バカとテストと戦国BASARA   作:天魔雅犯土

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今回は過去話を少し入れてみました。
反応が良ければこの過去話をちょくちょく入れて行こうかと思います。



BASAテスト 化学

問題 次の気体を重いものから順に並べよ。H=1.0, C=12, N=14, O=16, Cl=35.5
(1) メタン (2) 二酸化炭素 (3) 塩素 (4) 空気

徳川家康の回答 『3 2 4 1』

教師のコメント 正解です、それぞれの空気以外の重さは左から74.44 g/mol、44.01 g/mol 16.04 g/molと成っています。空気は正確な重さ(その他などがあるので)を量りにくいので今回は省略します。


黒田官兵衛の回答『三 二 一 四』

教師のコメント 惜しいですが不正解です。ケアレスミスでしょうか?黒田君らしくも無い間違いですね。というかなぜ漢字で回答を?


土屋康太の回答『3 4 2 1』

教師のコメント これはただあいうえお順に並べただけだと今さっき気づきました。



第十四話『作戦とジャンケンと思い出の写真』

黒田SIDE

 

 

どうも、小生だ。

 

昼食での戦を終えて、今は、作戦会議に入っている。

 

そして早速島田が坂本に質問をした。

 

「ねえ、坂本どうして次はBクラスなの?目標はAクラスでしょう?」

 

ま、その辺りは疑問に思っても仕方ないか。

 

「正直に言おう」

 

坂本が、急に真面目な表情になった。

 

「どんな作戦でもうちの戦力じゃAクラスに勝てない」


 

「それじゃ、ウチらの最終目標はBクラスに変更てこと?」


 

いや、こいつはそんな奴ではない。

 

恐らく、ろくでもない策を考えているに違いない。

 

「いいや、そんなことはない。Aクラスをやる」

 

「雄二、さっきといってることが違うじゃないか」

 

・・・・・なるほど、大体分かった。

 

「クラスでは勝てん、なら一騎打ちにでも持ち込むつもりだな」

 

「正解だ黒田。そのポンコツ頭でよく理解が出来たもんだ」

 

「一騎討ちに?どうやって?」

 

「Bクラスを使う」

 

坂本がそう言うが明久はぽかんとしている。

 

どういう意味か分からんのだろう。

 

「明久、下位クラスが上位クラスに負けた場合はどうなるか、知ってるか?」


 

「え?も、もちろん!」

 

(吉井君、下位クラスは、負けたら設備のランクを一つ落とされるんですよ)

 

「設備のランクを落とされるんだよ」


 

姫路の助け舟は突っ込まずにスルーする。

 

坂本が続けて質問をする。

 

「では、上位クラスが負けた場合は?」

 

「悔しい」


 

「ムッツリーニ、ペンチ」

 

「むむっ!!僕を爪切り要らずの身体にする動きがっ!!」

 

「権現、レンチ」

 

「てめぇ黒田!!その血の染み付いたレンチを何に使う気だ!?」

 

「というかわしに当たり前の様に要求しないでほしいな。まあ、持ってるから良いのだが」

 

「相手クラスと設備が入れ替えられちゃうんですよ」

 

姫路、助け舟ご苦労。

 

とりあえず小生も明久に説明する。

 

「基本的に下位クラスの設備と入れ替えられるのはいやなもんだ。其処をついて交渉に持ち込む」

 

「交渉ですか?」

 

「Bクラスをやったら、設備を入れ替えない代わりにAクラスへと攻め込むように交渉する。設備を入れ替えたらFクラスだが、Aクラスに負けるだけならCクラスの設備で済むからうまくいくだろ」

 

坂本の説明は続く。

 

「それをネタに交渉する。Bクラスとの戦いの直後に攻め込むぞと」

 

「なるほどね」

 

流石、腐っても口のうまさはなかなかの物だ。

 

癪だが、見事に分かりやすい説明だ。

 

明久もしっかり理解できている。

 

「ということで明久、今日のテストが終わったら、Bクラスに宣戦布告してこい」

 

・・・・・まて。

 

おい待て坂本、またあの悲劇を繰り返させる気か。

 

「断る、雄二が行けばいいじゃん」

 

明久も、流石に先日の事を覚えているのか断ろうとする、が・・・・・断りきれるとも思えんな。

 

(権現)

 

(分かった、もしもの時明久について行けば良いんだな)

 

なら対策は先に打っておくまでだ。

 

