エリカ、転生。   作:gab

9 / 112
お母さんが……

 

 

1994年10月 6歳

 

 マサドラまで日用品の買い物に出かけたお母さんが、帰ってこない。

 プレイヤー狩りが頻発している今、連絡なしに外泊するなんて、しないよね?

 

 嫌な予感に身体が震える。

 メリーさんも不安げに私を抱き寄せた。

 ラルクも、私の傍から離れない。

 

 私がプレイヤーなら「交信」や「磁力」が使えるのに。

 まだ早いと言われても、我が儘を言ってでも、早くプレーヤーになっておくべきだった。

 

 

 

 ホームの入り口までいき、外を窺う。

 

 すでに夜も更けていて、街灯のない岩場は真っ暗だ。

 私の(ステップ)は視界が確保できなくちゃ飛べない。まだ弱い私がマサドラまで行っても、お母さんを探すことすらできない。

 

 

 お母さん……早く帰ってきてよお。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんな手、使いたくはない。

 

 

 

 だけど……これならはっきりするんだ。

 

 プレイルームにある『死者への往復葉書』の一枚を持ってきた私に、メリーさんが息を飲んだ。あわあわと手を震わせている。

 

 宛名に「ルミナ・エッジ様」とお母さんの名前を書き、文章を入れる。

 

「お母さん、エリカです。みんな心配しています。どこにいますか?

 会いたいです。

                    エリカ」

 

 

 

 ――アイテムが使えないことを祈ったのは、初めてだった。

 

 

 

 ダイニングのテーブルに葉書を置き、私達はリビングのソファで一晩を過ごした。

 

 そんな気分にはなれなかったけど、メリーさんが押し付けるように卵を渡し、私を抱きしめるから、心の中で家族を思う歌を歌いながら、今日も三時間卵を手にした。

 

 

 翌朝、ダイニングのテーブルの上には、宛名に「エリカ・サロウフィールド様」と書かれた葉書が乗っていた。

 息ができなくなる。震える手で葉書を裏返した。

 

「エリカちゃん。

 ごめんね。お母さん失敗しちゃった。

 プレイヤー狩りがいるから、気を付けなきゃだめだよって言ってたのに。

 お母さん勝てなかった。ごめん。」

 

 目の前が、真っ白になった。

 

 

 

 

 

 

 気が付くと、私の部屋のベッドに寝ていた。

 枕元にはラルクが寝ていて、メリーさんがベッドの横に椅子を寄せ、私の手を握って眠っていた。

 

 ……お母さんは、もういないんだ。

 死んでしまった。

 なんで。

 なんでお母さんが死ななきゃいけないの?

 

 私が『大天使の息吹』のためにスペルカードを集めようって言ったから。

 私が、漫画の世界だという遊び気分でいたから。

 私が、未来を知っているからと小賢しく儲けようとしたから。

 私が……私が……

 

 後悔の気持ちが押し寄せて爆発しそうになった時、メリーさんが私を抱きしめてくれた。

「メリーさん……私、わたし……」

 私たちは、抱き合って泣いた。ずっとずっと、泣いた。

 

 

 

 それから、私達は何度か葉書でお母さんとやり取りした。

 誰に殺されたのかの質問には、名前も知らない男4人組だったとしか教えてくれなかった。

 本当に覚えていないのか、私に人殺しをさせないためか、それはわからない。

 

 でも、私が覚えているボマー、ゲンスルーの名前を出しても、「違う」と答えが返ってきた。

 「柄の悪い男達だったから、エリカも気を付けてね」とそれだけ。お母さんは死んだことで少し感覚が違うみたいだ。

 彼女が死に際して考えていたことは無念や恨みよりも、残される私への愛。

 

 遺体のことも、「捨てておいて」と言うし、自分のことや敵の事より私達残された家族のこれからのことにしか意識がいかない。

 死者の意識の、これが限界なのかもしれない。

 

 

