問題 次の文を英語に訳しなさい。
私の姉は獣医になりたい。
徳川家康の回答『My sister wants to be a ved.』
教師のコメント 正解です。簡単すぎでしたね。
島田美波の回答『My sister wants to be a bed.』
教師のコメント 惜しかったですね。しかし一文字間違えるだけでとんでもない意味になってしまっているので気をつけましょう。
土屋康太の回答『I would like to become an elder sister's bed.』
教師のコメント 『私は姉のベッドになりたい』ですか。というかこちらの文の方が難しいような気もするんですが、土屋君はこういう事だと異常な能力を発揮しますね。
黒田SIDE
坂本の発言に不満の声が上がった。
『勝てるわけが無い』
『これ以上設備が落とされるなんて嫌だ』
『姫路さんがいたら何もいらない』
・ ・・・おい最後の奴。
「あはっ、あははっ、」
権現はそれを聞いて悶絶しているし。
因みに試召戦争と言うのは、科学とオカルトと偶然により完成された『試験召喚システム』を使って、テストの点数に応じた強さを持つ『召喚獣』を呼び出して戦い、それを用いたクラス単位の戦争と言う物だ。
当然、Fクラスは最低ランクなのだが、それを承知で坂本は最高クラスのAクラスに試召戦争を仕掛けようと言うのだ。
だから不満の声(最後の奴除く!!)が上がるのは当然だぞ?坂本。
「そんなことはない、必ず勝てる。いや、俺が勝たせてみせる」
坂本がはっきり告げる。
『何を馬鹿な事を』
『できるわけないだろう』
『何の根拠があってそんなことを』
「それを今から証明してやる」
坂本、ずいぶん不敵な笑みを浮かべるな。
どこぞの数珠野郎のようだ。
「おい、康太。畳に顔をつけて姫路のスカートを除いてないで前に来い」
「……!!(ブンブン)」
「は、はわっ」
必死になって顔と手を左右に振る否定のポーズを取る土屋。
あそこまで恥も外聞もなく低い姿勢から覗くとは、異名は伊達ではないか。
そんなにまでして女のスカートの中を覗いて何がいいんだか、小生には全く分からない。
「土屋康太。こいつがあの有名な、寡黙なる性識者(ムッツリーニ)だ」
「……!!(ぶんぶん)」
そんなに否定しても事実は消せんぞ、土屋。
やはり、ムッツリーニという名前は男子には畏怖と畏敬を、(小生は関係ない)女子には軽蔑を以て挙げられるようだ。
畳の跡を手で必死に押さえても無駄だぞ土屋。
既にバレバレだ。
「姫路のことは説明する必要もないだろう。皆だってその力はよく知っているはずだ」
「えっ?わ、私ですかっ?」
「ああ、ウチの主戦力だ。期待している」
坂本の言うとおり、試召戦争をやるなら、姫路はFクラス最大級の戦力になるはずだが・・・・・主戦力って。
もしや小生達の事忘れてないか?
『ああ、そうだ。俺たちには姫路さんがいるじゃないか』
『たしかに彼女ならAクラスに引けをとらないな』
『ああ。彼女さえいれば何もいらないな』
だから最後の奴!!
「あっはっはっはっはっは!!」
権現は相変わらず大爆笑中だ。
SIDE OUT
徳川SIDEE
雄二、うまい事士気を上げているな。
「木下秀吉だっている」
確かに、秀吉の演技力は、生かす機会が多そうだ。
『おお……!』
『ああ。アイツ確か、木下優子の』
「当然、この俺も全力を尽くす」
それは当たり前だ。
クラス間の戦争でその代表が全力を尽くさずにどうする?
『確かに何だかやってくれそうな奴だ』
『坂本って、小学生の頃は神童とか呼ばれていなかったか?』
『それじゃあ、振り分け試験の時は姫路さんと同じく体調不良かなんかだったのか』
『実力がAクラスレベルが二人もいるって事だよな!』
だが、それでも志気は上がる。
さすがと言うべきか。
「雄二め、うまいな。志気がどんどん上がっている」
「それに、吉井明久だっている」
・・・・・シ〜〜ン—−−−−−−
・ ・・・おい。
だがその理由が分かってしまうわしを許せ、明久・・・・・・
「ちょっと雄二!どうしてそこで僕の名前を呼ぶのさ!全くそんな必要はないよね!」
『誰だよ吉井明久って』
『聞いた事ないぞ』
「ホラ!せっかく上がりかけてた士気に翳りが見えてるし!僕は雄二たちと違って普通の人間なんだから、普通の扱いを——−ってなんで僕を睨むの?士気が下がったのは僕のせいじゃないでしょう!」
お前のせいではない、お前のせいではないぞ、明久・・・・・・
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・たぶん。
「そうか。知らないようなら教えてやる。こいつの肩書きは〈観察処分者だ〉」
『・・・・・・・それって、馬鹿の代名詞じゃなかったっけ?』
おい、そこまで言うか?
