Fate/Table Talk 偽史夢幻奇島ニライカナイ ~虚光のタウミエル~   作:珈琲菓子

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連投してきた所で、そろそろ話のストックが無くなってきたなぁ
本セッションはやっとこさ最終章(アーチャー編の次)に入った所なんだよなぁ
そろそろ開始から丸2年経っちまうんだよなぁ



14 艶や雲海花嵐 後

≪3巡目≫

【槍】

命中判定:成功

ダメージ:20

 

 

「あんたにも譲れないものがあるみたいだが、こっちも負けるわけにはいかねぇんだ」

 

何を成すため、カルデアに来たのか

片時も戦う理由を忘れた事は無い

 

「何があっても勝たせてもらうぜ!」

まるで大刀でも扱う様に、槍の石突付近を両手で持つ

 

「(構えを、変えた…)」

射程距離が伸び、対応できる間合いも広がる

反面、槍の強みである”点”での攻撃(突き)は封じられる

 

「(守りにしても粗末な構え…如何すると言うのだ…)」

 

訝しむアーチャーを他所に、奇妙な構えのまま突進するランサー

 

「ウオオォォオラァッ!!」

互いの間合いが交差する瞬間

回転を加えながら横薙ぎに、槍を力任せに振りぬいた

 

「(躱…否!!、止める…!!)」

2騎の攻撃は想像以上に響いていた

軋む肉体では伸びた射程の攻撃を回避しきれないと悟ると、即座に弓で受け止めに掛かる

 

「(剛性、靭性を最大に…―――ッ!!)」

その選択は正解であり、大いに間違いだった

 

「グ、おおおォアッッッ!!」 

スキルにより弓を強化したことで、衝撃の大部分は殺すことが出来た

それでも、全てを受け止めきる事は出来ず、ホームランボールの如くふっ飛ばされる

 

「…良いのが入ったみたいだな」

槍を持ち直し、吹き飛ばしたアーチャーを見据えて構えを元に戻す

 

「…応よ、効いたわ、効いた…」

飛ばされた先で受け身を取りながら、着地する

直ぐに立ち上がるとも、流石にその足はふらついていた

 

「…まだ立てるとはすげぇな」

「―――子、曰く…”未ダ生ヲ知ラズ、焉クンゾ死ヲ知ラン”…」

四書五経を修める男が、孔子の言葉を語る

 

「死した後だからこそ、分かる事がある」

「へぇ、何だよ…?」

「―――生憎、敗けは大の嫌いなようだ…意地は通させて貰う」

「へっ、ますます火ぃ着けちまったか…」

 

生涯無敗と謳われる男が、死して初めて悟った事

詰まる所、彼は究極の”負けず嫌い”だった

 

 

 

「(出し惜しみをしている場合では無い…片方だけでも先に仕留める…!!)」

 

12世紀・中華北宋

 

中華国内が戦乱に明け暮れ、幾つもの国に分かたれていた時代

たった108人という小人数で国へ反旗を翻した者達が居た

 

万魔殿に封じられし魔星の生まれ変わり

北斗星の元に集う悪漢・梁山泊

 

国への反乱から、国を守る戦いへの変遷

後に”水滸伝”として昇華され、世に広がりを見せた無法者達の戦いの軌跡

 

男は、その豪傑の一人であり、

頭領・宋江の補佐として、幾多の戦場を無敗で駆け抜けた強者である

 

「―――天地、移りゆけど… 極北の星、絶えず朽ちず我等の頭上に輝けり…」

 

空気が一変する

 

絶対零度の殺気

宝具の開帳、その前触れ

 

今までの比では無い集中力

千里眼の全てを使用した追跡

アーチャーの次の行動は、

 

左の手に弓を持つ

その弓は次第に形を変えてゆく

巨きく、強靱く

得物を仕留める為、より最適な形へと進化してゆく

 

「(むぅ、あやつの得物が…)」

 

弓矢作成スキル

武器である小型の複合弓は、和弓を思わせる巨大な弓へと変貌を遂げた

 

「離宮、九柴、天蓬の英…、星主帝車が傍らに咲き輔する事、是天道也…」

 

右の手に槍を現出

有ろうことか、複合弓に槍を番え、そのままギチギチと引き絞る

 

矢の代わりに、槍を放つ心算だ

 

「―――『天英星、不知朽(はなぶさのほし、くちることしらず)…』

これこそアーチャー・花栄 小李広の誇る宝具

梁山泊で唯一無敗を誇った、彼の武の象徴

 

”神箭”そして、”銀槍”

 

銘のある武器では無く、己の腕のみで勝ち取った数々の称号

その全てを合一させ放つ、彼の生涯が込められた一撃

 

限界ギリギリまで張り詰めた状況

無敗の弓から、無敗の槍が打ち出される

 

 

