比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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命知らず

 

 

八幡side

 

 

入学式も無事に終わって3日が過ぎた。新入生も入学初日から鍛錬に来るという(これは例年通り)向上心の高さが見る事が出来た。何でもこれは俺が序列2位になってかららしい。

 

何にせよ、最初から鍛錬に励むのは良い事だし、俺としても嬉しく思う。今後の界龍を支えてくれる奴が増えるってもんだからな。

 

 

八幡「あぁ〜……やる事終えた後ってなんもする事無いなぁ。」

 

陽乃「それ分かるよ〜。私も早めに単位とか取って楽しようって思ってやったんだけど、本当に後の方暇なんだよねー。でもさ、まだ4月になったばかりだよ?教科は?」

 

八幡「今日は無いんだよ、だから暇してるんだ。ていうか陽乃、お前此処に居ていいのか?仕事は?」

 

陽乃「今日は無しっ!今はお母さんの所でお手伝いやってるだけ。まだ自分の拠点が出来てないからね。設計とか打ち合わせとかはあるんだけどね。でも今日はそれが何も無いから完全オフってわけ♪」

 

八幡「そうか。」

 

陽乃「ねねっ、久し振りに手合わせしない?偶に動かしてはいるんだけどさ、現役の頃と比べると全く動かしてないからさ。相手してくれない?」

 

八幡「構わないが、格好は大丈夫か?それでやるなんて言わないよな?」

 

陽乃「八幡君が私の下着を見たいって言うのなら、このまましてあげるよ?」

 

八幡「バカ言うな。俺はシルヴィのしか興味無い。早く漢服に着替えて来い。」

 

 

全く、3年前となんも変わってねぇな。

 

 

陽乃「相変わらずのベタ惚れっぷりだね……」

 

八幡「良いだろ別に。ウソじゃねぇんだから。」

 

 

確かに嘘はついていない。惚れてない奴のを見ても別にどうとも思わない。だってどうでもいいから。

 

 

シルヴィア「八幡く〜ん、来ちゃった♪あっ、陽乃さん!お久しぶりです!」

 

陽乃「おぉ〜シルヴィアちゃん!お久だね~!元気にしてたかな?」

 

シルヴィア「はい、おかげさまで!ところでどうして此処に?お仕事は大丈夫なんですか?」

 

陽乃「今日は無いの。だから君の旦那さんと少しだけ世間話と鍛錬の相手をさせてもらいに来たんだ。ごめんね、独占しちゃって。」

 

シルヴィア「いえ、陽乃さんがそういう事をしない人だっていうのは知ってますから。」

 

 

俺の嫁さんってば懐が深い!

 

 

シルヴィア「ねぇ八幡君、その鍛錬私も見ていい?陽乃さんの動きってあんまり見た事無いから、じっくり見てみたいんだ。」

 

陽乃「もぉ〜シルヴィアちゃんったらエッチだなぁ。私をじっくり見たいだなんて〜。」ニヤニヤ

 

シルヴィア「見たいのは動きなので。確かに陽乃さんのスタイルは羨ましいですけど。」

 

陽乃「そんな普通に返さないでよ………からかった私がバカみたいじゃんか……」

 

八幡「してやられたな。んじゃあ陽乃は着替えて来いよ。場所は分かって「先輩~。」………はぁ。」

 

 

来てしまったか………入学前にケンカ売ってきたあのバカが。

 

 

サイ「先輩、そろそろ勝負してもらってもいいすか?俺もまちくた……びれ………て………」

 

 

………何固まってるんだコイツ?

 

 

シルヴィア「ねぇ八幡君、もしかしてこの子?」

 

八幡「あぁ、入学前から啖呵切ってきた命知らず。まぁ今は何故か固まってるけどな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイ「噂に違わぬ美しさ。貴女がクインヴェール女学園のシルヴィア・リューネハイムさんですね?」

 

シルヴィア「え?う、うん、そうだよ。」

 

サイ「おぉ、美しくとても綺麗な声だ!まさに世界の歌姫!このサイ・マーフィン、その美貌と美声に改めて感動しましたっ!」

 

シルヴィア「う、うん………」

 

 

何だ、ただの口説きか……

 

 

サイ「やはり貴女のような方こそ、俺の妻に相応しい!どうでしょう?お付き合いしては頂けませんか?絶対に幸せにする事を誓いましょうっ!」

 

シルヴィア「えっと、私もう付き合っている人がいるので遠慮します。ごめんなさい。」

 

サイ「それはこの逃げ腰だけは一流の4代目の事ですよね?こう言っては何ですが、少し男性を見る目を養ったほうが良いと思いますよ?」

 

シルヴィア「……君こそ、その言葉を言う相手を選んだ方が良いと思うよ。今君が文句を言った相手は4代目【万有天羅】なんだよ?そんな人に勝てると思っているのかな?」

 

サイ「はっ、余裕ですよ。何せ俺は中国では全大会で優勝して負け無しなんですから!」

 

陽乃「それだけで彼に勝てるだなんて思わない方が良いよ?君のそれって自分の基準でしょ?世界は広いよ〜?自分だけの基準で考えていたら、足元掬われるよ?」

 

サイ「貴女は?」

 

陽乃「雪ノ下陽乃。此処のOGだよ。」

 

サイ「陽乃ですね、覚えました。」

 

 

コイツいきなり名前呼びでしかも呼び捨てかよ。

 

 

陽乃「……ねぇ、名前で呼ばないでくれるかな?君には呼ばれたくないんだ。」

 

サイ「そこに踏ん反り返ってる先輩には良くて俺はダメなんですか?それは酷くないですか?陽乃さん。」

 

 

なんかコイツって……

 

 

陽乃(葉山を思い出させるウザさだなぁ……)

 

 

陽乃「とにかくやめて。虫唾が入るから。」

 

サイ「あっはは!辛辣だなぁ。別に良いじゃないか、そんなに綺麗なんだ、勝手に名前呼びされているんだろ陽乃さん?なら俺が呼んでも別に問題なん「……おい。」……なんでっ!!?」

 

 

コイツの身勝手さに何かが切れたのか、いつの間にか手を出してしまっている。後悔はしてないが。

 

 

サイ「あ……あ”あ”ががが!!?」

 

八幡「お前……さっきから調子に乗り過ぎだ。好き放題言いやがって………テメェ何様だ?」

 

サイ「あがっ!あがががが!!」

 

八幡「おい、言葉にしろよ。俺を倒すんだろ?ならこれくらいの拘束解いてみろよ。」

 

 

マーフィンはジタバタ暴れるだけで八幡には何もしていなかった。

 

 

八幡「はぁ……頂点を獲るとか言いながらこの程度か。用無しだな。入学前は序列内くらいだと思っていたが、お前じゃあその域にも入れねぇよ。」

 

サイ「カハッ!!ゲホッ!!ゴホッ!!」

 

八幡「目障りだ、出て行け。お前のような身勝手な奴に教える事は何も無い。あるとすれば、屈辱的なまでの敗北と痛みくらいだ。」

 

サイ「ゲホッ!ふ、ふんっ!何が屈辱的な敗北と痛みだ!お前なんか俺が一瞬で倒してやる!今日のところは引いてやるが、明日また来る!その時に決闘だっ!!」

 

 

そう言って部屋から出て行ったが、後ろ姿が小さ過ぎる………威圧感ねぇな。

 

 

 





久しぶりに陽乃さんを出しました!そして次は八幡と命知らずの決闘をする予定です!
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