バカとテストと戦国BASARA   作:天魔雅犯土

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※今回のタイトルの三人衆は三好三人衆ではありません。
期待されていた方、申し訳ありません。


第八話『放送と復讐と三人衆』

黒田SIDE

 

「無理無理、どうやっても無理だ!!」

 

「ジャンケンですら、勝てる気がしねぇ!!」

 

正直、何か弱いものいじめをしてる気もする。

 

だが、悪いがこうする以外方法が無かったもんでね。

 

「恨むんなら、小生じゃなくて坂本を恨めよ!!」

 

ヅガン!!

 

「「「「「うわー!!召喚獣が!!」」」」」

 

・・・・・・・やっぱり弱い者いじめをしてる様に感じる。

 

以前の小生ならこんな事考えなかったのだが・・・・・

 

やっぱり平和な世に生きて来たからか。

 

「む、無理だ!!退却しろー!!」

 

「撤退、テッターイ!!」

 

と、Dクラスの奴ら下がり始めたか。

 

「今が好機・・・か」

 

ピンポンパンポーン『連絡いたします』

 

ん、この声は須川か。

 

『船越先生、船越先生』

 

船越先生?

 

あぁ、Dクラスの奴らが引っ張り出して来たのか。

 

とすると、この放送でどうにかするつもりだな。

 

・ ・・・・んん?

 

・ ・・・・嫌な予感がするんだが。

 

『吉井明久君が体育館裏で待っています』

 

「おいおい・・・・・」

 

『生徒と教師の垣根を越えた、男と女の大事な話があるそうです』

 

・・・・・・・・・す

 

「須川ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

 

超弩級の厄介事起こしてくれやがって!!

 

恐らくは坂本の指令だろうが、いくらなんでもこれはまずい!!

 

あの、船越先生だぞ!!

 

単位を盾に生徒に交際を迫る様になったという船越先生だぞ!!

 

恐らく出張って来た先生を戦線離脱させる作戦だろうが・・・・・

 

いくらなんでも乱暴すぎる、このあと坂本はどうするつもり・・・・・

 

・ ・・・・・生け贄にするつもりか、明久を。

 

『須川ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!』

 

あ、明久の悲鳴だ。

 

・・・・・・・・・・・

 

よし、そっちがそのつもりなら、こっちもやってやる。

 

さて紙と鉛筆は、と。

 

 

 

徳川SIDE

 

「ふう・・・・・・」

 

どうやら、Fクラスの防衛戦に来ていた敵は全員撤退したようだ。

 

これでようやっと一息つける・・・・・・

 

「徳川ー!!」

 

・・・・・と思ったんだが。

 

「・・・どうした?」

 

「Dクラスの応援だ!!奴ら、お前が出て来たもんでなりふり構ってられなくなったらしい」

 

「そうか・・・・報告ありがとう!!休んでくれ」

 

「おう」

 

とっとっとっとっと・・・・・

 

さて、応援か。

 

突破できぬわけではないが、少々骨が折れそうだな。

 

「それでも、やらねばならないな」

 

信じて任せて「「「徳川!!」」」・・・ん?

 

振り向いたら見覚えのある三人が後ろにいた。

 

「お前達、さっきの」

 

先程わしが下がらせた三人だった。

 

「補充試験、受け直して来たんだ!!」

 

「俺たちも一緒に戦わせてくれ!!」

 

「頼むよ、徳川!!」

 

しかし、そういってもなぁ・・・

 

「お前達の点数では厳しいぞ?下手をすれば戦死してしまう」

 

わしは何故か分からないのだが、皆は西村先生の補修を恐れる。

 

理由は分からないとはいえ、皆が嫌がるならそれを出来るだけ回避させてやりたい。

 

それは、この平和な世の中で生きて来てわしが思った事だ。

 

「構わねえよ!!」

 

「俺たち、バカだしクズだけど・・・・」

 

「でも、助けてくれた人を見捨てて後ろでふんぞり返る程、腐ったつもりはねぇよ!!」

 

「・・・・・」

 

「「「俺たち、徳川を助けたいんだよ!!」」」

 

・・・そうか、そこまで・・・

 

だったら断るわけにはいかないな。

 

「・・・お前達、名前は?」

 

「横溝退!!」(黒髪のつんつん頭)

 

「磯山負!!」(茶髪のウルフカット)

 

「行橋落!!」(白髪のツーブロック)

 

「「「三人揃って、縁起最悪三人集!!」」」

 

・・・・・・不安が拭えない。

 

「・・・・・・・・・・分かった、三人とも聞いてくれ、Dクラスの応援が来るらしい。恐らくその応援がFクラスまでたどり着けば、Fクラスの負けが確定してしまう」

 

それだけの相当な数がくるようだ。

 

「そこで、わしはこの廊下で敵を迎え撃とうと思う。・・・三人とも協力してくれるな?」

 

「おう!!」

 

「あたりまえだ!!」

 

「覚悟は出来てる!!」

 

よし。

 

「良い気概だ。なら、わしを中心に魚鱗の体制をとれ!!」

 

「「「わかった!!」」」

 

フフ、良い返事だ。

 

この三人、とても頼りに・・

 

「「「ところで徳川!!」」」

 

「なんだ!!」

 

「「「魚鱗の体制ってどんな形だ!?」」」

 

「そこからかっ!?」

 

・ ・・なる、のか?