≪宝具対抗判定≫

【弓】

攻撃対象:騎

宝具使用:『天英星、不知朽(はなぶさのほし、くちることしらず)』

  ⇒自身の弱体解除+敵防御↓1d6(3T) 宝具の打ち合いの場合、+2d6の補正を獲得

ダメージ:13

 

【騎】

スキル使用:『善悪判断』…自身に”悪しき子供”特攻付与、NP+10、攻撃↑2d6(1T)

令呪使用:3⇒2

 

対抗宝具使用⇒ライダー判定失敗

 

 

 

「……ふむ」

槍が、放たれる

同時にライダーは考える

 

「(アーチャーが放つ渾身の一射…

  アレは儂が幾ら早かろうと関係あるまい…”当てる”のではなく”当たる”じゃろうて…)」

 

宝具が迫る中、思考だけは妙に冷静だった

 

「(かのペルシアの英霊の一射程でこそ無かろうが…最初から無傷で済ませられるなどとは思っておらんわい…!!)」

 

トナカイに活を入れる

ソリを加速させ、槍へと正面からぶつかるように…

 

「―――爺さんッ?!」

 

瞬く間も無く激突

大質量がぶつかり合い、空気が爆ぜる

爆発でもしたように轟音が鳴り響き、止んだ

 

突風が吹き荒れ、砂埃が舞う

衝撃波で木々は震え、四方八方を落葉が嵐のように飛ぶ

 

「…成る程、これは確かに渾身の一射にして必殺の一射…これを真正面から受けたならば決して…タダでは済むまいよ…」

 

ライダーは無傷でこそないが、健在であった

彼が操るソリも、また同じ

 

「無事だったか」

「あぁ、なんとかのう…間に合ったわい」

 

「(確実に殺った、と思ったが…事もあろうに仕損じたか!!)」

抑えきれない驚愕

絶対に殺すため技を撃った、それでも相手は死ななかった

確実に殺せる自信があった、それでも相手を殺せなかった

 

これが驚かずいられるか

これが屈辱では無く何だ

 

「(…この己の技を、…越えるとは…!!)」

思いがけぬ結果を目に、冷静さを欠く

対し、

 

 

「(痛ぅ…流石は音に聞こえし108英傑、じゃな…)」

額から脂汗と血が流れる

ライダーとしても、今の攻防はギリギリの綱渡りだった

 

「避けられぬならば、一番痛くない箇所に当たる…それでも危うなんだとはのう…」

ライダーの手に輝いていた令呪が一角消費されていた

必殺の一射が着弾する瞬間に使い、自身の宝具威力を増幅・被ダメージを抑えた

 

速度で勝っていなければ、判断が少しでも遅ければ

今頃、トナカイごとライダーに風穴が空いていた事だろう

 

 

「(”豹子頭”に迫る槍手…、”神行太保”よりも疾き者…)」

槍の名手に、神速に迫る者

かつての同胞にも、目の前の敵に近しい者は居た

 

「(大陸の彼方に、これ程の剛の者が居ようとは…我ら梁山泊も、井の蛙だったという事か…)」

 

世間から爪弾きにされた集団・梁山泊

宿星の導きに従い、集まった個性的な荒くれ者達

 

死後も目の前で豪勇を振るうその姿は、雄々しくも美しい

事実2対のサーヴァントを相手に渡り合う

 

「―――だが、良い…これ程の胸躍る戦いは久しい」

 

戦い、争い

梁山泊は、頭領である宋江の理念の元、正しき朝廷に忠義を尽くすことを何よりとした

 

しかし、元は様々な罪を犯した者達の集団

討伐軍を派遣され、初期には朝廷を相手取る事もあった

 

それでも彼らは戦い続けた

朝廷に仇名す者達と、朝廷に巣食う悪と

 

やがて、功績が認められ、正式に恩赦が施される

首領・宋江を始めとした梁山泊の面々は大いに沸き立ち、国のため、本懐のため、従来よりも激化する戦へと赴いた

 

「我らの戦いは、未だ終わらぬ…」

 

梁山泊最後の戦、”方臘の乱”

かつてない強敵との戦いに、宿星の元に集った男達は犠牲を払いながらも進み続けた

 

血で血を洗うような戦の果て

―――彼らは、時代に敗れ去った

 

「聖杯、願望器…破壊すべき、悪なる杯…」

 

武を愛し、武に愛された、無敗の弓手

数々の戦場を無敗で駆け抜けた男の生涯は、やり切れない結末で幕を閉じる

 

”方臘の乱”鎮圧後、訪れたかのように思えた安寧

そんな中、梁山泊頭領にして、花栄の親友であり、梁山泊頭領・宋江は朝廷にて謀殺される

 

凱旋後、軍に復帰した花栄は、その事実を夢の中で知る

荒唐無稽な内容、それでも夢の中の友に導かれ、示す場所へ旅立った

 

「この地に集う我等を、英霊の誇りを嘲る愚者共…今すぐにでも引きずり出し、糾してやりたい所だが…」

仕方ないと言った風に表情を歪める

 

