お洒落に予約投稿なんてものをしてみた私だよ。
無事に投稿できるのか不安でしかないよ。
闇討ちされた。
そもそも、なぜ俺がこんな夜に歩いていたかという理由は、最近黄巾賊が暴れてて一般人みたいなダラーズまでも襲ってるとのことらしいので、できるだけ守って欲しいと帝君に頼まれたからだ。
「で、いきなりチャカぶっ放した理由を聞こうか、黄巾賊の諸君?」
「こ、こいつ、弾よけやがった!」
「テメェらみたいな素人の弾が当たるわけねぇだろ」
「クソ!平和島静雄は始末できたのに!」
「……?テメェ今なんて言った?」
「く、来るな!……へへへっ、平和島静雄はもう撃ってきたって言ってんだろ!早く助けに行けばもしかしたらまだ助かるかもしれねぇなぁ?」
そう言うと、黄巾賊達は逃げて行った。
捕まえてぶちのめしてもよかったけど、それよりも静雄さんが気になる。
さっき聞こえた銃声は静雄さんが撃たれた音だったのか。
体なら当たっても大丈夫そうだけど、もし頭とかに当たってたらさすがの静雄さんでも死にかねない。
早く助けに行かねぇと。
ーーーーー
「……静雄さん、なんでそんな血ダラダラで歩けるんですか?足に弾当たってますよね?」
「クレアか、歩けるもんは歩けるだろ?」
「……一応肩貸しますよ、万が一悪化したら恐いですから」
「悪ぃな、今から新羅の所に行こうと思ってな。鉛中毒が恐ぇからよ」
いや、そうじゃねぇだろ?
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ーーー
ー
新羅さんの所に行ったらなぜか杏里もいた。
セルティさんに相談事があってお邪魔していたらしい。
静雄さんが撃たれた理由が正臣が命令したからという話を聞いて、そのまま飛び出して行ってしまった。
てか俺も初耳なんだけどそれ?
「静雄さん、俺はその紀田正臣と知り合いですけど、そんな命令するヤツじゃないっすよ。俺も襲われましたけど、メンツがこの前ボコした奴等だったんでたぶん逆恨みでしょうね」
「そうなのか?つーかクレアも襲われたのか」
「はい、この前じゃお灸が足りなかったみたいなんでもうちょいきつめに焼入れましょう。……その前に俺は杏里追っかけますけどね」
「わかった、俺もそのうち行くからよ。俺の分も残しておけよ」
「了解っす」
ソファーでくつろいでいる(まだ血ダラダラ)静雄さんは放置しておいて大丈夫そうなので、杏里を追いかける。
杏里が行くところはわかっているのですぐに追い付いた。
途中ヘロヘロになった闇医者を見かけたけどそれどころじゃないので無視してきた。
「正臣の所に行くのか?」
「……紀田君は友達だから」
「いいねぇ、青春じゃねぇか」
お目目爛々とさせて走る杏里に並走する。
胸がすんごいことになってる、もうすんごい。
視界の端で暴れるメロンにどうしても意識が行ってしまうけど、どうにこうにか視線を前に向ける。
これはもはや暴力だよ、視覚の暴力だよ。
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到着してしまえば呆気ないものだった。
杏里がしれっと倉庫の扉斬ったのはさすがに驚いたけど。
斬鉄だよね?あれ結構難しいんだぜ?
