代理人の他に数体の人形が働いていますが、たまにバイトで処刑人(スキン:ウェイトレス)やハンター(スキン:ウェイトレス)がいます。
絵を描けない自分が恨めしい。
S09地区のとある街。
決して大きくはないが、それなりに活気に満ちた明るい街。
街の真ん中をメインストリートが南北にはしり、その脇には様々な店や露店が立ち並び、買い物客でにぎわっている。
街のそばにはグリフィンの司令部が、その隣には大きな病院が並び、街を挟んだ反対側には学校と図書館、その外には広大な自然が広がっている。
この物語の舞台は、そんな街のメインストリートから少し外れた路地の先、日の当たる公園に面した通りにある、隠れ家のような、小さな喫茶店。
外観は茶色を基調とした木造風の喫茶店で、ちょっと重たい木製のドアがその入り口。
内装もテーブルと椅子がいくつかとカウンター、観葉植物に古ぼけた振り子時計になんだかよくわからない絵画にボトルシップと、これまたどこにでもありそうなものばかり。
メニューにあるものもコーヒーと紅茶といくつかのソフトドリンク、サンドウィッチやホットドッグのような軽食にパンケーキやスコーンなどのお菓子といった普通のもの。
店内にはコーヒーの香りが広がり、近所のマダムたちが世間話で盛り上がったり、若いカップルがぎこちないながらも幸せそうに食事をしたり、非番の人形たちが「私の妹が一番可愛い」談義をしたりと、騒がしいながらもゆったりとした時間が流れている。
そんな普通の喫茶店の、普通とは違う点が一つ。
それは、マスターをはじめ従業員が
カウンターの中ではマスターの代理人がコーヒーを入れ、リッパーやイェーガーが料理を運んだり注文を聞いたりして、その足元でダイナーゲートが床を掃除したりマスコットのように扱われたりしている。
他の町から来た人は知らないが、この街に住む人は皆知っている喫茶店。
常連さん曰く、「無表情だか優しいマスターのいる店」
近所の学生曰く、「色白で黒髪の美人なお姉さんのいる店」
紳士曰く、「踏んでくださいお願いします」
などなどなど・・・・・
これは、
世話焼きなマスターとそれを支える仲間たちとお騒がせな人形たちとの日常の物語。
「いらっしゃいませ。ようこそ、『喫茶 鉄血』へ。
空いている席へ、ご自由にどうぞ。」
喫茶 鉄血
「あ、店内は全席禁煙です。違反者はつまみ出しますのでそのつもりで。」
プロローグなので短めに。
舞台設定って結構難しいですね。
次回からいろんな人形(や人間)が登場する予定です。
お楽しみに!