「ち、違うよっ!ちょっとお茶目な十六歳につけられる愛称で」
「そうだ。バカの代名詞だ」
「肯定するな、バカ雄二!」
観察処分者。
学園の問題児などにかせられる処分の事だ。
明久がこの学園で唯一、その処分を受けている。
「あの、それってどういうものなんですか?」
姫路殿は知らないようだな。
「具体的には教師の雑用係だな。力仕事などの類の雑用を、特例として物に触れられるようになった召喚獣でこなすといった具合だ」
坂本がそう解説する。召喚獣は本来は召喚獣以外の物に触れる事ができない。
最も学園の床には特殊な処理が施されて、立つことはできるらしい。
その点、明久の召喚獣は物に触れられる分、特別仕様なのだ。
だが、物理干渉能力のある召喚獣は召喚獣の負担の何割かを召喚獣の召喚者に伝えるが。
『おいおい。〈観察処分者〉ってことは、試召戦争で召喚獣がやられると本人も苦しいって事だろ?』
『だよな、それならおいそれと召喚できないヤツが一人いるってことだよな』
「気にするな。どうせ、いてもいなくても同じような雑魚だ」
「雄二、そこは、僕をフォローする台詞を言うべきだよね?」
・・・・・
「雄二、言い過ぎだと思うぞ」
官兵衛、『そうだ権現、もっと言ってやれ!!』と言うような顔で見るな。
わしにはこれ以上何も言えん。
「それに・・・・・・」
む、わし達の方を向いたな、と言う事は・・・
「そこの二人もいるからな」
わし達の番か。
さて、士気を上げるとするか。
黒田SIDE
「そこの二人もいるからな」
さて、小生達の番になったな。
「ようやっとわし達の番か」
「待ちくたびれたぞ」
本当に。
『だれだ、あいつら?』
『見た事無い顔だな』
『あいつらがどうだってんだ?坂本』
「こいつらの名前は、徳川家康と黒田官兵衛」
坂本がゆっくりと告げる。
「またの名を————『東照権現』、『機略重鈍』だ」
『『『『『『『『『『なにぃっ!!!!』』』』』』』』』』
凄いな。
小生達、ここまで有名だったのか?
『マジか!?『東(中)の総大将』の『東照権現』!?』
『そういえば聞いた事あるぞ!?黒田官兵衛、またの名を『機略重鈍』って言う、めちゃくちゃ頭が切れるとんでもない奴がいたって』
「わしらの噂、凄い流れているな」
「個人情報もへったくれも無いな」
「とりあえず、徳川に話をしてもらう。みんな、しっかり聞くように・・・徳川」
「ああ」
こつこつこつ・・・・・
権現が教卓に立ったな、さて小生は見ているとするか。
SIDE OUT
徳川SIDE
「みんな、お初にお目にかかるな。わしが徳川家康だ」
とりあえずは挨拶だな。
これが無ければ始まらない。
「さて、先程みんなが言っていた噂は真実だ。それは間違いない」
『やっぱ『総大将』だったのか?』
「ああ、そうだ」
『喧嘩は?』
「少しは出来る」
『『『『『おぉー』』』』』
これくらいでそんな反応をされてもなぁ・・・・
まあいいか。
「それを踏まえて、だ。今度の試召戦争、わしと雄二を信じてやるだけやってみないか?」
みんなを見回しながら、ゆっくりと告げる。
『確かに坂本と徳川なら・・・・・!!』
『でも、勝てるとは限らないだろ』
『システムデスクは欲しいけど・・・・なぁ』
『姫路さんがいれば何でもいい』
・ ・・・不安がって居る者がいるようだな。
その不安を取り除けるか、それが今回の試召戦争に大きく関わるはずだ。
だから・・・・頑張らねば!!
「確かに不安に思うのは分かる。しかし、このままで良いのか!?」
グッ!
「このままなら、『所詮は最下位クラス』だからと言う理由でいわれの無い屈辱を受ける事になるかもしれない!!」
みんなを真っすぐ見て言う。
「お前達は、『所詮は最下位クラス』とバカにされるのをずっと耐えるだけなのか!?お前達は、この学園内で『所詮は最下位クラス』とクズ同然の扱いを受ける事に何も感じないのか!?」
『そんな分けねぇだろう!!』
『耐えられるわけあるかぁ!!』
『クズ同然なんてまっぴらごめんだ!!』
・ ・・・よし!!乗って来た!!
「なら!!わしらの手でその扱いを変えてやろう!!この戦争でその評価を覆してやろう!!」
『そ、そうだな!!』
『何かやれる気がして来た』
『姫路さんがいれば何でも出来る!!』
「無論」
官兵衛が口を開いた。
「小生も全力を尽くす。『機略重鈍』の策略をお目にかけよう」
『まじか!!』
『『機略重鈍』の策略、何か信用できそうだ!!』
『おいおい、それはおまけだろ。官兵衛の腕力こそ期待が置ける』
・ ・・・あれ?
「おいおい、何を言っている。小生は知性派だぞ・・・・・・いや、何だその目は」
「官兵衛・・・分かったから、な」
「何だ権現。その子供を見るような生易しい目は」
言わない方が良いだろう、その理由は。
「この様に官兵衛も力を貸してくれる」
「何か釈然としないがな・・・・」
「みんな、やってやろう。わしらの力を学園に見せつけてやるんだ!!」
SIDE OUT
黒田SIDE
権現の言葉を継ぐ様に坂本が声を上げた。
「徳川の言う通りだ!!全員筆を執れ!出陣の準備だ!」
『『『『『『『『『『おおーーーっ!!』』』』』』』』』』
「俺たちの舐めさせるな!!実力を示して畏怖させろ!!」
『『『『『『『『『『おおーーーっ!!』』』』』』』』』』
「俺たちに必要なのは、卓袱台ではない!Aクラスのシステムデスクだ!」
『『『『『『『『『『うおおーーーっ!!』』』』』』』』』』
「お、おー・・・・・・・」
「・・・・・・・・ふっ」
上出来だ、権現、坂本。
これでクラスの下準備は終わったか。
これより、小生達の快進撃が始まるんだ。
楽しみだな。