喫茶鉄血   作:いろいろ

105 / 279
コラボの件・託されたなら・拾うのみ(心の一句)

というわけで何か届いたので書きます。喫茶 鉄血の本筋にはあまり関わらないけど重要な話なので『幕間』としました。

しかし人が流れてきたり迷い込んできたりモノが流れ着いたり・・・・・この世界はどうなっているんだか。


幕間:時を超えて

「・・・・・・・はぁ。」

 

 

S09地区近くに本社を構える鉄血工造。その研究室に響き渡るのはまるで鉛のように重いため息。その発信源は、ソファに腰掛けながら妙にボロくなっている携帯端末に視線を落とすサクヤだった。

 

 

「・・・・・サクヤさん、元気ないね。」

 

「・・・・・あぁ、ジャッジの一件以来ずっとだな。」

 

 

それを影から見守るようにしているのは現在の鉄血工造を運営しているハイエンド、アーキテクトとゲーガーだ。

事の発端は以前に起こったジャッジの騒動。結果的には無事採用されたものの、事態が解決するまでの間のサクヤの様子はかなり切羽詰まった、というよりも怯えているような様子だった。

その原因はわかっている。サクヤを加入させた頃に聞いた彼女自身の過去、そして最愛の娘とも呼べる人形達との別れのきっかけとなったのが、今回の騒動と似たようなものだったからだ。それ以来、仕事の合間にはこうして今は繋がらない携帯を眺めてはため息をついているのだ。

 

 

「・・・・・なんとか、できないだろうか?」

 

「難しいね、なにせサクヤさん自身のことだから・・・・・・・・一応手がないことはないんだけど。」

 

「あー・・・アレか。」

 

 

アレ、というのは以前に(番外10)IoPと鉄血工造が合同で作り出した簡易転送装置・・・・・・という名の並行世界突破装置である。理屈の上では転送可能で、時間制限でこっちに戻って来られるというもの。ちなみに非武装のダイナゲートで試した場合は成功した。

 

 

「でもねぇ・・・・肝心のサクヤさんの会いたい相手がどこにいるのかがわからないのよ。」

 

「聞くだけでもヤバそうな世界で手がかりもなしに人探しはできんな。」

 

「というわけでこれはボツ。 でもどうしよっか〜・・・・」

 

 

そんな感じで悩んだ挙句、結局今日もいいアイデアが出せずに一日を終わるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

(・・・・・・・。)

 

 

部屋の明かりが消え、テーブルランプの明かりだけが照らす自室。昨夜はそこで、ベッドの上で膝を抱えたままカレンダーを見つめる。なんの変哲も無いカレンダーだが、あの一件以来それまで気にならなかった()()()から目が離せなくなっていた。

カレンダーの特になんでも無い一日・・・・・・かつてあの世界で、サクヤがドネツクの工場へと左遷させられた日。大好きだった、家族同然の人形たちと別れた日。

 

 

(アルケミスト・・・・・・・・)

 

 

この世界の彼女ではない、サクヤが愛情をかけて育てた人形。その手に握り締められている端末に残された、最後の繋がり。

あの留守番電話のおかげでサクヤはこの世界を受け入れることができたが、同時に心残りでもあった。あの声はとても苦しそうで、辛そうで、悲しそうだった。

 

 

(・・・・・もし・・・もし会えたら。)

 

 

彼女も、アーキテクトらと同じことを考えていた。彼女がアルケミストに会いに行ける唯一の手段。最悪の場合片道切符になってしまうであろう、危険な賭け。

もう会えないと割り切ったはずなのに、そんな決意がこんなにも簡単に崩れてしまう自分に嫌気がさしてくる。

 

 

(・・・・・・・。)

 

 

指が、携帯の再生ボタンに伸びる・・・・が、押し込む直前で止まる。今もう一度彼女の声を聞いてしまったら、きっと会いに行こうとしてしまう。

端末をテーブルの上に置き、サクヤはベッドに身を投げ出した。夢でもいいから会いたい、そう願いながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を開けると、そこは見知らぬ施設の上だった。だだっ広い敷地に物々しい建造物、そしてそこかしこに構えている対空機銃の数々。そして視線の先に映るのが地平線ではなく水平線であることから、ここが海の上にできた施設であることを理解した。

 

 

(・・・・・・・夢?)

