比企谷八幡のあり得ない六花生活   作:生焼け肉

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撮影開始……

 

 

八幡side

 

 

撮影日当日、俺とシルヴィは撮影場所まで車で乗せて行く事になっている。今は移動の最中で隣には男のロマンとも呼ぶべき果実2つを俺の腕にくっつけて、肩に頭を乗せながら甘えているシルヴィアさんが居る。そこの運転手さん、そんなにチラチラ見るんじゃありません。バレバレですからね。

 

 

シルヴィア「やっぱり八幡君と過ごす2人の時間は全く飽きないなぁ〜。」

 

八幡「飽きられたらちょっとな……ん?シルヴィ、シャンプー変えたか?」

 

シルヴィア「え?何で?いつもと同じだよ?私たち一緒に住んでるんだから、同じのに決まってるじゃん。突然どうしたの?」

 

八幡「いや、いつもより良い匂いがするなぁ〜って思ってな、俺の気のせいか?」

 

シルヴィア「気のせいだよぉ〜。でもそういうのあるよね。同じシャンプー使ってるけど、自分よりも凄く良い匂いがするって時。」

 

八幡「俺なんかお前で常に思ってるけどな。」

 

シルヴィア「やっぱり?」

 

八幡「同じシャンプーでここまで違うもんか?って思う時多いぞ。シルヴィ、なんか使ってない?」

 

シルヴィア「なぁ〜んにも♪」

 

 

シルヴィは面白そうにそう答えると、俺の肩から膝に頭を移動させて来た。

 

 

八幡「今度は膝枕か?」

 

シルヴィア「帰りは私がやるからさ。」

 

八幡「ならば許す。」ナデナデ

 

シルヴィア「♪〜」

 

 

頭を撫でた瞬間、シルヴィアは目を細めて嬉しそうにしている。運転手さん、前青ですよ?運転に集中してくださいね〜。

 

 

ーーー撮影場所ーーー

 

 

監督「よく来てくれたね〜!!うん、うん!やっぱり絵になる2人だよ〜!これはもう100点満点の写真と動画が撮れるまで続けるつもりで行くよ!皆〜、今日は張り切って行くよ〜!」

 

 

………ノリノリだな。

 

 

監督「じゃあ2人は早速着替えてもらおうかな。更衣室はあそこになってるから。あっ、2人はタキシードとドレス着た事ってあるかな?」

 

八幡「あります。」

 

シルヴィア「大丈夫です。」

 

監督「それなら大丈夫そうだね。比企谷くんなら1人でも大丈夫そうだけど、シルヴィアちゃんは何かあったら言ってね。すぐにお手伝いするから。それじゃあお着替えしてきてね!」

 

 

ーーーお着替え中(八幡)ーーー

 

 

八幡「……スーツなんていつ以来だ?エルナトで夜のパーティで歌った時以来か?にしてもあの時は黒だったけど、今回は純白とはな……まぁ着替えるけどさ。」

 

 

ーーーお着替え終了ーーー

 

 

八幡「………やっぱ動き辛いな。普段から漢服なんて格好をしているからか?」

 

監督「お、おぉ……良い!良いよ比企谷君っ!!」

 

八幡「と、どうも………」

 

 

この監督熱入り過ぎだよ……周りの人達も少し引いてるし。ていうか女性のスタッフは何で目を逸らしてるわけ?俺に白ってそんなに見るに堪えないって事?

 

 

シルヴィア「八幡く〜ん!」

 

監督「おっ、シルヴィアちゃんもきが……え……○☆$#*♪:=¥+!!?」

 

 

………どしたの、監督さん?言葉が変になる程ヤバいって………お、おぉ〜……

 

あれって本当に人間?

