バカとテストと戦国BASARA   作:天魔雅犯土

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BASAテスト 歴史

問題 五倫の道を説明せよ

姫路瑞希の回答『儒学において人間関係の五つの基本徳目・儒教道徳の基本』

教師のコメント 正解です。姫路さんはこの辺りもしっかりしていると思います。


坂本雄二の回答『オリンピックへ向けて努力する道』

教師のコメントこの回答をする人が一人はいると思いましたが・・・


吉井明久の回答『高校球児が頭を五分刈りにして甲子園を目指す道』

教師のコメント 熱血は嫌いではありません。



第二話『小生と権現と振り分け試験』

「ぬううおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

急がなければ!!

 

学校に遅刻するー!!

 

 

 

小生は黒田官兵衛。

 

小生が赤ん坊になってこの平成の世に来て16年が立つ。

 

どうやらタイムスリップと言う奴らしい。

 

初め、小生はこの事態に戸惑い、慌て、どうしようもなくて、寝て、起きて、起きた時に目の前にあったこの時代の親父の顔を思わず蹴り飛ばし、泣かれ、慰めて・・・・いろいろあった。

 

だが、そんな事をしていてもどうしようもない、と言うこでとりあえずこの時代を生きてみる事にしたのだ。(あのまま囚われの身よかはましだからな)

 

その間、小生はいろいろな事をした。

 

この時代の情報を集め、この時代を見つめた。

 

この時代の文化に触れ、その文化水準の高さに驚いた。

 

そして歴史の事も学んで来た。

 

喧嘩もした。

 

仲間も出来た。

 

料理の勉強もしてみた。

 

卒業もした。

 

青春を謳歌し、生き生きと生きていた。

 

そしていつの間にか高校生になった。

 

戦国の世の思い出は、遠く彼方にあるように思える。

 

悲しくも思えるが、小生は後悔していない。

 

小生は、恐らくもとの時代には戻れない。

 

なら、この時代にしっかりと生きる方が重要だ。

 

この時代で、前向きに生きて来れたのだから、小生は後悔しない。

 

それで良いのだと思う。

 

 

 

さて、そんな小生がなぜ朝からダッシュをキメているのかと言うと。

 

「今日が新学期初日だと言うのに!!なぜ今日に限って目覚ましが壊れる!?」

 

そう、遅刻の危機だからである。

 

どうも昨日のうちに目覚ましが親父の寝相のせいで壊されたのが原因らしい。

 

最悪だ。

 

小生の前世からの不幸は、この時代になっても遺憾なく発揮されるらしい。

 

「初日から遅刻とか!!間違いなく小生が教師から目をつけられる!!」

 

勘弁してくれ!!

 

せっかく今日振り分け試験の結果が出る日なのに!!

 

ドドドドッドドッドドドッドドドッドドドドド!!!

 

「おぉぉぉっぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

ズザァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

 

「はぁ、はぁ、はぁ」

 

「急いで来た所残念だが、遅刻だ、黒田」

 

「げっ!?鉄人!?」

 

小生の前に立っていたのは西村宗一、通称鉄人。

 

いかにもスポーツマン然とした体に浅黒い肌、短髪が特徴な補修の鬼。

 

この男に目を付けられた生徒はろくな目に遭っていないと言う。

 

小生も、この男にだけは目を付けられないようにしている。

 

「貴様、その呼び方をやめんか」

 

「へいへい、申し訳ない」

 

「反省の色が見えんぞ!!」

 

と。

 

「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

ズザァーーーーーーーーーーー!!!

 

あ、これ既視感?

 

「はぁ、はぁ、はぁ」

 

「よう、権現」

 

「ん?ああ、官兵衛か」

 

走って来たのは徳川家康。

 

小生と同じようにタイムスリップした男だ。

 

小生が情報を集めている最中、自分の家の近くに徳川家康と言う名前の男の住む家があるという情報があったので、その男にあってみたら、本人だったのだ。

 

話を聞くと、小生と似たような状況だったらしい。

 

「相も変わらず遅刻か?お前らしいな」

 

「そういうお前が遅刻するのは珍しいな」

 

「はは。わしの目覚ましが壊れていてな」

 

「俺もそんな感じだ」

 

「そうか」

 

「徳川」

 

鉄人が権現に声をかけた。

 

「西村先生、御早う御座います」

 

「うむ、御早う」

 

「すいません、じつは」

 

「いや、いい。これからは気をつけろよ?」

 

「有り難う御座います!!」

 

ちょっと待てコラ。

 

「小生の時と反応が違うんだが?」

 

「当たり前だ、貴様の様な問題児と徳川では差があって当たり前だろう」

 

「その問題のほとんどが事故なんだよ!!いい加減信じろ!!」

 

「あのような人為的な事故があるか!!」

 

ええい、ああ言えばこう言う。

 

「西村先生、そういえばクラス分けは?」

 

む、そうだ。

 

・ ・・・・・というか

 

「小生達は試験の時寝ていたのだろう?F確定だ」

 

「あ。ああ、そうだったな」

 

はぁ。

 

「黒田はともかく。徳川、お前は本当に惜しいな」

 

「申し訳ない。西村先生、信頼を裏切るようなまねを」

 

「いや、良いんだ。徳川の姿勢はクラスごときでは変わりはしないと信じているからな」

 

「・・・・・先生!!」

 

「徳川!!」

 

ヒシッ

 

・ ・・・・・・・あほらしい。

 

「・・・・行くぞ、権現」

 

「あ、ああ。それでは西村先生また補修室で」

 

「うむ、いつでも自習に来い。徳川なら大歓迎だ」

 

「有り難う御座います」

 

と、このように権現と鉄人は仲がいい。

 

まじめな者どうし気が合うのだろう。

 

とっとっとっとっとっとっと・・・・・

 

「というか、権現はクラスなどどうでも良いのだろう?」

 

「ああ、問題は其処にある人と絆だ!!」

 

「やっぱりな、お前はそういう奴だ」

 

「ははっ、官兵衛こそクラスなどどうでも良いのだろう?」

 

「まあな」

 

 

 

ん?

 

ここはAクラスか?

 

ずいぶんとバカでかいな。

 

中をちょっと見てみるか。

 

「権現」

 

「うん?どうした、官兵衛?」

 

「・・・・(ちょいちょい)」

 

「ん?・・・・・これは凄いな」

 

権現の感想も無理は無い。

 

中には巨大な液晶のディスプレイ。

 

生徒達の所には、ノートパソコン、個人エアコン、冷蔵庫等々。

 

「これがAクラスか、凄い物だな」

 

「そうだな」

 

「だが、いくらなんでもやり過ぎだと思うのだが・・・・・」

 

「奇遇だな、俺もそう思う」

 

 

 

さて。

 

「ここが、Fクラスか」

 

二のFと書かれたプレートの下がる教室に着いた。

 

「良い絆が出来ると良いな!!官兵衛」

 

・・・・・ふっ

 

「そうだな、権現」

 

 

 

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