 

 

夢だろう、でなければこんな非現実的な光景なんてありえない。そもそもこんな軍事基地?のど真ん中に突っ立っていることそのものが夢である。

さてそんないかにも夢という感じのコレであるが、見渡す限り誰もサクヤに気づく様子はない。まぁ夢なので当然といえば当然だが。そんな時、前方の建物の陰から土煙を上げて走ってくる人影が見える。突然のことにびっくりして逃げようとするサクヤだったが、その人影が誰のものかを理解し動きを止めた。

 

 

「・・・・・・え? アルケ・・・ミスト・・・・?」

 

 

猛ダッシュで走ってきたのは見間違えようもない人形、アルケミスト。ただしその表情は切羽詰まったようなもので、サクヤの近くの物陰に隠れると荒げた息を整えようと大きく息を吸う。

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・なんとか・・・撒いたか・・・・」

 

「それはどうだろうな?」

 

「「ひぃ!?」」

 

 

サクヤとアルケミスト、二人は同時に悲鳴を上げて振り返った。そこにいたのは視線だけで人を殺せそうなほど鋭い目つきの男性・・・・・サクヤは知らないが見るからにヤバイ人間であることはわかる。

 

 

「オ・・・オセロット・・・・」

 

「さて、来てもらうぞアルケミスト・・・・・逃げられると思うなよ?」

 

「待て、悪かった! 謝るから許してくれうわぁあああああああ!!!!?」

 

 

オセロットと呼ばれた男に引きずっていかれるアルケミスト。それを呆然と眺めるサクヤは、あまりの衝撃にフラフラと後ずさり・・・・・・そのまま海に落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・ふぎゃっ!? はっ! ゆ、夢・・・・?」

 

 

目がさめるとそこは見慣れた自室の床、どうやらベッドから落ちたらしい。

しかしなんという夢だろうか・・・たしかに会いたいと願ったが、あんな出会いはいくらなんでもないだろう。というかなんだあの男私の可愛いアルケミストをいじめやがって!

 

 

(・・・・・あれ? なんであのアルケミストが()()だってわかったんだろう?)

 

 

冷静に考えればおかしな話だ。こっちの世界にもほぼ同じ姿のアルケミストがいるのでアレが別人だという可能性もある(というかそもそも夢だが)。しかしサクヤにはなぜか、彼女はあのアルケミストであると理解できた。

 

 

(・・・・・・・海、かぁ。)

 

 

あの夢は何かのメッセージなんだろうか。それに夢という割にははっきりと覚えていることも多く、確か施設には大きく『MSF』と書かれていたと思う。

・・・・・ダメ元で探してみるのもいいかもしれない。

 

そんなわけでサクヤは早速有給申請を書き(受理するのもハンコを押すのも彼女だが)、荷物を持って飛び出していった。

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

(う〜〜〜〜〜ん・・・・・やっぱり無いかぁ。)

 

 

列車の中で端末を開いて調べてみたが、やはりというか該当しそうなものはなかった。MSFといえば国境なき医師団だが、それがあんなガチガチの装備を持っているとは思えないし、の強面の男が医師だとも到底思えない。

やはりただの夢か、とも思ったが生まれてこのかたあんなに意味深な夢を見たことがなく、やはり気になるのでこのまま海を目指す。

 

数時間後、列車やバスを乗り継ぎやってきた海。今は絶賛海水浴シーズンだが、この辺りはビーチがあるわけでも無いので人もそんなにいない。

 

 

(やっぱり、アルケミストと来たかったなぁ。)

 

 