 

 

シルヴィア「えっと……似合ってる、かな?」

 

八幡(……なぁ、俺の目の前に居る人って本当に俺の彼女?綺麗になり過ぎじゃないの?いや普段から綺麗だけどさ、さらに拍車がかかっちゃってるよ。シルヴィ、これ撮影とかどうでもいいから結婚しよう。今すぐ。」

 

シルヴィア「え、えぇっと……結婚は、お、お受け致します/////でも今日は撮影だから、その………そっちを優先に、ね?」

 

八幡「え?なんで俺の考えてる事が………」

 

シルヴィア「と、途中で声に出てたもん/////」

 

八幡「そ、そうか……///」

 

 

2人から出される甘々な空気に誰もが釘付けになっていた。そのせいもあってか、スタッフ全員が撮影の準備に取り掛かれていなかった。

 

 

ーーー写真撮影ーーー

 

 

監督「じゃあ最初はカーペットの真ん中で撮るからね!2人は腕を組んで斜めでお互いを見るように見つめ合ってね!」

 

シルヴィア「は〜い!じゃあ八幡君、エスコートをお願いね。」

 

八幡「あぁ、分かってるよ。」

 

 

俺とシルヴィは早速腕を組んだ。シルヴィは指示には出されてなかったが、軽く微笑んでいた。俺もそれに答えてほくそ笑むようにして笑ってみた。

 

 

監督「い、良い……良いよっ!!カメラさん!!10枚は撮るよ!!今の2人の顔、最高だからね!!そのまま維持してっ!!」

 

 

………どうやら期待に添えられたようだ。しかもシャッター音が凄まじい。

 

 

監督「かあぁぁぁぁ!!!僕の選んだ目に間違いは無かったっ!!このまま次行くよ!!次は式典の真ん中でお互い向かい合って見つめ合って!!あっ、雰囲気作りとかは2人に任せるからね!!」

 

 

もはや丸投げみたいな指示になってるが、それなら任せろ。演技は得意な方だし、シルヴィに至ってはアイドルだ。アドリブでも応えてくれるだろう。

 

 

八幡「シルヴィ…いや、シルヴィア。漸くだな。」

 

シルヴィア「……うん、これからはずっと一緒にいられるね。」ウルウル

 

八幡「あぁ、ずっと一緒だ。」ギュッ!

 

 

………あっ、またも指示にない事をしてしまった……監督さんも俯いてるし。手を握ったらダメだったか?

 

 

監督「………サイコオォォォォォ!!!!撮れぇぇぇい!!!お前ら撮れいぃぃ!!!あの顔は絶対逃したらアカンヤツやぞおぉぉぉ!!!連射で撮るんじゃあ〜!!!」

 

 

……………監督のキャラが分からなくなってきた。監督さんのおかげでシャッター音やフラッシュが全く気にならなくなってる俺がいる。

 

 

シルヴィア「す、凄い人だね………」

 

八幡「あぁ。あの監督、仕事になると人が変わるってヤツか。」

 

監督「ゼェ……ゼェ……ご、ごめん。取り乱しちゃって。つ、次の撮影だけど、簡単にしようか。2人は寄り添うようにしてもらえるかな?比企谷君はシルヴィアちゃんの肩に手を置いて自分に抱き寄せるようにして!シルヴィアちゃんはこれでもかってくらいのとびっきりの笑顔を比企谷君に見せてあげてっ!!比企谷君もさっきの笑顔でシルヴィアちゃんを見つめてねっ!!」

 

 

………サムズアップせんでいいわ。まぁこれなら発狂する事も無いだろう。けど、雰囲気作りは俺達に任せるって言ってたから、シルヴィはノリノリで俺に振ってくるだろうな。

 

 

シルヴィア「八幡くん、これからもずっと一緒だからねっ♪」ニコッ!

 

 

八幡(ほらな?見てよコレ、満面の笑みだよ。)

 

 

八幡「あぁ、ずっとだ。」

 

 

もうなんか監督の反応見るの楽しみになっちまったよ。次はどんなだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

監督「………皆、後は任せた。とりあえず僕から言えることは1つだけ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《xbig》シャッター押しまくれ野郎共オオォォォォォォォ!!!!!押さん奴は給料抜きじゃああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ブシャー!!

 

 

………鼻血出しながらぶっ壊れた。

 

 

 





これ、メイン監督さんじゃね?何だか八幡とシルヴィアが準メインみたいになってる気がするような………
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