俺と杏里が到着したとほぼ同時に、セルティさんが帝君を連れて登場。
そのまま友情してから乱戦モードに突入。
前はいなかった奴等がいっぱいいたので結構向かってくる奴が多かったからそこそこ楽しめた。
いつの間にやら門田さんとか味方が増えてたので、タッグ技とかいろいろやった。
でも、あのリーダー格の奴はいなくなっていた。
なのでセルティさんに頼んで追いかけてるもらう。
高校生達の青春を邪魔するわけにはいかないからね。
「セルティさん、途中で静雄さん拾ってください。近くにいるらしいんで」
『……殺すなよ?』
「やだなぁ、俺達をなんだと思ってるんですかもー」
さすがに殺しはしない、死ぬような目にはあってもらうけどね。
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ルートを予測して奴等の先回りをした。
じゃんけんで順番を決めたら俺が先にやっていいとのことなので、静雄さんより手前で待ってます。
セルティさんにもやるか聞いたけどすごい勢いで首を横に振っていた。
間違えた、あの人首ないんだった、ヘルメットを振っていた。
お、来た来た。
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法螺田達は逃げきれたと安心しきっていた。
だからこそ、道路の先でヘッドライトに照らされるクレアの姿を確認しても逃げようとは思いもしなかった。
そもそも常識的に考えて、普通の人間が正面から車とぶつかって勝てるわけがないのだ。
常識的に考えて、普通の人間が。
「ヒャッハー!バカなんじゃねぇか!テメェにはボコされた恨みがあるからよぉ、このまま撥ね飛ばしてやるよぉぉぉぉ!!!」
アクセルを踏み込んで、真正面から突っ込む。
このスピードで人を撥ねたら殺してしまう、そんな考えは浮かびもしない。
クレアが片足を振り上げている、そんな動きの理由など考えもしない。
過剰に分泌したアドレナリンのせいで、ハイになってしまっていたのだろう。
しかし、彼らの思考は一瞬で停止する。
いや、
車とクレアが衝突しようとした瞬間、クレアが足を振り下ろした。
ちょうどボンネットを踏みつけるような形になった足は、
簡単なテコの原理だ、車の先頭が沈み込めばケツが跳ね上がる。
運動エネルギーはそのままなので、車はクレアの上を飛び越して空中で3回転。
グシャッッッ!!!という轟音を立てながら、再び走行を開始した。
「ありゃ、仕留めきれなかったか。……まぁ、静雄さんもいるし大丈夫だろ」
ーーーーー
法螺田達の思考はしばらく停止していた。
それはそうだろう。
彼等が見たものは、クレアを撥ねる瞬間、凄まじい衝撃と共にクレアが消え、妙な浮遊感とシートに押さえ付けられるような遠心力を感じ、再び衝撃を受けるとボンネットが煙を上げている、そういうものだけなのだから。
しかし、いつまでも放心状態ではいられなかった。
なぜなら、クレアの次は、
もう止まれる距離ではない、標識を振りかぶる静雄に対して、法螺田達にできたことは出来る限り体を車体に隠して小さくなることだけだった。
ゴゥッッ!!!
轟音で振り抜かれた標識は、車の上部を綺麗に切り取った。
もし体を小さくしていなかったら、間違いなく上半身と下半身が泣き別れしていたことだろう。
命拾いした法螺田達は、猛スピードで逃げ出した。
「逃がすかゴラァァァァァ!!!」
しかし、静雄の猛追は終わらなかった。
槍投げの要領でミサイルのように発車された標識は、逃げている車に突き刺さる。
ちょうど運転席と助手席の間を縫うように刺さったそれに、命の危機を感じた法螺田達は恐怖で漏らしていた。
ーーーーー
ーーー
ー
静雄さんさすがだわぁ、やっぱあの人バケモンだわ。
でもアイツらの強運もすげぇな、結局逃げられちゃったし……ん?セルティさんからメールだ。
『アイツらは交機に捕まった。もう逃げられない。アイツらはおしまいだ』
……え、交機ってそんな恐い感じだっけ?
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ーー
ー
事件は解決したらしい。
正臣から謝罪の連絡があった、別に気にするなと言ったけど、アイツ彼女と一緒にいるみたいだった。
リア充かよぶち殺すぞ。
どうやらしばらくの間は彼女と一緒に池袋からは離れることにしたらしい。
彼女と。
ぶち殺すぞ。
帝君と杏里をよろしくとお願いされた。
なんか彼女にちょっかい出されて、『ちょっや~め~ろ~よ~』みたいなことしてた。
ぶち殺すぞ。
ぶち殺すぞ。
街でも黄巾賊の姿を見ることはなくなった、これでしばらくは池袋に平和が戻ってくるだろう。
どうせイザヤさんがまた引っ掻き回すけど、てかたぶん今回の件もイザヤさんが絡んでるけど。
なんかいきなり電話かかってきてチャットルームに誘われた時、それとなく聞いてみたけどはぐらかされてしまった。
クルリとマイルは可愛いのになんで兄貴はあんなんなのかな?
ちなみにクルリは巨乳だ。
巨乳だ。
「……スケベな顔してる」
「心外な!俺がいつスケベな顔をしたっていうんだ!」
「ふざけてないで、早く操作して」
「はいはい、ったく、まさか杏里にネットの事を教えてもらうことになるとはな……。はい、これでいいのか?」
「うん、後は名前を決めれば大丈夫」
名前かぁ、……Xとかでいいか、紅好きだし。
「これでよし、そんじゃ早速挨拶してみるか」
えーと、今のチャットの流れを読んで……。
X 『甘楽さん死ねばいいのに』
と!
長い戦いも終わりを迎えた。
ここから先はもう引き返せない修羅の道。
さすがにアニメ三期分は長ぇだろ。
さぁ、俺にやる気を出させてみろよ!
やれるもんならな!
(・)(・)