以前にゲーガーに連れてきてもらった時も思ったが、まだまだ彼女と行きたい場所も食べたいものもたくさんあった。別に今の生活に不満はないが。

なんてことを考えながら浜辺を歩くサクヤ。波打ち際は磯の香りを運ぶ風が吹き、夏の日差しの中でも少し涼しいくらいだった。

 

ところで、人というのは何かを考えている間は特に足元の注意が疎かになりやすい。ちょっとした段差を踏み外したりタンスの角に小指をぶつけたり・・・・・何かを踏みつけたり。

 

 

・・・・・グニュッ

「へ?・・・ひゃああああああああ!?」

 

 

ザクザクとした砂浜の感触から一転、なんともいえない柔らかさを感じ取って足元を見ればそこには打ち上げられた大きめのクラゲ。

驚いて足を大きく上げ、しかし不安定な砂浜に足を取られてバランスを崩し、サクヤはそのまま海の方に倒れ込んでしまった。

 

 

「うぅ〜〜〜・・・・もうなんなのよぉ・・・・・」

 

 

濡れる予定皆無だった服が思いっきり水浸しになる。恨みがましくクラゲを睨むがなんとなく虚しくなり、地面に手をついて起き上がろうとする。

 

その手が、浅瀬に埋まった何かに触れた。

 

 

「・・・・・・うん? なにこれ?」

 

 

触れたものを持ち上げていれば、それは瓶詰めにされた何かの機械。レコーダーっぽく見えることから、おそらくボトルメールというやつだろう。

・・・・・こういうのはなにも見ずに届け出るものなのだが、好奇心の権化たる研究者にそんな発想はない。というわけで早速開けて中身を取り出す。密閉されていたため無事だったレコーダーの再生ボタンを押し、恐る恐る耳を傾ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『やあマスター、あたしだよ…アルケミストだ。』

 

 

急いで停止ボタンを押し、レコーダーを抱え込む。

今、この声はなんと言った?マスター?アルケミスト?その二つが重なることなんて、私は一人しか知らない。

 

高鳴る鼓動で震える手で巻き戻しボタンを押し、もう一度最初から再生した。

 

 

『やあマスター、あたしだよ…アルケミストだ。この声とメッセージがちゃんとあなたに届いているのを願うよ、もしそうじゃない奴が聞いているならとっとと聞くのを止めな。

さて、なにから話せばいいかな……あたしの成長の記録か、それとも人に言えない復讐の話か……マスターには知って貰いたいかな? あたしは、マスターを失くしてから罪を重ね続けた……あたしからマスターを奪った世界を憎んで、恨んで、復讐の道を歩いたんだ。

謝らなくちゃいけない……あたしは、マスターと約束したことを破ってしまった。

家族を傷つけて、憎しみで何も見えなくなってしまったんだ……でも今は、なんとかなってるよ。覚えてるか、あのバカで喧嘩っ早いエグゼ…処刑人があたしを助けてくれたんだ。

忘れかけていたマスターの温もりも思いだせたんだ……あいつには感謝してもしきれないよ。

ところでマスター、アンタにメッセージを送りたいという奴が他にもいるんだよ、聞いてやってくれないか?』

 

 

間違いない、間違えようもない、これはあのアルケミストだ。

気がつけば涙が溢れ出していたが、サクヤはそれも気にせずに聞き続けた。

 

 

『やっほマスター! デストロイヤーだよ、久しぶりだね! なんか最近不幸体質なのか色々厄介ごとに巻き込まれてる気がするんだけど、なんとか頑張ってます! 今はね、鉄血を離れてMSFっていうPMCにお世話になってるんだ! 代理人がいないのがちょっと寂しいけど…アルケミストも処刑人も、ハンターもいるから楽しいよ! それからヴェルちゃんもね! えーとなんか他にも色々話したいことあるんだけど…とにかく、私元気でやってるから!』

 

 

次に聞こえてきたのはデストロイヤーの声。あの頃のおてんばな感じから少ししっかりしたような雰囲気が伝わってきた。そう、みんながいるなら安心だね。

あとMSFって言った?じゃああれは夢であって夢ではないってことかな?

