比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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閑話 ③
どの時代にもいる輩 ②


 

 

八幡side

 

 

さて、今日も張り切って仕事するか。

 

 

プリシラ「比企谷さん、今日は1人でも大丈夫なんですか?日曜日なのに厨房がお1人だと辛いのでは?」

 

八幡「大丈夫だ。昼頃にオーフェリアが来てくれるから、それまでになんとか耐えればいいだけだ。困った時には索冥も居るからなんとかなる。」

 

索冥「八幡様の頼りに応えられるように尽力を尽くします。」

 

冬香「私も困った時には頼って下さい。出来る限りのサポートを致します。」

 

八幡「あぁ、頼む。」

 

 

ガチャッ

 

 

ん?誰だ?まだ開店時間でもないのに。

 

 

ガルボ「景気はどうかね?比企谷八幡。」

 

 

………コイツまたか。

 

 

ガルボ「さて、今一度先日言ったこの店の所有権、私に売る気になったのだろう?」

 

八幡「なってませんよ。それに何故売る前提に話を進めてるんですか。それと、店はまだ開店前なので勝手に入ってこないでくれませんか?」

 

ガルボ「細かい事をネチネチと言っていては経営なんて出来ないですぞ?」

 

 

コイツマジでめんどくせぇな……何でこんなにもウチに突っ掛かってくるんだよ。

 

 

八幡「聞きたい事があるんですけど、いいですか?」

 

ガルボ「三流料理人ごときに答える義理は無いが、特別に答えてやろうではないか。何だね?」

 

八幡「何で此処を執拗に狙うんです?」

 

ガルボ「何を聞くかと思えば……そんな事とはね。君の理解力の無さに苦しむよ。そんな理由、金になるからに決まっているじゃないか。それ以外何があるというのだね?」

 

 

………決まりだ、絶対この店はやらねぇ。

 

 

八幡「そうですか、じゃあ答えはもっと固まりましたね。アンタに売るものなんてこの店には1つも無い。お引き取りを。」

 

ガルボ「君という男は何故そうもバカなんだろうねぇ?私に所有権を渡せばいいだけの話なのに……」

 

プリシラ「お言葉ですが、私も貴方のような人にこのお店は渡したくありませんっ!」

 

冬香「プリシラさんに同意です。私もこのお店は絶対に渡しません。このお店は八幡様とシルヴィア様のものなのですから。」

 

索冥「八幡様の望まぬ事は私も望みません。」

 

 

……良いスタッフを持ったものだ。

 

 

ガルボ「君達もかね?店主ならお引取りを願うが、君達は容姿が良い。ウチに来ると言うのなら特別に雇おうと思っている。どうかね?私の店に……」

 

プリシラ/冬香/索冥「行きませんっ!(お断りします。)(断固拒否します。)」

 

 

即答……しかも言い終わる前にかよ。よっぽど嫌いなんだろうな。俺も嫌い。

 

 

ガルボ「どうしても売る気が無いのなら、一層の事料理対決でもどうかね?」

 

八幡「料理対決?」

 

ガルボ「ルールは互いに一品出せばいいだけの事だ、簡単だろう?審査員は3人。審査員はどちらの品が美味であり優れていたかを選んでもらう。勝った方の願いを聞き入れる。」

 

 

ほう……料理対決、か。面白そうだな。

 

 

八幡「それはいいですけど、貴方の願いって何ですか?」

 

ガルボ「勿論、この店の所有権と店主を除くスタッフの引き取りだ。当然だろう?不出来な者は捨て、優秀な者はスカウトする。定石だろう?」

 

八幡「ならウチもそれなりの願いを出させてもらいますからね?俺の願いは……そうですね、貴方の店に不満を持っている人が居ればその人を解雇させる事ですね。後は……」

 

索冥「八幡様。私からお1つ提案なのですが、支店の1つを私達の所有権にするというのは如何でしょう?あちらは私達の店をもらうと言っているのです。ならば私達も1つの店をかけなければおかしいというものです。」

 

八幡「……一理あるな。よし、それで行こう。聞いてくれましたね?」

 

ガルボ「良かろう。何れにせよ勝利は私に決まっているがね。では料理対決の日時は1週間後としよう。それまでにその頭で何を作るかを決めておくがいい!では、失礼するよ。」

 

 

そう言ってあの男は去って行った。やっと出てってくれたか。さて……

 

 

八幡「やっと開店できるな。よし、準備をしよう。」

 

プリシラ「全く動じてませんね。まぁ、それが比企谷さんというお方でもありますけど。」

 

冬香「それでこそ比企谷八幡というお方でしょう。あの程度の人では八幡様の敵ではありません。あの方も料理人なのでしょうが、何年も厨房に立っていないのでしょう。八幡様の前であんな事を口にするなんて……」

 

プリシラ「どういう事です?」

 

冬香「料理対決の日になれば分かります。」

 

索冥「八幡様、あのお方が通った道は全て清掃致しました。いつでも開店できます。」

 

八幡「よし、じゃあ開店するぞ。今日はちょうど良い時間だからすぐに始められる!お客様を待たせるなよ!」

 

3人「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルヴィア「それで料理勝負を受けたんだね?」

 

八幡「まぁな。だから来週は店を臨時休業させる事になる。来てくれる人には申し訳ないけどな。」

 

シルヴィア「まぁ仕方ないよね。頑張ってね、八幡。貴方の腕に私達も掛かってるんだから。」

 

八幡「なんの問題も無い。俺があんな奴に負けるかよ。なんなら奴等の得意分野で勝ってやるよ。」

 

 

シルヴィア(八幡、相手の心を折る気満々だよ。)

 

 

 

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