「こればかりは、感謝すべきだろうな…己は、まだ戦う、―――まだ戦える…」

 

 

 

果たして其処に在ったのは、宋江の墓

親友の死に、無情な最後に涙した

何のために戦ってきたのか、自分たちは何を理念としていたのか

 

罪を犯し、背を向けたとは言え、戦いの根底にあったのは、―――”替天行道・忠義双全”

王に代わり賊を討ち、変わらぬ忠義を尽くす

 

命を賭けた忠道は、つまらぬ権力争いによる謀略によって無為に終わった

 

理由は失われた

忠道は途絶えた

 

親友を助ける為、立場を擲ってまで義に走った

そこに後悔は無く、宿星の縁を越えた絆があった

 

誇り高き無敗の弓手は、親友の墓前で首を吊って死んだ

義に生きた男の最期も、また、義に殉ずるものであった

 

敗北を知らない男の、唯一にして最後の敗北

 

―――”まだ、戦える”―――

それは、惨めであると理解しながらも、敗北を受け入れることが出来なかった男の叫びでもあった

 

 

 

≪3巡目収支≫

【槍】HP69/69

   NP51

   スキル:ルーン魔術(残りCT5)

       啜る黒水 (残りCT6)

 

【騎】HP67/48

   NP2

   スキル:善悪判断(残りCT7)

       防御-5(3T)

      

【弓】HP38

   チャージ3⇒0

   スキル:千里眼 ≪残りCT5≫ 命中補正+4(2T)

弓矢作成≪残りCT6≫

 

 

≪4巡目≫

【槍】

命中判定:失敗

 

「(弓で槍を飛ばすたぁ、随分な野郎だ…ソレも、今の爺さんが躱せない程の腕ときた…)」

 

弓で矢以外の武器を放つ英霊は、カルデアにも存在している

赤い外套が印象的なその男は、クー・フーリンやフェルグスとも因縁があるようで、ドゥフタハとしても知らない仲でも無かった

 

「(”アイツ”の場合は剣だったな…、しかも、魔改造して矢の形にしてはいたが…)」

 

流石に槍を、そのまま弓で撃ちだす輩はいなかった

弓使いとしても、槍使いとしても、未知の戦法だ

 

「…そっちもだいぶ乗ってきてるみてぇだが、そろそろ終わらせるぜ」

ライダーすら回避できない宝具を連発されるのは脅威

そう判断し、槍を前傾に構えたまま、アーチャーへと突撃していく

 

「喰らえッ!」

突撃の勢いをそのままに槍をアーチャーの胸元目掛けて突き出す

 

「この程度では終わらんなぁッ!!」

弓を霊体化、続いて槍を実体化

返す刀で、迫る槍を鮮やかに裁き躱す

 

「うおっと!」

「先刻と比べ、随分雑だ…、相方を傷つけられ動揺でもしたか?」

「…チッ、些か気が抜けてたみてぇだ…、思ったより攻撃が入ってたからかもな」

 

槍をすぐさま引き戻し、後ろ跳びに距離をとる

行動、表情から、少なからず焦りの感情が読み取れた

 

「こりゃあ、気合を入れ直さなきゃな…」

 

僅かな情動をも見逃さないアーチャー

ランサーを冷静に分析する

 

「(…若い、…いや青いな… 恐らくは老成する間もなく、死して英霊となったか)」

「(学ばず朽ちるか、学び成長するか…

  後者ならば恐ろしい手合いとなりうる、始末は付けねばなるまい…)」

 

 

【弓】

攻撃対象:騎

スキル使用:『銀槍手』⇒攻撃↑(2d6-1T)+必中状態を付与(1T)

ダメージ総量:1

 

【騎】

スキル使用:

・『聖者の贈り物 』…対象のHPを3d6回復+攻撃命中時にNP+1d6状態付与(3T)

 ⇒HP+7、命中時NP+2

・『無辜なる守護者』…自身のNP↓1d6、防御↑3d6(3T)

 ⇒NP-6、防御+13(1T)

 

 

 

「なれば、此方も気合を入れ直してみるかッ!!」

ランサーの攻撃を裁いたのも束の間

アーチャーは持った槍をそのまま勢いよく振りかぶり、

 

「―――疾ィッッッ!!」

負った傷口から血が噴き出すのも気にせず、全力で槍を投げ放つ

再び、ライダーに向けて

 

「定石じゃの、弱ってる方を落として数的有利を覆すのは! …じゃが、ここでやられる訳にも行かんのじゃ!!」

袋の中より取り出すは、一本のキャンディケイン

それを噛み砕くようにして咀嚼する

 

老体に喝を入れる

キャンディケインにより、活力を引き出した肉体に加えて、更に気合を込めて…

 

「ぬううああああああ!!!」

投じられた槍を、白羽取りの如く受け止める

いかな神秘を用いたか、胴を抜く勢いの槍が致命打となる前に停滞する

 

