比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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2ヶ月ぶりの六花生活を投稿再開です!

では、どうぞ!


波乱の新入生

 

 

八幡side

 

 

さて、今日も鍛錬の時間か。今日はキツめにする日だったな。よし、奴等をしごき上げるか。

 

 

「宗師~っ!!」

 

八幡「ん?どした?そんなに慌てて?」

 

「はぁ……はぁ……その、宗師に会わせろという者が界龍に侵入してきましてっ!」

 

八幡「そんな奴追い払えばいいだろ。」

 

「いえそれが、我々ではどうにも出来ない強さで……足止めしているものの、まっすぐこちらに向かっていて……」

 

 

………すげぇ度胸だなソイツ。俺だったら真似出来ねぇよ、しようとも思わねぇ。

 

 

「あっ、宗師!あの者です!あの者がその侵入者ですっ!!まさかこの部屋にまで無断で入るとはっ!!」

 

 

……ん?アイツは確か………

 

 

「この無礼者!!此処を何処だと「やめろ。」っ!?そ、宗師っ!?」

 

???「こんちは〜。」

 

八幡「この部屋に勝手に入ってきた事に関してはこの際見逃してやる。で、何か用か?来月入学予定のサイくん?」

 

 

そう、この男は今年の4月からこの界龍に入学予定のサイ・マーフィンだ。名前からして米風だが、香港から来た奴だ。

 

 

サイ「一応自己紹介しますね。今年から界龍に入ります、高等部1年のサイ・マーフィンです。」

 

八幡「比企谷八幡だ。それで、何か用か?」

 

サイ「アンタを倒して、俺が界龍の頂点に立つ。今すぐ勝負しませんか?」

 

 

何を言うかと思えば……コイツは泰正(タイチン)よりもバカな奴だな。しかもコイツはアレだ、人の上には立てないタイプの奴だ。いや、俺が立てるタイプだって言ってるわけじゃないからね?

 

 

八幡「はぁ……やるわけねぇだろ。まだ入学すらしてない奴と何で決闘しなきゃいけないんだよ?せめて入学してからか、公式序列戦まで待て。」

 

サイ「へぇ……逃げるんすか?4代目っていうのは意外と逃げ腰なんですね!」

 

「この無礼者っ!!」

 

「宗師に向かってなんて口の利き方だっ!!」

 

八幡「………お前等少し落ち着け。」

 

 

八幡の静かな一声で辺りはすぐに静かになった。

 

 

八幡「……それで、言いたい事はそれだけか?それじゃあ俺を動かすには不合格だな。それと1つ聞く、頂点に立ってどうするんだ?」

 

サイ「俺が界龍の新しい頂点だという事を知らしめて、六花最強だという事を、六学園全てに思い知らせてやるんですよ。」

 

八幡「………成る程、要は最強の力を見せつけて屈服させたい、って事か?」

 

サイ「先輩って頭良いですね。」

 

八幡「お前みたいな奴には何度か会ってるからな、思考回路が分かるんだよ。けど、俺から言わせてみれば、お前じゃ無理だ。ウチの序列内が精々ってところだな。帰りな、此処はまだお前が来ていい場所じゃねぇんだよ。」

 

サイ「……つまんな、4代目ってのはこんなもんかよ。まぁいい、アンタの言う通り、入学式が終わってからにしてやるよ。」

 

 

そう言ってマーフィンは黄辰殿を出て行った。

 

 

八幡「はぁ………また面倒な奴が入学してくるようだな。今度は泰正にでもやらせるか?」

 

「にしてもあの無礼者、あろうも事か宗師を愚弄しましたっ!!入学しましたら厳しく言い聞かせた方がよろしいかと進言します!」

 

八幡「それで言う事を聞いてくれるのならわけないけどな。まぁあの性格だ、聞かないだろう。」

 

 

もしかしたら入学式で騒ぎ出すんじゃねぇの?

 

 

ーーーマイホームーーー

 

 

シルヴィア「へぇ〜そんな事があったんだ?」

 

八幡「あぁ。入学前から来るなんてな、余程の自信があるんだろうな。真っ向から勝負しようとするなんてな……そこは評価するけど、性格がなぁ。」

 

シルヴィア「あはは……台無しだね。」

 

八幡「クインヴェールにはそんな自信家な奴等とか入ってこないのか?」

 

シルヴィア「私の学園はどちらかと言うと………八幡君には悪いけど、憧れを持って入ってくる子が多いかな。私に敵意を向けて入ってくる子はまず居ないっていうのは断言出来るよ。」

 

 

流石は世界の歌姫生徒会長様だ。人気もあれば、妬まれるような奴も居ない。良いなぁ………

 

 

八幡「俺、これで2回目なんだけど?俺ってそんなに悪い事したか?」

 

シルヴィア「してないと思うけど……八幡君のやらかす事が全部常識外れだからじゃない?」

 

八幡「おい、それはそれで傷付くぞ。だが、俺そこまで非常識な事してないと思うぞ?」

 

シルヴィア「人によって見る目が変わるけど、私の目線では……まず木派と水派の関係改善、当時序列2位【覇軍聖君】の撃破、育てた子達の序列入り、《鳳凰星武祭》準優勝独占の立役者、4代目【万有天羅】の継承、前シーズンを三冠制覇、私が言えるだけでもこれだけあるんだから、嫉妬の対象者はまだまだ存在すると思うよ?」

 

 

………俺ってそんなに常識外れなの?これだけ言われると流石にまともだとは思えなくなってきた。

 

 

シルヴィア「でも、その子も大概だね。入学してもいないのに勝手に学院に入って序列1位を冒涜するなんて、非常識の塊だよ、全く!八幡君の常識破りなんて可愛いくらいだよ!」

 

 

………ちょっとだけ俺のライフが回復。

 

 

八幡「まぁ兎に角、入学式の後になってみないと分かんないから、それまで待つわ。」

 

シルヴィア「うん、何かあったら私にも言ってね。出来るだけ協力するから。」

 

 

 

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