比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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完成! ①

 

 

八幡side

 

 

俺とディルクが協力体制になってから早くも1ヶ月が経った。それからは色々あったもんだ。喋る刀に気に入られるわ、学院序列2位に決闘を挑まれるわで大変だった。刀は俺の相棒になったし序列2位の奴は勝ったから、どっちもいい結果だったから良かったんだけどな。いかんせん忙しかった。暫くは俺、休んでてもいいよね?

 

そう思った矢先、朗報があった。いや、出来ただな。ついにオーフェリアの力を抑制できるものが出来たかもしれないんだ。だからそれを今からレヴォルフに持って行く為にディルクに相談しようと思っていたところだ。今端末開いて通信中だ。

 

 

八幡「そんじゃあ今から向かうな。取り敢えずはそこにオーフェリアを呼んでおいてくれ。」

 

ディルク『分かりました。ではお待ちしております。』

 

 

……さて、準備はもう出来てるし、後はレヴォルフに向かうだけだ。さっさと向かってオーフェリアを楽にさせてあげないとな。失敗したとしても、なんかの光明が出てきてくれればもっといいな。

 

 

八幡「さて、行くか。」

 

 

ーーー界龍・廊下ーーー

 

 

冬香「あら?お出掛けですか、八幡さん?」

 

八幡「どうも、まぁそんなところです。」

 

冬香「そうですか……では道中お気をつけ下さい。」

 

八幡「はい。あぁそれと冬香さん、1つ質問してもいいですか?」

 

冬香「はい、何でしょう?」

 

八幡「もし俺が今、この学院に【孤毒の魔女】を連れて来たら、貴方ならどうしますか?」

 

 

この質問は興味本位でもあるが、半分本気の質問でもある。1ヶ月前にオーフェリアを界龍に呼んで俺の部屋に招待したが、今の序列4位、6位、7位に邪魔されて入ることが出来なかった。警戒するのは当然だとは思うが、追い出すまでやらなくてもいいと思う。

 

 

冬香「……私なら、まずは師父に相談しますね。師父が入れてもいいと言うのであれば校内に入れます。自分自身の判断では決めかねますね。」

 

 

……成る程、1番上(序列や生徒会長的な存在に)に相談か。それは俺も盲点だったな。次からは星露に相談するか事にしよう。無理だって言われても安全な所を見せれば分かってくれるだろうしな。

 

 

八幡「……そうですか、少しホッとしました。追い出すなんて言われたらどうしようかと思ってました。」

 

冬香「追い出すのは学院に迷惑、排除すべき存在だと認識した時だと私は思っております。確かに彼女はそれだけの力を持っているかもしれませんが、彼女が力を行使するかどうかとはまた別の話ですので。」

 

 

………大人の対応だな。

 

 

八幡「……すみませんね、突然こんな質問をしてしまいまして。では。」

 

冬香「はい、お気をつけて。」

 

 

ーーーレヴォルフ・校門前ーーー

 

 

八幡「………何でもう居るんだ?」

 

オーフェリア「だってお兄さんに早く会いたかったんだもん♪」ニパァ!

 

 

えぇ……なにその可愛い理由。嬉し過ぎるんだけど。

 

 

八幡「んじゃあさっさとディルクんところに向かおうぜ。早く試したいしな。」

 

オーフェリア「うん♪」

 

八幡「そういや、ディルクにはちゃんと此処に居るって言ったのか?」

 

オーフェリア「うん、言ってあるよ!」

 

八幡「ならいい。」

 

 

生徒会室に行く道中、俺はオーフェリアに腕を抱き着かれている状態だった為、側を通った奴は目を丸くしながら俺を凝視していた。最初は何でかは分からなかったが、オーフェリアは周りに毒素を撒き散らしているのを忘れていた。我ながら恥ずかしい。

 

 

ーーー生徒会室ーーー

 

 

八幡「失礼します。」

 

オーフェリア「お邪魔しまーす!」

 

ディルク「お待ちしていましたよ、比企谷さん。」

 

ころな「こっちはお前の為に居てやるんだ、感謝しろ。」

 

八幡「………ディルクには言ったがお前には集まってほしいなんて一言も頼んでない。それに、そういう態度を取る奴とは一緒に居たくない。部屋に戻っててもいいぞ。」

 

ころな「あぁっ!?テメェ何言って「ころなちゃん?あんまりうるさくするなら……めっ、だよ?」……分かったよ。」

 

 

オーフェリア、どうもね。

 

 

オーフェリア「えへへ〜お兄さんのナデナデ〜♪」

 

八幡「早速だが、出来るか?」ナデナデ

 

ディルク「はい、模擬戦場を1つ取ってあります。ご案内しましょう、こちらです。」

 

 

ーーー移動中ーーー

 

 

ディルク「それにしても比企谷さん、完成したとは言っておりましたが、随分お早いですね。」

 

八幡「詳しい事はまだ言えないが、オーフェリアの星辰力を、というよりも毒素を撒き散らさずに済む方法は見つけた。視点を変えてみて気付いたんだ。オーフェリアの星辰力を抑えるんじゃなくて、毒素をどうにかしてみたらどうだってな。」

 

ディルク「抑えるのを毒素に変えたというわけですね。成る程、お見事です。」

 

八幡「それは成功してから言おうな、まだ始まってもいないんだ。俺みたいな普通の星脈世代が試しても意味無いからぶっつけ本番しか手段が無いしな。」

 

オーフェリア「大丈夫!お兄さんが作ったものなら失敗する筈無いもん!」

 

 

余計なプレッシャーを与えないでっ!俺だってこういう物作りは初めてなんだから!

 

 

ころな「とりあえずはやってみなきゃ分かんねぇって事だろ?それさえやりゃあ後は成功か失敗ってだけだ。」

 

八幡「あぁ、お前はとりあえずオーフェリアと一緒に30分くらい模擬戦場で一緒に話でもしててくれ。星辰力の壁は解除しとくから安心してくれ。」

 

ころな「テメェ私に死ねってか!?さっきの仕返しってんならエゲツねぇからな!?」

 

オーフェリア「ころなちゃん大丈夫だよ。きっと麻痺毒くらいか身体から変な液体が出るくらいで済むから。」

 

ころな「全く大丈夫じゃねぇよ!!」

 

 

いいじゃねぇか減るもんじゃねぇんだしよ。減るのはお前の精神力だけだからいいだろ。

 

 

 

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