エリカ、転生。 作:gab
1994年 6月 夏休み
レストレンジの家に戻り、その後“木漏れ日の家”のメンテナンスを済ませると、私はシリウスとルシウス叔父様に会いたいと連絡を付け、マルフォイ・マナーで顔を合わせた。シシー叔母様も同席している。
シリウスは子供の頃からシシー叔母様とアンドロメダ叔母様には頭が上がらなかったらしい。ベラトリックスとは会えば喧嘩になっていたらしいけどね。
だから今でもシシー叔母様の言葉にはシリウスも大人しく従うから、彼の手綱を握るのはシシー叔母様の役目になっている。頭ごなしに叱りつけるんじゃなくて、穏やかに話しかけて宥めて上手に転がす叔母様の手腕を見ると、叔母様ステキってほんと思う。
話し合いの席でも叔母様はいつも一歩引いた位置に座り、静かに刺繍をしていたり紅茶を飲んでいたり。でもシリウスが激昂したり、話し合いが紛糾しそうになると穏やかに彼らを宥めてくれる。ほんと、なんていうの、内助の功感が凄いの、叔母様って。私も大人になったらこんな女性になりたい。
ということで、今日の話し合いはシリウス、ルシウス叔父様、シシー叔母様と私の4人だ。
早めに『ハリーが分霊箱』という話をして、ハリーからお辞儀様を引っぺがす方法を探してほしいのだ。
私の深刻そうな表情に、男性二人は身構えた。
「リリー・ポッターの『愛の呪文』のことを聞いてからずっと考えてました。
13年前のあの事件の時、ヴォルデモートは死ぬことなく霞のように消えた。なぜそんな形で倒れたのか。その理由は、彼が死を免れる闇の魔術である分霊箱を使っていたからだ。ということは、もうご存知ですよね」
私は『分霊箱』について説明した。
殺人をキーに、自分の魂を切り裂き、何かの品に魂の欠片を閉じ込める。それが存在している限り本体が死んでも魂は消滅せず、いずれ復活を果たす。
私が読んだ闇の本でも分霊箱の秘術は魂を痛める行為だと書いていた。たったひとつの分霊箱をつくるだけでも、魂を裂くことで残った魂がどれほど不安定なものになるかを警告している。
ヴォルデモートは普通なら一度しか行わないその行為を何度も繰り返した。分霊箱は複数ある。彼の魂は非常に不安定な状態にある。
前に説明したことをまた繰り返す私に、話の落ち着く方向がわからず、二人は怪訝そうに耳を傾けている。
「ハリーはダンブルドアから、彼がパーセルマウスなのはヴォルデモートから額の傷を受けた時に、彼の力の一部も受け取ってしまったからだって説明を受けたそうです」
これもハンナ経由で聞いた話だ。パーセルマウスであることに悩むハリーにダンブルドアがそう教えてくれたらしい。
ルシウス叔父様はハリーがパーセルマウスだとドラコからの報告で聞いていた。それをシリウスにも知らせていたのか、パーセルマウスであることにシリウスが驚いた様子はなかった。ただ、パーセルマウスとなった理由には彼らも驚き、ヴォルデモートの能力ならと納得の表情を浮かべた。
「ハロウィンの襲撃の夜。ジェームズとリリーは殺され、息子を守ろうとしたリリーの『愛の呪文』によりヴォルデモートは己が放ったアバダケダブラが跳ね返って自身が受けた。だけど、分霊箱を作っていたため死に至らず、霞のように消え失せた。
その際、何度も引き裂かれて不安定になっていた彼の魂の一部が、その場に唯一存在した生き物に入り込んだ。そういうことなんじゃないでしょうか?」
「何が言いたいんだ? だからパーセルマウスになったのだとダンブルドアが言ったんだろう?」
「つまり、ですね。殺人をキーに魂の一部が入り込んだんですよ? それって、分霊箱じゃありませんか」
シリウスは息を呑んだ。あまりのショックに声も出せず、私を凝視しながらただあわあわと唇を開閉させる。
「まさか……まさかっ」
「ハリーが分霊箱になっているかもしれんと、エリカは思うのかね?」
衝撃が強すぎて停止状態になったシリウスの代わりに、ルシウス叔父様が私に確かめた。その言葉に頷き、私は続ける。
「もしハリーが分霊箱なら、彼が生きている限りヴォルデモートは何度でも蘇る。ヴォルデモートを消滅させるにはハリーからあいつの魂を取り除くか……ハリーが死ぬしかありません」
「なんだと……なんてことだ……ハリーが……ハリーを殺せと、そう言うのか」
「そんなことはさせません!