「……今度は止められたわい…、お主も動揺しとるようじゃな?」

無論、無傷とは行かないが、致命の一撃には程遠い

博打には打ち勝ったようである

 

「違いあるまい…己の全力を賭しても殺しきれぬ相手が現れたのだ、揺れずにはおれん!!」

「ならば是非もなし…まあ揺れている自覚があるならば油断はできぬがの」

 

 

【騎】

命中判定:成功

ダメージ:12

 

 

「さあて、折角じゃから使わせてもらおうかの…」

受け止めた槍を持ち、前方へ構える

 

「こういった武器は専門外じゃが―――」

加速

 

「……これなら関係あるまいよ!!」

消えるような勢いで花栄めがけて突撃する

加速の勢いを利用してのランスチャージ

あわよくば突撃の衝撃で槍が砕け散る事すら目論んでの一撃だった

 

「…態々返してくれるとは、有り難いッ!!」

真正面から受け止める

聖人の肉体を持つ訳でも無く、肉眼で捉えることすら不可能な光速の移動を、まるで先程の攻防の意趣返しとばかりに

 

「…無茶を貼るのう、お主」

「己は、其処な槍兵の如き術は持ち合わせておらんのでな…確かに、返してもらったぞ…!!」

止めどなく溢れるエンドルフィンとドーパミンが、痛みをしかき消しているのだろう

体を貫く槍を難なく引き抜き、構えて見せた

 

 

 

≪4巡目収支≫

【槍】HP69/69

   NP51

   スキル:ルーン魔術(残りCT4)

       啜る黒水 (残りCT5)

 

【騎】HP67/48→弓40→聖者47

   NP8→2→4

   スキル:善悪判断(残りCT6)

       防御-5(2T)

       防御+13(1T)

       聖者の贈り物 命中時NP+2 ≪残りCT7≫

       無辜なる守護者:B  ≪CT5≫

 

【弓】HP38→騎26

   チャージ3⇒0

   スキル:千里眼 ≪残りCT4≫ 命中補正+4(1T)

弓矢作成≪残りCT5≫

 

 

 

≪5巡目≫

【槍】

命中判定:失敗

 

 

「今度こそいくぜぇ!!」

高らかに声を上げ、アーチャーに素早く接近、

 

「オラオラオラァ!」

手数で活路を開くべく、繰り出すは三段突き

 

「(疾く、鋭い、…が!!)」

高速で走る槍の切っ先を千里眼は見逃さない

 

「我が銀槍が、応えられぬ程では無い!!」

槍同士が閃き、火花を散らす

目には目を、三段突きには三段突きを、ランサーに合わせて繰り出した

 

「チィッ!」

3連撃同士が互いを殺し合い、攻防は終わりを告げる

的確な突きによって凌がれたことに複雑な表情を浮かべながら、距離をとる

 

「三段程度では足りんな」

「……そーかい」

手負いにも関わらず、精妙な技によって的確な対応をして見せるアーチャー

その姿に感じるモノが無いと言えば嘘になるだろう

 

攻撃を悉く捌かれる苛立ち

されど、2対1で渡り合う、強さへの賞賛

 

「(ズタボロのアイツは、放っておいてもくたばる……だが、そんなんじゃあ、こっちのムシが収まらねぇ)」

 

チカラを示せないまま終わるのは癪である、と

ただ勝利するだけでは、己が矜持に反する、と

 

「(勝つ事が目的だけどなぁ…それでもよぉ、…勝ち方は選んでもいいよな?)」

 

気に入る勝ち方、気に入らない勝ち方

果たすべき使命がある身の上の為、ソレが合理的判断でない事は理解している

しかし、どうしようもなく心は動かされる

 

 

【弓】

攻撃対象:槍

命中判定:失敗(ファンブル)

 

 

「さて、今度はこちらの番―――」

攻め込もうと力を込めた足が揺らぐ

勢いを失った体はバランスを崩し2、3歩踏鞴を踏んだ

 

「…体は正直みてぇだな」

 

果敢に戦おうとも、結局は2対1

幾度となく槍で、ソリでの攻撃を受け続けた事に変わりは無い

 

脳内麻薬で痛みは麻痺しているのだろうが、いずれ肉体は限界を迎える

その兆候が、既に表れ始めてるのだ

 

「(現界…? …否!!)」

 

精神は肉体を凌駕する

ココロが折れない限り、敗北は訪れない

 

「(動ける内は槍を持ち、戦える内は弓を放つ…なれば、未だ現界には程遠い…!)」

 

動き、戦えるまでが其れ即ち”限界”

倒れ逝くその時こそが、男にとっての限界である

 

 

 

【騎】

命中判定:成功

ダメージ総量:8

 

 

「…流石に向こうも無理が響いてきたようじゃのう」

 

騎兵は隙を逃さず、ソリを駆る

消えるほどの速度で突撃を仕掛ける

 

