらに私達の喫茶店、商業エリアのお店には並んでないから、知る人ぞ知る隠れた名店なのだっ!これはお店との約束なんだけど、出来る限りこのお店の場所や評価はオフレコにしてもらってるんだ。私達からしてみれば、お客さんが来てくれるのは嬉しいけど、あくまでも喫茶店だからそんなに多くの人数は入れないんだ。だから一部は完全予約制も受け付けてる。今となっては1ヶ月先まで予約されている状況です。とても喜ばしい事です。

 

 

そして今、私達は何をしているのかというと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3人「ズズズズ〜………はぁ〜……」

 

八幡「やっぱ落ち着くには座りながらお茶を飲むに限るな。」

 

シルヴィア「そうだね〜。」

 

奏斗「うん。」

 

 

完全にお休み状態です。

 

 

シルヴィア「八幡、今月の売り上げノルマってもう達成してるの?私売上の日計計算は担当じゃないから分からないんだよ。」

 

八幡「あぁ、それなら1週間前に達成してるぞ〜。」

 

シルヴィア「おぉ〜凄いね。半月も経たずに目標達成だなんてね〜……やっぱり店主の腕が余程良いんだろうねぇ〜。」

 

八幡「何言ってやがる。お客に満足のいく接客をしているお前達のおかげだろ。」

 

シルヴィア「いやいや、八幡の料理の腕やリップサービスが良いから。」

 

八幡「美人に接客されるし、ニコニコされながらだよ。」

 

奏斗「はぁ……父さん、母さん、また始まったよ。褒め合いになって終わらなくなるパターン。俺からしてみればどっちもどっちだよ。」

 

八幡「そ、そうか……まぁ片方が欠けたら成り立たない仕事だからな。」

 

シルヴィア「そうだね。やっぱり八幡に厨房を任せて正解だよ。」

 

 

あまり気にしなくてもいい事だとは思うけど、いつも厨房を1人でこなしている八幡の仕事量は私達ホールの何倍もある。それを殆ど10分くらいで料理を完成させてお客さんに提供するから凄いスピードだよね。

 

 

奏斗「父さんって料理のお店を開く事が夢だったの?」

 

八幡「俺の、っていうよりも母さんのだな。学生の頃にそんな話になってから星武祭で優勝してこの店を設計した。そして俺達が結婚して半年後にオープンだ。」

 

奏斗「へぇ〜。」

 

八幡「まぁ母さんの願いがあったからこそ、俺たちは今の家に住めてるわけだから、感謝しないとな。」

 

シルヴィア「もうやめてよ〜。何年前の話?」

 

奏斗「ちょっと待って!今『母さんの願い』って言った?父さん?」

 

八幡「ん?あぁ、そうだが?」

 

奏斗「ていう事はもしかして……母さんも学生の頃は強かったとか?」

 

 

奏斗は私の方を見つめながら不安そうに聞いて来た。まぁ当然かな、私も教えてなかったしね。

 

 

シルヴィア「ふふっ♪じゃあ奏斗、シルヴィア・リューネハイムって調べてみて。私の昔の本名だから。」

 

 

すると奏斗はすぐに端末を開いて文字を打ち込んで検索した。とあるページを開いて来歴とかが出てくるサイトがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奏斗「元クインヴェール女学園……序列、1位?」

 

シルヴィア「そっ。私もお父さんと同じで元々は学園で1番強かったんだぞ〜。」

 

奏斗「【戦律の魔女】……歌を媒介に様々な事象を起こす。その能力は《万能》であり、回復系以外ならば全ての能力に適応する事が出来る。界龍の比企谷八幡が六花最強の男性なら、シルヴィア・リューネハイムは六花最強の女性だろう………」

 

シルヴィア「もう、あの頃は強い人がウジャウジャ居たんだから最強なんてやめてほしいよ。八幡は最強の存在だからいいけどさ!」

 

八幡「ならクインヴェールに頼んでそういう称号作ってもらうか。勿論初代はシルヴィだからな。」

 

 

絶対にやめて!きっと恥ずかしくなるからっ!

 

 

奏斗「《王竜星武祭》を2連覇……母さんも強いんだ。あんまり想像つかないよ。」

 

シルヴィア「今はもう決闘なんてしないからね。でも今日みたいなお休みの日に、奏斗が学院に行ってる間はお父さんとよく身体を動かしているんだよ。勿論、模擬戦っていう形でね。」

 

 

でも八幡ってまだ成長期なんだよね。新しい技作って使ってくるし、憑霊だって2つの霊を組み合わせで使ってくるしさ。2つ出したら能力が半減するって言ってたのに、平気で使ってくるんだもん。まぁその方が私もやり甲斐があるからいいんだけどさ。

 

 

奏斗「でもこれ、最後の《王竜星武祭》なんだけど、父さんも優勝してるよ?どういう事?」

 

シルヴィア「あぁ〜懐かしい!それね、私達が決勝で戦って同時に校章を壊したから結果が引き分けだったんだ。だから私たちが同率優勝だっ!って言ったら運営委員長が認めてくれたんだよ。だからその年の《王竜星武祭》は優勝者が2人居たんだよ。お父さんと私。」

 

 

また新たしい事実によって、奏斗の親に対する尊敬や憧憬はより一層強くなった。

 

 

 

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