 とにかく、敵が誰だかわからない。

 ボマーみたいにわかりやすい相手じゃない分、どこへ怒りを持っていっていいのか、私は怒りのやり場に戸惑う。

 

 プレイヤーだ。それだけは確か。

 私にとって今ここにいるプレイヤーはみんな、敵だ。

 

 

 

 やりたいことや、やるべきことは山ほどある。

 だけど、まず最優先で済ませておくべきことが一つ。

 

 お母さんの遺体を取りにいく。

 お母さんはゲーム内で死んだ。ルール上、ゲーム内で死んだプレイヤーの遺体はゲーム機の傍に吐き出される。今お母さんの身体はゲーム機がある場所に、ひとりでいるんだ。

 今は秋になって気温もだいぶ下がっているけど、何日もそのまま置いておくなんて許せない。

 お母さんは自分の死体を見せたくないと言ったけど、私は絶対取りに行くと言い張った。

 

 お母さんがいなくなった今、私の家族はメリーさんとラルク。

 彼らと一緒にいるためには、ここから離れるわけにはいかない。

 私がここでこれからも暮らすためには、プレイヤーになるしかないのだ。

 

 どこかにある他のゲーム機を探し、数百億も払って買うよりは、お母さん達のものを使うほうがずっと現実的なのだから、いずれは本体のある場所へ行かなくちゃいけない。

 少しでも状態のいいあいだに、お母さんの遺体を引き取りたい。

 そう書くと、お母さんも「苦労かけてごめん」といいつつ、納得してくれた。

 

 本体のある隠れ家の場所は、前にお母さんから聞いている。

 パドキア共和国の田舎町にある一軒家で、そこはお母さんしか知らない場所だから安全らしい。

 家の鍵はお母さんの部屋にあった。隠れ家までの詳しい行き方は葉書でお母さんに聞いた。

 

 お母さんの返事にはいつも「修行はかかしちゃ駄目よ」とか「早く超一流ミュージシャンになってね」とか「ご飯はちゃんと取ってる?」とか「港の所長を倒すのはエリカちゃんにはまだ早いわ。無理しないで」とか私を心配する言葉が入っていて、私はその度にやるせない気持ちになる。

 

 

 

 お母さんとのやり取りは葉書を使うから往復するだけで一日かかる。

 

 その間に、私も外へ出るための準備をすすめている。

 港の攻略だ。

 

 ただしくは、港への道の攻略。

 まず港までの森林地帯を独りで踏破しなければいけない。

 あの辺りは危険だ。

 獰猛なモンスターが多いうえ、森の中は見通しが悪く、(ステップ)の距離が稼げないのだ。

 

 今は一刻も早くお母さんの遺体を連れて帰りたい。

 できるだけモンスターを避けて港まで進むつもりだ。

 

 私もだいぶ強くなった。

 “円”の範囲も広まったし“凝”も精度があがった。

 素早くもなったし、足腰も鍛えられた。

 

 モンスターが1体ならなんとかなる。だけど数が多いと難しいかもしれない。

 だから極力戦わず、ただただ逃げて先へ進むことだけを考えよう。

 

 

 

 私の転移には、9ケ所しかいけない。

 うまく使わないと、数が足りなくなってくる。

 

 使い方は、こうだ。

 家や主要都市など、必要な個所を固定として、1から6までのポイントを使う。

 残りの3ヶ所は、何かの折に上書きしながら使いまわすためのもの。

 他と混ざらないよう、ABCと呼称することにしている。

 

 現在登録済みなのは

  ・(ポイント1)ホーム    GI内の我が家

  ・(ポイント3)アントキバ  GI内ゲーム開始地点傍の街

 

 GI内の私達の家が1。

 2はこれからゲーム本体のある隠れ家に行くから、そこを設置するつもりで空欄としている。

 その次に、アントキバに3を設置している。

 

 そして、港に4を設置する。

 まずはそこからだ。

 

 逃げるだけなら……大丈夫。うん。

 中継地点ABCを駆使し、頻繁にポイント設置しながら進めばいけるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 少しでも生存率を高めるため、“発”を作ることにした。

