氷結の女王   作:雪楓❄️

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忙しく、他作品の更新すらままならない状況なのに新作を書くと言う愚行に走りました…。

あと1ヶ月ほどで、受験なのでそれが終われば以前のように毎日投稿出来ると思いますので暫しお待ち下さい!

取り敢えず、新作です!
どうぞ!!


第1話

この世界に来て何年経っただろうか……。

 

【転生】

よくラノベの世界で巻き起こる現象で大抵は前世の記憶をそのままに、チート地味た能力を貰い異世界にて新しい生を受けるというもの。

私もその例に漏れず、前の世界で死を迎えてこの世界へと来た。唯一違う所といえば、私は自分が死んだ時のことを覚えていない。この世界で目を覚ましたときに頭の中に響いた不思議な言葉のおかげで何とか状況を把握出来た程のものだ。

 

(………あれ以来、あの声も聞こえない)

 

転生直後に聞こえたその声は、私に与えられたスキルとこの世界の簡単な説明を一方的に言って以降現れることはなかった。唯一、似たような声が現れたのはずっと前のこと。私が【魔王】と呼ばれる存在になった時に、スキルがどうとか言う話を告げただけだ。

 

「………それにしても暇だ」

 

この世界に転生してから魔王と呼ばれるまで、私はある小国に遊びに行っていたがそれも今ではもう叶わない。

今ではやることと言えば、同じ魔王であるフレイとミリムの世話をしたり、ギィとお茶をする程度。領地を持つ、他の魔王たちと違い領地を持たない私は基本的にやることが無い。放浪ぐらいしかやることがないため、ちょくちょくギィに「居場所がわからないだろ!」と怒られるがやることがないのだから少しぐらいは許して欲しいものだ。

 

「……仕方ない、あそこに行ってみるか」

 

最近生まれたというオークロードがオークを率いて進行しているというジュラの大森林。最近になって、ヴェルザードの弟であるヴェルドラが消滅したという噂もあり、私も少し興味が湧いていた場所でもある。

魔王同士の条約で不可侵となでてはいるが、元々ヴェルドラの封印を解かないための条約だし、当の本人の反応は既に無くなっている。さらに言えば、ミリムやフレイ、ギィにも一応探索の許可は貰っているから大丈夫であろう。

 

 

「楽しいことあるといいんだけどなぁ」

 

私はスキル【時空之王】により、ジュラの大森林の指定した座標へと移動した。

 

 

◇◇◇◇

 

 

「……よっと。あれ、もしかしてお邪魔しました?」

 

私が到着したのは村の集会場のような場所。

会議をしていたのだろう、集まっていた村人?たちは突然現れた私に驚いているのか大口を開いている。

驚いていたのも一瞬で、集まっていた村人?たちは私への警戒を高め1人を守るようにして防御体制をとった。

 

「お前、何者だ……」

 

そう聞いてきたのは水色の髪色をした少女。

彼女を守るようにしている辺りを見るに、彼女がこの村の長と考えていいだろう。

 

(……それにしても、彼女の魔素量はかなりのものね。それに彼女からは面白い匂いがするね)

 

彼女の周りにいる配下は、ざっと見るだけでもかなり高ランクの魔物が多い。以前、この森に来た時にはこんな魔物達はいなかったはず。

 

「………あぁ、私はシヴァ・サーガ。強力な魔物の反応が複数あったから興味が湧いてね」

 

「「「なっ……」」」

 

当たり障りがないように私は自己紹介をしたつもりだった。だが、実際は目の前の村の魔物たちは私のことを信じられないような目で見ている。

 

「…………貴女があの【氷結の女王】ですか」

 

冷静な声で私に聞いてきたのは、明らかに空気の違う女性。

 

「あなたは?」

 

「私はドライアドのトレイニーと申します」

 

深くお辞儀をする彼女からは気品の高さのようなものが感じられた。それにしても、森の管理者である彼女がなにをしているのだろうか。

 

「……それで、魔王である貴女がここに来たのは興味が湧いたからだけですか?」

 

そう聞いてきたのは大きなゴブリン。

以前見たことがあるゴブリンとはかなり違うため、ホブゴブリンと呼ばれる上位種族だろう。

 

「うん、まぁね。そのつもりだったんだけど、どうせ暇だしそこの貴方にも興味が湧いたんだよね。だから、少しここに居させてもらおうかな?どうかな、君」

 

そう言って私が指さしたのは勿論、水色の髪色の彼女。

 

「今はそれどころじゃ………」

 

とそこまで言いかけたところで周りの配下の人達がその子の口を塞ぐ。

大方、私が力にものを言わせるとでも思ったのだろうがそんなことはするつもりもない。

 

「そうね、だいたいの状況はわかってるわ。見たところ、オークロードを討伐しにいくのでしょう?滞在を許可してくれるならお礼という訳では無いけど、その間この村を守るっていうのはどうかな?」

 

そう易々と信用して貰えるとは思っていない。

私があちらの立場なら、魔王が殆ど無償で他人の領地を守るなんて言われても疑ってしまう。だが、それ以上に魔王相手に逆らうという選択肢もないのも事実。

 

水色の髪色をした少女は少し熟考した後に信じられない言葉を放った。

 

「客人に村の防衛を任せるのは気が引けるが………、お願いしてもいいかな?シヴァさん」

 

まさか客人扱いされるとは思ってもおらず、私は少し呆気にとられてしまった。

 

「あ、うん。君たちが帰ってくるまでこの村を守れたら少し君と話がしたいんだけど、大丈夫かな?」

 

「おう!」

 

「そっか、それじゃあ暫く厄介になるね」

 

領主?である彼女が私のことを認めたことで、先程まで配下の者から滲み出ていた敵意も収まった。代わりに、違う視線を感じるが私は気にせずに部屋の隅っこに立つことにした。

私が隅に寄ったことで用件が終わったことを察したのか、彼らは会議を再び始めた。

 

途中、偵察から戻ってきた鬼人の1人の隠密の技能に驚いたこと以外、私は終始彼らを眺めているだけだった。

 

 




シヴァ・サーガ
【氷結の女王】??種

氷の精霊であるシヴァの生まれ変わりとして転生。
魔物ではあるが見た目は殆ど人間と変わらず、服は何時でも着物である。


スキル

アルティメットスキル
・??
・時空之王

ユニークスキル
・????


その他気になる設定がありましたら、感想に頂ければ答えられる範囲で応えたいと思います!



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