一つの身体に入り込んだ他者の魂を、安全に引き剥がす。そんな秘術を探さなくちゃいけません」
「絡み合った魂を引き剥がす。ずいぶん厳しい闇の秘術だろうな」
ルシウス叔父様も難しい顔で考え込む。
「でもここにはブラックとマルフォイがいるんですよ!」
強くそう叫ぶとシリウスがはっとした顔で私を見た。
「シグナスおじい様にも聞きました。絡まり合った魂を安全に分けるような闇の魔術はないかって。おじい様は『ブラック本家の当主しか入れない書籍庫が一番深い黒だからそこを探すといい』と仰っておいででした」
シリウスはその場所に心当たりがあるのか、深く頷いた。そして決意を滲ませた表情で口を開く。
「必ず、必ず探し出してみせる。ブラック家の総力をあげて調べる。我がブラック家は闇の魔術に長けた一族だ。ブラックの闇の深さは魔法界随一だ。なんとしてもハリーから奴の魂を引き剝がしてみせる」
「マルフォイ家も同様だ。蔵書も多い。迅速に調べよう」
「レストレンジの蔵書類も集める準備はできています」
シリウス・ブラックはハリー・ポッターの名付け親だから、財力、知力、政治力、あらゆるコネをつかって、ハリー・ポッターの身体に取り付いた分霊箱をはがす方法を探し出してくれるはず。
レストレンジの家の闇の魔法書もこれから探すつもりだ。
ブラック家は闇の魔法に長けた家系だもん。古い文献もきっとたくさんあるはず。マルフォイ家にも手伝ってもらえば、より勝率はあがる。闇の魔術のエキスパートなブラックとマルフォイの情報収集力に期待するしかない。
そうだ。ジェイドにも聞いてみなきゃ。彼女は古の魔法に詳しい。そう言った魔術も聞いたことがあるかもしれない。
きっとハリーの分霊箱も壊せる。
「ヴォルデモートが傍にいた時にハリーの傷痕が痛んだことを考えると、今も彼らの間に何か繋がりができているかもしれません。ヴォルデモートが力を取り戻してくれば、また痛むことが増えるかもしれませんね」
ちらりとルシウス叔父様を窺う。
私の視線に気付いた叔父様はさっと左手に目を落としてから視線を戻し軽く頷いた。うん。やはり刺青は濃くなってきている。
ああ、もう奴は復活の準備を始めている。……怖いな。
「ホグワーツ創設者の宝のうち、グリフィンドールの宝が何か、まだわかっていません。文献がなくて。組み分け帽子がグリフィンドールの作だということはわかったんですが、あれがそうなら選択肢から外すべきですが、まだはっきりしません。引き続き調べてみます」
「ゴーント家の分霊箱についてはその後でいいだろう。まずはハリーの魂から奴の魂を引き剥がす方法を見つけることに専念したい。ブラック家の蔵書は多い。手が足りない。ルシウス、シシーを借りてもいいか?」
シリウスの言葉にみんなシシー叔母様へ視線を向ける。
優雅に紅茶を飲んでいた叔母様がこちらに目を向け、微笑みながら頷いた。
「ではシシーには当分グリモールド・プレイスへ通ってもらおう。私はマルフォイ家の文献を掘り返してみよう」
ルシウス叔父様がそう言った。ブラック家の文献はブラックの血をひくシシー叔母様が手伝ってくれることになった。きっと大量だから叔母様がフォローできると助かるよね。
こちらに引き入れたルーピン先生あらためリーマスさんは、『人狼』という誰にも知られたくない秘密持ちだから閉心術も既にマスターしている。だけどまだ分霊箱の秘密を話せるほど私達、というか、ルシウス叔父様と信頼関係が築けていないため、当面はブラック家の仕事をメインに手伝ってもらうつもりらしい。
1994年 7月 第一週
