デュラララ!!に強いの入れたかった   作:グラン(団長)

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オッパイって響きがいいですよね。
ッを含ませることにより、一瞬音を貯め、続くパの威力が格段に高められている。
大きな声で口に出すと、羞恥心とわずかな達成感、そしてモラルからの解放感で胸がいっぱいになる。
さぁ、みんなも大きな声で言ってみよう。

オッパイ!


12話

「ゾンビですね」

 

「……ゾンビだね」

 

 

幽さんが久しぶりに池袋来たから一緒にロシア寿司行ってそのまま車で家まで送ってもらってるとき、道の真ん中にゾンビが落ちてた。

クソ!俺と幽さんのドライブを邪魔するとか、どんだけ空気読めないゾンビだよ!

クルリとマイルに首なしライダー探しに誘われてたけど、幽さんとの寿司のが優先事項だから嘘ついてまで来たってのに!

 

 

「轢きますか」

 

「いや、この人まだ生きてる」

 

「ゾンビなのに生きてるとは……。さすが幽さん、ギャグセンスまで一級品だぜ」

 

「……とりあえず運ぼう」

 

「うす、……あれ?このゾンビ女っすね、なかなか鍛えてるみたいっすけど」

 

 

 

ーーー

ーー

 

 

 

ゾンビマスク取ったら有名人だった。

渡草さんの女神である、聖辺ルリだった。

いや、俺はあんまりテレビとか見ないから、映画館派だからよく知らないけど、よく渡草さんが写真とかグッズとか見せてくるから顔は知ってた。

いや、確かに美人だけどね?おっぱいがねぇ……。

もうちょっと大きい方が好みなんですわぁ……。

聖辺ルリさんはまだ寝てるので、幽さんに看病を任せてかかってきた電話に出る。

 

 

「はい、もしもし」

 

『もしもしクレ兄!幽平さんとロシア寿司に来たって本当!?なんで私達誘ってくれなかったの!!!幽平さんが来てるなら首なしライダーなんて放っておいてお寿司食べに行ったのにぃぃぃぃ!!!』

 

「……ナンカ電波ワルイナココ、クレアヨクキコエナイ」

 

『こらーーー!!!今ロシア寿司にいるからクレ兄と幽平さんが来たって知ってるんだからね!!!』

 

「……さらばっ!!!」

 

『あっ!?』

 

 

クソ!店長言いやがったな!!!

しかもよりによって一番面倒くさい奴等に!!!

次会ったとき絶対うるさいよなぁ、やだなぁ……。

とりあえず幽さんにサインでも貰っておいてやるか。

 

 

……部屋に戻ったら聖辺ルリさんが幽さんに馬乗りになっていた。

 

 

「……ス、スキャンダルッ!!!」

 

「「!?」」

 

 

早とちりでした。

いや、だってどう見ても逆レの現場だったんだもん。

話を聞くと、どうやらルリさんをやったのは静雄さんだったらしい。

そりゃしゃーないわ、いくら鍛えても静雄さんには勝てないよねぇ。

 

 

「じゃ幽さん、追っ手は俺が蹴散らしときますわ」

 

「ありがとう師匠」

 

「いえいえ、幽さんもルリさんもお気をつけて。なにかあったら言ってくれればすぐ駆けつけますから」

 

「あの、ありがとうございます」

 

 

よし!二人のサインも貰ったし、外でコソコソしてる奴等を蹴散らすとして帰るとしますか。

幽さんの家張り込むとか許せねぇ、誰だか知らねぇが地獄見せてやる。

 

 

 

ーーーーー

ーーー

 

 

 

あの後、無事に外にいた奴等はボコしてひん剥いた。

さすがに幽さんとルリさんの熱愛報道あったときは驚いたけどね。

 

そんなこんなで今日はクルリとマイルに呼び出されています。

クソ、絶対文句言われる。

……しかーし!昨日貰っておいたサインあるからな!