「…意地が悪いようじゃが、搦め手でイカせて貰ったわい」

 

再び姿を現し、ソリが元の位置に戻る

今回は直接ぶつかった訳ではない

 

ならば、何をしたのか

 

「―――ぐっ、ヌうううううぅぅううッッッ!?」

 

数秒後、アーチャーの耳元で派手な爆音が鳴り響く

 

「あまり使いたい手では無いがの…これで儂のソリを捉え辛くなるじゃろうて」

「(えげつねぇ手を使いやがるな、爺さん…)」

内心、ランサーもドン引く

 

「もっとも、儂が何を言っておるか聞こえんじゃろうが」

 

「(―――この脳髄に響く衝撃、…音か!! 顔に似合わず、やってくれる…)」

 

消える程の速度で加速後、アーチャーの耳元で数瞬だけ停止、再び最大速

速度の緩急が生み出す、聴覚破壊の搦め手である

 

戦場において感覚を失うは致命的

視覚と皮膚の感覚、そして直感のみで2対のサーヴァントを相手取らなければならない

 

「このまま仕留めるぞい、ランサー」

「…応、了解したぜ」

 

詰みに入る

情けも容赦もなく勝ちにいく事こそが、ライダーなりの敬意なのだ

 

「(やってくれる…!!―――だが甘い、愚か也…)」

 

聴覚は暫く使い物にならない

だが、まだ感覚は残っている

 

「(後悔するがいい…潰すならば、この千里眼(め)を潰すべきであった、と…)」

 

なにより、己の眼がある

瞳に映る光明は、未だ消えない

 

 

 

≪5巡目収支≫

【槍】HP69/69

   NP51

   スキル:ルーン魔術(残りCT3)

       啜る黒水 (残りCT4)

 

【騎】HP67/47

   NP4→15

   スキル:善悪判断(残りCT5)

       聖者の贈り物 命中時NP+2(3T) ≪残りCT6≫

       無辜なる守護者:B  ≪残りCT4≫

       防御-5(1T)

    

【弓】HP18

   チャージ1

   スキル:千里眼 ≪残りCT3≫

弓矢作成≪残りCT4≫

       銀槍手 ≪残りCT5≫

 

 

 

≪6巡目≫

【槍】

命中判定:成功(敵ファンブル)

ダメージ総量:13

 

 

「…………はぁ」

槍を地面に突き差し、ランサーは手で顔を覆い息を吐く

 

「(今までの攻撃じゃあ当たらねぇ…、奴も俺の手は見切り始めていやがる…)」

精神を落ち着かせ、槍に手に取り前傾姿勢になり構える

 

「(…駄目ならさらに速くなるしかねぇ!)」

求められるのは、限界を超えた速度、究極の瞬発力

踏み込みの瞬間、筋肉の隆起により、」まるで脚が一回り大きくなったように見え、

 

「フッ!!」

一瞬でアーチャーの元に辿り着き、空を勢いよく裂きながら槍を突きだす

 

「(ッ、馬鹿正直にまっすぐ来たか…!!)」

 

ランサーの足捌き、槍の軌道を正確に捉える

聴覚が奪われようとも、そのぐらいの芸当は容易い

 

「(疾いだけではこの眼は誤魔化せぬ!! 対応など―――)」

 

突き出される槍を止め、いなすべく構えるアーチャー

しかし、彼は1つ失念していた

 

「(剛、槍ッ!! 流し、きれん―――ッ!?)」

 

千里眼はランサーの足さばきを捉えていた

踏み込みのタイミングから、繰り出される槍の挙動も見えていた

 

しかし、

 

「だっ、ラアアアアアアアあああぁぁぁッ!!!」

 

踏み込みでの蹴り出し、筋肉の収縮音、槍による風切り

聴覚をライダーによって無効化された現在では、完璧な予測など不可能である

 

「ぐ、うっ!!」

突き出しの威力を見誤ったアーチャーは、槍を受け止めきれずに弾き飛ばされる

 

「どうだ」

追撃はせず、その場で槍を構えなおす

 

「(響く…!!)」

突き抜ける衝撃に全身が揺れる

直撃は避けたとは言え、肉体の傷に影響が及ぶ

 

「(油断はしていなかったつもりだが、少々心構えが足りんかったな…)」

攻撃の勢いに体を任せ、衝撃を軽減する

地を転がりながらも思考は止めない

 

 

【弓】

攻撃対象:騎

命中判定:失敗

 

 

「(ただでは起きん…!!)」

ランサーの攻撃に態勢を崩されながらも、アーチャーはしっかりと弓を構えていた

その射線上には―――

 

「そこまで、儂を落としたいか…」

 

「(狙い目は―――!!)」

ライダーを捉え、不安定な体勢から3連射を放つ

 

「……じゃが、それまでかのう」

 

