比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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オススメの商品の香り

 

 

八幡side

 

 

シルヴィア「もう!八幡君ってば!どうして先にお金払っちゃうかなぁ!割り勘にしようって言ったのに!」

 

八幡「済まん。やっぱりなんか気が引けてな。」

 

シルヴィア「……その気持ちはありがたいけど、この場合では使わないようにっ!」

 

八幡「……分かったよ。」

 

 

さて、じゃあそろそろ本命の買い物に行くか。

 

 

八幡「じゃあ俺は買い物があるから、これで失礼する。またな。」

 

シルヴィア「ちょっと待って!お買い物って何買うの?」

 

八幡「シャンプーとボディーソープが切れててな、それを買いに来たんだ。前に使っていた奴のだったんだが、もう切れそうだから新しいのを買いに来た。」

 

シルヴィア「へぇ〜私と一緒!私もシャンプーが切れそうだったから買いに来たんだ!一緒に行こうよ!」

 

八幡「……まぁ断る理由も無いからな。いいぞ、じゃあ行くか。」

 

 

シルヴィア(やった♪まさか目的が同じだったなんて!思わぬ奇跡だね♪一緒に居られる時間が伸びてすごくラッキーだよ♪)

 

 

……何故だ?なんかシルヴィ機嫌が一気に良くなったような………気のせい、ではないな。

 

 

ーーー店内ーーー

 

 

シルヴィア「そういえば、前の人が使っている人のを使ってるって言ってたけど、八幡君は何か好みの匂いとかはあるの?」

 

八幡「特にそういう拘りは無いな。使えれば何でもいいって思ってるから。」

 

シルヴィア「もうちょっと意識した方が良いよ?見えないところも気を配らないと。体質とかは?」

 

八幡「それもない。アレルギーも特に無い。」

 

シルヴィア「じゃあ一番好きな香りは?」

 

八幡「そうだなぁ……柑橘系だな。というよりも、他になんの匂いがあるかよく分からんからな。」

 

シルヴィア「色んな香りがあるんだよ。簡単なので言うと、柑橘系の香りはフルーティって括りに入っているの。ローズはフローラルで、他にも色々あるんだ。因みに私の好みも八幡くんと同じで柑橘系だよ。」

 

 

そう言ってシルヴィが手に取ったのは、オレンジ色のボトルだった。

 

 

シルヴィア「これが私の使っているボディソープだよ。因みにこれと同じメーカーでシャンプーもあるんだよ。これがそのシャンプー!」

 

 

後に取ったのはブルーのボトルだった。

 

 

八幡「それ、高過ぎたりしないよな?一応言っておくが、あまり高いのは無しだぞ?」

 

シルヴィア「大丈夫!この2つは私がまだ無名だった頃からある商品なんだから。値段もお手頃だよ。」

 

八幡「ふむ……ならそれにするか。見たところ、確かに値段も良さそうだしな。」

 

シルヴィア「八幡君って本当に拘りとか無いの?パッと見てぱっと決めちゃったら面白くないよ。」

 

八幡「何故に面白さをお求めに?シルヴィの紹介もあるから確かだと思ったんだが……」

 

シルヴィア「私を信じてくれるのは嬉しいけど、香りとか気にしないの?」

 

八幡「だって此処にはサンプルなさそうだしな。使用者の意見が1番だろ。」

 

 

シルヴィア(……よしっ!ちょっとからかってみようかな!)

 

 

シルヴィア「じゃあさ、私の髪の匂いを嗅いでみてよ!同じシャンプーを使ってるからさ!」

 

八幡「いや、それは流石に……人目もあるだろ。」

 

シルヴィア「そんなのいいから!すぐやればすぐに済むんだから!ほら!カムヒヤー!」

 

 

なんか楽しそうってのもあるが、嬉しそうにもしてないか?

 

 

八幡「じゃあ少しだけな。」

 

シルヴィア「うん!どーぞ♪」

 

 

そう言うとシルヴィは帽子を取って俺に背を向けた。この仕草だけでも柑橘系の良い香りが広がる。

 

 

八幡「じゃあ、失礼して……」

 

シルヴィア「はーい。」

 

 

八幡sideout

 

ーーーーーー

 

 

八幡はシルヴィアを肩に手を置き、そのまま自分の方へと引き寄せた。

 

 

シルヴィア(ほほぉ〜中々大胆だねぇ。他の人には後ろから抱いているように見えるだろ………抱いている!?い、今の私達ってそう見えてる!?)

 

 

八幡はシルヴィアの心情など読み取れる筈も無く、そのまま鼻をシルヴィアの後頭部へと近づけて髪の匂いを嗅いだ。

 

 

シルヴィア「っ!」

 

八幡「っ!?だ、大丈夫か?」

 

シルヴィア「う、うん大丈夫!続けて!」

 

 

シルヴィア(ごめんなさい嘘です!全然大丈夫じゃありません!心臓がバクバク言ってます!//////)

 

 

そんな事も知らずに八幡はシルヴィアの髪の匂いを嗅いでいる。

 

 

八幡(ヤベェ……メチャメチャ良い匂いだ。変態みたいだがこのままずっと嗅いでても飽きないくらいだ。)

 

シルヴィア(うぅ〜八幡君まだぁ〜?/////)

 

 

ーーー2分後ーーー

 

 

シルヴィア(うううぅぅ〜〜流石に長過ぎ!!もうダメッ!!)

 

 

シルヴィア「は、八幡君!もうおしまいっ!流石に長過ぎるよ!/////」

 

八幡「え?あ、あぁ悪い。そんなに長い時間嗅いでいたのか?」

 

シルヴィア「………2分/////」

 

八幡「………悪い。良い匂い過ぎて夢中になってた。シャンプーもボディソープもこれにするわ。」

 

 

八幡自身も体験したからか、即決だった。

 

 

店員「いらっしゃい、お嬢さん。いつもありがとね。でも、店内でああいうのはちょっと控えてくれないかな?彼氏に自分が使っているのを勧めたいのは分かるけど、他のお客様もいるから、ね?」

 

シルヴィア「〜!!/////」

 

 

ここで思わぬ爆弾を落としていった店員。この言葉にシルヴィアは顔を再び真っ赤に染めた。

 

 

店員「彼氏君もお願いね。」

 

八幡「いや、まだ彼氏じゃ……」

 

 

店員(ふぅん……まだ、ねぇ?)

 

 

シルヴィア「ほ、ほら八幡君、早く行こっ!」

 

八幡「お、おう。」

 

店員「ありがとうございましたー!」

 

 

 

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