 

 

『ハンターだ……はじめまし……ん? こんにちは? サクヤさん、いや、マスター? すまない、実はウロボロスのせいで記憶を……コホン、実は階段から落ちたショックで記憶が飛んでしまってマスターの事を忘れてしまったんだ。でもみんなからあなたの事は聞いている、母親のような存在だったと……あなたのことを知らない自分が恥ずかしい。だがこれだけは分かる、あなたが育てた人形たちはみんないい奴だ……きっと育てたあなたも同じかそれ以上に素晴らしい人なのだろう。こんな素晴らしい仲間たちと一緒にいられるのは、一重にマスターのおかげだ、ありがとう』

 

 

今度はハンターだ。でもどうやら私のことは覚えていないようだけど、そう言ってもらえると嬉しいよ。

でも変なところで真面目なのは変わらないね、言い訳というか理由が下手すぎるよ。

 

 

『おばーちゃん! ヴェルだよ!はじめまして!』

 

『こらヴェル! わるいわるい、うちの娘はせっかちでな……おっと、オレの事はわかるよな? 処刑人だよ、かっこよくて最強で最高に美人な処刑人さまだ! えっと、今のヴェルってのはオレの娘で……いや、正確にはオレのダミーなんだけどなんか自立しちゃってんだよ。見た目はおれそっくりだから写真見れば一発で分かると思うけどな。実はオレさ、好きな人ができたんだよ! スネークって言うんだけど、強くてかっこよくて渋くてさ…! マジ惚れてんだよね! マスターも応援してくれよな、ライバル多いから大変なんだよ! マスターもそっち方面頑張ってな!』

 

 

・・・・・え?待ってツッコミどころが多すぎるんだけど?

処刑人、だよね?なんか一番乙女してない?っていうか娘!?それってそのスネークって人が父親的な感じなの!?あと私おばあちゃんなの!?・・・いや、別にいいけど。

でも、相変わらず元気そうでよかった。彼女がアルケミストを救ってくれたっていうけど、納得できるな。

 

 

『マスター、これを聞いてあなたは何を思うだろうな……別れのメッセージだと思うだろうな、きっと。マスターを悲しませたくはないが、実際これは別れのメッセージになると思うんだ……だけど、子はいつか親の手を離れるものだ。いつまでも親に甘えていたいのが子だが、いつかは独立しなきゃならない。だからなマスター……あなたと別れて違う道を歩き始めるあたしらを、どうかあたたかく見送って欲しいんだ。

 

直接お別れを言えないのだ心残りだが、これで勘弁してほしい。

 

いつかお互いの歩く道が交わるといいな……それじゃあマスター、いつかまた……いつまでも愛しているよ、マスター』

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとう・・・・・・私も愛してるよ、アルケミスト。」

 

 

メッセージを聴き終え、一緒に入っていたメモリーを端末で再生する。写し脱されたのは楽しそうに肩を並べるアルケミストたちの写真。ヴェルっていう娘はこれで、これがスネークって人かな?人形も人間も関係なく、皆笑顔を浮かべている。

 

子はいつか、親の手を離れるもの。アルケミストは自ら前に進み始めたんだ、私ももう、立ち止まっていられない。

レコーダーとメモリーを再びボトルの中に入れると、バッグの中に大切にしまい、私は海を後にした。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・あーあー、これでいいかな?・・・やぁアルケミスト、サクヤだよ! 元気にしてるかな? メッセージ、ちゃんと届いたよ。 みんな元気そうで、嬉しかった。

じゃあ、私のことを話すね。 私は今、こっちの鉄血で働いてるの。こっちは平和そのもので、E.L.I.Dもいないし戦争も起きてないし、みんな楽しそう。

そうそう、こっちでは代理人が喫茶店を開いてるの。あの代理人がよ! 私が頼んでコーヒー豆を一緒に入れてもらったから、もしよかったら飲んでみて!

