武術の天才は世界を巡る   作:ADONIS+

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7.魔法先生ネギま!

 前回は『トリコ』の世界でグルメ細胞の進化させて素の身体能力を大幅に向上させていたが、今回は気のコントロール技術や武術の向上させるために『魔法先生ネギま!』の世界に転生していた。

 

 トリコ世界では何十年と美食屋をやる一方で料理人としての修行も積んでいて、晩年には一流シェフ並の腕になっていました。おかげでグルメ食材を美味しく料理できるので自力で人生のフルコースを調理できるようになりました。

 

 今回の名は青山零菜(あおやま れいな)です。この名前でピンと来たでしょうが、私が転生したのは日本の青山家。つまり京都神鳴流(きょうとしんめいりゅう)宗家です。

 

 そこで近衛詠春(このえ えいしゅん)の妹として生まれた。えっ、名字が違うだろって? いえ、詠春は近衛家に婿養子になったからだけで旧姓は青山なんですよ。

 

 さて、京都神鳴流は生命エネルギーを利用した剣術の流派で主に野太刀を用いるが、武器を選ばないために無手でも十分に戦える。更にこの流派は気で身体能力などを強化して戦うのを主体にする剣術で、念能力の系統が強化系である私とは相性がとてもいいわけです。まあ、京都神鳴流の技には放出系や変化系の要素もあるものもありますが、主体は強化系だから問題なしです。

 

 当然ながら、流派の宗家の一員として私は幼少の頃より京都神鳴流の修行に入りその力もあってめきめきと力を付けていった。

 

 しかし、京都神鳴流は鬼などの人外と戦うことを想定してバカ長い野太刀を使用しています。これでは小回りが利かず対人戦にはかなり不利になる為、野太刀だけでなく、打ち刀や素手での戦闘も連中しておきました。先々の事を考えると必要な事ですし。

 

 そして、詠春が武者修行の旅に出るとそれに同行した。正直言って現代社会では剣術を磨くのに向いていないから詠春と共に「紅き翼(アラルブラ)」に加わって魔法世界で戦った方が何かと都合がいいんですよね。

 

 勿論、ナギたちの戦いに加わるという事は危険極まりなく、死ぬ確率は高いが、転生可能な私はそれで死んでもとくに痛手にはなりません。こうして、ナギたちと共に魔法世界で激しい戦いにいろいろと苦労しながらも戦争終結まで戦い抜いていった。

 

 そういえば、魔法世界でダイオラマ魔法球を見た時に私の別荘を作るのを忘れていたことに気が付いた。前回は『トリコ』の美食食材を養殖することに熱中していたため大型の偽ダイオラマ魔法球を使用していたが、今回はそこまで大きなものでなくていいから個人的に使用する別荘を作ることにした。

 

 ここで何で別の魔法球を用意するのか疑問に思う人もいるかもしれませんが、私が美食食材の養殖用に使用している魔法球は『トリコ』の動植物を養殖しているわけで、私程の実力があればなんとか生活できるでしょうが、そんな危険な場所にある意味本拠地ともいえる別荘を作る気はないです。

 

 実はグリードアイランドで手に入れた指定ポケットカードは美肌温泉などかなり便利なものが多いが、本格的な拠点を持たずに転移や転生をする私にとってそれらの設置型のカードは使いづらかったのだ。

 

 そこで、偽ダイオラマ魔法球でそれらのカードを利用した別荘を作ることを考えていたんですよね。魔法球ならばアイテムボックスに丸ごと収納できるから転移や転生で持ち越すのに便利なんです。まあ、すっかり忘れていましたが、それはいいでしょう。

 

 そこで、戦後に中規模の偽ダイオラマ魔法球を手に入れて、指定ポケットカードをふんだんに使った特別製の別荘を作るのであった。

 

 おかげで美肌温泉、酒海の泉、不思議ケ池、豊作の樹などの摩訶不思議な代物を設置した別荘はやたらカオスな代物になってしまいましたが、便利だからかまいませんよ。

 

 しかし、これでやることがなくなりましたね。私としては原作開始までこの世界にいるつもりないのでそろそろ次の世界に行くとしましょう。

 

 

 

詠春side

 

 大戦が終結して数年がすぎた。現在の私は近衛家に婿養子となり、関西呪術協会の長になった。娘の木乃香も生まれ順風満帆といっていいだろう。

 

 しかし、そんな私にも妹の零菜が行方不明になったという問題もあった。そもそも零菜は剣の才能でいうなら天才と言っていい、剣の才も気の扱いも私の比ではなく、京都神鳴流をあっと言う間に免許皆伝してしまったのだ。

 

 当然ながら、兄の私は優秀すぎる妹と比較される羽目になり肩身の狭い思いをしてしまった。そんなこともあって武者修行として飛び出したのだが、何故か妹もついてきた。私としては妹とは距離を置きたかったのだが、仕方ないだろう。

 

 こうして魔法世界の大戦を潜り抜けると妹は私たちと別れて修行の旅に出た。私としては好都合だったのでそれをとめはしなかったが、それっきり零菜が行方不明になり連絡がつかなくなったのだ。

 

 そんな問題もあったが、関西呪術協会の長となった私には様々な問題を抱えておりそのことにかまけていられなかった。こうして私は日々の仕事に追われて何時しか零菜のことを忘れるのであった。




あとがき

 詠春が少しらしくありませんが、優秀すぎる妹のせいで人格が少し歪んでしまっているからです。現実問題この手の兄弟問題は人間関係にヒビを入れるものです。
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