比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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タイトル通り、八幡の怒りが………


八幡の逆鱗

 

 

ーーーーーー

 

 

サイ「先輩、今日こそは戦ってもらいますよ。アンタが座っている頂点の椅子、俺が代わってやりますよ。だから早く戦いましょうよ。」

 

 

八幡(………コイツもしつこいな。昨日のアレで実力差は分かったと思っていたんだが、自分がやられたとは思っていないのか?)

 

 

八幡「お前さ、昨日のアレで懲りてないのか?」

 

サイ「……確かにあの時は油断した。だがもう遅れは取らない!!今日の俺は昨日のように簡単には行かないからなっ!!」

 

八幡「そうなのか?今の発言、俺には『やられたいので、どうぞ好き勝手殴ってください。』という風にしか受け取れなかったんだが?」

 

サイ「何だとっ!!」

 

八幡「1つ言っておくぞ。自分と相手の実力差くらい自分で把握しておくものだ。今のお前がやっている事は挑戦でも王座の奪還でも何でもない。ただの無謀だ。その意味すら理解出来てないお前に、俺どころか序列内でも勝てやしねぇよ。」

 

サイ「俺がそんじょそこ等の奴より劣るって言いたいのかっ!?」

 

八幡「そう言っているんだが?」

 

 

八幡(逆に何で分からないんだ?自信家というのも考えものだな。まぁコイツの場合、少しだけだが違うようだがな。)

 

 

八幡「分かったのならもう行け。俺だってお前の相手をする程、暇では無い。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡は自身が座っている部屋、黄辰殿から出ようとした矢先に後ろから罵倒する声が聞こえた。

 

 

サイ「ハッ!そんなのこっちから願い下げだね!!4代目の【万有天羅】がまさかこんなにも逃げ腰だったなんてな!!期待外れもいいところだっ!!コイツを慕う奴等もバカな連中だ!こんな何も出来ない奴を崇拝して頭がおかしい!!この学院は頭のおかしな連中ばかりだな!!」

 

八幡「………」スタスタ

 

サイ「付き合っている女も見た目だけの男を選ぶ目の無いアホだ!!世界の歌姫がまさかこんな弱虫と付き合ってるなんて思うと、哀れでしょうがないね!!それに「おい。」……はぁ?何だよ?」

 

八幡「お前、今すぐ俺と戦え。」

 

サイ「はぁ?アンタ何言って「黙れ。受けるのか受けねぇのかどっちか答えろ。」………まぁアンタを倒せば俺が学院1だからな、受けてやるよ。」

 

八幡「場所は八天門場、開始は1時間だ。逃げるなよ?それだけの啖呵切ったんだ、来なかったら力ずくでも連れてくる。」

 

サイ「ハッ!!逃げねぇよ!お前なんかにっ!!」

 

 

サイはそう言うと部屋から出て行った。

 

 

八幡「さて……準備するか。」

 

 

ーーー1時間後、八天門場ーーー

 

 

道場の中には既に生徒が集まっていた。そして何故か母体幹部までもが顔を揃えていた。初代と2代目【万有天羅】である春麗蘭(チェン・リーラン)汪小苑(ワン・シャオエン)までもが見にきていた。そして何故かシルヴィアも来ていた。

 

そしてステージの東方には八幡が刀の切っ先を床に刺して柄頭の部分に手を置いて立ちながら瞑想をしていた。

 

 

サイ「へぇ~広いっすね〜。こんな場所で戦えるんすね!そして今後は俺が此処を独り占め出来るってわけだ!ははっ、気分が良いね!」

 

八幡「………来たか。皆の者!今回は集まってくれた事に感謝する。何故此処に集めたのかは後程説明するとして、今は俺、比企谷八幡とサイ・マーフィンの戦いを見届けて欲しい!異議ある者は今すぐこの場から立ち去ってくれても構わない!これは強制ではないからな。」

 

 

八幡の言葉を聞いても道場から立ち去ろうとする者は居なかった。

 

 

八幡「であれば決闘を始める。我、比企谷八幡は汝、サイ・マーフィンに決闘を申し込む。」

 

サイ「決闘を受諾するっ!!」

 

 

互いの校章が光り、両者承諾の合図が出た。

 

 

『Start of duel』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『Battle start』

 

 

開始の合図が響いた。

 

 

八幡「……来ないのか?」

 

サイ「よく言うだろ?猪武者はすぐに命を落とすって。先手はお前に譲ってやるよ、逃げ腰。」

 

八幡「……そうか。ならその言葉を後悔しないようにしろよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォッ!!!!

 

 

サイ「グホァッ!!!」

 

 

八幡がサイの視界から消えたと思ったら、次の瞬間にはサイの腹部には激痛が走っていた。そう、サイは八幡に殴られていたのだ。

 

 

サイ「ゴハッ!!」

 

 

そして次の瞬間には、八幡の踵落としが同じ腹部に直撃して、サイは床にくの字になってから手足がついた。

 

 

八幡「立て。寝るにはまだ早いぞ。まだほんの小手調べだ。まさか【万有天羅】になる男がこの程度で終わるわけねぇよな?」

 

サイ「グハッ!うぐぅぅ〜!」

 

 

八幡は冷めたような表情と冷たい声でサイに向けてそう言った。サイは余程の痛みだったからか、痛みにもがくので精一杯だった。

 

 

八幡「お前が立つまで待ってやるよ。まさか投了なんてつまらない事しないよな?そんなの俺が許さねぇからな。」

 

 

誰が見ても分かる程に、今の八幡は相当に怒っていた。それもそうである。界龍の生徒をバカにされ、さらには自分の恋人をも愚弄されたのだ。八幡が怒る理由としては充分過ぎる程だった。

 

 

八幡「さて、まだ戦いは始まったばかりだ。これからだぞ?本当の戦いってのはよ。」

 

 

そう、戦いは始まったばかりである。

 

 

 





ついには怒らせてしまった〜!

あ〜ぁ、これでこの子終わったも同然だよ。
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