シリウスがブラック家へ戻るため、グリモールド・プレイスの屋敷の改修を始めた。
今後考えられる危険性を思えば、グリモールド・プレイスほど防御に長けた住み家は他には考えられないからだ。
学生時代の苦い記憶があって、あの屋敷には苦手意識しかなかったシリウスだけど、ハリーと安全に暮らすためには必要だと考えたらしい。
ルシウス叔父様とシシー叔母様、そして私がグリモールド・プレイスへ赴いた。クリーチャーは私達を歓迎してくれた。
今現在クリーチャーからの最高の忠誠を受けているのは私だ。クリーチャーと新しい主シリウスの仲はまだまだぎこちない。これはね、時間をかけて修復していくしかないよね。
ブラックの血筋が誰でも入れる今の状態ではベラトリックスも入れてしまう。当主となったシリウスが設定を変更し、当面はシリウスとハリー、私、ルシウス叔父様、シシー叔母様、ドラコの6人しかここに入れないようにした。煙突飛行ネットワークも当面はマルフォイ邸にしか繋がない。
これで安全性があがった。
そして少年時代の鬱屈した記憶が強いシリウスのために、できるだけ以前の闇の魔術家然とした装飾品などを整理してシリウスが過ごしやすい環境を整えることにしたのだ。
私やルシウス叔父様のアドバイスも聞き、むやみに美術品や闇の魔法具を捨ててしまうことはなく、タペストリーを弄ることもなかった。
おかげでヴァルブルガおばあ様やクリーチャーが憤慨することもなかった。クリーチャーは改装によってレギュラスの居た頃の面影が薄れることを悲しんだが、新しい主の意向に従った。
昔からシリウスの態度が悪すぎて好感度マイナスからの主従のスタートだったけど、レギュラスの日記を読んだシリウスがクリーチャーやしもべ妖精への態度を改めたため、ぎくしゃくしつつも少しずつ関係が改善されているようだった。
シリウスの趣味にあわない過度な装飾の家具や置物も捨てるのではなく、拡大呪文で大きく広げた部屋を一室用意して、そこにルシウス叔父様やシシー叔母様の美的センスで上手に飾りつけ、美術館の展示室のような美しくも豪華な部屋ができあがった。
ついでに、オリオン・ヴァルブルガ夫妻以外の肖像画をその部屋に纏めて移動させた。豪華な飾りつけを見た肖像画の先祖達も機嫌よく移動してくれた。
これで肖像画からこちらの情報が洩れることはないし、シリウスもゴテゴテと飾り立てた派手な美術品が目に触れることがなくなり気分が良いようだった。
オリオン、ヴァルブルガの肖像画は当主執務室に移動した。当主教育を受けていないシリウスはブラック家の資産の運用方法について何も知らないから、彼らのアドバイスが必要なのだ。
オリオン、ヴァルブルガ夫妻、レギュラスの部屋も整理し、遺品は大切に保管して不要品は処理した。処分の決まったレギュラスの日用品のいくつかはクリーチャーへ与えられた。クリーチャーは感激のあまり号泣してシリウスに首を垂れた。
オリオンのローブにはとても上質なものが多く、シリウスの体形に合わせて仕立て直すことにした。
シリウスの部屋も片づけた。
どうやら部屋全体が自身の黒歴史だから恥ずかしいらしい。学生時代のリリーやジェイムズからの手紙や、みんなの写真などもあり、いくつかはハリーへ贈るつもりだと語っていた。
シリウスの私室は当主の部屋である元オリオンの私室に移動した。ハリーの自室も用意するつもりだったが、今は『ハリーの自宅はダーズリー家』という状況を変えてはいけないため、ハリーの部屋は客室のひとつを宛がうことになった。いずれは、もともとシリウスが使っていた部屋をハリーのものにしたい。シリウスは強い想いを込めてそう語った。