 いつでも逃げ込める場所を考えたのだ。

 

 

【ここは私の領域(シークレットガーデン)】

具現化系

・オーラを消費して念空間を作成する

・広さは術者のオーラ量に比例する

制約

・シークレットガーデンへの入り口は空間の中心地点に固定

誓約

・特になし

 

 

 念空間を作り出した。自分の念空間ならどこよりも安全だから。

 メモリの節約のため空間への入り口を中央に固定。

 空間内の好きな場所へ転移できるようにしようかと思ったけど、中に入ってステップすればいいんだし。

 念空間を作り上げるだけだからメモリ消費量も少なくすんだ。

 

 

【小窓(ポップ)】

具現化系

・オーラを消費し、視界の任意の場所に外界と念空間を繋ぐ小窓を開き、これを維持する

・術者の移動とともに小窓も移動する

・術者本人には暗闇の中でも窓とその向こう側の風景が視認でき、知覚できる

・術者本人にしか視認も知覚もできない

・一度小窓を使って(ステップ)で境界を移動すると、小窓の位置はその場へ固定される

・術者が解くか、(ジャンプ)で移動すると小窓は消える

制約

・小窓を維持している間オーラを消費する

誓約

・特になし

 

 

 シークレットガーデンに、手早く(ステップ)で出入りできるための能力だ。

 

 (ステップ)は視界に入ってさえいれば転移できる固有スキルだ。ガラス越しでも建物の中でもどれほど遠くても、少しでも見えさえすれば転移できる。神サマ謹製の素晴らしい能力。

 だから逃げこめる場所をいつでも見れるようにしておいたら、とっさの避難場所になるんじゃないか、と思いつき、どういう風に実現させればいいか、ずっと考えていたのだ。

 それがこれ。

 

 小窓からシークレットガーデンが見えていればいつでもそこへ転移できる。

 (ジャンプ)は唱えなきゃいけないけど(ステップ)なら念じるだけ。より素早い退避ができる。

 

 この能力があれば、少なくとも逃げることはできる。

 (ステップ)で入ると、小窓はその入った場所と、シークレットガーデンの中央付近を繋げたまま固定される。ポイントを設置するヒマがなくてもその場に留まっていられるんだ。

 

 まわりが安全になればまたそこから出て進めばいい。

 “術者本人には暗闇の中でも窓とその向こう側の風景が視認でき、知覚できる”のだから、中から外の様子も確認できるわけだしね。

 

 移動してずっとついてきてくれる窓を作っただけだからこれもメモリをそんなに喰わなかった。

 (ステップ)さまさまだ。

 

 

 

「(ポップ)」

 

 視界の左下付近に小窓を表示させる。

 リビングのなかに、四角く切り取った小さな空間が見える。

 

 そのままうろうろ歩いてみると、小窓もずっと視界の同じ位置をキープしてついてくる。VRゲームでつねに画面下にあるスタートボタンみたいだ。

 

 オーラを微妙に消費していくけど、いつも視界に小窓をポップさせていると不意打ちされてもシークレットガーデン……長いな、略称ガーデンでいいか……ガーデンへ逃げられる。

 

 視線を動かさないよう、視界全体を見渡せるように視線をぼんやり広げて。

 (ポップ)させた小窓を意識して(ステップ)。

 

 一瞬で景色はかわり、私の領域、シークレットガーデン、略称ガーデンへ入った。

 移動は思った以上にスムーズだった。

 

 今はまだただの、がらんとした広いだけの土地。

 広い。何もないから余計に広く感じるけど、東京ドームくらい? よくわかんないけど。

 入口はつねに中央。

 そこから360度ぐるりと見渡す。何もない空間だけど、私の領域。

 

 小窓を覗くと、リビングの景色が見える。

 うん。できた。

 

 (ポップ)で外からガーデンを覗いた時、何もないのはわかりにくいかもしれない。中心ポイントに看板でも立てよう。

 とりあえず、目印になるものを考える。

 丸太に派手な色合いの柄物ハンカチを旗のようにくくりつけて、中央の大地にざくっと刺す。

 頂上到達、みたいな風情になった。

 

