喫茶鉄血   作:いろいろ

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お金欲しいなぁ〜(一人暮らしの嘆き)
・・・・とか言いつつ、今月は以前注文していた1/7代理人フィギュア(とその請求)が届くんですけどね笑


というわけで今回はこのラインナップ

・代理人七変化
・砂糖値+20
・食うものと食われるもの
・ダネルの懸念



・・・・・ところで45姉、今日(11/8)は『いいおっぱいの日』だそうd(銃声)


番外編47

番外47-1:代理人七変化

 

 

 鉄血工造のサーバーに眠っていた、かつての開発陣が残した代理人のメンタルモデル候補(負の遺産)。今では独立した保管場所に移され、二度と同じことが起こらぬように管理されているのだが、特別厳重なセキュリティがかかっているというわけでもなく、内部のものならば閲覧可能な程度だ。

 そんな美味しいネタを、この人形が放っておくはずがない。

 

 

「・・・・・なぁアーキテクト、本当にやるのか?」

 

「だって、だってだよゲーガーちゃん? あんな可愛い代理人見たらやっぱ気になるじゃん?」

 

「それはそうだが・・・・・」

 

「大丈夫、今回は誰にも迷惑をかけないよ!」

 

 

 アーキテクトが自信満々に作業を進める様子を、ゲーガーは呆れながらも黙って見守る。さらにこの部屋の様子をモニタリングしているサクヤとユウトも、同様に口を挟まずに見ているだけだ。

 そのアーキテクトが弄る機械の隣には、いつぞやの実験で使用した代理人のダミー(第三十六話参照)がずらりと並んでいた。

 

 

「というわけで、このダミーを使って色んなメンタルモデルの代理人を見てみよう!」

 

「はぁ・・・・本当にいいのかサクヤさん?」

 

『たまにはガス抜きも必要じゃないかな?』

 

『世に出すというわけではないので大丈夫だと思いますよ』

 

 

 こうして、アーキテクト主導による決して表に出ない検証が始まったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まず最初は王道のツンデレ!」

 

「べ、べつにあなたのために淹れたわけではないんですからね!」

 

『・・・・・なるほど、こういうのもアリね』

 

『・・・・姉さん?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次は・・・・・護ってあげたくなる系、だったか?」

 

「あ、あの・・・おかわりお持ちしましょうか・・・・

 

「なんかこう・・・甘やかしたくなるよね」

 

『『わかる』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『はいじゃあ次行こ次』

 

「あらお客様、なにかご注文・・・・え? 踏んでほしい?・・・・ふふっ、でしたら相応の頼み方というものがあるのでは? ほら、跪いて頭を『『ストップストップ!!!』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こ、これで最後・・・・・」

 

「ではまたのお越しを、次は明日ですね・・・・え? 明日は来れない? なぜでしょうか、明日はただの休日であなたには特に予定もなかったはずでは? それとも私に会うよりも大切な用事があるとでも「強制停止!!!」

 

「だ、誰だよ代理人にヤンデレ属性なんて考えたアホは!?」

 

『こ、怖かった・・・・・』

 

『現実にならないことを切に願うよ・・・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・ねぇOちゃん」

 

「言わずともわかりますよD・・・・とりあえず止めに行きましょうか」

 

 

その後、本社に乗り込んできた代理人とDによってメンタルモデルのデータはすべて破棄されたのだった。

 

 

end

 

 

 

番外47-2:砂糖値+20

 

 

 車窓を流れる景色をぼんやりと眺めながら、時折小さく欠伸をして再び頬杖をつく。別にこの時間が退屈というわけでもなくむしろ待ちに待ったほど楽しみな時間なのだが、なぜだか窓の外の景色というものは目を向けたくなる。

 ついでに言えば、とくに喋ることがない・・・いや、喋る相手がいないのも理由の一つだろう。隣の席で自信の方に寄りかかりながら眠るPKを見やり、MG5はその頭をやさしくなでる。

 

 

「ん・・・んぅ・・・・・ぁ」

 

「ん、起こしてしまったか?」

 

「MG5さん・・・・いえ、大丈夫です」

 

「そうか、随分と気持ちよさそうに寝ていたからな」

 

「ひ、人の寝顔をまじまじと見ないでください///」

 

 