「そうか、ならジャンケンできめるか?」

 

「ジャンケン?」

 

「ああ、それなら公平だろう」

 

「OK。乗った」

 

やっぱり坂本の口上に乗ってしまったか、明久。

 

もう少し考えろ明久、坂本がまともなジャンケンをするはずが無い。

 

「ただのジャンケンじゃつまらないし、心理戦ありでいこう」


 

これは間違い無い、脅しで来るはず。

 

「わかった、僕はグーを出すよ」


 

「そうか、なら俺は・・・お前がグーを出さなかったらブチ殺す」


 

「へ?」

 

「なら小生は、お前さんが引き分けに持ち込まなければAクラスに連絡を取る」

 

「へ、かんべ「何ぃ!?」」

 

「行くぞ、ジャンケン」


 

「わぁぁっ!」


 

「ちょ、黒田待て!!」

 

慌てる坂本を無視しジャンケンをさせる。

 

結果、坂本はグーで明久もグー。


 

「よし、もう一回だな」

 

「待て黒田!!心理戦はなしにしよう!!」

 

あわてて条件を変える坂本。

 

それで良いんだ。

 

 

 

しかし、結局全力のじゃんけんで明久が負けてしまい明久が行く事に。

 

「絶対に嫌だ」


 

「Dクラスのときみたいに殴られるのを心配してるのか?それなら今度こそ大

 

坂本の全く当てにできない保証とは?


 

「なぜなら、Bクラスは美少年好きが多いらしい」


 

「そっか。それなら確かに大丈夫だね」


 

坂本、なんて事を言う。

 

「坂本。
明久は確かに美少年だがBクラスが美少年好きだと言う証拠がどこにもない」

 

「・・・・・黒田。明久の事、本気で言ってるのか?」

 

「当たり前だ」

 

明久が美少年なのは大前提たる事実だろう。

 

少なくとも明久は不細工などではない。

 

「官兵衛は僕の事を本当に分かってくれてるね・・・って確かにそうだ!!Bクラスが美少年好きと言う証拠がどこにもない!?官兵衛、どうしよう、ぼこぼこにされちゃうよ!!」

 

どうやら明久も理解したらしい。

 

好都合だ。

 

「なら明久、権現を連れて行ったらどうだ?幸い、権現は暇らしいぞ?」(チラッ)

 

(コクッ)「うむ、明久が本当に心配だと言うのならついて行こう」

 

「うーん・・・確かに家康がついて行ってくれるなら安心だね!!分かった、家康」

 

「よしきた。行こうか、明久」

 

そうして、二人はBクラスに宣戦布告をしに向かった。

 

 

 

その後、無事に帰って来た明久を加え、作戦会議が始まった。

 

 

 

明久SIDE

 

 

「官兵衛!!一緒に帰ろう!!」

 

「おう」

 

今日は久しぶりに補習も何も無いので、官兵衛と一緒に帰る事にした。

 

考えてみると、官兵衛と帰るのは久しぶりだ。

 

ここ最近は色々あって官兵衛と帰る事も少なくなっていた。

 

それはとても悲しい事だ、

 

だから、今日こそは一緒に帰ろうと思っていたのだ。

 

「明久のうちの近くまででいいか?」

 

「うん。お願い」

 

 

 

「官兵衛」

 

「ん?どうした、明久」

 

帰り道は綺麗なオレンジ色に染まっている。

 

そんな中を、官兵衛と僕は二人で歩いていた。

 

「次はBクラス戦だね」

 

「そうだな」

 

「今までよりももっと強い相手だよね。勝てるかな?」

 

「何、問題ないだろう」

 

事無げに官兵衛は言う。

 

その表情はいつもと変わらないけど、確かに自信に満ちている。

 

渋い顔に満ちる燻された自信。

 

その表情と自信を見るたびに、僕は官兵衛の事を本当にかっこいいと思うんだ。

 

 

僕は、官兵衛に憧れている。

 

官兵衛はいつでも堂々とふてぶてしいその態度を変えない。

 

しかし、その行動の端々には官兵衛の優しさがにじみ出ていて見ていてとてもかっこいい。

 

それに、僕の事をいつでも考えてくれて、助けてくれて、守ってくれる。

 

僕には勿体ないくらい出来た友人だ。

 

官兵衛、知ってる?