 外に出て、今出てきたばかりの小窓を覗く。

 さきほど設置した旗が見えている。うん。わかりやすい。

 自然にない危険色は意識が向けやすい。

 横の方に小窓を開いても、派手な柄が視界に入り込むからすごくわかりやすくなった。

 

 

 それから何度か練習を重ねる。

 歩いたり飛んだり走ったり寝転がったり何かの作業をしながら、小窓を意識して(ステップ)。

 小窓の位置を変えて(ステップ)。

 小窓を消していても、一瞬で(ポップ・ステップ)と念じられるよう何度も何度も繰り返す。

 

 

 よし。これで港への道を進む準備ができた。

 

 

 

 

 

 

 万全の体制を整えて、ホームを出発。

 港へ向かって走り出す。

 

 森までは順調に進み、森に入る前に立ち止まる。まずはポイントA設置。

 

 “円”をしながら息をひそめ、耳を澄ませてそっと進む。あまり遅く歩くと、待ち伏せているモンスターに襲われる可能性もあるから、足音を殺して走る。

 

 木の少ないところはどんどん前へ向かって(ステップ)で進み、木の密集地帯は走りながら、小刻みにポイントB設置、ポイントC設置、と進めていく。

 少しでも違和感を感じたらすぐ小窓を意識して(ステップ)。

 小窓から外を覗き、何もないことを確認するとまた外にでてポイントを設置して進む。

 

 モンスターの足音や唸り声が聞こえても(ステップ)。

 

 飛び掛かってきたモンスターを避けて(ステップ)で逃げる。

 逃がした獲物を探してウロウロするモンスターを小窓から窺い、いなくなればまた外へでる。

 

 時折り諦めきれないモンスターがその場から動かない時や、待っているうちにモンスターの数が増えてしまって収拾のつかないような時は諦めて、休憩を挟んでもう一つ前のポイントへ(ジャンプ)で戻りそこから始める。

 

 モンスターの多い場所を迂回しすぎて向きが変わって、前のポイントからやり直すはめになって無駄な時間を過ごしてしまった時は悔しくて情けなくて泣き出してしまった。

 ガーデンで独り、膝を抱えて蹲った。

 

 命がけの道行きなんだ。しっかり心を落ち着けて進まないと、大怪我をする。

 死んじゃうかもしれない。

 私が死ねば、死体はここへ残る。モンスターに食べられちゃうのかな。

 お母さんの身体が腐ってしまう前に、ちゃんと迎えにいかなきゃなのに。こんなところで止まっている場合じゃない。

 

 気合を入れて前へ進む。

 (ステップ)で前へ。走って前へ。(ステップ)で前へ。ポイント設置。(ステップ)でガーデンへ。

 外へ出てまた前へ。

 前へ。前へ。前へ。前へ。

 夕方にはポイントを設置してホームへ戻る。

 そしてお母さんと葉書で打合せ。

 

 

 4日かけて港付近へ到達した。

「ポイント4登録“港”。……できた。これで行ける」

 

 精神的に、疲労困憊だった。

 怪我もせずこれたのは、奇跡だ。

 

 でも。

 これで港までは行けるようになったのだ。

 

 

 

 これでお母さんの隠れ家へ行く一つ目のハードルをクリアしたわけだ。

 

 はがきでのお母さんとのやり取りはまだ続いていた。

 スペースが小さくて、文字数が足りないのだ。場所の説明なんて文字だけでは伝わりにくいことも多いし。

 

 

 明日外へ出る、というその夜。メリーさんがメモとペンを差し出した。

 いつも私が使っているメモ帳だ。

 

 隠れ家の場所や注意事項を書き留めろということみたい。

 

 そうだね。お母さんから来た葉書はここのアイテムだから、外に持ち出したら消えてしまう。だからお母さんから聞いたことはしっかりメモ帳に書き出さなくちゃね。

 