不安定な体勢からの3連

加えていかにかの弓兵が絶技を誇ろうが、こうまで競り合えば良い加減に慣れる

 

結果として、その矢は難なく躱された

 

「(…決定打に欠けるか)」

仕留められるとは思っていなかったのだろう

追加の矢は放たず、そのまま体勢と息を整えた

 

 

【騎】

命中判定:失敗

 

 

「良い加減、沈んで欲しいんじゃが…な!」

再三の加速突撃

だが、ライダーも気付くべきであった

 

如何に高速であろうとも、軌道が単調であれば避けるぐらいは出来るのだと

 

「生憎、このような所では未だ沈めないのだッ!!」

横っ飛びに転がり、危なげなく躱す

土に塗れながら、アーチャーはすぐさま立ち上がった

 

「…流石に簡単にはいかんのう」

「己が誇り、己が矜持…簡単に折れては、悪漢の名が泣くわ」

「…だから死んだんじゃろうが」

 

 

 

≪6巡目収支≫

【槍】HP69/69

   NP57

   スキル:ルーン魔術(残りCT2)

       啜る黒水 (残りCT3)

 

【騎】HP67/47

   NP15

   スキル:善悪判断(残りCT4)

       聖者の贈り物 命中時NP+2(2T) ≪残りCT5≫

       無辜なる守護者:B  ≪残りCT3≫

          

【弓】HP13

   チャージ2

   スキル:千里眼 ≪残りCT2≫

弓矢作成≪残りCT3≫

       銀槍手 ≪残りCT4≫

 

 

≪7巡目≫

【槍】

命中判定:成功

ダメージ:10

 

 

「そろそろぶっ倒れやがれよなぁ!」

吼えながら槍を片手で短く持ち、素早く走り出す

 

ふらつきながらも立ち上がるアーチャーへと、槍を振りかぶる

 

「オラァッ!!」

「くぅッ!!」

大振りの槍をスウェーバックで回避

安堵も束の間、ランサーの攻撃は終わらない

 

「まだまだァ!!」

空振った勢いをそのままに、アーチャーの胴体へ回し蹴りをキメる

 

「ぐ、ぬぅッ!!」

槍の間合いよりも更に深い位置

仰け反った姿勢ではまともな回避も出来ず、腹部に蹴りが突き刺さる

 

「…戦い方を変えてきたか」

後ずさる体を、槍を地に突き差すことで強制的に止める

鳩尾に入って苦しいのか、顔を顰め呟いた

 

「ずっと同じ槍なんざ退屈だろ? …槍を使う弓兵さんよ」

返答しながら体勢を整える

 

「…道理だな…子曰く、”學ベバ則チ不固”……頭を使えば、視野は広がる…」

見切り対策の行動に、素直に納得を見せた

 

「だが、視野を幾ら広げようと、千里を見渡す眼を持とうとも、己は、…己達はただ一つの道を生きてきた…」

 

「…此処で己は果てるだろう、…己が成すべき事を、成せないのだろう…」

「あん? …何だよ降参か?」

 

アーチャーは無言で首を横に振り

 

「だからと言って、己が選択を取り消す事は無い、顧みることは無い…己が正しく在る所を成し、真の義を貫くのみ…!!」

 

―――”替天行道・忠義双全”

天(おう)に変わり道を成し、不変の義を全うする

死して尚、滅ぶことの無い梁山泊(かれら)の流儀

 

 

【弓】

宝具使用:『天英星、不知朽(はなぶさのほし、くちることしらず)』…自身の弱体解除+敵防御↓1d6(3T)

攻撃対象:槍

命中判定:失敗

 

 

「我が魔星は”英(はなぶさ)”…星主帝車が傍らに咲き輔する事こそ、天道也…」

 

右手の銀槍を複合弓に番え、ギチギチと引き絞る

 

2度目の宝具

力尽き果てる前の最期の輝き

 

視界はグラグラと揺れている

体中に巡る筈の血液は殆ど流れ出し、思考もまともでは無い

それでも、

 

「―――『天英星、不知朽(はなぶさのほし、くちることしらず)』…」

 

全身全霊を、全肉全骨を、魂を意地を、己が全てを込めて

―――撃ち放つ

 

「(癪だが、認めるしかねぇな…、アンタは確かに強い…この宝具だって、まともに喰らったら終わりだろうよ)」

 

流星の如く突き進む槍の勢いに怯まず見据える

 

「(…こういう状況じゃ無けりゃ、はっきり白黒付けたかったさ…)」

 

ライダーに向けて撃った時と比べ、僅かに速度が落ちている

きっと、今のコンディションで出せる全力なのだろう

 

「―――此処、だッ!!」

襲いくる切っ先を、思いっきり打ち払う

轟音と火花が散り、軌道を逸らされた槍はあらぬ方向へと吹き飛んでいった

 

「ッ!!」

「…こんなもんか…」

 

本来ならば、この程度のアクションで対処できる宝具では無い

全力を発揮するには、蓄積されたダメージが大き過ぎた

 