 相も変わらずな二人だが、先日の一件から徐々に積極的になりつつあった。あれほど手をつなぐのにすら時間がかかっていた二人が、電車で向かい合わせではなく隣に座って肩を寄せ合うなど、今まででは考えられない光景だった。残念ながらここにはいないが、PKPが見れば歓喜の涙を流すことだろう。

 そんな二人が向かうのは、S09地区から遠く離れた別地区のグリフィン基地。複数の司令部・部隊合同作戦を展開すべく、その打ち合わせに向かっているのだ・・・・・といっても、あるのはただの顔合わせ会くらいだが。

 

 

「その移動がなぜ陸路で、しかも一週間も滞在するとはな」

 

「指揮官も、ほとんど休暇みたいなものだとおっしゃっていましたね」

 

「ほとんどどころか、まるっきり休暇だな」

 

 

 ちなみに作戦の詳細や指揮官同士の顔合わせはすでにテレビ会議で済ませており、MG5たちが出向く理由はほとんどない。PKPらMG部隊の頼みと指揮官の権限フル活用による、一週間のロングデートである。

 そんな思惑が働いているとはつゆ知らず、MG5は寄りかかるPKの肩をそっと引き寄せる。

 

 

「まぁいいさ、向こうに着けば色々と忙しくなるだろうから、今はゆっくりするとしよう」

 

「MG5さん・・・・・はい」

 

 

 うれしそうに笑いながら、PKは想い人の方に身をゆだねる。そしてMG5もまた、彼女の頭をなでながら薄く微笑むのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、いつの間にか眠っていた二人の顔がくっつきそうなくらいに近づき、慌てて離れて何とも言えない空気のまま目的地に向かうことになる二人だった。

 

 

end

 

 

 

番外47-3:食うものと食われるもの

 

 

 とある世界でUMP9という()()()()()として活動していたノイン。もっとも、その名前もこの世界に来た際に付けられたもので、本来の名前を知る者は誰もいない。

 そのノインも、当然ながら彼女もいくつもの死線をくぐり抜けできた戦士である。実際に死にかけて・・・・というか九割ほど死んでここにやってきたのだから当然といえば当然である。

 

 

(は、はやく戻ってきてよダイナゲートっ!!!)

 

 

 そんなノインは今、かつてないほどの命の危機に瀕していた。決して広くはない部屋の中、隣に座るのは自身と同じく異世界からやってきたという『マーダー(殺戮者)』という人形。名は体を表すという言葉がある通り、この人形は名前の通り残忍な性格・・・・・らしい。

 つい先ほどまでノインが持ってきたカレーをガツガツと食らっていたが、それがなくなるとお替りを要求、しかもそれをノインではなくダイナゲートに頼み、ノインを隣に座らせた。

 

 

「なによ? そんなに怖がらなくてもいいんじゃない?」

 

「え、あ、はい・・・・・」

 

「アハッ♪ もしかして食べられちゃうと思ってる? まぁ確かに美味しそうだもんね、あなた」

 

「ヒッ!?」

 

 

 そう、マーダーは所謂カニバリズムというやつであり、この発言もノインにとってはただの冗談では流せないのだ。

 実際のところ、マーダーは人肉を好んで食べるとか人肉しか食べないというわけではなく、普通に料理も食べるし野菜だって食べる。ただ単純に、それ以外に食べるものがない場合に食らうだけだ。

 まぁそれがノインを含めこの世界のものに伝わることはないし、唯一話を聞いて事情を把握しているダイナゲートもなぜかすべてを話さない。主のストレスがマッハでも、話さない。

 

 

「まー大丈夫よ、カレーも美味しいしお替りもあるなら、あなたを食べずに済みそうだからね♪」

 

「そ、そうですか・・・・」

 

「・・・・・あ、でも食後のデザートとかにはいいかも♪」

 

「ヒィィィ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ、主にまた一人友人ができたな」

 

「バカなこと言っていないで早く入ってあげなさい」

 

 

 扉の前で無意味に待機するダイナゲートに、代理人は深くため息を吐いた。

 

 

end

 

 

 

番外47-4:ダネルの懸念

 

 