 メリーさんの言葉に頷く。

 確かに何か起きればパニックになってしまうかもしれない。

 それに今回は一日で移動できるとは考えていない。

 

 途中の転移ポイントの設置を忘れたりしたら、また翌日所長を倒すところから始めることになる。

 

「ありがと。メリーさん。その通りだね」

 

 私はメリーさんに感謝しながら、メモを書いた。

 

 私が書いているそばで、メリーさんが「もっと詳しく」と言いたげにとんとんテーブルをたたく。

 言われたとおり、細かい部分まで書き出す。

 焦って大事なポイントを上書きしないよう、ポイントの番号もしっかりと書く。

 

 

「・港(ポイント4)へ(ジャンプ)。

 ・所長を倒す

 ・チケットを使う

  (サンドラ港を指定。

   もしサンドラ港が指定できなければパドキア共和国の南西付近に一番近い港を指定)

 ・船着き場近くの街で転移ポイント(ポイントA)を設置。 」

 

 サンドラ港についたらそこが当面の暫定A。

 港は別に上書きしてもいいからね。

 

 そこから主要都市に移動して、そこを(ポイント5)。

 ここは万が一間違った方向へ進んでしまった時の再スタートのための場所だ。大事なポイント。

 ここで地図などの買い物も済ませる。

 

 カード化していない外のお金もお母さんの部屋にあった。

 これを貰っていく。

 知らない場所だから地図があったほうがいいもの。方位磁石も。そうすれば(ステップ)で移動する時に方向を間違わなくてすむ。

 マサドラには外の地図は売ってない。外に出たらどこかで買い物が必要なのだ。

 

 

 そこから、お母さんのはがきの指示通り、移動経路を細かく書き出す。

 

 列車の乗り方。どこで乗り換えるか。

 万が一列車に乗れなかった場合は、どの道を進むのか。

 メモに書き写すことで、理解も深まった。やはりメリーさんは頼りになる。

 

 

 メリーさんが時計を持ってきて私に見せる。長い爪で4の場所を何度もツンツンしてはリビングのソファを叩き、私の頭を撫でる。

 

「4時に帰ってこいってこと?」

 

 メリーさんはうんうん頷いてまた私の頭を撫でた。

 

 そうだね。

 夜は危険だ。

 特に6歳児にとっては、夕方さえ危険。

 だから、4時になればどこまで進んでいても、必ず帰る。

 

 メモに書き加える。

 

「※夕方4時になったら転移ポイントを設置して帰ってくる※」

 

 メリーさんとの約束だ。

 

 あとは途中でいつでも戻れるようにB、C、Aと設置していく。

 隠れ家についたら、今まで空欄にしていた2を設置。

 

「隠れ家についたら

 ・入口の鍵を忘れずに閉める

 ・次からは転移で行くので、鍵だけじゃなく、内側からチェーンをする

 ・玄関の、入ってすぐの辺りで(ポイント2)を設置する

  (ポイント2番登録“隠れ家”)  ※※すごく大事! 忘れないで※※

 ・お母さんを抱き上げ一緒に、家へ(ホーム、ジャンプ)」

 

 隠れ家についてからのことは、メリーさんがトントントントン何度も繰り返すから、ひとつずつひとつずつ本当に細かく書いた。

 

 特に隠れ家を登録するのを忘れると、またやり直しになってしまう。

 落ち着いたらまた隠れ家に行って、そこからプレイヤーとしてゲームに入るんだから。

 ポイント設置はそのためだ。

 メリーさんが何度もとんとん叩くから“すごく大事! 忘れないで”と書き加える。

 

 

 

 中継地点ポイントは要所要所で設置する

 危ない人に会ったら能力バレなど気にせず迷わず転移する

 

 思いつく注意事項を書き出した。

 

 

 

 うん。大丈夫。

 私は、行ける。

 

 




ちょっとシリアス入りました。
お気に入り、感想、評価、ありがとうございます。
今年最後の更新です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。