1-1章
1-1章①
ここはどこにでもあるような町、上院町。そのまちはずれには「地獄堂」と呼ばれる薬屋がある。その店内では、荷物を動かす音と人の声がした。
てつし「だ~も、これ絶対終わらね~」
椎名「一生終わらないじゃないか」
リョーチン「え~じゃ僕たち一生帰れないの~」
彼らこそ「イタズラ大王三人悪」、この町で知らないものはいない存在である。そんな彼らを笑いながら見ている老人。
オヤジ「ひひひひ」
店主のこの老人は今日も薄暗い店内で猫のガラコと一緒に座っている。今日、3人は店の整理をしているが荷物の量が多くて苦労している。
てつし「ちくしょう~こんなことなら、学校にいっていればよかった」
椎名、リョーチン「ほんとほんと」
そう言いながら荷物の整理をしていたら棚から1枚の紙が落ちてきた。
てつし「なんだこの紙は?」
と落ちてきた紙を拾うてつし。そして一緒に紙を見る椎名とリョーチン。
リョーチン「うわー、きれいな紙だなー」
椎名「これは名刺だ」
とリョーチンは素直に褒め、椎名は冷静に言った。
てつし「ふ~ん名刺ね~」
とてつしは名刺を表裏にして言った。ふと椎名は突然
椎名「まって、てっちゃん」
てつし「どうした椎名」
改めて名刺を見て、目を見張る椎名。
椎名「これは、何か力を感じる」
てつしリョーチン「力?」
椎名「たぶんこれは護符だ、名刺の形をした護符なんだ」
と椎名は推理した。そして、オヤジに問いただした。
てつし「おいオヤジ、この名刺オヤジが作ったのか?」
オヤジ「いーや違う、それを作ったのはその会社の関係者だ」
リョーチン「ねえこの会社ってまだあるのかな?」
椎名「さあ?あるならこの住所のままなのかもな」
名刺にはこう書かれていた。
<魔法使い派遣会社・アストラル―あなたのご要望にあった魔法使い、お貸しします>
1ー1章②
ここは地方都市の布留部市。その町にあるビルとビルに挟まれたところに古びた洋館がある。ここは魔法使い派遣会社アストラルがある。その洋館では、今日もさわがしい声が上がっている
いつき「無理無理無理、これ以上おぼえられない!!」
穂波「まだまだ、後グリモアのノルマは10冊もあるんやで~」
黒羽「がんばっていつきくん」
みかん「おにいちゃん社長がんばれー」
伊庭いつきはアストラル社長ではあるが魔法使いとしても社長としてもまだまだ素人のため、今日も勉強中。
猫屋敷「よーしよーしみんな今日も毛並みがさいこ―ですね」
青龍、白虎、朱雀、玄武「……にあ」「にゃあ」「うにゃ」「にい~あ」
と猫たちと戯れる、猫屋敷蓮。
オルト「ふん」
そんないつものやりとりをしていると扉を叩く音がした。
牧原「すみませんこちらがアストラルでよろしいでしょうか」
と一人の青年が入ってきた。これがワルガキたちとアストラルの物語が始まる。
今まで、地獄堂とレンタルマギカの作品が少なかったので作ってみました。次の投稿は未定です。