レギュラスの墓も両親の墓の横に建てた。原作ではシリウスはレギュラスの死の真相を知らぬまま亡くなったから彼の墓を作ることはなかった。この変化は嬉しい。
墓の出来上がりとハリーの到着を待って、8月になればレギュラスの葬儀を行おうとみなで話し合った。
しもべ妖精の首のトロフィーは取り外して墓に入れ供養した。墓石に『ブラック家の忠実なシモベ達』と書き入れたことでクリーチャーのシリウスへの態度もだいぶ軟化した。
シリウスは体調に気を配りつつも、すこしずつ両親の肖像画からブラック家の当主教育を受けはじめている。
彼はガチガチの純血主義にはならないけど、両親の考え方を頭ごなしに拒否するのではなく、冷静に話しあえるまでには大人になっていた。
「純血主義の本来の根幹部分にあるものは、“種を守らんとする防衛本能”だ。婚姻相手のマグルがどれほど人格者で信頼できる者だったとしても、マグルの親類縁者すべてが魔法族を忌避したり、恐れたりしないと断言できるか? 誰もが秘密を守ると? 純血貴族の持つ黄金や高価で有用な魔法具を、欲しがるものはいないと?
我々は貴族だ。当主の命の下には家族や臣下、臣下の家族、そして領地やそこに住む領民までがぶらさがっておる。容易く他者を信じてはならぬ。それが違う価値観を持つ者ならなおさらだ」
「じゃあ、スクイブが追い出されるのはどうなんだよ」
「スクイブを家系から抹消するのはその者を守るためだ。呪術や魔法が飛び交う魔法族の戦いにスクイブを巻き込めるか。ブラックの名がないほうが、かえって安全なのだ。手切れ金以外の金銭的援助をせず追い出すのはその者がブラック家にとって価値がないものだと周囲にわからせるためだ。そうでなくては人質にされてしまうだろう。ブラックの名はそれだけ重いのだ」
オリオンおじい様の言葉はすごくよくわかった。シリウスも。
「な、なんであの時に言ってくれなかったんだよ、親父」
「お前が聞く耳ももたずにさっさと出ていってしまったからではないか。親父ではなく、父上と呼べ、馬鹿者」
30代と肖像画となって、やっとまともに対話できるようになった親子は、離れていた時間と距離を少しずつ縮めているようだった。
ハリーにはシリウスが毎日梟にお菓子や手紙を持たせて送っているらしい。
私も少しでもこのひと月の苦痛を和らげられるようにと、魔法界のお菓子とマグルのお菓子両方を贈っておいた。「8月からはシリウスが楽しい予定を毎日ぎっしりつめているだろうからダーズリー家にいるうちに課題を全部終わらせておかないと辛いわよ。毎日家にいるのが辛ければ出歩いてもいいんじゃないか」などということも書いておいた。
私も忙しくなる前に仕事を済ませようと、魔法省に行ってマグル界の戸籍を作ってもらってきた。
作業は今の戸籍をそのままマグル式の書類に書き写すだけの簡単処理で、数分待つだけですんだ。マグル式の身分証明証も出してもらう。
ただ、処理を済ませた役人が背を向けたとたん、こっそり呟いたのが聞こえた。
「まったく。マグル界で拷問をお試しになりたいんですかねえ。腐れレストレンジめが」
うわあ、魔法省に来ると嫌な思いをするなあ。ちくしょう。
ふう。
やめやめ。気にしても仕方ないか。
でもさ。やっと魔法省に真っ当な理由で入れました。戸籍係から帰る際、こそっとポイントAに魔法省を登録した。うし! これで神秘部へ入れる。……まだ予言を見る方法はわからないんだけど。
それでも、やっと魔法省にジャンプできる準備ができたのにほっとした。
エリカ・レストレンジが着てもおかしくない程度のマグルらしい服装に着替え、管財人が教えてくれたマグルの銀行へ行ってみた。