「…一度ならず二度も、奥儀を捌かれるとは…お前達のチカラは、己が想像していたよりも遥か高みに有るのだな…」

男の槍は折れなかった

ただ、更なるチカラに敗れた

 

「…まぁ、アンタがズタボロの状態でなかったら、厳しかったかもな」

「状況など良い訳に過ぎん…己の最善は、お前達の最善に敗れた、…それだけなのだ」

男の意思は折れない

ただ、2騎のチカラがアーチャーを凌駕しただけだ

 

チカラとチカラ

意思と意志

双方、別の目的があった

 

ただしソレは、共存できるものでは無かった

だから、敵対した

 

「…己にこれ以上の手は無い…だからと言って、手を抜くなどとは考えるなよ…」

「んなことは言われなくても分かっているさ」

 

その言葉を聞き、アーチャーは安心したように頷き

 

「仕組まれた茶番とは言え、戦は戦…武に生き、武に死ぬ……其が悪漢(われら)の生き様よ…!」

星の光を目に宿し、弓を構えて見せた

 

 

【騎】

命中判定:成功(クリティカル)

ダメージ:10

 

≪決着≫

 

 

「それが誇り、それが意地…」

ライダーからすれば虚しいと、感じながら言葉を紡ぐ

 

「奪い、殺し、死んでその果てに何を見る?」

ソリが消え、

 

「何を成したいが故に武を修めた!?」

再び現れる

そして、アーチャーに何かがぶつかった音が三度、遅れて鳴り響いた

 

「―――無、論ッ、己達が掲げた正道が為ッ!!!!」

避けられる筈も無く、攻撃を全て受け止めた

衝撃で途切れ途切れになりながらも、問いに答える

 

攻撃を喰らった勢いで地を転がり、爪跡を刻みながら止まる

芋虫のように這いずるも、腕に力が入らず倒れる

…今度こそ、立ち上がる事は無いだろう

 

「その正道は、誰の為の、何の為の正道か」

「…愚問、だな…、世の、国の為にこそ、他ならん…」

「……良き国のためか」

問う その口調は重々しく威厳が満ちる聖人の物だ

 

「それは、真実だな?」

「この期に及び、嘘など言うモノか…」

「……ならば、佳し 聞きたいことは聞いた」

それで問いは終わり、と告げ

 

「武に行き、武に死ぬ… 次の機会があるかなぞ知らぬが、せめてもう少し他のものに目を向ける余裕を持っておくがいい」

聖人としての言葉を送った

 

「縁さえあれば、その正道にて堂々と救えるモノとてあるだろうからな」

「…”救える”か …あぁ、願わくば、そう在りたいものだ…」

 

 

時代は語る

―――”方臘の乱”

中華・北宋という国において、時代と時代の狭間で起きたこの戦は、大きな転換点であった、と

 

数多くの内乱を抱えていた北宋において、最も大規模な例だった”方臘の乱”

その大元の原因は,、腐敗した政治・新法による汚職増税経への不満

 

梁山泊が掲げた理想、正しき朝廷への忠義

頭領・宋江が最初に起こした乱も、悪しき世を糾す為の物だった

 

歴史は物語る

中華・北宋という国において、”方臘の乱”が国の生命を断つ、大いなる切っ掛けであった、と

 

乱鎮圧後、疲弊した梁山泊は元の勢いを失いつつあった

108居た悪漢達も、度重なる戦によって、その数を減らしていたからである

そこにとどめを刺したのが、宋江の死であった

 

各地での活躍によって厚く取り立てられた梁山泊は、腐敗した朝廷にとって目障りでしか無く、

褒美と称し贈られた毒酒によって、宋江は命を落とすことになる

 

死の間際、宋江は部下に、自分の死後に妙な行動は起こすなと伝えた

 

此処で朝廷に謀反でも起こせば、自分たちのやってきたことは無駄になる

皆の為、梁山泊の名は何があっても汚さないでくれ、と

自らの死を悟った男は、そう言って息絶えた

 

”方臘の乱”からたったの2年、勝利の余韻はあまりに短く、

更に、この宋江の死から7年後、豪傑達が守りたかった国は、腐敗した内政が原因で滅亡した

 

もし、宋江が生きていれば

もし、梁山泊の指揮が完全な物であれば、国は救えていたのか

 

”もしも”、”仮に”の話などは空想でしか無く

黙したまま、歴史が語ることは無い

 

「…己の、敗けだ…」

 

「…侮っていた訳でも、無い、過信していた訳でもない…未だ…死してなお、未熟…」

 

悔恨、無念

”死してなお”という表現の裏に見える心の底

それこそ生前、その死に際にこそあるのだろう

 

遥か遠い記憶

男が親友の墓前に抱いた思い

 

追われる友を救った

国を救おうとした

義を、世に知らしめようと戦った

 

 

けれど、全ては夢となった

 