ちゃんとクルリちゃんへとマイルちゃんへって書いてもらったもんね!

 

お、噂をすれば二人が……なんでキスしてんだあいつら?

しかもなんか暴走族みたいのに絡まれてるし、白い虎柄とか美的センス死んでんじゃねーか?

 

 

「……あ!クレ兄だ!」

 

「……(クレ兄)

 

「あぁ!?誰だテメェ……っ!?ちょっ!痛い!痛いッ!」

 

「大人数で女の子囲むのは男のやることじゃねぇだろうが、ちょっと痛い目見た方がいいなお前ら」

 

 

頭掴んでプランプランさせてたら門田さんが現れた。

 

 

「門田さん、お疲れ様ですー」

 

「クレアか!相変わらずムチャしてんな、コイツら数だけは多いからよ、とりあえずボコして車乗れよ」

 

「ちょうど渡草さんに渡したい物もあったんで了解っす」

 

「そりゃいい、アイツ昨日のスキャンダルで落ち込んでるからよ」

 

 

あ、一人だけ逃がしちった。

まぁ何人来ても同じだから構わないんだけどね?

 

 

「クレ兄!私達は怒ってるんだよ!私達からの誘いを断っておいて!しかも自分は内緒で幽平さんとご飯行くなんて!」

 

「……(ひどい)

 

「悪かったって、もちろん俺も悪いと思ってるんだ。でも、幽さんは騒がれるのが好きじゃないから仕方なかったんだ。しかし!!!そこで俺は幽さんに頼んで君達にプレゼントを貰ってきた!……さぁ!受け取るがいい!」

 

「プレゼントなんかで私達、が……、これは!?!?」

 

「……(すごい!!!)

 

「……なぁ、早くしてくれねぇとあいつらまた来るぞ?」

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

「渡草さん、元気出してください。……これをプレゼントしますから」

 

「クレアか、俺はもう……こ、こ、こ!これは!!!」

 

「聖辺ルリ直筆サイン、渡草さんの名前入りです」

 

「クレアぁぁぁぁ!!!お前は神だぁぁぁぁ!!!」

 

「ちょっと待て渡草!?嬉しいのはわかるが少しスピード落とせぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

「あれ?あれ杏里じゃん、それに帝人君と知らない子もいるな。相変わらず乙女ゲーみたいなことしてんなあいつ」

 

 

外を見てたらヤンキーに絡まれてる杏里達を見つけた。

ありゃ後輩かな?

……さすがおっぱい。

なんか攻略対象がどっちも戦力無さそうな見た目してるから助け行くか。

 

 

「ちょっと行ってきますわ」

 

「おう、ついでにアイツらも乗せちまえ!今の俺なら何人でも運べるぜっ!!!」

 

「乗車人数がどうかんがえても……、いや、なんでもない」

 

 

近づいていくと杏里が気づいたみたいだ。

ヤンキー達は帝人君のバックに夢中で気づいてない。

 

 

「年下からカツアゲするもんじゃねぇぞ」

 

「あぁ?お前は……!?あの時のッグフッ!!!」

 

「ほーら、年上系幼馴染のクレアお兄さんだよぉ、ヒロインがピンチになると駆け付けてくれるお助けキャラだぞぉ」

 

「お前なに言ってぇぇぇぇ!?!?!?」

 

「ギャーーー!!!」

 

 

瞬殺であったと。

そのまま杏里と帝人君、そしてイザヤさんっぽい雰囲気の年下系男子も車に乗せる。

どうやら年下系男子はクルリとマイルとも知り合いらしい、こいつ、……まさかギャルゲの主人公か!?