 

僕は、あのときから君に本当に感謝しているんだよ。

 

僕が、官兵衛と出会ったあの日から・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

——回想——

 

 

 

 

 

『ふう・・・・・やっと終わった!!遊びに行こ!!』

 

昔、僕がうんと小さかったときの事。

 

僕は、夏休みの宿題を終えて外に遊びに行こうとしていた。

 

その日は、近くの公園で近所の皆と遊ぶ約束をしていたんだっけ。

 

だから、皆の所に行こうと頑張って宿題を終えて家を飛び出したんだ。

 

楽しみで楽しみで走り回っていたら、いつの間にかいつもの道から外れちゃって。

 

見渡してみても全然知らない景色しか見えなくて、もしかしたらもう家に帰れないんじゃないか、って。

 

そう思ったら。怖くなって、悲しくなって、道端でしゃがみ込んで一人で泣いてたんだ。

 

『おい』

 

そしたら、泣いてた僕に声をかけて来た子がいた。

 

『ふえ?』

 

『こんな所で何泣いてるんだ』

 

それが官兵衛だった。

 

官兵衛はその近くに住んでいたみたいで、その時はちょうど散歩に出ていたらしい。

 

その時、僕を見つけて話しかけて来たみたいなんだ。

 

『こ、公園・・・・・道・・・ひっく、うぇぇぇん』

 

泣きじゃくりながら言ったので、とても文になってなくておまけにどの公園かも言ってないにも関わらず、官兵衛は僕を引っ張って歩き出した。

 

『こっちだ』

 

『ふぇぇ?』

 

暫く歩いて、いろんな裏路地を抜けて塀の上を歩いたりしながら官兵衛は僕の腕を引いて歩き続けた。

 

僕よりも少し背の高く、僕を引っ張って行く自信に満ちあふれた背中は姿はまるで僕にはいないはずの兄の様だった。

 

そうして暫く歩き続けたら、いつの間にかいつもの公園の前に来ていたんだ。

 

皆がいるのを見たら安心しちゃって皆の方に駆け出したのを覚えている。

 

でも、駆け出した時に案内してくれた官兵衛の事を忘れちゃってて、すぐに後ろを振り向いたんだけど、もう官兵衛はいなかった。

 

僕は凄く残念な気持ちでいっぱいになったんだ。

 

会ってお礼が言いたかった。

 

『ありがとう』と一言だけでも言いたかった。

 

それなのに僕はお礼を言うのを忘れて皆の元へ走って行ってしまったのだった。

 

 

 

その夜、僕は家に帰って家族にその事を話した。

 

当然怒られた。

 

でも、僕は構わずある事を聞いた。

 

その子を知らない?、と。

 

今から思えば無謀な質問だったと思う。

 

この近くに住んでいる訳じゃない官兵衛の事を知っている人が家の家族が知っているはずは無い。

 

普通は。

 

『あら、その子だったら姉さんも知っていますよ』

 

でも幸運の女神は僕に微笑んでくれたんだ。

 

 

 

姉さんが学校の授業を終えた放課後に笛を落としてしまい周辺を探していた。

 

その時助けてくれた心の優しい子がいた事を姉さんが覚えていた。

 

それどころか、お礼を改めて言うために姉さんは住所まで聞いていたんだ。

 

そして後日、その子—官兵衛の家にお邪魔してちゃんとお礼を言う事が出来たんだ。

 

その後、官兵衛のご両親の提案で写真を撮る事に成ったんだ。

 

そしてその写真は—

 

 

 

 

 

—回想終了—

 

 

 

 

 

「・・・そうだね。官兵衛がいるなら負けないね」

 

「当然だ。小生の頭脳は本物だぞ?」

 

「よーし!!Bクラス戦頑張るぞ!!」(ポロっ)

 

「ん?明久、何か落ちたぞ」

 

「あ、生徒手帳。ありがとう」

 

「大事なもんだからな、落とすなよ」

 

「うん」

 

・・・・・確かに大事な物だ。

 

生徒手帳をこっそりと開く。

 

そこには、あの日官兵衛と姉さんと一緒に取った写真が生徒手帳のページに折られて挟まっていた。

 

僕の宝物。

 

官兵衛との思い出の一番最初。

 

写真は少し色あせちゃったけど、あのときの気持ちは今も変わらず僕の胸にある。

 

ありがとう官兵衛。

 

これからもずっと仲良くしてね。

 

大好きだよ。

 

・・・・・LIKEだからね?LOVEじゃないよ?

 




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