 

 

 

 

明久SIDE

 

先程の放送で否応無しに志気が上がってしまってから少し。

 

官兵衛の作戦がうまくはまり、突如後ろに現れた伏兵によりDクラスは大混乱に陥っていた。

 

よし!!これで暫くは持つ。

 

さらに。

 

「明久、もう少し持ちこたえろ!!」

 

雄二達の援軍も後ろに来ていた。

 

「持ちこたえるどころか、このまま押し切れちゃいそうだよ!!雄二!!」

 

このまま行けば十分勝てる!!

 

けど、

 

「いや、ここは引くぞ」

 

雄二はずいぶん消極的な命令を出した。

 

「なんでさ!?官兵衛の策がはまって絶好のチャンスなのに!!」

 

「少しは考えろバカ。このまま押し切るのはいいがその後に控えているDクラス本隊とどう戦うつもりだ」

 

「う」

 

「それにこの混乱も一時的なものだ。その間に引くのが上策だろう」

 

「・・・・・分かったよ」

 

でもせめて、もう少し混乱させてやる!!

 

まずは、上靴を脱いでガラスに投げつける。

 

ガシャン!!

 

景気の良いガラスの割れる音が響く。

 

『今度は何だ!?』

 

『また伏兵か!?』

 

『もうイヤァ!!』

 

突然の出来事にDクラスの面々がさらに動揺している、ここだ!!

 

「うわっ!島田さん!!そんな物をどうする気だよ!」

 

今後の自分の安全ため、一芝居打ちながら近くに備え付けてあった消化器をもぎとってその安全弁を抜く。

 

ブシャァァァァ!!

 

相当勢いよく溢れ出る消化器の中の粉末。

 

「な、何だ!?」

 

「ぺっぺっ!!こりゃ消化器の粉じゃないか!!」

 

「Fクラスの奴ら、こんな物を伏兵に持たせてやがったのか!!」

 

これでさらに戦線は混乱した。

 

敵の士気もさらに落ちたはず。

 

「島田さん!!いくら撹乱のための伏兵って言ったってそこまでする事は!!」

 

万が一のためもう一芝居。

 

これで敵はこれをやったのが島田さんだと思ってくれるだろう。

 

「Fクラスの島田め!!なんて卑怯な奴だ!!」

 

「許せねぇ!!彼女にしたくない女子ランキングの頂点に据えてやる!!」

 

「そうだ!!在学中には彼氏の出来ない状況にしてやる!!」

 

「・・・・でも男らしくてすてき・・・・お姉様・・・・」

 

・・・・・・・何だか、骨の一、二本ではすまない状況になっちゃった気がする・・・・

 

す、すまない島田さん!!

 

君の犠牲はきっと無駄にはしない!!

 

 

 

黒田SIDE

 

「・・・・・・ふう」

 

あの後。

 

小生の近くに居た敵を一掃、さらに敵の部隊の攪乱を行っておいた。

 

これで暫くは大きな動きは起こせないだろう。

 

「さて、そろそろ戻るか」

 

 

 

「シャアァァァァァァァア!!」

 

状況:明久が鋭い動きで包丁を突き出しブラックジャックを振るい、坂本に襲いかかっている。

 

明久の気持ちはよく分かる。

 

多分須川が実行犯だと思っていた所、坂本が本当の事を暴露、と言った事だろうしな。

 

「あ、船越先生」

 

「ちぃぃっ!!」

 

あ、明久が掃除ロッカーに入った。

 

坂本のやろう・・・・・・・

 

「さて、バカは放っておいて、そろそろ決着を付けるか」

 

いけしゃあしゃあと・・・・・

 

灸を据えてやる、とびきりキツいのをな。

 

「おい坂本」

 

「ん、黒田か。どうだ」

 

「暫くは戦線を元に戻す事もままならないだろう。メタメタにしてやったからな」

 

「そうか」

 

「ところで坂本」

 

「何だ」

 

「これと同じ手紙をある人物の元に送っておいたぞ」

 

「ん?何だこの手紙」

 

『船越先生へ

あなた様の事が好きです。全てが好きです。貴方に会いたくてしょうがありません。俺の気持ちを受け止めてください。追伸 体育館裏に吉井の名前を使って呼び出したのは俺ですどうしても、会いたかったんです。坂本雄二』

 

びりびり、グシャ

 

「黒田ぁぁぁぁぁ!!てめぇなんてことしてくれやがる!!」

 

「安心しろ、時間は試召戦争後にしてある。今は試召戦争に集中しろ」

 

「クソが!!下準備までばっちりじゃねえか!!冗談じゃねえぞ!!」

 

「さ、後もう一仕事だ。頑張ってこい」

 

「クソがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!黒田!!後で覚えてろぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

そういうと坂本は走って出て行った。

 

ふん、いい気味だ。

 

ガチャ

 

「・・・・・・・・・・」

 

ん、明久、出て来たか。

 

「・・・・・官兵衛」

 

「何だ」

 

「・・・・・グッッッッッッッッジョォォォォォォォォブ!!!」(グッ!!)

 

「おう!!」(グッ!!)

 

坂本に対する報復、終了。

 

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