管財人はこちらで代行しますよと言ってくれたけど、私も自分でやってみたかったのだ。だってさ。業務用スーパーで買い物は続けているけど、それだけしかマグル街で行動をしていない。
もうすっかり魔女になってて、マグルの行動をすっかり忘れているんだもん。
まるで『初めてのお使い』の気分だ。
久しぶりにホグワーツ特急以外の電車にも乗ってみて、めちゃくちゃ焦った。切符の買い方がわからない。ほら日本でだってピッてするだけで改札を通れたもの。もともと詳しいわけじゃないのだ。
物慣れない様子に、親切なおばさんが切符の買い方を教えてくれた。ありがとうおばさま。って微笑むとやんごとないご身分のお嬢様なのね、って感じで納得していた。
銀行へ行って、窓口で教えられるままに手続きを始める。
この書類に必要事項をお書きくださいと言われて数枚綴りの用紙を受け取る。私はボールペンを手に書類に取り掛かった。
が!
住所! 私の住所って?
住み家はそろそろ“木漏れ日の家”に変えるつもりだけど正式にはレストレンジ家が私の住まいで、魔法省で作ってもらった身分証明証もレストレンジ邸の住所となっている。
でも、マグル除けがあるから、マグルには見えないんだけど。どうすればいいんだろうか。
くぅ……書類を見て悩む私の姿に、どこに詰まっているのかと私の手元を覗き込んだ窓口のお姉さんが、え? 住所がわからないのこの子? って顔でこちらを見た。うっ辛い。
「引っ越ししたところで、まだ覚えてなくて、えっとすみません。書類を頂いて帰って、また改めて参ります」
へにゃりと情けない笑顔で上目遣いに見ると、お姉さんはこことこことここに記入してとわかりやすく鉛筆で丸を付け、ポストイットに注意事項を書いて貼りつけてくれた。親切。親切だよこのお姉さん。まるで日本のサービス業みたい!
はあ。
『初めてのお使い 失敗編』完。
管財人に聞いてみよう。
管財人に戸籍を作ったことを連絡し、銀行に行ってみたけど住所で躓いたと書類を同封し、おじい様の下さった私名義の金庫から引き出せる書類を添えてMS社の株を買ってもらうよう指示をした。ちょっと多めの金額を書いておいた。
ついでに今後住み家はレストレンジ家を出てニューハングローザンに移すことも説明し、マグルが配達できない住所にある魔法族の家にはどうやって手紙が届くのかも質問しておく。
管財人から処理を済ませたという連絡と共に、マグル界向けの住所を教えてもらった。
『ウォリックシャー、ウォリック、ニューハングローザン、“跳ね兎亭” 私書箱337番』
ニューハングローザンには魔法族が利用するパブがあり、そこがウォリックシャー付近の煙突飛行ネットワークの出入り口の役目をはたしている。“漏れ鍋”ともつながっているから私も良く利用している。
私にはマーリンがいるから使ってなくて気付かなかったけどそこにマグルの郵便局と魔法族用のフクロウ郵便もあるらしい。私のために私書箱337番を用意したから、マグル界からの手紙はそこに届く。自分で受け取りに行かなくちゃいけないから気を付けて、と教えてもらった。
魔法族って煙突飛行ネットワークで直接行き来するから、実際私の住む風啼きの森がどのあたりに位置しているかなんて全く考えもしなかった。
考えてみれば、マルフォイ・マナーはウィルトシャー、木漏れ日の家はウォリックシャー、レストレンジ邸はウィンチェスター、グリモールド・プレイスやポラリス・マナーはロンドン。それぞれ離れた場所にあるのに一瞬で行けちゃうのだから、煙突飛行ネットワークってすごいよね。