 

 

「おい、帝人君。あの子には気を付けた方がいいな、君のライバルになるかもしれないぞ?」

 

「いえ、どちらかというとクレアさんの方が……」

 

「ありゃ首なしライダーじゃねぇか」

 

「え、あ、本当だセルティさんじゃん。あの人も追われてんのかウケる」

 

 

セルティさんも暴走族みたいのに追われてた、そういやセルティさん賞金かかってるんだっけか。

すげぇ、しゃべれないからか門田さんと携帯投げ渡しながら会話してる。

器用なこっちゃ。

 

ワゴン車とセルティさんは並走しながら一緒に逃げる。

たまに近づいてくるヤツを窓から殴ったりしてるけど、なかなかいなくならねぇな、ゴキブリみたいだ。

白いのにゴキブリとはこれいかに。

と、高架下を抜ける直前、セルティさんがドリフトして停止した。

あの人一人で足止めする気だな?

そんな格好いいことさせるわけにはいかない!

 

 

「ちょっと俺も行ってきますわ」

 

「は?まだ走行中……って行っちまった」

 

「うわぁ!クレ兄すごい!無傷だよ!」

 

「……(すごい)

 

「クレア……」

 

 

高架下ではセルティさんと白バイク達が睨み合っている。

……てかセルティさんのバイクに乗ってる荷物から人の腕飛び出てるんだけど、なにあれ死体?

 

 

「セルティさん、……とうとう殺っちゃったんすね」

 

『ち、違う!あれは仕事で運んでたんだ!あんなものが入ってるなんて知らなかったんだ!』

 

「いやでもあれはさすがに見つかったら、……うわ、なんか人出てきた。もしかしてエスパー伊藤さんかな?」

 

 

バックにつまってたのは死体じゃなかったらしい、よかった。

出てきたのは、顔面に包帯を巻いた背の高い男の人だった。

バックから出てそのまま、こちらに殴りかかってきたヤンキー相手に無双を始める。

 

 

「……え、なにあの人、セルティさんの知り合い?しかももう一人首なし騎士みたいなのも増えてるし」

 

『あれは……』

 

 

いつの間にか、西洋風の鎧に身を包んだ首なし騎士もいて、これまたヤンキー相手に無双していた。

 

 

「やべぇ、俺の分なくなっちゃう!ちょっと行ってきますわ」

 

 

首なし騎士さんとは反対方向を担当することにしよう。

門田さん達のワゴンがこっち来るのも見えるし、早くしないと俺の分本当になくなっちゃうって。

 

 

「バイクがなんぼのもんじゃーーーー!!!」

 

「うわ!?こいつバイク持ち上げやがった!?……ちょっと待て、お前俺のバイクどうするつもり」

 

「知ってるか?池袋ではトラックまでなら装備アイテム扱いなんだぜ?」

 

「いや、そんなわけゴハァッ!!!!」

 

「おらぁぁぁぁ!!!」

 

「ぎゃーーー!!!」

 

 

 

ーーーーー

ーーー

 

 

 

楽しくなっちゃって暴れてたらセルティさんに止められた。

首なし騎士さんはどうやらルリさんだったらしい、声がそうだったよ。

あともう一人の包帯さんは杏里に罪歌されてた、目が赤く光ってたからね。

あの後、セルティさんが大嫌いな交機が来ちゃったから、近くに来てた杏里を捕まえて、セルティさんのバイクで逃走した。

影でサイドカー作れるのいいよなぁ、便利だよなぁ。

でも、なんで俺か杏里を後ろに乗せなかったの?

二人でサイドカーとか密着不可避で大変だったんだが。

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

で、俺は今何をしているかというと……

 

 

「エゴールさん、白菜は斜めに切ると味がよく染みて美味しいんですわ」

 

「なるほど、勉強になります」

 

「やったー!クレ兄の手料理だー!エゴールさん!クレ兄の料理は絶品だから、作り方しっかり教えてもらってね!」

 

(おいしい)

 

 

クルリとマイルとあの時いた包帯さんこと、エゴールさんと鍋を作っています。

エゴールさんは外人さんらしく、ロシア寿司のメンツと知り合いとのこと。

ロシア人キャラ濃いなぁ、……いや、池袋人もどっこいか。

 