 

友は死んだ

大勢の戦友が死んだ

 

国は滅んだ

見るも無残に、内から腐り堕ちた

 

最初から詰んでいたのだろう

そもそも、国を救う戦いは、国を滅ぼす戦いでもあったから

 

朝廷への不満から起こる”内乱”

つまりは国の内で、民同士が争う事を意味している

乱は乱を呼び、血は腐敗を加速させた

 

聡明なアーチャーが気付いていなかったとは考えられない

命を賭して戦った、宿星の戦士達

その戦いの軌跡に、果たして意味は―――

 

「この様では、兄弟達に笑われてしまうな…」

 

眼を閉じたまま、仰向けで倒れたまま口元を歪めた

満たされたようでいて、少し悔しそうな、そんな表情だった

 

きっと、意味の有無では測れないのだろう

行きつく先を理解しようがしまいが、彼らは戦いの道を選んだ

 

自分達が描く未来を信じた

互いの行く末を最後まで信じた

 

悔いはある、無念も残る

それでも、自分が行った行動に過ちは無いと、それだけは間違いなく断言できる

 

共に理想のため、義に殉じた

結果がどんなに悲惨な、救いのない物であったとしても、決して変わることは無い

だからこそ、その事実を誇りとして胸に抱くのだろう

 

生前、そして死した後も、全力で戦い抜いた

結末は敗北に終わってしまったが、込められた意味合いは全く異なる

 

友が為、国が為の生前の戦

己がの為の孤独な聖杯戦争

 

納得のいく敗北か、否か

本人が一番よく分かっている事だろう

 

 

自戒の言葉を呟いた後のこと、晴れやかな表情から一転

 

「―――このような、不出来な演目で踊らされてなどいなければ…」

 

静かな怒り、明確な不快感が表情に現れる

”不出来な演目”、”踊らされていた”、と

 

「戦のみならば、肴にもなろうが、これでは笑い話にもならん…」

「それは、どういう…」

 

「この館を探るが良い…色々と教示したい所だが、生憎この通りだ…」

 

既に足先から消滅を始めている

ゆっくりと詳細を語る暇は残されていない

 

「我々が正規の召喚を経ていないのは理解しているだろう…問題は、誰が・何のために行ったか、だ…」

 

「此処には断片的な情報しか残されておらん…結局全てを知ることは叶わなかった…」

 

此処に至るまで、表に出てくる事なく、館で息を潜めていたアーチャー

山に罠を仕掛けるだけでなく、館で情報を探っていたのだろう

 

「お前達が杯を欲するならば止めはせん…

 だが、肝に銘じておけ…如何な物であろうと、”願いが叶う道具”など、あってはならないのだと…」

 

「欲とは、人の業だ…成長を促す事もあるが、堕落を加速させる元でもある…」

 

何か思う所があるのか、複雑な表情を浮かべる

その体は半分程まで消滅仕掛けていた

 

「…子曰く、”君子道ヲ謀リテ、食ヲ謀ラズ”…

 …目先の利益に惑わされる者に、大局など見えはしない…」

 

「戦に集う英霊達も、この館の主も、どれ程の深慮があるのかは知らん…散り逝く者の、せめてもの忠告だ…」

 

「願望に…、近道は無い、仮に有ったとしても…そう見えるだけの幻に過ぎん…」

 

「…情報、感謝するわい 後はこちらでなんとかするからのう

 …だから、大人しく逝くがよい」

「爺さんが先に言ったが、このおかしな聖杯戦争は俺たちが終わらせてやるよ」

 

「あぁ、頼んだ…」

静かに眼を閉じたまま

「杯が顕現したのならば、必ず…黒幕は現れる…悪しき手段を以て、我々を利用した者が…」

 

「…彼奴らは我々を、…集う英霊を侮辱した…必ずや…報いを…――――」

 

そう言い残し、弓兵は消滅した

光の残滓は風に流され、陽の光と区別がつかなくなる

不朽の華は、此処に散った

 

強敵との戦い

達成感はある筈だが、釈然としない気分だ

 

原因はハッキリしている

”聖杯の破壊”

戦争の目的を根本的に否定する言葉

 

戦いは、謎は、未だ残る

 

”不出来な演目”と、アーチャーは表現した

誰が、何のために、仕組んだのか、今回の特異点には不明な点が多すぎる

 

召喚された理由

前例の無いシステム

 

聖杯戦争の裏に隠された謎

人理定礎に罅を入れる程の事態を引き起こした者の正体

 

知るには手がかりが必要だ

そしてソレは、目の前の屋敷にある

アーチャーの発言の真意、憤りの原因も分かる筈だ

 

全ては其処に在る

 

 




後は伏線回収して、ラスボス倒して終わり、閉廷!
でもセッションが進まねーと此処にも乗せらんねーンだわ
従って投稿ペースも落ちンだわ
人生上手くいかねーもンだわ全く
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