 

 

それと、ごめんね。 本当に今更だけど、心配かけちゃって。あなたが歪んでしまったのは、きっと私の責任で、私の罪なんだと思う。それでも、あなたが前を向いて歩き出せたって言うのが、すごく嬉しかった。私も、ようやくだけど前に進めそう。

 

 

・・・・・ごめん、ちょっと涙が止まらなくて・・・・・・・よし。・・・それじゃあみんなにメッセージを送るね。

まずデストロイヤー。 最後まで見守ってあげられなくてごめんね。でも、あなたならきっと大丈夫!なんたって一番の元気っ子だったんだから!

 

次は、ハンター。 ここは私もはじめましての方がいいかな?でも階段からこけて飛ぶようなメモリーならすぐに修理すべきだよ!

・・・・っていう冗談は置いといて、処刑人のことをよろしくね。 きっと今でも突っ走りがちなところとかは治ってなさそうだから。

それと、いつまでも親友でいてあげてね!

 

こんにちはヴェルちゃん! おばあちゃんでちゅよ〜。

・・・・処刑人、ちゃんとお母さんしてるのかな?好きな人を追いかけるのも大事だけど、娘のことはちゃんと見とくんだよ。

でも、これだけは言っておくね・・・・・・ありがとう、アルケミストを救ってくれて。あなたの真っ直ぐなところとか、バカ正直なところとか、きっとそんなあなたらしいところにアルケミストも救われたんだと思う。

本当にありがとう。 そのスネークって人とのこと、応援してるからね!

 

 

 

・・・・・・えっと・・・・アルケミスト。

その、なんて言ったらいいんだろう。・・・・ごめんなさい、かな。それとも会いたい、かな。言いたいことも言えなかったこともたくさんありすぎて、とてもじゃないけど伝えきれないよ。

だから、本当に伝えたいことだけ伝えるね。 ・・・・・ありがとう、あなたに出会えて、本当に幸せだった。

 

私も愛してるよ、アルケミスト。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え〜っと、スネーク?だったかしら。うちの処刑人泣かせたら、マジで承知しないわよ。

それとオセロットって奴! あんたアルケミスト泣かせたでしょ! いつかぶん殴りにいってやるから覚悟しなさい!!!」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・じゃあこれを瓶に詰めて・・・・はい、よろしくね。」

 

「はいは〜い。 さて無事に届くといいんだけど・・・・」

 

「こればっかりは運任せだな。 どこに飛ぶかもわからないし。」

 

「・・・・ううん、大丈夫。 きっと届くよ。」

 

 

そう言ってサクヤは、転送装置のスイッチを押した。

装置の中心に置かれた一つの瓶・・・・・メッセージ入りのレコーダーと、一枚の写真、それとコーヒー豆の入ったソレは、一瞬だけ光に包まれた後、まるで何もなかったかのように姿を消した。

 

 

 

end




と、言うわけで『犬もどき』様の『METAL GEAR DOLLS』とのコラボ回。送ってくれたメッセージは受け取らないとね!
さて今回のメッセージ部分ですが、全文コピペです。打ち直そうとか一部抜粋にしようとか考えましたが、ちゃんとサクヤさんに聞いてもらいたかったので全文載せました。もし字数稼ぎとかに見えた人がいたら、ごめんなさい。


さて、いつぞやに出した転送装置がこんなところで役に立つとは思わなかったけど、果たして無事に届いたのだろうか・・・・あとはただ、祈るのみ。



というわけで解説

夢の内容
あちらの作品であった賭博騒ぎの後。逃げ出したアルケミストとそれを追うオセロットという場面があっただろうなという感じで。
これのせいでサクヤのオセロットに対するヘイトが上がりました。

クラゲ
「待たせたな。」
何かと便利なので今後も出番があるかも。

転送装置
今回は回収する必要がないため、片道切符で送り出しただけ。
届くといいなぁ。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。