 民間軍事会社『グリフィン&クルーガー』の業務は多岐にわたる。保有戦力のほとんどは人形を中心とした歩兵部隊だが、そのフットワークの軽さから様々な任務が依頼される。戦闘任務はもちろんのこと、哨戒やパトロール、施設の警備にボディガード、潜入捜査、果ては路駐の取り締まりまで何でもこなすことで有名である。

 そんなG&K社の雇用体系は、一部の役職や地域を除き基本的にホワイトに分類される。もちろんいざ戦闘となればそうも言っていられないが、平時であればちゃんと休みが取れるのだ。

 

 

「代理人、いつものを頼む」

 

「かしこまりました・・・・・・毎週のように来ますけど、飽きませんか?」

 

「代理人がいれば飽きることはないよ」

 

 

 日頃はパトロールと街の警備で定時上がり、強力な対物ライフルであるがゆえに戦闘任務が回ってきづらいダネルは、当然のように休日は喫茶 鉄血に通っている。注文も大体同じで、気が付けば「いつもの」で通じてしまう常連になってしまっていた。

 彼女がそうまでして通う理由はもちろん永遠の片思いである代理人目当てだが、最近はそれ以外にもあるようだ。

 

 

「こ、こんにちは」

 

「あらFAMASさん、いらっしゃいませ」

 

「FAMAS・・・・・・!」

 

 

 おどおどした様子で入ってきたのは、つい先日配属されたFAMAS。さすがにハロウィン感溢れる服装ではなくなっており、ちゃんと顔も隠さずに来ているようだ。ダネルの目が威嚇感満載なのだが、代理人は無視した。これがダネルの懸念する感情であるかどうかはともかく、FAMASは代理人と距離を続けたがっているらしい。

 そう、代理人はモテるのだ。それも老若男女出身問わずである。美人で仕事ができて気配りもできる代理人がモテないはずなどなく、ダネル同様に彼女目当てに来店する客も少なくはない・・・・とダネルは思っている。実際代理人に告白して玉砕した人間・人形も多くおり、今のところそんな気配はないがいずれ代理人にも春が訪れるのかもしれない。

 

 

(くっ・・・・だが代理人が幸せならそれで・・・いやしかし・・・・・むむむ)

 

 

 やはりもっとインパクトを持たせるべきか、と思案するダネル。ちなみに彼女が代理人に思いを打ち明けた時のインパクト(第九話)が悪い意味で強烈であったのは言うまでもない。加えてこれまで幾度か距離を縮めるチャンスがあったにもかかわらず、変にヘタレたりタイミングが悪かったりしたせいで全く進展していない・・・・・というか進展することはきっとない。

 

 

「はぁ・・・代理人は結婚願望とかはないのか?」

 

「あったとしても、それはおそらくあなたではありませんよ」

 

「おそらく、ということは0ではないのだな」

 

 

 よく言えばポジティブに、悪く言えば自分に都合の良いように受け取るダネルに、代理人も諦めたように溜息をつく。この無駄な積極性をMG5と足して二で割ればちょうどいいんじゃないかとも思う。

 

 

「まぁいいでしょう。 それと結婚願望ですが・・・・・人並みにはありますよ」

 

『え!?』

 

「わ、わたしか!?」

 

「違います」

 

「(´・ω・`)」

 

 

 一気に上がった熱が一気に下がるダネルだが、これもいつも通りのことなのでフッとすぐに切り替わる。が、他の客にとって先ほどの発言の影響は大きく、代理人は彼らのメンタルに妙な火をつけてしまったことに最後まで気づくことはなかったのだった。

 

 

end




年末調整めんどくせー!
そのくせなんで学校ではそんなことを教えてくれなかったのか・・・・ついでに先生方の給与でも見ようと思ってたのに。


という話は置いておいて、今回のキャラ紹介


番外47-1
いつぞやに設定だけ用意したまま使わなかったダミーの使い道。
個人的にはちょっと笑いのツボがおかしい代理人とか見てみたい。


番外47-2
いい加減進めないと・・・・と言ってもこの程度だけどね!
書いてて何度か暴走しそうになるんですよねこの二人。


番外47-3
マーダーとノインのちょっとした一幕。
食べる(意味深)が頭をよぎったけどやりすぎそうだったので没に。
というかコラボキャラしか出てきてない笑


番外47-4
ダネルの恋が実ることはたぶんない。
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