実はセルティさんの家で鍋するって言われて誘われたんだけどね、クルリとマイルにサインだけじゃ足りないって言われたからこっちで鍋することになったんだよ。

理由言って断ったら杏里にジト目で睨まれたけど。

 

 

「そういやイザヤさんは誘わねぇの?」

 

「イザ兄?そういえば誘ってないね、別にいいんじゃない?ね、クル姉」

 

(いなくてもいい)

 

「さすがに可哀想だろ、いくら性格がネジ曲がってて人間的に終わっててたぶん友達なんて片手ほどもいないんだろうけど、あの人も人並みに寂しがるでしょ。ほら、チャットルームでボッチかましてるもん」

 

 

たまにはあの人にも優しくしてあげよう、一応友達だからね。

 

 

「もしもしイザヤさん?今クルリとマイルとエゴールさんと鍋してんだけど来る?」

 

『……いきなりだね、急にどうしたんだい?君から鍋に誘われるなんてね、君はしずちゃんと仲がいいからてっきり俺のことを嫌いなんだと思ってたよ』

 

「確かにイザヤさんすぐ裏でコソコソするし、隙あらば静雄さん厄介事に巻き込もうとするから静雄さんほど好きじゃないですけどね」

 

『フフフ、ひどい言われようだなぁ。俺はただ、人が好きな』

 

「でも友達ですからね」

 

『……』

 

「波江さんも一緒なら連れて来てくださいよ、材料多めに買ったんで……あれ?イザヤさんどうしました?友達に鍋誘われるなんて経験初めてで感動して泣いてます?」

 

『……ふっふっふっ、いや、そういえばそうだったね。……わかった、もう少ししたら行くよ』

 

「了解っす、じゃ……。と、いうことでイザヤさんと波江さんも来るってよー」

 

「えぇー!波江さんはいいけどイザ兄も来るのー?」

 

「……(おにくたりない)

 

「いや、クルリさっきから肉しか食ってねぇじゃねぇか。ちゃんとマイルみたいに野菜も食えよ」

 

「そうだそクル姉……はっ!?もしかしてクル姉のおっぱいがこんなに大きいのは肉をいっぱい食べてるから!?こうしてはいられない!クレ兄!お肉じゃんじゃん持ってきて!」

 

(そんなにもまないで)

 

 

目の前でマイルがクルリの胸を揉みしだきながらなにかを叫んでいる、しかし聞こえない。

もう俺の目には自由自在に形を変えるおっぱいしか見えないからだ。

 

 

「エゴールさん、……あれがジャパニーズ浪漫ってやつですよ」

 

「なるほど、この光景が……」

 

 

この人なかなか話がわかるようだ、俺たちは固く握手を交わした。

 

結局イザヤさん達が到着した頃には、お肉だけクルリとマイルによって食い尽くされてしまっていた。

なので、肉を買いに行く人を決めるためにじゃんけんしたのだが、イザヤさんが買いにいくことになった。

 

ぶつくさ言いながら、しぶしぶ買いに行ったけどごめん、俺が全員の出す手を見てイザヤさんが負けるように調整してました。

 

 

「……やりますねクレアさん」

 

「やっぱりエゴールさんにはバレてましたか。イザヤさんには静雄さんとか杏里がお世話になってるんで、ちょっとした嫌がらせです」

 

 

ネタばらしして、全員で笑っていたのはイザヤさんには内緒である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この後戻ってきたイザヤは、顔を見てクスクスするメンバーにわずかな疎外感と疑問を感じながらも、おいしい鍋が食べられましたとさ。

クレアは杏里に次会った、新羅宅での鍋パーティーの集合写真を見て、新羅の義母であるエミリアさんのおっぱいを見て、行かなかったことを深く深く後悔します。
てかマジ泣きします。
オンオン泣きます。
杏里にゴミを見るような目で見られます。
ご褒美かよ。
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