徳川SIDE
「ふう、ようやっと四教科目も終わりか」
軽く伸びをしてから立ち上がる。
四科目のテスト連続だったのでさすがに少し疲れた。
この後は、昼休みだ。
「うあー・・・・・づがれだー」
ふと近くを見渡せばを見れば明久も机に突っ伏している。
そう言えば官兵衛はどうしているのだろう。
わしの隣を見れば、官兵衛は涼しい顔で本を読んでいた。
「・・・時々気になるんだが、官兵衛、なんでお前はテストの後そう涼しそうな顔でいられるんだ?」
「小生にとっちゃそこまで疲れるような事ではないからだ」
「随分はっきりと言うな。テストごとき戦国の世で策を練るよか簡単だ、と言う事か?」
「そう言う事だ」
さて・・・・・・
「飯にしないか?そろそろ腹も減って来た所だろう?」
明久も向こうで雄二達と昼飯の事について話している
「む、それもそうだな。食堂で良いか」
「そうだな。何にする?」
などと話していていたら、
「おお、お主達も食堂かの?官兵衛に家康」
「え?そうなの二人とも」
秀吉と明久が声をかけて来た。
「うむ。お前達もか秀吉、明久?」
「そうじゃ。良ければ一緒に食べぬかの?」
「一緒に食べようよ!!官兵衛、家康!!」
うん、食事はにぎやかな方が良いしな・・・よし。
「わかった。ご一緒させてもらおうか。官兵衛もそれで良いか?」
「特に問題はないな。付き合おう」
「・・・・と言う事だ」
「分かった。雄二にも伝えてこよう」
すると。
「あ、あの。皆さん・・・・」
姫路殿が声をかけて来た。
「うん?あ、姫路さん。一緒に学食に行く?」
「あ、いえ。え、えっと・・・・・・、お、お昼なんですけど、、その、昨日の約束の・・・・」
昨日の・・・・・・・・・あ。
「もしかしたら、姫路殿、弁当を作って来てくれたのか?」
「は、はいっ。迷惑じゃ無かったらどうぞっ」
と、後ろに持っていたバックを差し出して来た。
おお!!
姫路殿、本当に作って来たのか!!
「迷惑なもんか!ね、雄二!」
「ああ、そうだな。ありがたい」
「そうですか?良かったあ〜」
優しく微笑む姫路殿。
やはり姫路殿は心の綺麗な、優しい子なのだろう、あまり勘の良くないわしでも分かる。
「・・・・・・・・・」
官兵衛は・・・・・・・たぶん明久に珍しく幸せが訪れた事を喜んでいるのじゃないだろうか。
証拠に、明久に向ける視線がいつもよりさらに暖かい。
「そんじゃあ、せっかくのご馳走だ。こんな辛気くさい教室ではなく、屋上にでも言って食わんかね?」
「官兵衛に賛成!!」
「それではそうするとするかの」
どうやらみんなは屋上に行くようだな、わしも飲み物を持ってついて行くと・・・・・・あ、水筒忘れた。
「しまったな・・・・・・みんな、先行ってもらっても構わないか?わしは飲み物を買ってくる」
「なら俺も付き合おう、徳川。昨日頑張ってくれた礼も兼ねてな」
「あ、それならウチも!人数は多ければ多い程良いでしょ」
どうやら二人がついて来てくれるらしい。
「分かった。では行ってくる。みんなは先に食べていてくれ」
「了解だ」
「そうさせてもらうかの」
「分かった!!」
黒田SIDE
「・・・・・・・・・・・」
緊急事態だ。
「・・・・(グッ)」(足ガタガタ)
「あは、あはははははははは・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」(ブルブル)
「あ、お口に合いましたか?良かったですっ」
姫路、お前さんそれは違うと思うぞ。
——ここから回想——
小生達は、屋上にやって来ていた。
『天気がよくて何よりじゃ』
『そうですねー』
外は雲一つない青空が広がっており、清々しい気持ちになった。
『あ、シートもあるんですよ』
姫路がバックからシートを取り出している。
準備も万端、抜かりは無いようだ。
幸い他に人もおらず、小生達の貸し切り状態だ。
『気持ちいいー。ねっ官兵衛』
『そうだな、素直にそう思うぞ』
シートの上に腰を下ろす。
風が心地いい。
『あの、あんまり自信は無いですけど・・・・・』
そう言って開けた重箱には、
『『『おおっ!!』』』
『・・・ほう』
唐揚げや海老フライなどを筆頭に弁当の定番がつまっている。
とてもうまそうだ。
(つーか穴蔵時代はまともな物食っちゃいなかったからな。この時代に来てから何でもうまそうに見える)
『それじゃ、雄二達には悪いけどお先に』
『・・・・・・・』(ひょい)
『あ、ずるいぞムッツリーニ』
なんて考えている間に明久達が食べ始めた。
それじゃあ小生も『・・・・・・・』(バタッ ガタガタガタガタガタガタガタガタ)・・・・・・・・なに?
『・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・』
『わわっ、土屋君!?』
・・・・どういうことだ?
——回想終了——
・・・・・・・・・さっき姫路の飯を食った土屋がかなり豪快に倒れたんだが、これは一体。
というか土屋、お前さん『グッ』とかやってるがそれにしては無事にはとても見えんぞ、むしろ死にかけた落ち武者の様にに見える。
「良かったらどんどん食べてくださいね♪」
・ ・・・・いかん、姫路の言葉が一瞬死刑宣告に思えた。
(官兵衛、秀吉、あれどう思う)
そんな事を考えていると明久が極小ボイスでこちらに話しかけて来た。
(どうもこうも、姫路の弁当だろう。間違いなく)
(演技には見えぬ死の)
(そうだよね・・・・・って秀吉!?何か文字が一文字程不吉になってなかった!?)
(ぬ?そうかの?)
(そんな事行っている場合じゃないだろう。この事を姫路に・・・)
(そんなことダメだよ官兵衛!!)
(・・・ま、お前さんだったらそう言うと思った。しかし、どうする・・・)
はっきり言って、これを無傷で・・・と言うのは難しい。
(・・・・二人とも、体は丈夫かの?)
(正直胃袋に自信は無いよ。食事の回数が少な過ぎて退化してるから)
ちなみに今までの会話は全て笑顔のまま(小生はいつもの表情)で行っている。
小生達の驚愕を悟られないためだ。
さて、それは置いといてこの状況を打開するには・・・・・・
どうもこんにちは。
作者の天魔雅犯土です。
えー、暫く前に行ったアンケートですが、とりあえずそろそろ消そうかと思います。
こんな感じでてきとーにやっておりますが、なにとぞご勘弁を。